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1章 えすてぃまのまち〜はじまり〜
Side LE - 15 - 03 - おしっこがしたい -(挿絵あり)
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Side LE - 15 - 03 - おしっこがしたい -
「ぐすっ・・・」
私は魔物の巣の片隅で身体を丸くして横になっています、地面は岩だらけで硬いのにこの服・・・ユキさんの身体のおかげで痛くないの・・・ユキさんには寝ろって言われたけど、こんな状態で眠れるわけないよぅ・・・。
気持ち悪い・・・服の中がずっと濡れてぐちょぐちょになってる感じ、足や腕、首の周りやお腹は私の皮膚と一体になったみたいにピッタリと貼り付いてるのに胸やお尻、お股のあたりはまだ私の皮膚が残ってるのかも・・・引っ張ったら少し皮膚から剥がれて・・・。
「何をしてる?」
「ひっ・・・」
「まだ私を脱ごうとしているのならもう一度首を絞めるぞ」
「いや・・・やめて・・・ください・・・苦しいのいやぁ・・・」
「私と相棒になるのは嫌かな」
「嫌だって言っても・・・もう戻れないんでしょ・・・ひっく・・・」
「今までの相棒は皆最初は私を拒絶した、こんな身体にしやがって、騙したな、こんなの嫌だ殺して・・・レイアと同じ反応だな、だがそれからとても仲良くなった奴も居る、どうしても分かり合えなかったのも居たがな」
「分かり合えなかった人は・・・どうしたの・・・ですか」
「敬語はやめてくれないか相棒、これから仲良くやりたいんだ」
「じゃぁ・・・ユッキィ・・・」
「ユッ・・・まぁいい、好きなように呼べ、ご主人様とかマスターって言う奴も居たがな・・・分かり合えなかった奴は、反抗して手に負えなかった時は無理矢理頭まで支配して身体を乗っ取ったり、こんな身体で生きていたくないって言った奴は双方合意の上で身体を譲ってもらった、そいつは身体の中には居たがずっと眠っていたな・・・」
「・・・」
「前の身体が死んだ時の記憶だと、ここはレオーネ王国のサウスウッド大森林、西寄りのところだったな、オースター帝国との国境付近だ・・・合っているか?」
「うん」
「近くの街は、エスティマか」
「そうだよ、私が拠点にしてる街」
「レイアの疲労が予想以上に激しいから一旦エスティマの街まで行って身体を休めよう・・・それからオースター帝国にある前の身体の持ち主の家に行くぞ、荷物がそのままになってる」
「・・・お家に帰りたい、お父様やお母様に会いたいよぅ」
「その家族は魔物に理解のある奴か、たいていの人間はそうだが・・・見つけたら殺しに来るような魔物嫌いではないか?」
「私は可愛がってもらってるから・・・この姿で「大森林で変な魔物に寄生されちゃったぁ!」って言えば・・・話は聞いてくれると思う・・・たぶん」
「家族に会うのは少し待て、オースター帝国の家が気になる、宿や貸家ではなくて持ち家だから大丈夫だとは思うが、私は何年あの草野郎の腹の中に居たんだ?、隠蔽はしてあるが朽ちて倒壊してないと良いが・・・」
「何年経ったか分からないの?」
「あぁ、3年くらいは数えていたが・・・途中から面倒になった」
「そんなに居たの?、って言うかあの魔物、枯れたりしないの?」
「人間には知られてないが魔物に寿命は無いぞ、魔石が命の源だ、魔石が壊されると死ぬし、長い年月食事を摂らないと弱って死ぬ」
「・・・え、待って、そしたら魔物になった私は?」
「正確に言えば魔石を埋め込んだ時に人間だったレイアは死んだ、今動いている心臓も魔石が動かしている、血は流れてるし呼吸もする、殴られれば痛いし怪我もする、それに腹も減るだろう、今はレイアという身体・・・器に入ってる魔石と私の魔力で生きてる、だから私が死ぬとレイアも死ぬし、魔石が砕けてレイアが死ぬとこの体は腐り、私の身体は初めて会った時のような肉と触手の塊に戻る」
「どうしてユッキィは魔物のお腹の中で何も食べずに長い間生きていられたの?」
「あの草野郎が時々人間や動物を捕まえて食ってたからな、レイアと出会った時みたいに腹の中に落ちてきた、そいつを食って生き延びていたんだが、魔力の強い人間みたいなのは滅多に来なかった、あと半年何も食えなかったら私も死んでたかもな」
「私の前にも人間が落ちてきたの?」
「3人居たな、男ばかりだ、最初の奴は話も聞かずに私を殺そうとしたから溶けて死ぬのを待って喰ってやった、残りの2人も協力して外に逃げようって言ったのに拒否したから死にかけた状態で記憶と知識を吸収してから美味しく頂いたぞ、宿主が死ぬと私は操れないから外には出られなかったが・・・」
「え、待って・・・私があの時、ユッキィの提案を拒否してたら・・・」
「レイアは女の子だから殺さないぞ、私の主な食事は生き物の血や肉、今はレイアに寄生しているから宿主の魔力や排泄物だ、それから愛液や精液・・・野郎どもの排泄物や精液は不味くて嫌いだから長期間寄生するのは可愛い女の子と決めてるんだ」
「・・・」
「寄生して外に出るっていうのは拒否されてもやっていただろう、レイアの腕力なら人間に寄生する前の私でも無理矢理押さえつけて寄生できると思った、だが、これから同じ身体で生きるんだから仲良くしたいと思って一緒に逃げないかって提案したんだ」
「私に選択権はなかったんだ・・・っていうか・・・排泄物・・・愛液・・・ってなに」
「まぁ、食事についてはまた改めて教えてやろう、あの草野郎に食われた時点でレイアは死ぬ運命だった、身体が魔物になってもこれから生きて一緒に旅して・・・色々楽しい事をしたり美味しいものを食べたりできた方が良くないか?、助かったのは幸運だったから、生きているのは奇跡だと思えば辛く無いだろう」
「それに今のレイアはかなり強い、今私は魔力不足で衰弱してるが万全の状態なら単独でドラゴンが殺せるぞ、実際前の相棒と一緒に10匹くらいは屠ったからな」
「・・・よく分かんないよ・・・でもこの格好で街に帰るのは絶対嫌!、恥ずかし過ぎる、だから脱ぎたいの!、お願いだから脱がせて!」
「無理だって言っただろう、私は身体を色々な形や材質に変化させる事が出来る、胸に巻き付いてる触手が気持ち悪いって言うから布っぽく変えてやっただろ、色も変えられるぞ」
「わ、色が赤から青に・・・でも脱げない・・・ぐすっ・・・私はこれを脱ぎたいの!、脱がせてよ!」
「絶対に脱げないぞ、どの部分も私の一部だから全部繋がってレイアの皮膚に植え付けてる、それでも恥ずかしいならローブか何かを羽織ればいい、草野郎の腹を裂いた時の剣も私の身体を変化させたものだ」
「お胸はこれでいいけど・・・下も恥ずかしいの・・・」
「ダメだ!、そのままの方が可愛い」
「なんで!」
あれから私達?は魔物の巣から抜け出して半日ほど、エスティマの街の近くまでやってきました、道中で襲ってきた魔獣は私のご主人様、ユッキィが剣で瞬殺、すっごく強いの、おかげで魔物の素材がいっぱい。
手で持てないくらいの量になったから途中の野営跡に落ちていた袋を拝借してその中に素材を入れて歩いています、同じ野営跡に落ちていた布を拾って腰に巻こうとしたらユッキィが何故か大反対して口論に、私が強行して腰に巻こうとしたら首を絞めてきたの、なんでだよ!。
「ねぇ、ユッキィ、私おしっこがしたい」
「すればいいだろ、私も食事がしたい、って言うかレイアは排泄が少ないな、水もほとんど飲まないし」
「やり方が分からなかったからずっと我慢してたの、もう限界なの、恥を忍んでユッキィに話すくらいには追い詰められてるの」
「だから脂汗が出てるのか!、早く言えばいいのに、そんなに我慢してると病気になるぞ」
「うぅ・・・ぐすっ・・・だってぇ・・・」
「そのまま出せ、立ったままでもいいし落ち着かないなら座ってしろ、触手の・・・レイアの穴のところに口があるから私はそのまま直で飲む、さぁ来い!」
「嫌・・・そんなのダメ、恥ずかしくて死んじゃう」
「分かった、私が補助してやる、世話のかかる奴だな」
「え、・・・ひゃう!・・・お・・・、お股の穴の中に何か入ってきたぁ!、いやぁぁぁ!」
「私の舌だ、今私はレイアの大事なところに濃厚なキスをしている、どうだ気持ちいいだろう」
「いやぁ、やめて漏れちゃう!」
「いいから漏らせ、私が残さず飲んでやるから」
「ダメ・・・そんなの・・・恥ずかし過ぎて・・・私の中で・・・何か大事なものを失っちゃう気がするの・・・」
「ええい、じれったいやつだ、ならばこうしてやる!」
「ひゃぁぁ、お腹を押さえないでぇ!・・・あぅ・・・」
じょろじょろぉ・・・
「シクシク・・・」
「泣くなよ」
「お嫁に行けない・・・」
「いや魔物だからもう行けないだろ」
「優しい旦那様と出会って幸せな家庭を築くのは?」
「無理だぞ、だが他の人間に卵を産み付ける事は出来るぞ」
「わーん!・・・え、卵ぉ!」
「私は雌だから卵を産める、私の種族には雄がいないから他種族に寄生しないと種を増やせない、それからレイアが誰か他の男の種をもらわないとダメだな、それを私が受け取って、受精した卵を人間の雌に産みつける」
「聞いてない・・・そんなの聞いてないよ・・・じゃぁその産み付けられた人はユッキィみたいなのを産むの?」
「いや、その幼体は私みたいに知能がないから普通にそいつに寄生して、腹を食い破って出てくるかな、「キシャァァ!」って」
「死んじゃうじゃん!」
「そうだな死ぬなぁ、それから出てきた幼体は人を襲って寄生する、で、寄生された奴は宿主になって操られ、他の人間を襲って・・・の繰り返しになるな」
「それ絶対やっちゃダメなやつだ!」
そんな事を話しながら歩いているとエスティマの街が見えてきました、大森林が近いから街は高い壁で覆われています、夜、門が閉まるギリギリまで待って私がいつも利用している宿まで行く事になりました、当然この恥ずかしい格好のままで・・・。
ユッキィは「昼間入ればいいだろ、私も今の街の様子がどうなっているか知りたい」と主張しましたが私が断固拒否!、この恥ずかしい格好で昼の街を歩く勇気はありません。
変態だと思われるし、絶対えっちだよこれ・・・ユッキィは服のふりをしてるから恥ずかしく無いだろうけど、私は知り合いに会ったら大惨事だ。
「人が少なくなってきたね、この後衛兵さんが交代したら門が閉まるの」
「待ちくたびれたぞ、まぁ、その間レイアといっぱいお話しできたから楽しかったけどな」
「もしかして私って、他から見たらえっちな服を着て独り言を呟いてる危ない奴に見える?」
「そうだな、見えるぞ」
「わーん!」
「それが嫌なら頭の中で念じろ、私とレイアは融合してるから伝わる筈だ」
「・・・」
「おい、またこいつはそんな嘘を・・・って考えただろ」
「・・・え、何で分かったの・・・本当に念じたら通じるの?」
「レイアが伝えようとするか、私が読もうとすれば分かるぞ」
「・・・そうなんだ」
「心配するな、レイアは相棒としても一人の人間としても・・・魔物だが・・・尊重するつもりだ、気持ちの奥深くまでは読まない」
「・・・うん」
「だが、かなり前からレイアは私をどうやって引き剥がそうか、私が変化した服をどうにかして脱げないかばかり考えているだろう」
「読んでるし!」
「諦めろ、これはもうレイアの皮膚になってる、恥ずかしい格好と引き換えに大きな力と長い寿命を手に入れたんだぞ」
「・・・」
「今、「ユッキィもこの姿を恥ずかしいと思ってるんだ」って考えただろう」
「私の心・・・読んじゃやだ・・・」
レイア・ルミナスさん(青色)
「ぐすっ・・・」
私は魔物の巣の片隅で身体を丸くして横になっています、地面は岩だらけで硬いのにこの服・・・ユキさんの身体のおかげで痛くないの・・・ユキさんには寝ろって言われたけど、こんな状態で眠れるわけないよぅ・・・。
気持ち悪い・・・服の中がずっと濡れてぐちょぐちょになってる感じ、足や腕、首の周りやお腹は私の皮膚と一体になったみたいにピッタリと貼り付いてるのに胸やお尻、お股のあたりはまだ私の皮膚が残ってるのかも・・・引っ張ったら少し皮膚から剥がれて・・・。
「何をしてる?」
「ひっ・・・」
「まだ私を脱ごうとしているのならもう一度首を絞めるぞ」
「いや・・・やめて・・・ください・・・苦しいのいやぁ・・・」
「私と相棒になるのは嫌かな」
「嫌だって言っても・・・もう戻れないんでしょ・・・ひっく・・・」
「今までの相棒は皆最初は私を拒絶した、こんな身体にしやがって、騙したな、こんなの嫌だ殺して・・・レイアと同じ反応だな、だがそれからとても仲良くなった奴も居る、どうしても分かり合えなかったのも居たがな」
「分かり合えなかった人は・・・どうしたの・・・ですか」
「敬語はやめてくれないか相棒、これから仲良くやりたいんだ」
「じゃぁ・・・ユッキィ・・・」
「ユッ・・・まぁいい、好きなように呼べ、ご主人様とかマスターって言う奴も居たがな・・・分かり合えなかった奴は、反抗して手に負えなかった時は無理矢理頭まで支配して身体を乗っ取ったり、こんな身体で生きていたくないって言った奴は双方合意の上で身体を譲ってもらった、そいつは身体の中には居たがずっと眠っていたな・・・」
「・・・」
「前の身体が死んだ時の記憶だと、ここはレオーネ王国のサウスウッド大森林、西寄りのところだったな、オースター帝国との国境付近だ・・・合っているか?」
「うん」
「近くの街は、エスティマか」
「そうだよ、私が拠点にしてる街」
「レイアの疲労が予想以上に激しいから一旦エスティマの街まで行って身体を休めよう・・・それからオースター帝国にある前の身体の持ち主の家に行くぞ、荷物がそのままになってる」
「・・・お家に帰りたい、お父様やお母様に会いたいよぅ」
「その家族は魔物に理解のある奴か、たいていの人間はそうだが・・・見つけたら殺しに来るような魔物嫌いではないか?」
「私は可愛がってもらってるから・・・この姿で「大森林で変な魔物に寄生されちゃったぁ!」って言えば・・・話は聞いてくれると思う・・・たぶん」
「家族に会うのは少し待て、オースター帝国の家が気になる、宿や貸家ではなくて持ち家だから大丈夫だとは思うが、私は何年あの草野郎の腹の中に居たんだ?、隠蔽はしてあるが朽ちて倒壊してないと良いが・・・」
「何年経ったか分からないの?」
「あぁ、3年くらいは数えていたが・・・途中から面倒になった」
「そんなに居たの?、って言うかあの魔物、枯れたりしないの?」
「人間には知られてないが魔物に寿命は無いぞ、魔石が命の源だ、魔石が壊されると死ぬし、長い年月食事を摂らないと弱って死ぬ」
「・・・え、待って、そしたら魔物になった私は?」
「正確に言えば魔石を埋め込んだ時に人間だったレイアは死んだ、今動いている心臓も魔石が動かしている、血は流れてるし呼吸もする、殴られれば痛いし怪我もする、それに腹も減るだろう、今はレイアという身体・・・器に入ってる魔石と私の魔力で生きてる、だから私が死ぬとレイアも死ぬし、魔石が砕けてレイアが死ぬとこの体は腐り、私の身体は初めて会った時のような肉と触手の塊に戻る」
「どうしてユッキィは魔物のお腹の中で何も食べずに長い間生きていられたの?」
「あの草野郎が時々人間や動物を捕まえて食ってたからな、レイアと出会った時みたいに腹の中に落ちてきた、そいつを食って生き延びていたんだが、魔力の強い人間みたいなのは滅多に来なかった、あと半年何も食えなかったら私も死んでたかもな」
「私の前にも人間が落ちてきたの?」
「3人居たな、男ばかりだ、最初の奴は話も聞かずに私を殺そうとしたから溶けて死ぬのを待って喰ってやった、残りの2人も協力して外に逃げようって言ったのに拒否したから死にかけた状態で記憶と知識を吸収してから美味しく頂いたぞ、宿主が死ぬと私は操れないから外には出られなかったが・・・」
「え、待って・・・私があの時、ユッキィの提案を拒否してたら・・・」
「レイアは女の子だから殺さないぞ、私の主な食事は生き物の血や肉、今はレイアに寄生しているから宿主の魔力や排泄物だ、それから愛液や精液・・・野郎どもの排泄物や精液は不味くて嫌いだから長期間寄生するのは可愛い女の子と決めてるんだ」
「・・・」
「寄生して外に出るっていうのは拒否されてもやっていただろう、レイアの腕力なら人間に寄生する前の私でも無理矢理押さえつけて寄生できると思った、だが、これから同じ身体で生きるんだから仲良くしたいと思って一緒に逃げないかって提案したんだ」
「私に選択権はなかったんだ・・・っていうか・・・排泄物・・・愛液・・・ってなに」
「まぁ、食事についてはまた改めて教えてやろう、あの草野郎に食われた時点でレイアは死ぬ運命だった、身体が魔物になってもこれから生きて一緒に旅して・・・色々楽しい事をしたり美味しいものを食べたりできた方が良くないか?、助かったのは幸運だったから、生きているのは奇跡だと思えば辛く無いだろう」
「それに今のレイアはかなり強い、今私は魔力不足で衰弱してるが万全の状態なら単独でドラゴンが殺せるぞ、実際前の相棒と一緒に10匹くらいは屠ったからな」
「・・・よく分かんないよ・・・でもこの格好で街に帰るのは絶対嫌!、恥ずかし過ぎる、だから脱ぎたいの!、お願いだから脱がせて!」
「無理だって言っただろう、私は身体を色々な形や材質に変化させる事が出来る、胸に巻き付いてる触手が気持ち悪いって言うから布っぽく変えてやっただろ、色も変えられるぞ」
「わ、色が赤から青に・・・でも脱げない・・・ぐすっ・・・私はこれを脱ぎたいの!、脱がせてよ!」
「絶対に脱げないぞ、どの部分も私の一部だから全部繋がってレイアの皮膚に植え付けてる、それでも恥ずかしいならローブか何かを羽織ればいい、草野郎の腹を裂いた時の剣も私の身体を変化させたものだ」
「お胸はこれでいいけど・・・下も恥ずかしいの・・・」
「ダメだ!、そのままの方が可愛い」
「なんで!」
あれから私達?は魔物の巣から抜け出して半日ほど、エスティマの街の近くまでやってきました、道中で襲ってきた魔獣は私のご主人様、ユッキィが剣で瞬殺、すっごく強いの、おかげで魔物の素材がいっぱい。
手で持てないくらいの量になったから途中の野営跡に落ちていた袋を拝借してその中に素材を入れて歩いています、同じ野営跡に落ちていた布を拾って腰に巻こうとしたらユッキィが何故か大反対して口論に、私が強行して腰に巻こうとしたら首を絞めてきたの、なんでだよ!。
「ねぇ、ユッキィ、私おしっこがしたい」
「すればいいだろ、私も食事がしたい、って言うかレイアは排泄が少ないな、水もほとんど飲まないし」
「やり方が分からなかったからずっと我慢してたの、もう限界なの、恥を忍んでユッキィに話すくらいには追い詰められてるの」
「だから脂汗が出てるのか!、早く言えばいいのに、そんなに我慢してると病気になるぞ」
「うぅ・・・ぐすっ・・・だってぇ・・・」
「そのまま出せ、立ったままでもいいし落ち着かないなら座ってしろ、触手の・・・レイアの穴のところに口があるから私はそのまま直で飲む、さぁ来い!」
「嫌・・・そんなのダメ、恥ずかしくて死んじゃう」
「分かった、私が補助してやる、世話のかかる奴だな」
「え、・・・ひゃう!・・・お・・・、お股の穴の中に何か入ってきたぁ!、いやぁぁぁ!」
「私の舌だ、今私はレイアの大事なところに濃厚なキスをしている、どうだ気持ちいいだろう」
「いやぁ、やめて漏れちゃう!」
「いいから漏らせ、私が残さず飲んでやるから」
「ダメ・・・そんなの・・・恥ずかし過ぎて・・・私の中で・・・何か大事なものを失っちゃう気がするの・・・」
「ええい、じれったいやつだ、ならばこうしてやる!」
「ひゃぁぁ、お腹を押さえないでぇ!・・・あぅ・・・」
じょろじょろぉ・・・
「シクシク・・・」
「泣くなよ」
「お嫁に行けない・・・」
「いや魔物だからもう行けないだろ」
「優しい旦那様と出会って幸せな家庭を築くのは?」
「無理だぞ、だが他の人間に卵を産み付ける事は出来るぞ」
「わーん!・・・え、卵ぉ!」
「私は雌だから卵を産める、私の種族には雄がいないから他種族に寄生しないと種を増やせない、それからレイアが誰か他の男の種をもらわないとダメだな、それを私が受け取って、受精した卵を人間の雌に産みつける」
「聞いてない・・・そんなの聞いてないよ・・・じゃぁその産み付けられた人はユッキィみたいなのを産むの?」
「いや、その幼体は私みたいに知能がないから普通にそいつに寄生して、腹を食い破って出てくるかな、「キシャァァ!」って」
「死んじゃうじゃん!」
「そうだな死ぬなぁ、それから出てきた幼体は人を襲って寄生する、で、寄生された奴は宿主になって操られ、他の人間を襲って・・・の繰り返しになるな」
「それ絶対やっちゃダメなやつだ!」
そんな事を話しながら歩いているとエスティマの街が見えてきました、大森林が近いから街は高い壁で覆われています、夜、門が閉まるギリギリまで待って私がいつも利用している宿まで行く事になりました、当然この恥ずかしい格好のままで・・・。
ユッキィは「昼間入ればいいだろ、私も今の街の様子がどうなっているか知りたい」と主張しましたが私が断固拒否!、この恥ずかしい格好で昼の街を歩く勇気はありません。
変態だと思われるし、絶対えっちだよこれ・・・ユッキィは服のふりをしてるから恥ずかしく無いだろうけど、私は知り合いに会ったら大惨事だ。
「人が少なくなってきたね、この後衛兵さんが交代したら門が閉まるの」
「待ちくたびれたぞ、まぁ、その間レイアといっぱいお話しできたから楽しかったけどな」
「もしかして私って、他から見たらえっちな服を着て独り言を呟いてる危ない奴に見える?」
「そうだな、見えるぞ」
「わーん!」
「それが嫌なら頭の中で念じろ、私とレイアは融合してるから伝わる筈だ」
「・・・」
「おい、またこいつはそんな嘘を・・・って考えただろ」
「・・・え、何で分かったの・・・本当に念じたら通じるの?」
「レイアが伝えようとするか、私が読もうとすれば分かるぞ」
「・・・そうなんだ」
「心配するな、レイアは相棒としても一人の人間としても・・・魔物だが・・・尊重するつもりだ、気持ちの奥深くまでは読まない」
「・・・うん」
「だが、かなり前からレイアは私をどうやって引き剥がそうか、私が変化した服をどうにかして脱げないかばかり考えているだろう」
「読んでるし!」
「諦めろ、これはもうレイアの皮膚になってる、恥ずかしい格好と引き換えに大きな力と長い寿命を手に入れたんだぞ」
「・・・」
「今、「ユッキィもこの姿を恥ずかしいと思ってるんだ」って考えただろう」
「私の心・・・読んじゃやだ・・・」
レイア・ルミナスさん(青色)
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