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第5章 IFの物語(各キャラエンディング集)
シルキーED【壊れた物語】
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※直接的表現はありませんが、一部グロい内容になっています。
苦手な方は********以降の文章 を読まれないことをおすすめ致します。
「ーーくん!」
「……時間による染色体の劣化を考慮してー」
「シー…君!」
「問題は核の培養先でー…」
「シルキー君!」
一段と大きな声で名前を呼ばれ、やっと顔をあげる少年。綺麗な金色の髪が揺れて、透き通るような水色の瞳が上を向く。
「あ…教授……。何か御用ですか?」
「御用ですか? じゃないよ全く。何度も名前を呼んだんだぞ」
「それは申し訳ありません。熱中してて……」
「勉強熱心なのは良いことだが、少しは休憩したらどうだね? と言うか、私がお昼を食べに行きたくてね」
「あ、僕の事は気にしないで食べに行ってください」
「そうもいかんのだよ。私が出て行ったら君1人ここに残ることになるだろう?」
教授の言葉に少年はあたりを見回す。お昼を食べに行ったのか、他にいた数人の学生の姿がなくなっていた。
「ここには色んな貴重な本や、危険な薬品もあるからね……。責任者としてそれは出来んのだよ」
「そうですね……。わかりました。支度します」
「うむ。ついでに何か栄養があってボリュームあるものでも食べてきなさい。君は…その……細すぎて心配になる」
「えぇ……そうします。お気遣いありがとうございます」
そう返事をしているものの、きっと彼はまた簡単に食事を済ませるのだろう。そう思うと自然と教授の口からため息が出た。
「あ…、教授。この本借りてもいいですか?」
「え? あぁ、かまわないよ」
「ありがとうございます」
少年の支度も終わり、教授と揃って部屋を出る。そして自然の流れで2人は並んで建物の廊下を歩いていた。
「本当に君は誰よりも勉強熱心だね。何か目標でもあるのかい?」
「……そう、ですね。あるには…あります」
「うむ。目標を持つことはいいことだ。でも自分の体調を犠牲にしちゃいかんよ」
「はい…わかっています」
少しの沈黙のあと少年が落ち着いた、静かな声で教授に問いただした。
「教授。クローンを作るのは可能だと思いますか……?」
「あぁ。私は可能だと思っているよ。うちはクローンの研究には特化してないけど、最近は専門機関を設ける動きもあるしな……」
「そう、ですよね」
教授はその時初めて少年が微笑んだのを見た。それは天使のような、穏やかなほほえみにも見えた。
なのに何故だろう。この胸騒ぎは。
「…きみは……シルキー君は何のクローンを作りたいのかね?」
少年は教授の問いには答えず、少し間をあけて教授の顔を見上げた。そして天使のような微笑みを携えたまま、声を発することなく、ゆっくりと口を動かした。
人 間
唇の動きだけで答えを理解した教授はその微笑みに戦慄した。いや、それは科学者ならだれでも考えうる答えなのだが、彼の微笑みがそう感じさせなかったのだ。
あの答えは1人の研究者ではなく、シルキーという1人の少年のただならぬ願望の込められた答えなのだと。そう感じさせられた。
「なんて冗談ですよ。じゃあ、僕はこれで」
ちょうど建物の出入り口に着き、少年は一礼すると道を右に曲がり、その姿を消した。
「あれ? なんで子供が大学にいるんだろう?」
「え!? 知らないの? あの子、去年飛び級で入ってきた子よ」
「そうなんだ~まだ小さいのにすごいわね……。13、4歳くらいかな?」
「それがね、あの子ああ見えても17歳らしいわよ」
「えっ! うそ!?」
「ね、びっくりよね。だからあの子有名なのよ」
「なるほどね……。顔が綺麗なだけあってそれは有名になるわね」
(聞こえてるよ…)
その後も続く僕に関する噂話がだんだんと遠くなる。そしてまた新しく聞こえてくるヒソヒソ声。それらの声を風景のようにして通り過ぎ、僕は大学の門の外へと一歩踏み出した。
大学の前の一本の大きな道は落ちたイチョウによって黄色の絨毯のようになっていた。去年、同じ風景の中を1人歩いていたのを思い出す。
「もう1年か……」
そう呟き僕は自分の手のひらを見つめた。男らしくない細くて小さい手。自分で言うのもなんだけど、とても17歳の男の手の大きさではない。
そう。僕の体はあの日、あの時から成長しなくなった。
彼女が…リラがいた時はどうしたら早く背が伸びるか、どうしたら早く彼女に追いつき、そして越せるか考えていたのに……。
あの日からそんなこと考える必要もなくなってしまったからだろうかー…。それともリラが笑っていた時のまま成長したくないと心が泣いているからだろうかー…。
まぁ、今はそんな事どうでもいいんだ。僕にはやらなくてはいけないことがあるんだから。
近くのカフェにでも行ってさっさと食事を済ませよう。そう思い黄色の絨毯をさくさく進んで行く。そして何人かとすれ違ったその時、僕の視界の端にオレンジ色の髪の毛が映った。慌てて振り向こうとしたが、普段食事をそんなに摂ってないのが祟ったのか、僕は立ちくらみを起こし、その場に倒れこんでしまった。貧血のせいか焦点が定まらず、ぼやけた視界に遠くなっていく彼女の後姿が映る。
「ま、って……。い、かないで……置いて、いかないで……」
震える、弱々しい声で彼女の背中に呼びかけた。聞こえる距離にいないのはわかっていたが、懇願せずにはいられなかった。
お願いだよ 戻ってきて…
僕の所に 戻ってきて…
「あの…大丈夫?」
「っ……!」
僕はまさかと思い、勢いよく顔を上げた。が、期待した人の顔はなく、そこには心配そうに僕の事を覗き込む女の人がいた。慌てて立ち上がり、あたりを見回すけど勿論そこにも彼女の姿はない。
(気の…せい、か)
「あ……すみません。ちょっと軽く立ちくらみを起こしただけですので…ご心配なく」
「そう…?ならいいんだけど……」
まだ女の人は心配そうにしていたが、僕はそんな事は気にも止めず、落ちた鞄を拾うと足早にその場を離れた。
(今日は早めに休もう…)
そうだ。ここで倒れたら意味がないんだ。
だって僕がやらなきゃいけないんだから。僕しかできないことなんだから。
********
その夜、僕はいつもより早めに勉強を切り上げ、寝る支度をした。そして、自室の奥にある実験室の扉を開けた。
色々な器具や薬のビンを通り過ぎ、部屋の奥にある少し大きめのフリーザーの前で足を止めた。薬品などの保管用にと専門のものを購入してもらったものだ。
僕はフリーザーの前にしゃがみ込み、扉に掛けてある南京錠を開けた。そして、ゆっくりと扉を開くと、いつものように彼女に挨拶をした。
「1日でも早く会えるよう明日も頑張るよ」
早く その閉ざされた瞳が開いた姿が見たい
「だから、それまで待っててね」
早く その閉ざされた唇が微笑むのを見たい
「おやすみ。リラ」
早く
その愛しい顔に
体をつけてあげたいよ
◆END◆
※以下は物語の補足などです
イメージではシルキーが通うのはイギリスのケンブ〇ッジ大学。イギリスで2番目に古い大学なだけあって、建物がクラシカルでとってもとっても美しいです…!本文に出てくるイチョウの並木道もあったりします。
一応特例ですが14歳で飛び級入学した少女がいるらしいです。凄い。
ちなみにシルキーが専攻してるのはバイオサイエンス。大学には1年以上在籍しているけど、本人が作る気がないので友達いません。ぼっちです。でも本人は毛ほども気にしてません。
また学生用の食堂はあるのですが、他人の視線が煩わしいので、大学外で食べるか、栄養補助食品(カロリー〇イトのようなもの)を勉強しながら食べて終わりにすることが多いです。
※以下は少しでもグロに耐性のない方は読まれないでください。
シルキーはリラのクローンを作るべく研究者になる道へと進みました。そして最後の一文でお分かりになると思いますが、みんなには内緒で墓を掘り返し、首から上をお持ち帰りしました。
ちなみにホルマリンでは遺伝子が薬品によって壊されてしまうので、それも考慮して冷凍保存をしています。そしていつかは脳の記憶も取り出してクローンに移植させたいとも考えています。
現代では2008年に16年間凍結されていたマウスの死体からクローンを作ることに成功しているので、シルキーの夢もいつか叶ってしまうかもしれません。
ただ、成功したところでそれは彼女の遺伝子情報を持っているだけの個体。しかも、クローンが誕生するころには自分は何歳になっているかわからない。それはシルキーも重々承知です。それでも彼は研究を止めることはありません。
なぜなら、その研究をすること自体が彼の生きる糧となっているからです。
壊れた彼の心が見出した唯一の希望なのです。
苦手な方は********以降の文章 を読まれないことをおすすめ致します。
「ーーくん!」
「……時間による染色体の劣化を考慮してー」
「シー…君!」
「問題は核の培養先でー…」
「シルキー君!」
一段と大きな声で名前を呼ばれ、やっと顔をあげる少年。綺麗な金色の髪が揺れて、透き通るような水色の瞳が上を向く。
「あ…教授……。何か御用ですか?」
「御用ですか? じゃないよ全く。何度も名前を呼んだんだぞ」
「それは申し訳ありません。熱中してて……」
「勉強熱心なのは良いことだが、少しは休憩したらどうだね? と言うか、私がお昼を食べに行きたくてね」
「あ、僕の事は気にしないで食べに行ってください」
「そうもいかんのだよ。私が出て行ったら君1人ここに残ることになるだろう?」
教授の言葉に少年はあたりを見回す。お昼を食べに行ったのか、他にいた数人の学生の姿がなくなっていた。
「ここには色んな貴重な本や、危険な薬品もあるからね……。責任者としてそれは出来んのだよ」
「そうですね……。わかりました。支度します」
「うむ。ついでに何か栄養があってボリュームあるものでも食べてきなさい。君は…その……細すぎて心配になる」
「えぇ……そうします。お気遣いありがとうございます」
そう返事をしているものの、きっと彼はまた簡単に食事を済ませるのだろう。そう思うと自然と教授の口からため息が出た。
「あ…、教授。この本借りてもいいですか?」
「え? あぁ、かまわないよ」
「ありがとうございます」
少年の支度も終わり、教授と揃って部屋を出る。そして自然の流れで2人は並んで建物の廊下を歩いていた。
「本当に君は誰よりも勉強熱心だね。何か目標でもあるのかい?」
「……そう、ですね。あるには…あります」
「うむ。目標を持つことはいいことだ。でも自分の体調を犠牲にしちゃいかんよ」
「はい…わかっています」
少しの沈黙のあと少年が落ち着いた、静かな声で教授に問いただした。
「教授。クローンを作るのは可能だと思いますか……?」
「あぁ。私は可能だと思っているよ。うちはクローンの研究には特化してないけど、最近は専門機関を設ける動きもあるしな……」
「そう、ですよね」
教授はその時初めて少年が微笑んだのを見た。それは天使のような、穏やかなほほえみにも見えた。
なのに何故だろう。この胸騒ぎは。
「…きみは……シルキー君は何のクローンを作りたいのかね?」
少年は教授の問いには答えず、少し間をあけて教授の顔を見上げた。そして天使のような微笑みを携えたまま、声を発することなく、ゆっくりと口を動かした。
人 間
唇の動きだけで答えを理解した教授はその微笑みに戦慄した。いや、それは科学者ならだれでも考えうる答えなのだが、彼の微笑みがそう感じさせなかったのだ。
あの答えは1人の研究者ではなく、シルキーという1人の少年のただならぬ願望の込められた答えなのだと。そう感じさせられた。
「なんて冗談ですよ。じゃあ、僕はこれで」
ちょうど建物の出入り口に着き、少年は一礼すると道を右に曲がり、その姿を消した。
「あれ? なんで子供が大学にいるんだろう?」
「え!? 知らないの? あの子、去年飛び級で入ってきた子よ」
「そうなんだ~まだ小さいのにすごいわね……。13、4歳くらいかな?」
「それがね、あの子ああ見えても17歳らしいわよ」
「えっ! うそ!?」
「ね、びっくりよね。だからあの子有名なのよ」
「なるほどね……。顔が綺麗なだけあってそれは有名になるわね」
(聞こえてるよ…)
その後も続く僕に関する噂話がだんだんと遠くなる。そしてまた新しく聞こえてくるヒソヒソ声。それらの声を風景のようにして通り過ぎ、僕は大学の門の外へと一歩踏み出した。
大学の前の一本の大きな道は落ちたイチョウによって黄色の絨毯のようになっていた。去年、同じ風景の中を1人歩いていたのを思い出す。
「もう1年か……」
そう呟き僕は自分の手のひらを見つめた。男らしくない細くて小さい手。自分で言うのもなんだけど、とても17歳の男の手の大きさではない。
そう。僕の体はあの日、あの時から成長しなくなった。
彼女が…リラがいた時はどうしたら早く背が伸びるか、どうしたら早く彼女に追いつき、そして越せるか考えていたのに……。
あの日からそんなこと考える必要もなくなってしまったからだろうかー…。それともリラが笑っていた時のまま成長したくないと心が泣いているからだろうかー…。
まぁ、今はそんな事どうでもいいんだ。僕にはやらなくてはいけないことがあるんだから。
近くのカフェにでも行ってさっさと食事を済ませよう。そう思い黄色の絨毯をさくさく進んで行く。そして何人かとすれ違ったその時、僕の視界の端にオレンジ色の髪の毛が映った。慌てて振り向こうとしたが、普段食事をそんなに摂ってないのが祟ったのか、僕は立ちくらみを起こし、その場に倒れこんでしまった。貧血のせいか焦点が定まらず、ぼやけた視界に遠くなっていく彼女の後姿が映る。
「ま、って……。い、かないで……置いて、いかないで……」
震える、弱々しい声で彼女の背中に呼びかけた。聞こえる距離にいないのはわかっていたが、懇願せずにはいられなかった。
お願いだよ 戻ってきて…
僕の所に 戻ってきて…
「あの…大丈夫?」
「っ……!」
僕はまさかと思い、勢いよく顔を上げた。が、期待した人の顔はなく、そこには心配そうに僕の事を覗き込む女の人がいた。慌てて立ち上がり、あたりを見回すけど勿論そこにも彼女の姿はない。
(気の…せい、か)
「あ……すみません。ちょっと軽く立ちくらみを起こしただけですので…ご心配なく」
「そう…?ならいいんだけど……」
まだ女の人は心配そうにしていたが、僕はそんな事は気にも止めず、落ちた鞄を拾うと足早にその場を離れた。
(今日は早めに休もう…)
そうだ。ここで倒れたら意味がないんだ。
だって僕がやらなきゃいけないんだから。僕しかできないことなんだから。
********
その夜、僕はいつもより早めに勉強を切り上げ、寝る支度をした。そして、自室の奥にある実験室の扉を開けた。
色々な器具や薬のビンを通り過ぎ、部屋の奥にある少し大きめのフリーザーの前で足を止めた。薬品などの保管用にと専門のものを購入してもらったものだ。
僕はフリーザーの前にしゃがみ込み、扉に掛けてある南京錠を開けた。そして、ゆっくりと扉を開くと、いつものように彼女に挨拶をした。
「1日でも早く会えるよう明日も頑張るよ」
早く その閉ざされた瞳が開いた姿が見たい
「だから、それまで待っててね」
早く その閉ざされた唇が微笑むのを見たい
「おやすみ。リラ」
早く
その愛しい顔に
体をつけてあげたいよ
◆END◆
※以下は物語の補足などです
イメージではシルキーが通うのはイギリスのケンブ〇ッジ大学。イギリスで2番目に古い大学なだけあって、建物がクラシカルでとってもとっても美しいです…!本文に出てくるイチョウの並木道もあったりします。
一応特例ですが14歳で飛び級入学した少女がいるらしいです。凄い。
ちなみにシルキーが専攻してるのはバイオサイエンス。大学には1年以上在籍しているけど、本人が作る気がないので友達いません。ぼっちです。でも本人は毛ほども気にしてません。
また学生用の食堂はあるのですが、他人の視線が煩わしいので、大学外で食べるか、栄養補助食品(カロリー〇イトのようなもの)を勉強しながら食べて終わりにすることが多いです。
※以下は少しでもグロに耐性のない方は読まれないでください。
シルキーはリラのクローンを作るべく研究者になる道へと進みました。そして最後の一文でお分かりになると思いますが、みんなには内緒で墓を掘り返し、首から上をお持ち帰りしました。
ちなみにホルマリンでは遺伝子が薬品によって壊されてしまうので、それも考慮して冷凍保存をしています。そしていつかは脳の記憶も取り出してクローンに移植させたいとも考えています。
現代では2008年に16年間凍結されていたマウスの死体からクローンを作ることに成功しているので、シルキーの夢もいつか叶ってしまうかもしれません。
ただ、成功したところでそれは彼女の遺伝子情報を持っているだけの個体。しかも、クローンが誕生するころには自分は何歳になっているかわからない。それはシルキーも重々承知です。それでも彼は研究を止めることはありません。
なぜなら、その研究をすること自体が彼の生きる糧となっているからです。
壊れた彼の心が見出した唯一の希望なのです。
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