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一年生・秋の章<それぞれの一週間>

天然王子と性教育⑪★

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「んっんっ、んっぅんっ……んんっんむぅん」


 ライトニングの喘ぎ声は、リーヴェスのキスによって緩やかに打ち消されていく。
 リーヴェスは根元まで挿入する機会を伺い、苦しさを紛らわせつつ前立腺を責め徐々に奥を押し拡げていった。キスをすることで意識を逸らしつつ、腰をグッと少しずつ押し込んでいくとライトニングは失神しそうな表情を浮かべる。


「王子、これ以上は苦しいですか?」


 リーヴェスは唇を離し様子を伺いつつ、突き当たりの狭く閉じた空間をこじ開けるように亀頭でトントンと刺激を送った。


「ぁ、ぐぅっあ、ああ“あ、う……!ぁーっ、ああ」


 苦しさや快感とはまた違う、言葉に言い表し難い感覚がライトニングを襲う。目がチカチカし、体が一気に熱くなって意識が飛びそうになっていた。


「……完全に飛びそうですね。今日はこれ以上奥には挿れませんから、安心し」

「だめ」


 ライトニングはぷるぷると震えながら、リーヴェスの言葉を遮るようにして提案を拒否する。


「だめだ、そんなの……」

「お、王子」


 リーヴェスはライトニングを心配し戸惑の表情を見せた。


「ちゃんと、ぜんぶいれろ……っ」


 変な場面で負けず嫌いを発動したライトニングは、小刻みに震えつつ下唇を噛みながらリーヴェスを見上げる。リーヴェスの陰茎がまだ全て入ってないことが相当悔しいのか、ぎゅうっとキツく後孔を締め付けて腰を引かせないようにした。


「(締め付けてくるっ……駄目だ、冷静を保て)」


 リーヴェスはその締め付けに一瞬反応を示すも、ふーっと息を吐いて耐える。


「しかし王子、これ以上は失神してしまうかもですよ?初めてだと負担が……!」


 リーヴェスは諭すようにライトニングを説得するが、相手はいやいやと子供のように首を振る。


「わたしは王子だっ……!このぐらいなんてことはないっ……」

「王子……、焦らなくてもいいんですよ?」

「焦ってなどいないっ……ただ、はやくおまえをすべて、私がすべて受け入れいたいだけだ」


 リーヴェスは涙ぐみ必死に自分を受け入れようとするライトニングを見ると、少し悩んだ後相手に覆いかぶさるような体勢になった。


「分かりました。でも、失神したらやめますからね……辛かったら言ってくださいね」


 リーヴェスはそう言ってライトニングの頬にキスをすると、押さえつけるように恋人繋ぎをして再びゆっくりと腰を動かし始める。


「ぁ、ぅぅっ」


 リーヴェスはうねるような温かいライトニングの中を自身の陰茎でこじ開けていきそのまま奥に到達すると、さらにその先へと捩じ込むべく腰をグッと押した。


「ぁぐっ」


 ライトニングは一瞬目を見開くも、意識は保っている。それを確認したリーヴェスは、ゆるゆるとその箇所を刺激しもう一段階腰を押し進めた。
 ズプッと鈍い水音が響くと同時に、ライトニングが「ひゃあぁ“」と悲鳴にも似た声を発して虚な目になる。


「……(王子が私のモノで堕ちかけている。こんな王子の姿が見られて、私は相当興奮しているな……)」


 だらしなく唾液を零し泣きながら喘ぐライトニングの姿。普段の上品な仕草や出立ちからは想像できない淫靡な姿を見せつけられたリーヴェスは、脳が沸騰するぐらいに興奮を示す。
 リーヴェスは「もう少し……」と呟き荒々しく呼吸をすると、今度は一気に根元まで挿入した。


「ひぎっ!?ぁーっ……ああ”あぁ」


 ライトニングは狭い奥の空間が拡がったことでその衝撃に失神しかけ、制御できずにぷしゃあっと尿を垂れ流してガクガクと震え始める。


「ふ、ぐぅぅ、うううっ……うう」


 朦朧とする意識の中でも多少羞恥心があるのか、ぎゅうっと下唇を噛んでリーヴェスを見つめるライトニング。
 真っ赤な顔と、大粒の涙が浮かぶ必死な表情に、リーヴェスはドキッと胸を高鳴らせた。


「そんなに悔しそうにして。だから忠告したのに」


 リーヴェスは腰を動かすのを一旦やめ、尿と我慢汁まみれのライトニングの陰茎を握りながら腰を動かす。
 ライトニングは目を見開き「ひぃっ」と声を上げながらリーヴェスを睨んだ。


「やめっ、うごかないで、まだだめだ」


 根元までズッポリと埋め込まれたリーヴェスの質量のある陰茎がずるずると引き抜かれていくと、次に来る衝撃か予想できたのか、ライトニングは一気に怖気付いてぷるぷると震えながら腰を引く。


「どうして逃げるんですか?辛いですか?」

「っ」


 「逃げる」という単語に反応するライトニングは、悔しそうに泣きながら口を開く。


「ぐすっ……うう、にげるわけない、少し待てといっただけだ、っ……だいたいこんなの、大したことないっ」

「そうですか」


 リーヴェスは強がるライトニングを見るとなんとなく虐めたくなったのか、ニコリと笑い勢いよく奥まで腰を打ち付ける。


「ひあ“あ“ッ!!」


 ライトニングは大きく仰け反り叫ぶと、またもやガクガクと震えた。しかしかろうじて意識を飛ばすことなく、下唇を噛んでグッと耐えリーヴェスを涙目で睨む。


「強がらず、お辛いなら言ってください。そうしたらやめますから(意地っ張りな方だ……こんな調子で最後までできる訳がないのに、強がって……)」


 リーヴェスは素直に降参しないライトニングに対し、諦めさせるためにチャンスを与えるが、ライトニングは決して首を縦に振らずぎゅうっとリーヴェスの陰茎を締め付ける。




 
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