上 下
20 / 69

丁寧に愛してあげる⑤★

しおりを挟む


「おしっこも出していいよ、ほらっ、出すとこ見せて」


 リヒトは興奮した笑みを浮かべながら、前立腺と膀胱を押し上げる。フィンは首を小さく振り抵抗をしてリヒトを潤んだ目で見つめ懇願するが、それがさらにリヒトを煽っていくことに気付いていない。


「ぉねがっ……ぉねがいしまっ、す……ゆるひて、ほんとにおしっこ、でちゃう、おねがいぃ!」

「ほら、我慢しないで出して。ぴゅーって。怒らないから」

「ぅぅぅ、やだ、ぁぁっ、きもちいのきちゃう、おしっこも……ゃ、みないで、おねがっ……ああああ!」


 リヒトの言葉を聞いたフィンは、目をぎゅっと瞑り我慢するも、前立腺への刺激に耐えきれずとうとう精液を吐き出しプシャァっと尿を漏らすと、その後はちょろちょろと垂れ流していった。
 その様子にリヒトはゾクゾクと全身を震わせ興奮し、厭らしく笑みを浮かべる。


「ぁ……ぁぁ……」


 フィンは恥ずかしさのあまりぽろぽろと涙を零すも、リヒトは優しく頭を撫でて耳を舐め上げる。


「上手に出せたね。可愛いよ、フィン。愛おしすぎて堪らない。……次は俺の番だ」


 リヒトは再び腰を動かし始め、根元まで一気に挿入するとそのまま激しく何度も自分の欲望をぶつけていく。


「ぅぐっ……あぁぁ、あああっ、ああ、ひぃっ」


 ベッドが激しくギシギシと揺れ、フィンの陰茎からは残っていた精液がぴゅるっと飛び出した。
 激しく腰を打ち付けていくリヒトは、限界が近い事を悟りフィンの目を見つめると覆い被さって囁く。


「中に出すよ。愛してる、愛してるフィン……」

「っぅぅ」


 甘い愛の囁きを聞いたフィンは、蕩けた表情で小さく頷く。
 リヒトはそのまま根元までグッと挿入し、熱い精液をフィンの奥へと大量に放っていった。リヒトは快感で顔を歪めながら、全て出し切るまでそのまま陰茎を押し込み、フィンに覆い被さって首に優しく噛み付く。


「っく、……はぁ、はぁ」


 ハイエルフはエルフよりも出す精液の量が桁違いのため、リヒトが陰茎を引き抜くと、ドプドプと大量の白濁が溢れ出し止まらなかった。
 大きなモノが入っていたため、フィンの後孔は閉じず開いたまま、やがてくぱくぱと小さく収縮をしていく。その間も白濁は溢れ続けた。


「ぅぅ……あついっ、どろどろして、お腹いっぱい」


 フィンはぐったりした様子で、精液や尿で汚れた自分の体を見ると、いかに激しく犯されたのか実感する。虚な瞳で視点が定まらず、リヒトが自分を愛おしそうに見ていることだけは分かった。
 フィンはまた心臓が締め付けられるような気持ちになり、顔を赤らめる。呼吸が荒く、目が重くなりやがてそのまま眠りについた。


「……汚し足りないけど、君が限界そうだから今日はここまで」


 リヒトはそう呟くと、眠るフィンを優しく抱き上げてシャワーへと連れて行った。
しおりを挟む
感想 25

あなたにおすすめの小説

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

総受けルート確定のBLゲーの主人公に転生してしまったんだけど、ここからソロエンドを迎えるにはどうすればいい?

寺一(テライチ)
BL
──妹よ。にいちゃんは、これから五人の男に抱かれるかもしれません。 ユズイはシスコン気味なことを除けばごくふつうの男子高校生。 ある日、熱をだした妹にかわって彼女が予約したゲームを店まで取りにいくことに。 その帰り道、ユズイは階段から足を踏みはずして命を落としてしまう。 そこに現れた女神さまは「あなたはこんなにはやく死ぬはずではなかった、お詫びに好きな条件で転生させてあげます」と言う。 それに「チート転生がしてみたい」と答えるユズイ。 女神さまは喜んで願いを叶えてくれた……ただしBLゲーの世界で。 BLゲーでのチート。それはとにかく攻略対象の好感度がバグレベルで上がっていくということ。 このままではなにもしなくても総受けルートが確定してしまう! 男にモテても仕方ないとユズイはソロエンドを目指すが、チートを望んだ代償は大きくて……!? 溺愛&執着されまくりの学園ラブコメです。

【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺

福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。 目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。 でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい… ……あれ…? …やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ… 前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。 1万2000字前後です。 攻めのキャラがブレるし若干変態です。 無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形) おまけ完結済み

魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました

タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。 クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。 死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。 「ここは天国ではなく魔界です」 天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。 「至上様、私に接吻を」 「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」 何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?

転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい

翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。 それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん? 「え、俺何か、犬になってない?」 豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。 ※どんどん年齢は上がっていきます。 ※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。

社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈

めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。 しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈ 記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。 しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。 異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆! 推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

鬼上司と秘密の同居

なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳 幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ… そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた… いったい?…どうして?…こうなった? 「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」 スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか… 性描写には※を付けております。

処理中です...