274 / 318
一年生・冬の章
何度も繰り返し★
しおりを挟む「んっぅ、む、んん」
寝室では、一生懸命にリヒトの肉棒を咥え音を立てて吸い上げるフィンの姿があった。
その顔には何度か顔射されたような痕跡があり、口端からは唾液と我慢汁と精液が混ざったようなものがたらたらと流れている。
「上手だねフィン……何回でも出せる。顔に三回もかけたから、次は喉の奥に出そうかな」
リヒトはそう言ってフィンの頭を掴むと、喉奥まで肉棒を突っ込んで大量の精液を注ぎ込んだ。
「んっ!?んんっん“ん、んん」
咳き込んでも逃げ場のない状態。フィンはごくごくとそれを飲み込むと、リヒトはようやくフィンの咥内から肉棒を引き抜いた。
肉棒から糸を引く唾液と精液が、フィンの唇と繋がって厭らしい光景になりリヒトは満足そうに笑みを浮かべる。
「可愛いフィン……顔も口の中も俺の精液でどろどろ。そんなに汚れちゃって可哀想だけど、今度は中ももっと汚しちゃおうか」
リヒトはそう言ってゾクッと震え興奮を示すと、フィンは瞳を潤ませながら俯き顔を真っ赤にしながら小さく頷く。
「いい子だね」
リヒトは優しい声色で褒めると、フィンの両肩を掴んでそのまま押し倒す。まだ少し濡れた髪がフィンの額に張り付いていたのをそっと優しく指で払った。
次に足を広げさせると、膝裏を持って相手の膝がベッドに付くように腰を浮かせる。フィンからも自身の後孔が見えるくらいに上げられた腰。リヒトはそのまま自身の肉棒を後孔にピトッとあてがった。
「フィンの奥、忘れた俺の形をもう一度覚えさせようね」
リヒトはそう言ってゆっくり挿入し始めると、フィンはシーツを握りしめながら歯を食いしばって涙を溢れさせる。
「おくっ、失神しちゃうよお……」
フィンは切なげにそう嘆いて、徐々に圧迫される下腹部の感覚に身悶えた。そんな仕草でさえリヒトの欲情を煽り、リヒトの腰は容赦なくフィンへと向かっていく。
「はははっ。失神してまたお漏らしする?俺はいいよ、むしろ見たいな」
「や、やだあっ……」
「そんなこと言われても、俺だってフィンの奥に入りたい」
リヒトはそう言って結腸手前まではゆっくり味わうように挿入していき、結腸の入口で亀頭をグイグイと何度も押し当て始めると、フィンは泣きながら切なげな声を上げた。
「はあーっ、はあーっ、はいらなっ……」
「本当に?」
ぐりっとこじ開けるように亀頭を押し付けるリヒト。
「ほら、ここ。入口。まだ全然開かないけど、緩んではきてるかな……」
「あ……っ!」
「トントンしてもぐりぐりしても、入れてくれないね」
執拗に捩じ込もうとするリヒトだが、反射的に押し出そうとするフィン。フィンは苦しそうに呼吸をして涙を流す。
「ふぇっ……うぐ、ゆるしてぇっ」
懇願するフィンの対し、リヒトは宥めるようにキスをしてから口を開く。
「苦しいね、フィン。それじゃあ、大きく吸ってからゆっくり息吐いてみて」
フィンは言われた通り一度大きく息を吸ってから、ゆっくりと吐いていく。そうして結腸の手前が緩んだ瞬間を見計らったリヒトは、その隙間を逃さまいと思いっきり根元まで挿入し結腸に鬼頭を捩じ込んでいった。
「っ!?!?」
フィンは突然の事に驚き目を見開くも、すぐに状況を理解する。結腸を責められた衝撃で反射的に射精してしまったフィンは、しばらくぶるぶる震えながら失神しそうな表情を浮かべた。
「ぁー……やっと挿いった。ちょっと狭いけど、ピッタリハマってるよフィン。動かすね」
「ぁっぐっう、ぅっ、やあっ、ああっ」
「ハァッ……すごい、すぐ出そう」
リヒトは何度も結腸に出たり入ったりを繰り返すと、フィンはその間に射精し余韻に浸る余裕もなく、次に襲いくる快感で声を上げた。
「あっあっあっ~っ、あッ、ああ♡いっぱい出ちゃってる、も、しんじゃうよおぉっ」
「死なないよ、大丈夫」
「ぁうっ、ううっ……んんーっ、ん……」
体が処理しきれない強い快感が何度も押し寄せ、フィンはとうとう虚ろな瞳になって失神し意識を途切れさせた。
しかし、その度リヒトはフィンの乳首を強く摘んでつまだり頬を軽く叩いたりして引き戻す。
「ほらフィン、俺にもっとご褒美ちょうだい」
「ごほうび……?」
「そ。俺にご褒美くれるんだろう?俺はコレがいい。フィンのことずっと犯させて」
「ぼくが、っ……ごほうび?」
これがリヒトへのご褒美になるのか、とフィンはぼーっとした脳内で考え次第に嬉しそうに笑みを浮かべる。もはや快感で訳が分からなくなっているフィンだが、リヒトが好きで仕方がないといった様子できゅうっと後孔を締め付けて反応を示した。
「ぅぅ……りひとに、ごほうびしゅるっ……」
フィンの言葉にリヒトはうっとりした瞳でフィンをお見下ろし、首筋をぺろーっと舐め上げてから小さく笑みを浮かべる。
「愛してるよフィン、奥まで全部俺に頂戴」
リヒトは腰を深く沈めそのままギリギリまでゆっくり引き抜いた後、少し緩んだ結腸を一気に貫いた。何度も繰り返しその動作を続けていくリヒト。
フィンはぽろぽろ大粒の涙を流しながら、突かれる度に足先をピンっと立てて声が枯れるほど喘ぎ声を出す。
肌同士がぶつかる音。リヒトの興奮混じりの荒い呼吸と、フィンの乱れた小さな呼吸。フィンの掠れた甘い喘ぎ声は、リヒトの脳を沸騰させていくには十分だった。
「ハァッ……フーッ……中、出すよフィン。奥のお部屋にたっぷり出すから、全部受け入れて。全部俺のものにさせて。形をまた覚えて、今度は忘れないで」
リヒトはフィンの両手首を押さえつけて腰を振ると、限界を迎え根元まで挿入し結腸に大量の精液を吐き出す。
「ッッ~!!ぁあっ、ああーっ……!!」
フィンは中で広がる温かい精液を感じながら射精する。
後孔が圧迫され、前立腺を絶え間なく刺激され、結腸を何度も繰り返し責められていたフィン。全身が熱を持って仕方がないのか、冷ますために無意識で大きく呼吸をしていた。
リヒトは挿入したまま抜く事なくフィンに覆い被さるような体勢で見下ろすと、そのまま獣のようなキスをしてその呼吸を妨げる。
「愛してるよフィン……」
リヒトが唇を離す度に息を吸うフィン。リヒトはそれを確認して再びキスをする。
「んんっ」
まるで呼吸でさえ自分次第な状況に、リヒトは胸を高鳴らせフィンの頭を撫でながら激しいキスをし、時折落ち着いて呼吸をさせるために唇を離した。
「全部俺のものだ……。ねぇ、フィン。誓ってくれ、永遠に俺のものだって」
強引で、それでいて切なげで、そして愛おしそうな声色。
フィンはゆっくり目を開け、純粋な瞳でリヒトを見つめながら微笑む。
「ぼくのこと、一生好きでいてくれるなら誓う……」
まだ呼吸の整わないフィンは、それでも口を開いて言葉を紡いだ。愛らしくも少しの悪戯めいた笑みを浮かべるフィンに、リヒトは少し目を細め小さく笑う。
今まで頷くだけだったフィンが、可愛らしい条件を提示してきた。「そんなことでいいのか」とリヒトは囁くと、フィンは「うん」と恥ずかしそうに頷く。
「愛してる。愛してるよ。全部愛してる。この気持ちは一生変わらない」
リヒトの甘ったるい囁きと、それに反して強引で支配的で、それでいて強烈な快感を伴うセックスは夜が明けるまで続くのであった。
146
お気に入りに追加
4,774
あなたにおすすめの小説
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
R指定はないけれど、なんでかゲームの攻略対象者になってしまったのだが(しかもBL)
黒崎由希
BL
目覚めたら、姉にゴリ推しされたBLゲームの世界に転生してた。
しかも人気キャラの王子様って…どういうことっ?
✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻
…ええっと…
もう、アレです。 タイトル通りの内容ですので、ぬるっとご覧いただけましたら幸いです。m(_ _)m
.
普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。
かーにゅ
BL
「君は死にました」
「…はい?」
「死にました。テンプレのトラックばーんで死にました」
「…てんぷれ」
「てことで転生させます」
「どこも『てことで』じゃないと思います。…誰ですか」
BLは軽い…と思います。というかあんまりわかんないので年齢制限のどこまで攻めるか…。
婚約者に会いに行ったらば
龍の御寮さん
BL
王都で暮らす婚約者レオンのもとへと会いに行ったミシェル。
そこで見たのは、レオンをお父さんと呼ぶ子供と仲良さそうに並ぶ女性の姿。
ショックでその場を逃げ出したミシェルは――
何とか弁解しようするレオンとなぜか記憶を失ったミシェル。
そこには何やら事件も絡んできて?
傷つけられたミシェルが幸せになるまでのお話です。
貧乏貴族の末っ子は、取り巻きのひとりをやめようと思う
まと
BL
色々と煩わしい為、そろそろ公爵家跡取りエルの取り巻きをこっそりやめようかなと一人立ちを決心するファヌ。
新たな出逢いやモテ道に期待を胸に膨らませ、ファヌは輝く学園生活をおくれるのか??!!
⚠️趣味で書いておりますので、誤字脱字のご報告や、世界観に対する批判コメントはご遠慮します。そういったコメントにはお返しできませんので宜しくお願いします。
美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました
SEKISUI
BL
ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた
見た目は勝ち組
中身は社畜
斜めな思考の持ち主
なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う
そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される
BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください
わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。
まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!?
悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。
転生貧乏貴族は王子様のお気に入り!実はフリだったってわかったのでもう放してください!
音無野ウサギ
BL
ある日僕は前世を思い出した。下級貴族とはいえ王子様のお気に入りとして毎日楽しく過ごしてたのに。前世の記憶が僕のことを駄目だしする。わがまま駄目貴族だなんて気づきたくなかった。王子様が優しくしてくれてたのも実は裏があったなんて気づきたくなかった。品行方正になるぞって思ったのに!
え?王子様なんでそんなに優しくしてくるんですか?ちょっとパーソナルスペース!!
調子に乗ってた貧乏貴族の主人公が慎ましくても確実な幸せを手に入れようとジタバタするお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる