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一年生・秋の章<それぞれの一週間>

酔いどれ天使が堕ちる夜⑦★

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「ぁっ……はっ、はいってきちゃう……だめなのに、おちんちんはいっちゃったら、りひとにおこられちゃう、らめっ、らめだよお……ぬいてっ、ぬいてくださいっ、だめなのっ……」


 フィンは混乱した様子で力無く懇願し続けるが、リヒトはお構いなしに腰を押し進め後孔をこじ開けていく。
 フィンは舌を出して少し仰反るも、体に力が入らずぐったりとした様子で快楽に身悶えた。


「(完全に酔ってるな……俺のことを知らない奴だと完全に思い込んでる。これはこれで都合がいいか)」


 泥酔状態のフィンに対し、リヒトはその状況を利用してフィンのブラウスの青色のリボンを引き抜き、それを使ってフィンの目を覆って後頭部で結ぶ。これでフィンの視界は遮られ、リヒトのことをより他人だと錯覚する状況になった。
 それからのリヒトは、フィンの後孔に寝バックの体勢でどんどんと腰を沈めていく。


「ぁっ、あっ……や、やーっ、いやぁっ」


 視界を奪われ手の自由がないフィンは、質量のある巨根がずっぷりと自身を貫かれていくことに抗うことが出来ず、襲い掛かる刺激とこじ開けられた内部の圧迫感にぶるっと震えながら悶える。
 リヒトはフィンに覆いかぶさるような体勢になると、容赦なく腰を引いては打ち付けて首を強めに噛んだ。前立腺を押し潰すような強い快楽と、首を噛まれたことによる支配された感覚。どちらもリヒトから受けたことがある見覚えのある快感たが、泥酔しているフィンは今自分が知らない者に強姦されていると錯覚しているため、ぽろぽろと涙を流しながら息を荒げた。


「きゃっ、ぁっ、だ、めっ……おねがいっ……」

「ダメというわりには、随分と体は喜んでるよ」


 リヒトはフィンの腰を持ち上げバックの体勢で腰を打ち付けながら、フィンの勃起した陰茎を扱き手に纏わりつくぬるりとした感触を感じながら口角をあげる。


「ぁっ、あうっ、ちがうっ……ちがうの、りひとじゃなきゃきもちよくないっ……あっ、あっ」

「こんなに勃起にしてるのに?」


 リヒトは前立腺を刺激すると同時に、フィンの陰茎先端をぐりぐりと刺激し射精を促した。フィンは縛られ自由のない手をぴくぴくと動かし、唾液を垂らしながら抗えぬ快感を一身に受けて喘ぐ。


「ゃ、らめ、やっ……あぅぅ!」


 フィンは堪らず射精をしドロッとした白濁を床とリヒトの手に放つと、全身を震わせながらもぐったりした様子で「はーっ、はーっ」と呼吸を繰り返した。


「射精しちゃったねフィン。そんなに良かった?恋人以外とのセックスは」


 リヒトは意地悪な笑みを浮かべぐったりするフィンにそう問いかけると、フィンは泣きながら首を小さく左右に振った。


「ちがう、ちがうの……ぼくは、りひとじゃないと、らめなの……」


 どんなに泥酔してもリヒトが頭から離れない様子のフィンに、リヒトはご機嫌な様子で笑みを浮かべフィンの腰を掴んで一気に根元まで挿入する。


「そうか。じゃあ中に出していいよね?」


 リヒトがそう問いかけると、フィンは腰を引いて僅かに抵抗を示した。


「や、ぃやっ……なかっ、なかはらめ、りひとしかだめなの」

「なんで?」


 リヒトは激しく腰を動かしながら問いかけると、フィンは涙と唾液でぐしょぐしょになりながらも喘ぎ声と一緒に言葉をを振り絞る。


「りひとしか、だしちゃだめっ……りひとだけしかだめなの、おなかいっぱいにしていいのは、りひとだけなのっ……」


 フィンが甘ったるい声で必死にそう訴えると、リヒトはまたしても満足そうに笑みを浮かべて腰を動かすスピードを早める。


「なら中に出すね。たくさん」

「!?や、いやっ、おねがいゆるして、だしちゃらめっ、あっぁっぁっぁ、うあっ」

「あー出るっ……奥に出すよ」


 リヒトはフィンの腰を強く掴んで自身に引き寄せると、最奥に思い切り射精をする。
 自身の中で脈打ち射精される感覚を感じたフィンは、「だめなのに……」と言いながらも軽く絶頂した様子でぱたぱたと精液を垂らしてしまった。


「あ……ごめんなひゃ、あ、中出しされてイっちゃってるの、おこられちゃう、きらわれちゃう、りひとにみられたら、どうしよう……きらわれちゃうよぉ」

「大丈夫。から」


 リヒトは挿入したままフィンの耳元でそう言い聞かせると、フィンは涙声で「ほんとう……?」と小さく確認する。



「言うこと聞いてくれたら、絶対に言わないよ」

「きく、なんでも、きく」


 フィンがリヒトに嫌われたくないと必死になる姿を見たリヒトは、徐々にフィンへの悪戯がエスカレートしていった。




----------------------------------------------



 場所が移り変わり、ベッドの上で全裸にされたフィン。
 手首を結んだベルトは解かれていたが、目隠しはされたままだった。
 フィンはベッド上でぺたん座りをしながら、まだ整わぬ呼吸で、次は何をされるのかとびくびく震えている様子。


「一人でシてみて」


 フィンの目の前に座ったリヒトは、またもや意地の悪い笑みを浮かべながらそう指示をすると、フィンは顔を赤くして俯く。


「え、で、も……」

「出来なかったらリヒトに言っちゃおうかな」

「っ……!」


 フィンはぷるぷると顔を横に振る。


「じゃあ出来るよね?」

「はい……」


 フィンはおそるおそる自身の陰茎に左手を伸ばすと、恥じらいながらもゆっくりと上下に扱き始める。
 自慰をしている姿を見られる羞恥に耐えながらも、先程自分が出した精液が滑りを良くしてくちゅくちゅと水音が響き渡った。


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