4 / 9
④ -1 日に日に妖艶さを増してゆく歳上同居人に、歳下くんはお手上げなのです
しおりを挟む
学食で昼メシを食べる時、オレはとにかく洸夜に会う前に食べ切ることを心掛けている。
理由は、分かってもらえると思うのだが……。
「西條くぅん。今日こそ合コン! 行こッ♡」
「西條くんが来るの、みんなメッチャ楽しみにしてるんだよ」
「キミが来るって言うと、みんなの参加率がいいのよ~。ね、いつもとはいわないから、三回に一回は来て欲しいな」
と、許可も求めずオレの真ん前の席を三つ並びで占拠している女子たちのことを無視してハムカツ定食を食べるオレのうなじの毛がチリチリと逆立った。
——学食のテーブルをつなげて、まるで舞台みたいにしつらえたその上。みんなが唖然と見上げて来るのを、洸夜が薄笑いを浮かべながら快感にうるむ瞳を向けている。
洸夜は白い裸体を惜しげもなくみんなの前に晒していた。
背徳的でエロくて、そして誰より美しく輝いているオレの大好きなひと。
「洸夜、見られて興奮してるんだ……じゃ、もっとイケナイことしてやるよ」
オレが洸夜の胸をこねくりちぎれそうなくらいにピンと立つふたつの乳首を指の腹で押しつぶすと、洸夜は気持ち良さそうに喉をのけぞらせる。
「や、やだァ……、みんな、見てる……見られてるからぁ……ンッ」
ピン、と弾くと洸夜の全身に震えが走った。
「見せつけてやるのさ。洸夜が誰のものか……みんながちゃんと理解できるように、な、洸夜もそれがいいだろ?」
「それは……、そうだけど……こんなの恥ずかしいよ」
「なら、気持ちイイのも、ここでやめておこうか? 講義が終わるまで後何時間? 我慢できる?」
意地の悪いオレの口調に洸夜がすすり泣き始める。
「……どうする?」
「……めないで」
「ン?」
「止めちゃ、ダメぇ……」
オレは、恥ずかしそうに身をくねらせた洸夜の膝裏を抱え上げる。そして、彼のすべすべな形のイイ尻を持ち上げると、クンッと勢いをつけてオレの股間の上に引き落とした。オレの分身は天を突くようにそそり立っていたから、真下から貫かれた洸夜はたまらない。挿入の刺激に声も出せずに人前でイキまくる洸夜の股間はベタベタと吐き出した精液で濡れそぼっている。まるで間違えてカ○ピスをこぼしたみたいにぐちゃぐちゃだ……。
カ○ピス?
ん?
我に返ったオレの隣、食べている食事がのるトレイの横にLサイズの紙コップがトンと置かれた。
中身は……白い。
多分、それはさっき不埒な幻で視たのと同じ、乳酸菌飲料。
そして、その紙コップに巻き付く形の良い指……。
つい、凝視してしまった。
「冬木は早食いだね。もっとちゃんと噛まなきゃ」
と鼓膜をゆする声がもぅ、甘い。
ハムカツ定食を丁度食べ終わったところでよかった。
途中だったら絶対メシ、噴いてたから。
洸夜の妄想は、最近また一段高くギアチェンジされていて、俺にはますます刺激が強すぎるんだ。
……そんなとこも好きだけど。
理由は、分かってもらえると思うのだが……。
「西條くぅん。今日こそ合コン! 行こッ♡」
「西條くんが来るの、みんなメッチャ楽しみにしてるんだよ」
「キミが来るって言うと、みんなの参加率がいいのよ~。ね、いつもとはいわないから、三回に一回は来て欲しいな」
と、許可も求めずオレの真ん前の席を三つ並びで占拠している女子たちのことを無視してハムカツ定食を食べるオレのうなじの毛がチリチリと逆立った。
——学食のテーブルをつなげて、まるで舞台みたいにしつらえたその上。みんなが唖然と見上げて来るのを、洸夜が薄笑いを浮かべながら快感にうるむ瞳を向けている。
洸夜は白い裸体を惜しげもなくみんなの前に晒していた。
背徳的でエロくて、そして誰より美しく輝いているオレの大好きなひと。
「洸夜、見られて興奮してるんだ……じゃ、もっとイケナイことしてやるよ」
オレが洸夜の胸をこねくりちぎれそうなくらいにピンと立つふたつの乳首を指の腹で押しつぶすと、洸夜は気持ち良さそうに喉をのけぞらせる。
「や、やだァ……、みんな、見てる……見られてるからぁ……ンッ」
ピン、と弾くと洸夜の全身に震えが走った。
「見せつけてやるのさ。洸夜が誰のものか……みんながちゃんと理解できるように、な、洸夜もそれがいいだろ?」
「それは……、そうだけど……こんなの恥ずかしいよ」
「なら、気持ちイイのも、ここでやめておこうか? 講義が終わるまで後何時間? 我慢できる?」
意地の悪いオレの口調に洸夜がすすり泣き始める。
「……どうする?」
「……めないで」
「ン?」
「止めちゃ、ダメぇ……」
オレは、恥ずかしそうに身をくねらせた洸夜の膝裏を抱え上げる。そして、彼のすべすべな形のイイ尻を持ち上げると、クンッと勢いをつけてオレの股間の上に引き落とした。オレの分身は天を突くようにそそり立っていたから、真下から貫かれた洸夜はたまらない。挿入の刺激に声も出せずに人前でイキまくる洸夜の股間はベタベタと吐き出した精液で濡れそぼっている。まるで間違えてカ○ピスをこぼしたみたいにぐちゃぐちゃだ……。
カ○ピス?
ん?
我に返ったオレの隣、食べている食事がのるトレイの横にLサイズの紙コップがトンと置かれた。
中身は……白い。
多分、それはさっき不埒な幻で視たのと同じ、乳酸菌飲料。
そして、その紙コップに巻き付く形の良い指……。
つい、凝視してしまった。
「冬木は早食いだね。もっとちゃんと噛まなきゃ」
と鼓膜をゆする声がもぅ、甘い。
ハムカツ定食を丁度食べ終わったところでよかった。
途中だったら絶対メシ、噴いてたから。
洸夜の妄想は、最近また一段高くギアチェンジされていて、俺にはますます刺激が強すぎるんだ。
……そんなとこも好きだけど。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
【R18】気持ちいいのがバレるまで
葉住 純/Hasumi Jun
BL
【注意】
◆R18作品です。18歳未満の方はお控えください。
◆BLです。本当にお気をつけください。
◆4話まで予定しています。
【あらすじ】
ちょっとしたことでも大袈裟なくらいくすぐったがる拓海を見て、奏のイタズラ心に火が点き⋯⋯。
王道です。
【要素】
◆くすぐり
◆寸止め
◆亀頭責め(ちょっと)
【本文抜粋】
(こんな感じで書いてあります)
奏は俺の肩に顔を近づけ、耳元で言う。そしてそのまま俺の首に唇を這わせた。いつの間にか奏の両手は俺の腰に巻きつき、ぎゅっと抱きしめられている。
「ちょっ、まじでくすぐったいんだって」
俺は首を動かし、奏から逃れようとした。しかし奏は
「耳も? 拓海お耳好きだもんね?」
と言いながら、今度は耳に唇を寄せた。
「んっ⋯⋯だから、やめ⋯⋯」
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
指定時間ピッタリ有能スケベ配達員くんの、本日最後のえっちなお届け物タイム♡ ~オレ、彼のお得意様なんデス♡♡♡
そらも
BL
よくある配達員×お客様の、お荷物届けついでにそのまま玄関でおセックスしまくっちゃうというスケベ話であります♡
タイトルにあるお得意様のフレーズ通り、もう二人にとっては日常のひとコマな出来事です♡
ただし中身は受けくんの台詞オンリー(擬音付き+攻めくんのはぁはぁ声は有り)ストーリーとなっておりますので、お読みになる際はどうぞお気を付けくださいませ!
いやはや一度受けくんの台詞だけで進むお話書きたかったのよね笑 いつか別シチュになるとは思いますが、今度は攻めくんの台詞オンリーのスケベ話も書いてみたいものでありますぞよ♡
ちなみに今回作中で攻めくんはまだしも受けくんの名前がまったく出ておらんのですが、一応二人はこんなお名前(&年齢とご職業)となっておりますです♪
攻めくん:光本里史(みつもとさとし)二十二歳、ナデシコ運送(なでしこうんそう)通称、シロウサナデシコの配達ドライバー。
受けくん:阿川未緒(あがわみお)二十八歳、普段は普通の会社員。週に2~3回はシロウサナデシコを利用しているいわゆる『お得意様』。
※ R-18エロもので、♡(ハート)喘ぎ満載です。
※ 素敵な表紙は、pixiv小説用フリー素材にて、『やまなし』様からお借りしました。ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる