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一年生・春の章
毒りんご?にご注意⑤★
しおりを挟む「っ……はぁ、はぁ……フィン、フィンッ……」
リヒトは必死さと愛おしさが混ざった声色で名前を呼び、汗で濡れた寝間着を乱雑に脱ぐと、それを床に投げ捨て今度は下着ごとズボンを脱ぐ。
下着にはべっとりと先走りの汁が付着しており、リヒトの陰茎は今までに見たことがないくらいに充血してパンパンに腫れ上がっていた。
リビドリアの催淫効果が働き、過剰に性欲が促されているからか、早く精液を出したそうに脈打つ陰茎。それを目の当たりにしたフィンは、それが自分の中に入るのかと想像しゾクッと身体を震わせた。
「……怖い?」
フィンは切なげに問いかけるリヒトに対し、首を横に振ってぎゅっと目を瞑る。
「(怖いくせに……)」
リヒトは目を細め、自身の溢れる先走り汁を指で掬いフィンの口に無理矢理捩じ込んで舐めさせた。
「ぅむっ!?ぁ……ふっ、んんむ」
三本の長い指がフィンの狭い咥内で暴れ、舌を摘まれたり歯列をなぞられる。フィンは次第に蕩けた表情になり、無意識にリヒトの指を吸って甘噛みをした。
「……子猫みたい、可愛い」
フィンの口から指を引き抜いたリヒトは、盲愛の視線でフィンを見下ろし微かに笑う。
「(きれいなかお……)」
フィンはリヒトの欲望を感じさせる目線を受けながら、ぼーっとした表情でそんなことを考えた。
「何考えてるの」
リヒトは汗をぼたぼたと垂らし、フーッ、フーッ、と辛そうに呼吸をしながらもフィンに問いかける。
「っ……りひとのことだよ」
フィンは目を逸らしながら、自らショートパンツ型の寝間着と下着をぎこちなく脱いで目を潤ませた。
「(白い……雪のようだな)」
リヒトはゴクっと唾を飲み、舐め回すようにフィンの白く透明感のある全身を見つめ「綺麗だ」と愛おしそうにフィンに囁いた。
「……リヒトの方がきれいなのに」
リヒトの頬に手を伸ばすフィン。息を上げるリヒトを心配そうに見つめ頬を撫でると、リヒトは少し気持ちよさそうに表情を緩ませる。
それでも、呼吸は荒く、相変わらず肩で呼吸を続けていたため、フィンは申し訳なさそうな顔で口を開いた。
「リヒト、僕だいじょうぶだよ、我慢しないで」
「……フィン」
リヒトは、頭の中で縛り付けていた欲望の塊が弾け飛ぶ感覚に陥る。
気付けばフィンの唇を乱暴に奪い、舌を捻じ込んで激しくキスをしていた。
「んっ!んん……んむ、ぁっ……はっ」
二人だけの空間に、水音とフィンの消え入りそうな甘い声だけが響き渡る。
リヒトは、先程フィンの咥内に入れていた右手の指をフィンの後孔に這わせると、ずぶずぶと二本の指で押し広げていった。
「きゃぁっ……」
フィンは小さく悲鳴をあげ、突然の後孔への愛撫に身悶える。
リヒトは、すぐにでも挿入したい欲をキスで抑え込み、フィンの体にピッタリと密着しながら顔の至る所に唇を落としていった。
「っっ~!!」
フィンは目を見開きだらしなく口を開け、声にならない声をあげる。
リヒトは、指を次第に早く動かしながら、今度はフィンの耳穴に舌を入れてねっとりと舐め始めた。
「んっ……ぁっ!?ゃ、ひゃめ、ゃぁぁ、ぁぁ、ぞくぞくしゅる……ゃぁあ、ゃらぁ、みみ、みみやらぁっ……」
フィンは即座に反応を示し、呂律が上手く回らないまま喘ぐ。
「ぁっ……ひゃあ、みみと、おしり、いっしょにっ変になっひゃう、へん、になううぅっ!」
後孔を指で掻き回されながら、耳の中を舌で犯され、背筋に電流が流れるような痺れを感じたフィン。反射的に顔を逸らそうとするが、リヒトは左手でフィンの頭を押さえているため全く動けない。
耳の中を犯され続け、ぬるぬるとした感触と、ぴちゃぴちゃと鳴る水音が脳内を支配する。同時に後孔に指を押し込まれ、フィンはどうしようもない快感でガクガクと身体を震わせた。
「あっ、あぁっうぅ、んんんっ、ううぁあ……っひぃ」
リヒトは耳から口を離し、既にぐったりとしているフィンを見下ろす。
支配欲を刺激され、容赦なく指をもう一本増やし、ぐちゅぐちゅと三本の指で中を責め立てた。
「ぁっ、あああっ」
フィンは呼吸を荒げながら、リヒトの指を無意識に締め付けて悶える。
「うぅぅっ!ゃ、ぁっ……んうっ」
リヒトは「もう限界だ」と呟き指を後孔から引き抜くと、揺らぐ瞳でフィンを見下ろし乱暴にフィンの裏太ももを掴んで引き寄せた。
「ぁっ……りひ、」
フィンが名前を呼ぼうとした瞬間、リヒトは自身のそそり立つ肉棒をフィンの後孔にピタッと押し当て、一気に貫く。
「きゃぁっ……ぁぁっ!」
フィンは体の中心が貫かれたような衝撃を受け、切なげに叫び声を上げ、今までにない圧迫感でピクピクと体を痙攣させた。
口端から唾液がぽたぽたと流れ落ち、前立腺が一気に押し上げられたのか、フィンの陰茎からは白濁がとろとろと流れている。
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