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第2.5章 幕間
詐欺事件②
しおりを挟む最近リラの様子がおかしい…気がする。僕が名前を呼んでも2、3回目でやっと気づくし。
「シルキー様。気がつかず申し訳ありません…!」
「…なにか考え事でもしてたの?」
「い、いえ! ただボーっとしていただけです。本当に申し訳ありません」
「ふ~ん…」
リラの言ってることは多分うそ、だと思う。だけど、何でも根掘り葉掘り追及するのもリラに嫌われそうで怖くてできない。
「ねぇ…」
「はい」
何か悩み事があるなら相談してよ。と言おうと思ったけど、口が動かなかった。
なんだか柄じゃない気がしたし、なによりリラも相談するなら僕なんかより、ラリウス兄様の方にしたいんじゃないかと思ってしまったからだ。
「……シルキー様?」
「あ、ごめん。やっぱり何でもない。じゃあ仕事頑張って」
「はい。ありがとうございます」
そう返事したリラの顔をジッと見る。やっぱり少し様子がおかしい。表情や声のトーンが微妙に元気がないのだ。いつも気にかけて見ているからこそその変化に気づく。
「……何かあったら遠慮なく僕に言ってもいいから」
「えっと…何か、ですか?」
「……別になんでもいいんだよ。気になることとか、その…悩み…とか…」
僕がそう言うとリラはポカンと口を開け驚いた表情をした。
「なに。そのアホずら」
「あ! いえ! まさかシルキー様からそんな事を言ってもらえると思ってもなくて…」
「なに。僕じゃ頼りないって?」
少しいじわるに言葉を返すとリラは首を横にブンブン振った。
「と、とんでもないです! シルキー様にそう言っていただけるなんて光栄というか…その、とても心強いです」
にこりと飛び切りの笑顔でそう言うものだから、その瞬間僕の心臓が強く脈を打った。
あぁ、もうそんな風に言われたら嬉しいに決まってるじゃないか。リラはどんだけ僕の心をかき乱したら気が済むんだろう。
「…別に」
やっぱり相談して。とは言えなかったけど、それだけ言うと僕は自室へと戻っていった。
***********
「もう別の街に行ったのかな…」
再び訪れた休日。私はあの赤毛の兄妹を探しに街を歩き回っていた。きっとジュドーさんやラリウス様が事件を解決する為に動いてはいるだろうと思ったけど、ジッとはしていられなかったのだ。
(隣街まで電車で行ってみようかな…)
そんなことを考えてたら、見覚えのある顔が雑踏の中を通り過ぎて行った。
「あっ……!」
それはまさしく少年の首根っこを掴み上げていたスキンヘッドの男。私は男にばれないように一定の距離を保ちつつその後を追うことにした。
男は賑やかな通りを過ぎ、人気のない路地裏へ、そしてさらに細い路地裏へと入っていく。
(どうしよう…。これ以上深追いはしない方がいいのかな……)
でもここで見失ってしまったら、彼らは別の街へ移動し見つけることが困難になってしまう。
そんな風に男が入っていった細い路地裏の入り口で迷っていると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「あ、お前は…」
振り返るとそこには私の探す兄妹の姿があった。
ミルシェはボフミルの背中にさっと隠れ、そしてどこかバツの悪そうな顔をしているボフミルは私に向かって小さく頭を下げた。
「あの時はありがとうございました…」
「あっ! いや、あの時は私もあんなことぐらいしか出来なくて…。ってそんなことよりちょっと話したいことがあって…」
「ごめんなさい。僕たち用事があるんだ。ミルシェ。行くよ」
そう言ってミルシェの手を取り踵を返すボフミル。私は今度は逃すまいとボフミルの腕を強く掴んだ。するとボフミルは眉間に皺を寄せてこちらを見上げた。
「…今更お金は返せないから」
その瞳はとても冷え切っており、一瞬息をのんだ。こんなに幼い少年がこんな瞳になってしまうなんて、彼らはいったいどんな日々を送ってきたのだろう。
「違うの。そうじゃなくて…。私…全部知ってるの」
「全部って…なに?」
「……病気のお母さんなんていないんでしょ?」
「っ……!」
ボフミルは私の手を振りほどこうとしたけど、私は逃すまいと両手でその腕をがっちり掴んだ。
「っ離せよ!」
「待って! もしかしたら助けになれるかもしれないからっ」
「っ! 偽善は止めろよ! そんなのもううんざりなんだよ!」
「偽善って言われてもいいから。だからあの男の人から離れよう?
私、相談できるとこ知ってるから!」
「おいおい。てめぇなんて事言ってくれてんだ」
ふいに背後から降ってきた野太い声。そのことに驚きボフミルの腕を離してしまった。ボフミルは私から距離を取ると、私の背後にいるであろう人物を見上げちっと小さく舌打ちをした。
恐る恐る後ろを振り向けば、スキンヘッドの男がこちらを鋭い目つきで見下ろしている。思わず後ずさったが、男に腕を掴まれ引き戻されてしまった。
「相談がどうとか…。てめぇどこまで知ってるんだ」
「…どこまでって何のことですか?」
「あぁ? とぼけんじゃねぇよ! さっきから会話聞いてたんだからな?」
ぎりと男の腕に力が入り、思わず小さく声を漏らしてしまった。
「おい! そいつは関係ないだろ! さっさとこの街から移ろう」
ボフミルがそう言うと男は眉を吊り上げて怒鳴り声を上げた。
「偉そうな口を利くんじゃねぇ! 俺に命令するなんて権限はてめぇにねぇんだよ!」
その声にミシェルは体を震わせボフミルの服をぎゅうと握った。
やはりジュドーさんの言ったとおりだった。このままこの男の所にいたらこの2人はいつか最悪な結末にたどり着いてしまうだろう。
私は意を決すると、男にばれないようにポケットに忍ばせているものを取り出した。
「……ボフミルとミルシェちゃん。走ってね」
2人の方を振り返ってぼそりとそう言うと、私は男の顔に向かってスプレーを噴射した。それはシルキー様から持っておくようにと渡された催涙スプレー。
「うわぁぁぁっぁああ」
「走って!」
私の声にハッとしてボフミルはミルシェの手を引き駆けだした。その後ろにつき私も駆けだす。
「とにかく人がいるところに行って!」
「わかった…!」
男のうめき声と叫ぶ声が遠くなっていく。どうやらまだ追いかけてきてはなさそうだ。
目の前を走るボフミルが角を曲がる。あと少しで人がいる道に出られる。そう思っていたのに。
同じく角を曲がろうとしたところで私は立ち止まった。
「おいおい。ボフミル。慌ててどこに行く気だ?」
曲がった先には短髪の長身の男が2人の行く手を阻んでいた。ニタニタした笑顔を張り付けて長身の男はボフミルの腕を掴む。
「アドルフはどこだ?」
「それは…」
ボフミルが口をつぐむと、長身の男は私の存在に気が付いたようで一瞬顔をしかめた。
「ん? 何見てんだ?」
「……えっと」
他にも仲間がいたなんて思ってもみなかった私はどうしたらいいかわからず、その場にただ突っ立ていることしかできなかった。
その時、怒り狂った男の声が荒い足音と共に近づいてきた。
「おんなぁぁぁぁ! てめぇ絶対に許さねぇからな! ボフミルも覚悟しとけ!!」
目を真っ赤にさせたスキンヘッドの男は小型ナイフを片手に持ち、すごい形相でこちらに向かってきた。
「ブレット! そいつの手離すなよ!」
ブレットと呼ばれた長身の男は一瞬で状況を理解したのか、ボフミルだけでなくミルシェの腕も掴み上げた。その強引さにミルシェが小さく悲鳴を上げる。
「ミルシェちゃんっ!」
「てめぇは自分のこと心配したらどうだ…!」
私が2人の方を向いた一瞬の隙にスキンヘッドの男は私の所まで来て腕をひねり上げた。
「いっ……!」
「なめたマネしやがって。一発二発殴るだけじゃ済まねぇからな!」
そう言って男はナイフを持った腕を振り上げた。
その瞬間、ナイフを握る男の手に向かって何かがすごいスピードでぶつかった。その衝撃でナイフが遠くに弾かれ、スキンヘッドの男は痛みと驚きから私の腕を離した。
「ぐっ…!!」
男が手を抑え少し身をかがめた瞬間、グイっと誰かに腕を引かれた。それと同時にスキンヘッドの男の顔めがけて拳がとぶ。
こぶしは見事、下あごにヒットし、男はその場に倒れ込んだ。
「ジュドーさん!?」
私の腕をつかみ、スキンヘッドの男を地面へと沈めた人物を見て驚きの声を上げてしまった。しかしジュドーさんはその事には反応せず、すぐに私の腕から手を離すとボフミル達の方へ駆け出していた。
長身の男は一連の流れについていけず、硬直していたようだったが向かってくるジュドーさんにハッとしたのか、ボフミル達から手を離すと逆にジュドーさんに殴りかかっていった。ジュドーさんは殴りかかってきた男の拳を横に避け、流れるような動きでその腕を掴むとそのまま背負い投げた。ドォンと派手な音を立てて長身の男の体が地面にぶつかる。
長身の男はうめき声を上げながらも、なんとか体を起こそうとしたが、それよりも早くジュドーさんによって腕をひねり上げられ地面に顔を押さえつけられた。
ジュドーさんは男の動きを封じつつ、私の方に勢いよく顔を向けると眉間に皺をよせ眉を吊り上げた。
「なに勝手に動いてるんだ! この馬鹿!」
「あっ、ご、ごめんな…」
「そんなのは後でいいから、こいつら連れてさっさとここから逃げろ!」
ジュドーさんの言葉にハッとし、おろおろしているボフミルとミルシェの手を引き、その場から逃げようとしたその時。ガッと足首を誰かに掴まれた。
「逃がさねぇぞ!!」
スキンヘッドの男が倒れながらも私の足首を力強く握り、こちらを凄い形相で睨み上げていた。
「ボフミル! ミルシェを連れて逃げて!」
状況を理解したボフミルが私の言葉を合図にミルシェの手を握り駆け出した。スキンヘッドの男は「くそっ」と吐き捨て、掴んでた私の足首を力強く引いた。そのことで私はバランスを崩し、その場に倒れ込んでしまった。
「リラ!」
長身の男の体を地面に抑えつつジュドーさんが叫ぶ。
「もうこうなったらお前の体で金稼ぐしかねぇよなぁ?」
体を起こしたスキンヘッドの男はそう言いながら倒れ込んだ私の方に手を伸ばした。
が、その手が私に届く前に、その腕を誰かが掴んだ。
「汚い手でリラに触るなよ」
いつもより少し低い声でそう言ったのはシルキー様。その瞳はとても冷たく、でもどこか怒りを含んだ表情で男を睨みつけていた。
「あぁ!? なんだこのガ、キぃ!?」
男が脅しの言葉を言い終わる前に、シルキー様は強く男の腕を引き、バランスを崩し前のめりになった男の顎を蹴り上げた。男はその衝撃でグラリと後ろへ倒れ込むとピクリとも動かなくなった。
「ジュドーは甘すぎ。これくらい強く蹴らないと気絶しないよ」
「は、はいっ! 申し訳ありませんでした!」
その時、一連の流れをを見ていた長身の男が小さく悲鳴を上げ、ジュドーから逃げようと暴れだした。
「うるさい」
不機嫌そうにシルキーはそう言うと、長身の男目掛けて何かを投げ飛ばす。すると長身の男はビクリと一回体を震わせ、そのまま気を失ってしまった。ジュドーはそのことを確認すると、長身の男から一旦体を離した。
「シルキー様。申し訳ないのですが、子供を2人追いかけなくてはいけなくてー…」
「わかった。ここはいいから行って」
シルキー様の返事を聞くとジュドーさんはボフミルとミルシェが逃げて行った路地へと駆け出して行った。慌てて私もそれを追いかけようと立ち上がったけど、シルキー様に腕を掴まれ止められてしまった。
「ジュドーはこの街の裏道や抜け道を誰よりも熟知してる。リラが行かなくても大丈夫だから」
「でも…」
「そんなことより」
少し怒ったような声でそう言うシルキー様の眉間にグッと皺が寄る。
「なんで自ら危ないことに首突っ込んでるわけ?」
「それはその…」
「僕言ったよね? 何かあったら言ってって」
「そうなんですけど…。私も最初からこうなるなんて思ってもみなくて…。
本当に…ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
ジェス様の件でさんざん迷惑をかけたのに、また私は…。そう思うとそれ以上何も言えなかった。
「はぁ…。もういいから。とにかく無事で良かった…」
「本当に助けて下さりありがとうございます。……あの、」
「……なに?」
「もう、ジュドーさんの事追いかけませんから、腕を……」
私がそう言うと、ハッとしたようにシルキー様は私の腕から手を離した。
「ご、ごめん…」
「いえ、お気になさらないでください。
…それよりこの人たちは……」
そう言って倒れてる男の方を見る。完全に2人とも気を失っているようだ。
「凶悪犯じゃないみたいだし殺すことはしないよ。ま、今まで重ねてきた罪をきちんとした場で裁いてもらうだろうけど。
とりあえず後処理はジュドーやロードがしてくれるはずだから大丈夫」
「そうですか…」
「何か気になることがあるの?」
「はい…。幼い兄妹なんですがこの2人と一緒に詐欺をしていた子たちがいまして…」
「もしかしてジュドーが追っていった子達?」
「はい。2人ともおそらく孤児なんです…」
ジュドーさんは2人を見つけることができたのだろうか…。このまま2人だけで暮らしていくなんて、世間はそんなに甘くない。だからこそ…
「……なるほどね。リラが首を突っ込んだわけがわかったよ」
「え?」
「……昔同じような立場だったから、その兄妹の事をどうしても放っておくことができなかったんでしょ?」
そう言ったシルキー様の表情は、先まで眉間に皺を寄せて怒っていたのがウソのようにとても優しかった。
「…はい」
「きっとジュドーも同じ理由であの兄妹の事を独自に追っていたんだね」
「……え? 独自に、ですか?」
「うん。まぁ、リラも知ってるだろうけど…僕たちが追う犯罪者ってもっと凶悪で残忍でしょ?」
シルキー様の言葉にこくりと頷く。私も以前は死によって人を裁くなんて、と思っていた時期もあったが、裏のお仕事を手伝うことになって人間の底なき悪意と残酷さを知ってしまった。
「……あの兄妹はこの人たちと同じように裁かれるのでしょうか?」
「……そうだね。厳重注意のうえ児童保護施設か、それとも更生施設か…」
ふとシルキー様が言葉を止め、安心させるようにポンと私の頭に手を置いた。
「大丈夫だよ。この都市にある保護施設も更生施設もちゃんとしてるし、ラリウス兄様も抜き打ちで視察を派遣してるって言ってたし…。
だから、このままこの男たちといるよりもその兄弟たちは幸せになるよ」
だから大丈夫。と言うシルキー様の言葉にコクリと頷いた。
それから暫くその場で待っているとジュドーさんから連絡をもらったロードさんが到着し、兄妹が無事に保護されたことを聞いた。
「シルキー様。後始末はわたくしとジュドーがいたします」
「うん。ロード任せたよ」
「はい。では、迎えの車を手配しますので…」
「いや、迎えの車はいいや。歩いて帰る」
「しかしー…」
「リラ。一緒に帰るよ」
「えっ!? でもロードさんがー」
そう言うとシルキーさんはロードさんの方に向き、少し強めの口調で「いいよね?」と確認した。
「はい。かしこまりました。…リラ」
「は、はいっ」
今回の事でまた何か怒られるだろうと、体を緊張させる。
「…シルキー様に失礼のないように」
「は、はい」
あっけなく送り出されて困惑しつつも、歩き出したシルキー様に合わせて私はその場を後にした。
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