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誰にも渡さない②★

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「逃げないでくれ。俺は君を完全に自分のものにしなきゃ気が済まない。諦めて、俺と一つになって」


 少し離れようとしたフィンを、男は容赦なく両足を掴んで引き寄せる。
 そのまま足を開かせぐぐっと前に倒した男は、自分の充血した赤い陰茎をフィンの蕩け解れた後孔に押し当てた。

 大きくそそり立つ男の脈だった陰茎を見たフィンは、真っ赤な顔で息を荒げながら首を横に振る。


「ぁ……そんなのはいらない、こわい、っ……やだやだっ」


 自分のモノより倍もありそうな陰茎が、自分の中に収まる想像がつかないフィン。


「大丈夫。痛くないようにする」


 それを安心させるように、男はフィンに覆い被さり強引にキスをすると、舌を入れて絡ませた。時折舌を吸いつつ、ぬるぬると咥内を犯していく男は、そのまま陰茎を持ちフィンの後孔に先端をねじ込んでいく。



「っ~……ぅ、んんんっ」


 男がキスをやめると、フィンの腰を持ち、小さく動く。ねじ込んだ先端で徐々に慣らしていくと、フィンは声にならない声をあげながら、熱い感触が中に入っていくのを感じ体を震わせた。


「(細い体……)」


 男はフィンの体を眺め、自分よりも明らかに小さい事を確認する。ハイエルフは体が大きいが、フィンはエルフの中でも小さい方だ。
 そんな少年を犯していることに一瞬罪悪感を感じたが、それよりも愛情が先行してどうしようもなかった。



「悪いが、少し我慢してほしいっ……後で何でも言うこと聞いてあげるから」



 男は余裕のない表情を浮かべながらフィンの腰を撫でつつ持ち上げる。

 フィンは熱がまわったようにぐったりとし、ボーッとしながら、男を見た。
 程よく筋肉がある体付きで、容姿端麗な上に綺麗な銀髪。自分とは大違いの存在とこんな事をしているなんて、と思いながら男を見つめた。


「何考えてるのかな」


 男はフィンの視線に気付き、腰を押し進めながら少し息を上げる。


「ひっ……ぁぁ、あ」

「もうちょっと」


 男はフィンの腰をさらに引き寄せ、勃起している陰茎をさらに押し込んでいく。
 まだ形を覚えていないフィンの後孔が拡がっていき、男のモノを締め付けた。


「うぅ、くるしっ、……だめ、はいってきちゃ、ゃあ、おっきいの、きちゃやだっ……」


 中が男の我慢汁でとろとろと柔らかくなっていき、徐々に受け入れるように飲み込んでいくと、男は腰をゆっくり動かす。
 半分入れるだけでもキツく、男は余裕のない表情を浮かべた。



「……まだ半分だ。このまま全部入れるから、我慢してね」


 男はさらに腰を押し進めていくと、フィンは目を見開き泣きながら息を荒げた。
 苦しい中でも奥から込み上げる快感に気付いたフィンは、ビクビクと体を震わせ唾液を垂らしながら肩で呼吸をする。自身の陰茎から我慢汁が垂れ流しになり、フィンのお腹に透明の液がぬるぬると滴っていた。


「っぁ、ぁっ……」


 男はフィンのお腹に垂れた我慢汁を掬うと、自分の口に運び笑みを浮かべる。


「すごい垂れてる……気持ちいい?」

「ゃ……舐めないでくださ」


 フィンはそれをやめさせようと男の腕を掴もうとしたが、逆に押さえつけられてしまい身動きが取れなくなった。


「このまま犯すから……ごめん、手加減出来そうにもない」


 男はそう言うと、勢い良く腰を打ち付け、音を立てながら容赦なく根元まで一気に挿入した。


「!?んぁぁっ…!!」


 下腹部と後孔に感じる熱い質量に、フィンはピクピクと体を震わせ、あまりの衝撃に一瞬目がチカチカする。
 ドクドクと相手の陰茎が中で脈打ち、さらに大きくなっていることに気付いたフィンは、目を潤ませた。









 
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