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第一章 出会い編
昨夜の真相
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目を開けると、そこはいつも見慣れた自分の部屋の天井ではなく、知らない天井だった。
違和感を覚えて起き上がると、すぐ隣に誰かが寝ていた。ルーファスの隣にはリスティーナが静かな寝息を立てて、眠っていた。
「は…?」
ルーファスは一瞬、思考が停止した。何故、彼女がここに…?
いや。それよりも…、俺は昨夜、自室にいた筈。
確か、昨日は図書室での一件があり、おさまらない怒りを鎮める為に酒を飲んた。
ルカに止められたが、聞く耳持たずにワインを三本空にしたのは覚えている。
だが、その先の記憶がない。
ルカがお酒だけ飲むと、悪酔いしますから、せめて少しだけでも食べて下さい!と果物やチーズやらを持って来たり、二日酔いにならないように薬を貰ってきますと慌ただしく出て行ったりしていたのは覚えている。
その後、確か酔いを醒まそうと外に出た気がする。少しずつルーファスは昨夜の記憶を思い出してきた。
ああ。そうだ。昨夜はどうしても彼女の顔が見たくなり、後宮に向かったのだ。
その頃には大分、酔っていたので雨だろうが気にならなかった。だが、直接彼女の部屋に行く勇気もなく、意味もなく庭で立ち尽くしていた。まさか、彼女に会えるとは思っていなかった。
本当は彼女の誘いを断るべきだった。だが、彼女ともう少しいたいと思ってしまった。
彼女を前にしたら、イグアスの事が頭に過ぎった。
イグアスに彼女は渡さない。渡したくない。いや。イグアスだけじゃない。他の誰にも触れさせたくない。例え、政略結婚だったとしても、彼女は俺の妻だ。誰にも渡さない。
ずっと抑えていた感情が彼女を見ると、抑えが効かなくなった。
気付いたら、ルーファスをリスティーナを抱き締めていた。
だが、覚えているのはそこまでだ。それ以降の記憶がすっぽりと抜けている。
以前と似た状況にルーファスは既視感を覚え、眩暈がした。同時に頭痛も襲った。
この様子だと、俺は前と同じように彼女を無理矢理…。
最悪だ…。何がもう二度と傷つけない、だ。数日も絶たない内に同じ過ちを犯すなんて…。
ルーファスは頭を抱えた。後悔したところでどうにもならないというのに。
「ん…。」
不意にリスティーナがルーファスの手に身体を近づけた。そのまま、すりっと頬を擦りつけて、甘えたように声を溢した。恐らく、無意識なのだろう。寝ているのにまるで母親に身を寄せる子供のような仕草にルーファスは思わずリスティーナを見つめてしまう。が、その手を振り払う事はしなかった。
俺みたいな醜い男にどうして、彼女は…。自分を二度も犯した男にどうしてそこまで…、
その時、ルーファスはリスティーナの着衣が乱れていないことに気が付いた。あの日は全裸だったが、今日は服を着ている。ということは、俺は手を出していないということか?
いや。行為が終わった後に着替えたという可能性もある。ルーファスは必死に記憶の糸を手繰り寄せるが全く思い出せなかった。昨夜の出来事すらも思い出せない記憶力のなさに思わず、舌打ちをしたくなった。
「殿下…?」
その時、リスティーナの目が覚めた。まだ覚醒しきっていないような顔で目を擦りながら、こちらを見上げる。
ルーファスは思わず、肩を強張らせた。リスティーナはそんな彼にふわりと柔らかく微笑みかけ、
「おはようございます。殿下。昨夜はよく眠れましたか?」
「あ、ああ。」
「それは、良かったです。」
以前と変わらない態度のリスティーナにルーファスはじっと彼女を見つめた。
「…?ど、どうかしましたか?」
「その…、俺は昨日、君に何をした?」
「え…、あ、あの…、それはその…、」
言葉に詰まるリスティーナにルーファスは
「やはり、俺は昨日、君に無体な真似を…、」
「え、ち、違います!き、昨日はただ口づけをしただけです!」
リスティーナは慌てて否定した。
「口づけ?」
ルーファスはリスティーナの言葉を反芻した。
「あ…、や、やはり覚えておられないのですね。」
リスティーナは心なしか残念そうにしながら、昨夜の出来事を話した。
雨の中、ルーファスが外に佇んでいた事やその後、この部屋でイグアスの件で忠告と提案を受けたこと、そして、その後のことも…。
私、このまま殿下と…。ドキドキしながら、そっと目を瞑ったリスティーナだったが…、
不意にドサッとルーファスの身体がリスティーナの上に倒れ込んだ。
「えっ…!で、殿下?」
リスティーナは慌てて彼の反応を窺うがルーファスはリスティーナの胸元に顔を埋めたまま反応がない。
「あ、あの…、殿下?」
不審に思ったリスティーナは思わず呼びかけるが…、彼から返事はない。
そのまま、ズルッと彼の身体がずり落ちて、そのまま力なく寝台に横たわった。
よく見れば、ルーファスは目を瞑り、眠っていた。
「ね、寝てる…?」
リスティーナは呆然と呟いた。まじまじと彼を見つめれば、ルーファスは小さく寝息を立てている。
どうやら、本当に彼は寝てしまっているようだ。ぐっすり寝ている。
暫く唖然としていたが、彼が仮面を着けたままであることに気が付き、寝ている間は邪魔だろうと思い、そっと仮面を外した。
仮面を外せば彼の素顔が露になった。顔半分に刻まれた黒い紋様。
ルーファスの手は黒い手袋をつけたままだ。
彼はいつも手袋をしている。きっと、それは他人に素手で触れないようにする為の…。
そんな彼の心情を思うと、リスティーナは切ない気持ちを抱きながら、彼の手袋を外した。
ふと、リスティーナは彼の手にもうっすらと黒い紋様が浮かび上がっていることに気が付いた。
リスティーナはハッとして、彼の手を凝視する。顔にある黒い紋様よりも薄っすらしている。
でも、リスティーナが彼の手に初めて触れた時、この傷痕はなかった筈だ。
どうして?まさか、これも呪いのせい?呪いが進行しているというの?
その傷跡にリスティーナは優しく触れた。この傷痕が消えればいいのに…。
普段は大人びいて見える彼の顔も寝ていると、少しだけ幼く見える。
無防備に眠る彼の寝顔を見て、リスティーナは微笑んだ。
「お休みなさい。殿下。いい夢を。」
そう囁いて、リスティーナは彼の身体に掛け布をかけた。
リスティーナが説明し終わると同時にシン、と沈黙が訪れた。
ルーファスは黙ったままだ。リスティーナはこの沈黙が気まずいと思った。
やがて、漸く彼が口を開いた。
「つまり、俺は…、酔った挙句に君に口づけをし、そのまま寝てしまったと。そういう事か。」
「え、えっと…、殿下は大分、お酒を召していたようですし、お疲れの様でしたので…、」
何となく、自分を責めているかのように言う彼の言葉にリスティーナは慌てて、否定した。
「…すまない。昨日は酒を飲み過ぎて、あまり覚えていないんだ。」
覚えていない。そう言われ、リスティーナはズキッと心が痛んだ。
「しつこいようだが、本当に俺は君に手を出したりはしていないんだな?」
「は、はい。」
「そうか。…それなら、良かった。」
どことなく安堵した様に呟くルーファスにリスティーナは思わず震える声で
「殿下は…、私を抱くのがそんなに嫌なのですか?」
「は?い、いや。俺はただ、また君を無理矢理犯したのかと思っただけで…、」
「無理矢理なんかではないです。」
リスティーナは思わず彼の言葉に被せるように言った。
「殿下は昨日、ちゃんと私の意思を確認してくれました。私…、殿下に抱いてもいいかと言われた時、嫌ではなかったです。む、むしろ…、その…、う、嬉しかったです。」
それ以上、彼の顔が見れず、リスティーナは俯いた。
「と、突然何を言い出すんだ。俺に犯された時あんなに泣いていたのに…。」
「あ、あの時は確かにみっともなく、泣いてしまいましたが…。でも!それは殿下に抱かれるのが嫌だとかいう訳ではないんです。ただ、その初めてだったので痛くて、怖くて思わず泣いてしまっただけで…。
だ、だから…、その…、嫌ではなかったんです。で、殿下はどうですか?昨日言っていたことは殿下の本心でしょうか?」
リスティーナはドキドキしながら、彼の言葉を待った。
もし、ここで酔っていたんだ。本気で言った訳じゃない、と言われたらどうしよう。
「…して、君は…、」
「え?あ、あの…、今何て、きゃっ!?」
ルーファスは俯きながら、低い声で何かを呟いた。
よく聞き取れなかったのでリスティーナはもう一度聞き返そうと彼に近付く。
その瞬間、いきなり彼に両手首を掴まれ、そのままドサッとベッドに押し倒された。
その反動でギシッと音がする。ルーファスはリスティーナの手首をシーツに押し付けたまま、こちらを見下ろした。
違和感を覚えて起き上がると、すぐ隣に誰かが寝ていた。ルーファスの隣にはリスティーナが静かな寝息を立てて、眠っていた。
「は…?」
ルーファスは一瞬、思考が停止した。何故、彼女がここに…?
いや。それよりも…、俺は昨夜、自室にいた筈。
確か、昨日は図書室での一件があり、おさまらない怒りを鎮める為に酒を飲んた。
ルカに止められたが、聞く耳持たずにワインを三本空にしたのは覚えている。
だが、その先の記憶がない。
ルカがお酒だけ飲むと、悪酔いしますから、せめて少しだけでも食べて下さい!と果物やチーズやらを持って来たり、二日酔いにならないように薬を貰ってきますと慌ただしく出て行ったりしていたのは覚えている。
その後、確か酔いを醒まそうと外に出た気がする。少しずつルーファスは昨夜の記憶を思い出してきた。
ああ。そうだ。昨夜はどうしても彼女の顔が見たくなり、後宮に向かったのだ。
その頃には大分、酔っていたので雨だろうが気にならなかった。だが、直接彼女の部屋に行く勇気もなく、意味もなく庭で立ち尽くしていた。まさか、彼女に会えるとは思っていなかった。
本当は彼女の誘いを断るべきだった。だが、彼女ともう少しいたいと思ってしまった。
彼女を前にしたら、イグアスの事が頭に過ぎった。
イグアスに彼女は渡さない。渡したくない。いや。イグアスだけじゃない。他の誰にも触れさせたくない。例え、政略結婚だったとしても、彼女は俺の妻だ。誰にも渡さない。
ずっと抑えていた感情が彼女を見ると、抑えが効かなくなった。
気付いたら、ルーファスをリスティーナを抱き締めていた。
だが、覚えているのはそこまでだ。それ以降の記憶がすっぽりと抜けている。
以前と似た状況にルーファスは既視感を覚え、眩暈がした。同時に頭痛も襲った。
この様子だと、俺は前と同じように彼女を無理矢理…。
最悪だ…。何がもう二度と傷つけない、だ。数日も絶たない内に同じ過ちを犯すなんて…。
ルーファスは頭を抱えた。後悔したところでどうにもならないというのに。
「ん…。」
不意にリスティーナがルーファスの手に身体を近づけた。そのまま、すりっと頬を擦りつけて、甘えたように声を溢した。恐らく、無意識なのだろう。寝ているのにまるで母親に身を寄せる子供のような仕草にルーファスは思わずリスティーナを見つめてしまう。が、その手を振り払う事はしなかった。
俺みたいな醜い男にどうして、彼女は…。自分を二度も犯した男にどうしてそこまで…、
その時、ルーファスはリスティーナの着衣が乱れていないことに気が付いた。あの日は全裸だったが、今日は服を着ている。ということは、俺は手を出していないということか?
いや。行為が終わった後に着替えたという可能性もある。ルーファスは必死に記憶の糸を手繰り寄せるが全く思い出せなかった。昨夜の出来事すらも思い出せない記憶力のなさに思わず、舌打ちをしたくなった。
「殿下…?」
その時、リスティーナの目が覚めた。まだ覚醒しきっていないような顔で目を擦りながら、こちらを見上げる。
ルーファスは思わず、肩を強張らせた。リスティーナはそんな彼にふわりと柔らかく微笑みかけ、
「おはようございます。殿下。昨夜はよく眠れましたか?」
「あ、ああ。」
「それは、良かったです。」
以前と変わらない態度のリスティーナにルーファスはじっと彼女を見つめた。
「…?ど、どうかしましたか?」
「その…、俺は昨日、君に何をした?」
「え…、あ、あの…、それはその…、」
言葉に詰まるリスティーナにルーファスは
「やはり、俺は昨日、君に無体な真似を…、」
「え、ち、違います!き、昨日はただ口づけをしただけです!」
リスティーナは慌てて否定した。
「口づけ?」
ルーファスはリスティーナの言葉を反芻した。
「あ…、や、やはり覚えておられないのですね。」
リスティーナは心なしか残念そうにしながら、昨夜の出来事を話した。
雨の中、ルーファスが外に佇んでいた事やその後、この部屋でイグアスの件で忠告と提案を受けたこと、そして、その後のことも…。
私、このまま殿下と…。ドキドキしながら、そっと目を瞑ったリスティーナだったが…、
不意にドサッとルーファスの身体がリスティーナの上に倒れ込んだ。
「えっ…!で、殿下?」
リスティーナは慌てて彼の反応を窺うがルーファスはリスティーナの胸元に顔を埋めたまま反応がない。
「あ、あの…、殿下?」
不審に思ったリスティーナは思わず呼びかけるが…、彼から返事はない。
そのまま、ズルッと彼の身体がずり落ちて、そのまま力なく寝台に横たわった。
よく見れば、ルーファスは目を瞑り、眠っていた。
「ね、寝てる…?」
リスティーナは呆然と呟いた。まじまじと彼を見つめれば、ルーファスは小さく寝息を立てている。
どうやら、本当に彼は寝てしまっているようだ。ぐっすり寝ている。
暫く唖然としていたが、彼が仮面を着けたままであることに気が付き、寝ている間は邪魔だろうと思い、そっと仮面を外した。
仮面を外せば彼の素顔が露になった。顔半分に刻まれた黒い紋様。
ルーファスの手は黒い手袋をつけたままだ。
彼はいつも手袋をしている。きっと、それは他人に素手で触れないようにする為の…。
そんな彼の心情を思うと、リスティーナは切ない気持ちを抱きながら、彼の手袋を外した。
ふと、リスティーナは彼の手にもうっすらと黒い紋様が浮かび上がっていることに気が付いた。
リスティーナはハッとして、彼の手を凝視する。顔にある黒い紋様よりも薄っすらしている。
でも、リスティーナが彼の手に初めて触れた時、この傷痕はなかった筈だ。
どうして?まさか、これも呪いのせい?呪いが進行しているというの?
その傷跡にリスティーナは優しく触れた。この傷痕が消えればいいのに…。
普段は大人びいて見える彼の顔も寝ていると、少しだけ幼く見える。
無防備に眠る彼の寝顔を見て、リスティーナは微笑んだ。
「お休みなさい。殿下。いい夢を。」
そう囁いて、リスティーナは彼の身体に掛け布をかけた。
リスティーナが説明し終わると同時にシン、と沈黙が訪れた。
ルーファスは黙ったままだ。リスティーナはこの沈黙が気まずいと思った。
やがて、漸く彼が口を開いた。
「つまり、俺は…、酔った挙句に君に口づけをし、そのまま寝てしまったと。そういう事か。」
「え、えっと…、殿下は大分、お酒を召していたようですし、お疲れの様でしたので…、」
何となく、自分を責めているかのように言う彼の言葉にリスティーナは慌てて、否定した。
「…すまない。昨日は酒を飲み過ぎて、あまり覚えていないんだ。」
覚えていない。そう言われ、リスティーナはズキッと心が痛んだ。
「しつこいようだが、本当に俺は君に手を出したりはしていないんだな?」
「は、はい。」
「そうか。…それなら、良かった。」
どことなく安堵した様に呟くルーファスにリスティーナは思わず震える声で
「殿下は…、私を抱くのがそんなに嫌なのですか?」
「は?い、いや。俺はただ、また君を無理矢理犯したのかと思っただけで…、」
「無理矢理なんかではないです。」
リスティーナは思わず彼の言葉に被せるように言った。
「殿下は昨日、ちゃんと私の意思を確認してくれました。私…、殿下に抱いてもいいかと言われた時、嫌ではなかったです。む、むしろ…、その…、う、嬉しかったです。」
それ以上、彼の顔が見れず、リスティーナは俯いた。
「と、突然何を言い出すんだ。俺に犯された時あんなに泣いていたのに…。」
「あ、あの時は確かにみっともなく、泣いてしまいましたが…。でも!それは殿下に抱かれるのが嫌だとかいう訳ではないんです。ただ、その初めてだったので痛くて、怖くて思わず泣いてしまっただけで…。
だ、だから…、その…、嫌ではなかったんです。で、殿下はどうですか?昨日言っていたことは殿下の本心でしょうか?」
リスティーナはドキドキしながら、彼の言葉を待った。
もし、ここで酔っていたんだ。本気で言った訳じゃない、と言われたらどうしよう。
「…して、君は…、」
「え?あ、あの…、今何て、きゃっ!?」
ルーファスは俯きながら、低い声で何かを呟いた。
よく聞き取れなかったのでリスティーナはもう一度聞き返そうと彼に近付く。
その瞬間、いきなり彼に両手首を掴まれ、そのままドサッとベッドに押し倒された。
その反動でギシッと音がする。ルーファスはリスティーナの手首をシーツに押し付けたまま、こちらを見下ろした。
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