星流国の狐族〜池に落ちたら、妖怪しかいない異世界にワープした!?〜

みるくくらうん

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狐は嫉妬深い④★

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「甘露蜜一本だと、まだ結構意識がはっきりしてんな。……ゆっくり堕としてやる」


 アサヒはナツメの顔を軽く持ってこちらを向かせると、瞳を見て意識を確認する。
 そして意地の悪い笑みを浮かべて一気に根元まで挿入すると、ナツメは予想に反した圧迫感と強い快感が駆け巡ったため、体を退け反らせて声にならない声をあげた。


「っく、ぅっ……!」


 自身の根元をぎゅっと握り、必死に射精しないように正気を保つナツメ。アサヒはゆっくりと腰を引き、質量のあるモノをギリギリまで引き抜くと、そのまま相手を甘やかすように優しく挿入していく。


「ゃぁっ……あああっ、あっ、ああっ……」


 ナツメは、緩やかでそれでいて迫り上がってくるような快楽に目を潤ませ、蕩けた甘い声を漏らしながら必死に呼吸をした。
 次第にナツメの脳内はアサヒに身体中愛されることを望み、根元を握る手の力が緩くなると、やがてそのまま手を離す。
 その様子を見たアサヒは、薄ら笑みを浮かべ中の温かさを味わうように小さく腰を動かした。


「……いいのか?このままじゃお前すぐ射精しちまうぞ。ここ擦ったら堪らねぇだろ」


 アサヒはゆっくりゆっくり腰を振りながら、確実にナツメの気持ちいい箇所を擦る。前立腺をグイッと強く押し上げたかと思えば、ゆっくり柔く刺激し、そのままぬるぬると根元まで挿入して最奥に優しくキスをする様に刺激を送った。


「っぁ、ぁー……ぁああ、あっぁ……ぅぅ~っ、ぅごかないでぇ……(やばい、ゆっくりされんのきもち……)」


 挿入されるだけで前立腺が圧迫され、それに加えて故意に刺激を送られ続けるナツメは、ぽろぽろと涙を流しながら止まらない快感に悶え懇願する。
 言葉とは裏腹に、ナツメの陰茎は我慢汁でどろどろになり今にも射精しそうなほど腫れて脈打っていた。


「甘露蜜一本でも相当だな……お前、元々感度が相当良いのか?」


 ナツメは、アサヒがゆっくりと腰を動かす度に仰け反り、全身ビクビク震わせ我慢汁を大量に流しながら焦点の合わない目でアサヒを見つめる。「はーっ、はーっ」っと体の熱を逃すように激しく息を吐きながら肩で呼吸をし、唾液で濡れた可愛らしい舌を見せて口を開いた。


「……ぅ、ぅえ、ゃめてっ……、そこおすからおれ、へんになるっ……」

「そう言われると余計シたくなるだろ」


 アサヒはナツメの腰を持ちながら前立腺あたりを先端でトントン突くと、ナツメはビクンッと強く仰け反って途方もない甘い痺れに支配されたまま涙を零した。
 

「っぁ、だめ、だめっ……ゃめて」

「やめねーよ。ほら、全部舐めて綺麗にしてやるからもう一回出してみろ」


 アサヒは舌舐めずりをしながら最奥を小刻みにトントンとノックするように押してあげると、ナツメは大きく首を横に振って必死に快楽に耐えながら唾液と涙を零し、限界が近いのか掠れた声を上げる。


「だめっ……イくのやだ、だめっ……」


 ナツメはイヤイヤと首を振りながら快感に悶えるが、アサヒはそれを見下ろし興奮したように熱っぽい息を吐いて腰を振る。


「イけよ、ほら」

「ゃっ……あっあっ、あっ」


 切なげな声を出すナツメの瞳は、抗えない快感の波に飲み込まれたように潤んでいく。アサヒはタンッタンッと規則的に腰を振って責め続け、ナツメは堪えることが出来ず唾液を垂らしながら喘いだ。


「イっ……ゃ、でう、でちゃう……ぁぁっ」


 我慢汁が溢れていた陰茎からはとうとうびゅくっと白濁が飛び出し、ナツメはガクガクと体を震わせながら息を荒げる。
 陰茎からはとろとろと精液が溢れ、ナツメは快感と射精を見られる恥ずかしさで顔を赤くし、アサヒの目を見れずギュッと目を瞑った。


「おい、目ェあけろ……今更恥ずかしがるなよ」


 アサヒはナツメの顔を掴み顔を近付けると、ナツメはうっすらと目を開け夜明けのような瞳を潤ませながらアサヒと目を合わせる。


「っ、だめって言ってるのに……」


 ナツメは快楽に抗えないのをアサヒの所為にして目を細め、拗ねたように視線を逸らして口を噤んだ。


「だめって言う割には、随分と良さそうだったけどな」


 アサヒは低い声でそう囁くと、一度ナツメの中から自身を引き抜き、ナツメのお腹に舌を這わせる。ナツメの滑らかな肌にアサヒの少しざらついた舌が滑ると、ナツメはゾクっと震え声を上げた。


「ぅあ!?ちょ、それだめっ……」


 宣言通り、丁寧に舌を使って体についた精液を舐め取ると、今度はまだピクピクと勃起しているナツメのモノをパクっと口に含んで吸い上げる。


「っっぅ~、なめるの禁止、だめだってばっ……吸うなぁ」


 ナツメは小さく痙攣してアサヒの両耳を掴んで引き剥がすと、アサヒはちゅぽんっと音を立てて口を離し甘い味に舌なめずりをして小さく笑みを浮かべた。


「そんなにイかされるのが嫌なら、上に乗って自分で動いて俺をイかせてみろ」

「なっ……」


 ナツメは躊躇し眉を顰めながらアサヒを睨むと、アサヒは鼻で笑ってさらに続ける。


「自分が先にイっちまいそうで怖いのか?」


 アサヒは挑発するように口角を上げながらそう言い放つと、ナツメはムキになって頬を膨らましアサヒの髪を引っ張った。

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