星流国の狐族〜池に落ちたら、妖怪しかいない異世界にワープした!?〜

みるくくらうん

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溺愛の兆し④★

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 アサヒは甘露蜜でとろっと濡れた指を、ナツメの後孔に挿入することなく擦り続ける。桜色の表面がとろとろと柔らかく解れたが、アサヒは一向に指を挿入することをせず焦らしている様子だった。
 ナツメは熱っぽい息を吐き、もどかしい快感に耐えきれずアサヒを見つめ口を開く。


「アサヒッ……」


 アサヒは切なげに自分の名前を呼ぶナツメの表情を見て察し、少し笑みを浮かべながら目を細める。


「どうした」


 アサヒはぬるぬるとナツメの後孔を擦り続け、時折くぱくぱと左右に開いたり、トントンと優しく叩き反応を伺っている。
 ナツメの後孔は、中へ誘うように柔らかく収縮を繰り返し快感を求めるが、アサヒはそれでもあえて周囲を撫でるだけにして意地の悪い笑みを浮かべた。

 ナツメは甘露蜜の媚薬効果も相まってか、耐えきれなくなり自分で後孔をくぱっと拡げてみせる。


「あさひ、おねがっ……なか、中もこすって、おねがいっ……」


 体が火照り、熱を持った体はアサヒを誘うにし色気を放ち、その懇願する表情はアサヒを煽るのに十分な蕩け具合だった。


「……よく言えたな。挿れてやる」


 アサヒは興奮した表情で指を二本後孔にピタッと当てると、その長く骨張った指をゆっくり挿入していき、愛でるように中を優しく撫でていく。


「ぅ、あっ……んんーっ……ああっ」


 ナツメは待ち侘びた中への刺激に恍惚とした表情を浮かべ少し体を仰け反らせる。中を擦られるたびに駆け巡る甘い刺激で背中が痺れ、反射的に熱を持った涙を流してとろんとした表情のまま喘いだ。


「そんなに気持ちいいか?」

「んっ……きもち、いぃ」

「素直に言えて偉いな……一番イイところ触ってやる」


 アサヒはナツメの前立腺をすぐに探し当てると、そこをトントンと優しく叩いてからぐりぐりと刺激を送りつつ擦っていく。


「ひっ……ぃっ、あ、あぁっ……」


 ナツメはビクンっと大きく反応を示し目を見開くと、だらしなく唾液を垂らしながら甘い声を出して我慢汁を溢れさせた。


「気持ちいいか?ここ、お前が一番好きなところだろ」


 アサヒは強弱をつけながら前立腺に刺激を送り続けると、ナツメは限界が近くなり呼吸が乱れ、挿入された指をぎゅうっと強く締め付け始めたため、アサヒはナツメの鼻に軽くキスをして指を引き抜いた。


「……っふぇ」


 絶頂寸前だったナツメは、またもや寸止めをされて大粒の涙を流し泣き始める。


「イきた、ぃ……イかせてあさひ、オレおかしくなっちゃう……おねがいっ……」


 ナツメは必死に懇願しながらアサヒを見つめ首に抱きつくように腕を回す。その必死に快楽を享受したがる姿に、アサヒは興奮で呼吸を速めてナツメの首を強く吸い印をつけていった。
 

「……イくなら、これでイけ」


 アサヒはそう言って自身の服を脱ぐと、ガチガチにそそり立つ自身の陰茎を持ってそれをナツメに見せ付ける。


「っ、ぁ……(もうあんなにおっきくなってる……オレで興奮してくれてるんだ……)」


 ナツメはゴクっと唾を飲み、アサヒの血管が浮き上がる勃起した陰茎を見て興奮した表情を浮かべる。
 ナツメの体に入るには大きすぎるサイズだが、受け入れることができる体になっているナツメの体はさらに疼いて熱を持った。


「どうして欲しい?」


 アサヒはナツメの後孔に自身の陰茎をピタッとあてがうと、ぐりぐりと擦り付けて入り口部分をゆっくりと拡げていくも、それ以上は挿入せず亀頭で中を堪能する。


「ぁ、っ……ほしい、もっとそれ、中に挿れて……」


 ナツメは切なげに懇願するが、アサヒはまだ挿入することなくナツメを見下ろし怪しげに笑みを浮かべた。


「挿れるだけでいいのか?」

「っ……ぅ」


 ナツメは羞恥の感情がまだ残っているのか、言葉に詰まり目を腕で覆って口を噤む。


「ほら、言わないとこのままだぞ」


 アサヒはゆるゆると腰を動かしてナツメを焦らし続けると、ナツメは少し躊躇しつつも目を細め蕩けた表情のままアサヒを見上げて小さく口を開く。


「アサヒのいじわる……」

「今更だな」


 アサヒは少しだけ腰を押し進め中を圧迫させると、ナツメは甘い吐息を漏らし、ついに我慢できなくなったのか腰が動き出す。


「も、ゃ……もっと奥にほしいっ……アサヒっ、アサヒおねがいっ……」


 アサヒも限界が近かったのか、ナツメの言葉を皮切りに一気に奥まで挿入すると、獣のような表情でナツメを見つめ両手首を押さえ付けながら深く口付けをする。
 ナツメは一気に奥に挿入されたことで背中に電流が走るような快感に溺れ、虚な目でアサヒの口付けを受け入れ小さな舌をアサヒの舌に絡ませながら中を締め付けていく。


「俺が良いって言うまでイくんじゃねーぞ?」


 ナツメの唇を舐めながらそう言い放つアサヒは、返事を待たずに腰を動かし始めた。


「っぁ……!!!」


 ゆっくりと引き抜いたかと思えば、奥を蹂躙するように腰を打ち付けるアサヒ。
 ナツメは手を押さえつけられ、自分よりも大きな体に身も心も支配される感覚にすっかり虜になったのか、完全にアサヒに身を委ねて快楽に体を震わせた。




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