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一年生・秋の章<それぞれの一週間>
うぉーあいにー⑥★
しおりを挟む「……」
シャオランがチロっと舌を出すと、フォンゼルはその舌を優しく口に含んで吸ったり舐めたりする。
シャオランは腰を抱き締めながらベッドから出ると、壁にシャオランの背中をくっ付け体を支えながらキスをし腰を振った。
「っ!?」
足が宙に浮いたまま挿入を繰り返えされるフォンゼル。自分を支えるのは壁とシャオランの腕のみ。唇が離れると、シャオランは床に落ちるのではないかと震えながらも押し寄せる快感に顔を緩ませた。
「ぁっ、ぅうっ、あっ~っ……こんな、おちちゃっ、おとさんといてな?」
フォンゼルは縋るようにシャオランの首に腕を回ししがみつくと、シャオランは満足そうに笑みを浮かべる。
フォンゼルの体がよっぽど軽いのか、シャオランは相手の細いボディラインを眺めながら腰を打ち付けていく。
「大丈夫、ちゃんと支えてます。軽すぎてびっくりですよ。ダメじゃないですか、ご飯ちゃんと食べないと」
シャオランは左腕をフォンゼルの腰に回し腰を振りつつ、右手で相手の陰茎を上下に扱き始めた。
「ひっ、ぃ“、同時あかんっ、だめぇっ……こんなんすぐ出る、でちゃっ」
「良いですよ。フォンゼルさんの精液もっと見せてください。可愛いこの穴からたくさん出してる姿、見たいです」
シャオランはそう言ってぐりぐりと先端を親指で刺激すると、フォンゼルはぎゅうっと強く後孔を締め付けながら大きく一度震え呆気なく射精した。
シャオランの手にはべっとりとフォンゼルの精液が付着する。
「まだ結構濃いですね……」
シャオランは精液の粘度を確認してから口に含み、厭らしい笑みを浮かべた。
「んぅ~っ……しゃおく、……この体勢、おしっこっ……もれちゃう」
膀胱が刺激されているのか、フォンゼルは尿意を自覚すると「降ろして」と懇願する。
「分かりました」
シャオランはニヤッと口角を上げ、一度シャオランから自身を引き抜いて床に下ろすと、今度は相手を壁側に向かせた。
「な、に……?」
「壁に手をついて」
「えっ……なにするん?」
フォンゼルは顔だけ振り向き躊躇すると、シャオランは無理矢理フォンゼルを壁に追い詰めて手をつかせる。
「セックスに決まってるじゃないですか。さぁ、腰を突き出して」
「も……おしっこしたいゆーてるのに」
後背位でのセックスをすることを察したフォンゼルは、言う通りに立ったままお尻を突き出し、壁に手をつく。
「こうでええの……?」
すっかり蕩けた後孔はくぱくぱと収縮している。その光景にゾクッと興奮を示したシャオランは、バキバキに勃起させた陰茎を再度挿入した。
「ぁっ……!」
体勢が変わると感じ方も変わり、フォンゼルは足を震わせ目を見開きながらシャオランの陰茎を受け入れていく。
「いいですよ、おしっこ」
「へ……?」
狼狽えるフォンゼルはに対し、シャオランは腰を強く掴んでぐんっと前立腺と膀胱側を突き上げる。
「ひっぃ”!?」
フォンゼルは一気に押し寄せる快感と尿意に震え立っていることに精一杯になるも、歯を食いしばり泣きながら耐える。
「したいんですよね?」
フォンゼルの綺麗な背中を見ながら容赦なく腰を打ち付けるシャオラン。時々お尻を強めに叩くと、フォンゼルはビクッビクッと感じている様子で震えた。
「でも、はずかしっ……!おしっこしてるとこ見られるのっ、しゃおくんにみられるのいややぁ」
「こちらからは見えませんから。もうこんなにエッチなことをたくさんしているのに、今更恥ずかしがるんですか?」
シャオランは不規則にお尻を叩きながら腰を打ち付ける。フォンゼルが手の力が抜けそうになっているのを察すると、シャオランはすかさずフォンゼルの腕を掴んだまま基盤責めの体勢で腰を動かした。
「ほら、遠慮しないでください」
「うぅっ、うっ、やあっ、やめっ、おねがっ……ぁ、いやぁっ」
フォンゼルは逃げるように前へ動こうと足を動かすも、シャオランにすぐ引き寄せられ、罰のように思い切り奥を突かれる。
「あああぁっ!」
フォンゼルはその衝撃でぷしゃあっと音を立てながら尿を漏らす。シャオランはその間も腰を打ち付けることをやめず、フォンゼルは堪らなくなり次は精液をピューっと垂らしてガクガク足を震わせた。
フォンゼルは快感と羞恥でぽろぽろと涙を零し、悔しそうにシャオランを睨む。
「逃げようとするからですよ。まぁ、逃げる貴方を犯すのも最高に気持ちが良いです。次はその悔しそうな顔を見てセックスしましょうか」
シャオランは目の奥を光らせ、ぐったりとしたフォンゼルを抱き上げると乱暴にベッドに押し倒した。
「うぅっ……ボクおなかいっぱい、ちんちんもうはいらへんんっ……」
何度も絶頂したフォンゼルはぐったりした様子で泣き言のようにそう言うが、シャオランは容赦なくフォンゼルの太ももを掴みながら正常位で挿入する。
フォンゼルはビクンっと仰け反り、強く反応を示した。
「挿いるじゃないですか。嘘つき」
シャオランは笑いながら腰を振りさらに続けた。
「貴方から誘ったのに、もうギブアップですか?」
腰の動きを早め突き上げると、フォンゼルは涙声で喘ぎ首を横に振った。
「うぅっ、ギブちゃう、でももうイけへんっ」
「そうなんですか?」
シャオランは熱っぽい息を吐いてフォンゼルを見下ろすと、深いところまでグーッと挿入してしつこく奥を突き上げ始める。
「ッッッ~!!??」
フォンゼルはブワッと涙を浮かべ声にならない声をあげた。
「もう一回“空イキ”しきましょうか」
「っ!それ、いやっ……!頭おかしなるっ、いややぁっ、ちんちんびくってしてずっとビクビク止まらなくなるねんっ……」
フォンゼルはシーツを掴み腰を引いて逃げようとするが、そんな姿に興奮したシャオランは妖しく笑ってフォンゼルの首を苦しくならない程度に掴み抑えつける。
「ひぅ」
「大人しくしてください……気持ち良くなるだけですから、ね?」
シャオランは優しい声色で諭すようにそう言うと、的確に奥にある空イキしやすいポイントを責め続けた。
「ひっ、いぃ”ッ、ああ!おくだめ、やだっ!ちんちん奥にぶつけないでッ!ひゃ“あ”ああ“」
シャオランはキュッと優しくフォンゼルの首を掴むと、フォンゼルは後孔をキツく締め付け反応を示す。
その締め付けに堪らなくなったシャオランは、眉間に皺を寄せ限界が近い表情を浮かべた。
「ハァっ、ハァ……出るッ……フォンゼルさんのエッチな体に出しますからね……ッ」
「あッ!あああッああ”ー!」
フォンゼルが叫びながらぶるっと強く震え精液を出すことなく絶頂を迎えると、同時にシャオランが大量の精液をフォンゼルの奥深くに吐き出していく。
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