114 / 222
Side - 15 - 56 - どこにいるの? -
しおりを挟む
Side - 15 - 56 - どこにいるの? -
こんにちは、リーゼロッテ・シェルダン15歳です、あ、もうすぐ16歳になります。
私は今、王城を出て馬車・・・生きている馬ではなくて四足歩行魔道具(アイヴォウ)ですが・・・に乗せられチベットスナギツネみたいな表情でどこかに連れて行かれています、事前の打ち合わせでは記録用の水晶を持った「影」と呼ばれる王国騎士団特殊暗殺部隊がついて来てる筈だけど怖いのです!、震えと涙が止まらないのです!。
「リーゼロッテ様、泣かないでください、怖くありませんよ・・・フフッ・・・」
以前、リィンちゃんと旅行に行く前にお手紙を渡してきたメイドさんが私の横に座って耳元で囁きます、前からこの人は距離感が近いのです!、私はそっちの趣味はないのです!、・・・あぅ!、太ももを撫でられましたぁ!、・・・いやぁぁ、下着の中に手を入れないで!。
フルフル・・・
・・・昨日お手紙で呼び出されて、王城の隅っこにあるお部屋に行ったらこのメイドさんが居て、案内されるままに馬車に乗って・・・今ここに居るのです、どこに連れて行かれるのでしょう。
ゴト・・・
馬車が止まりました、馬車に乗ってそんなに時間が経ってないから王城の近く?。
「では降りましょう、お手をどうぞ」
先にメイドさんが降りて私を支えます、目の前には大きなお屋敷、シェルダンの私のお屋敷と同じくらい?、周りにはよく手入れされたお庭が広がっています。
メイドさんについてお屋敷に入り、豪華な客間に通されました、私は怖くてまだ涙が止まりません。
「ようこそ、リーゼロッテ嬢、消息不明と聞いて心配しましたぞ」
「・・・あぅ・・・誰?」
「これは挨拶が遅れて申し訳ない、有名だからご存知だと思ったのですが・・・私の名前はセコビッチィ・ドワルスキー、この国の宰相ですよ、そして後ろのメイドは娘のアターシャー」
「・・・」
「どうぞお座りください」
「はい・・・ぐす・・・」
私は恐る恐るソファに座ります、目の前にはドワルスキー宰相・・・私の身体を舐めるように見ているのです!、気持ち悪いのです!。
「どうぞ」
メイドさんが私の目の前に美味しそうなケーキとお茶を置いて部屋の隅に控えます、美味しそう・・・じゅるり・・・ってそんな場合じゃないのです!。
「どうぞお召し上がりください、美味しいですよ」
「はい・・・」
私がもきゅもきゅとケーキを食べていると・・・。
「ははは、可愛らしい、だが知らないお家に来て安易に食べ物に手を出すのはどうかと思いますね、毒でも入っていたら大変だ・・・おっと、リーゼロッテ嬢は腕輪があるから大丈夫でしたかな」
「ぶふぉっ!、・・・げふっ!、えふっ!」
「あぁ、ご心配なく、毒は入っておりませんよ、大事なシェルダンのお嬢さんだ、何かあったら怖い当主様が黙っていないだろう」
酷いのです!、鼻からケーキが出たのです!、私の横に居たアターシャーさんが濡れたハンカチでお顔を拭いてくれています・・・ひぃっ!、お顔が近いのです!。
「・・・」
「おっと、怖い怖い、そんなに睨まないでください」
いやこの目つきは生まれつきなのです、睨んでないのです!。
「さて、私からリーゼロッテ嬢に提案があります、聞いていただけますか?」
こくり・・・。
「国王陛下がシェルダン家当主と共謀してあなたを便利な道具のように使おうとしています、ドック氏の作った腕輪に仕掛けをして、言う事を聞かないと苦痛を与えるようにした・・・これは先にお手紙で知らせた通りです、お手紙はあなたから王女殿下に渡されたようで、それが国王陛下にも知られて大きな問題になっていますが・・・それもうちの力でどうにでも出来るでしょう」
「・・・」
「我がドワルスキー家ならあなたをお守りできます、王家やシェルダン家にも負けない権力と人脈を持っている我が家に来て頂けたら、・・・そうですね、あなたの自由は保証しましょう、気が済むまで大好きな魔法陣や魔道具の研究をしても構わない、完成した魔道具はうちの持っている販売ルートで売れば大金を手にする事も出来ますよ、どうですか、あなたにそのような酷い腕輪を・・・一生外せない枷を付けた王家やシェルダン家など捨てて我が家に来ませんか?」
「・・・いいの?」
「はい、歓迎しますよ、・・・ただ、憎い王家に復讐をしたくありませんか?、あなたはどのような攻撃に対しても無傷だ、その力を利用して王族を始末してしまいましょう、指輪が心配なのでしたら・・・私達の手の者が他の王族に配られた指輪を事前に盗み出しておく事も可能ですよ、そうすればあなたは自由だ、残念ながらその無骨な腕輪を外す事は出来ませんが・・・あなたに害を与える事が出来る王族を全員消せばいいのです、そしたらその腕輪はただの飾りになります」
「・・・あの」
「はい?」
「・・・あなたも・・・指輪・・・あるよね?・・・ぐすっ・・・」
「あぁ、私と父上は末席ながら王位継承権がありますので、持っていますよ、要らないと言うのに王家から渡されたのです、でもあなたが味方になってくれるなら、この指輪はあなたの目の前で廃棄しますよ」
「・・・いや」
「は?」
「うぅ・・・あなたの味方には・・・ひっく・・・ならないの・・・帰るの・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・仕方ありませんね、使いたくはなかったのですが、少し痛い思いをしてもらいましょうか、もちろん味方になってもらえるまで苦しんでもらいますがね・・・はぁぁっ!」
そう言って、ドワルスキー宰相は赤い指輪を私に向けて魔力を流したのです・・・うぅ・・・怖いのです!、痛くならないのは分かってるけど、この前、博士やリィンちゃんにされた事がトラウマになっててあの指輪を見たら体が震えるのです・・・。
「・・・いや・・・やめて・・・」
「あれ?」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
フルフル・・・
「なぜ苦しまない?」
「・・・」
「何故苦しまないのだ!、もう一度!・・・はぁぁぁっ!」
「ひぃっ・・・」
「・・・」
「ドックの奴に騙されたか!」
がしっ!
ぎゃぁぁ!、宰相が私の肩を掴んで押し倒したのです!、怖いのです!、そんなに近付いたら怖くておしっこが・・・漏れちゃう・・・。
「何だこれは・・・うわぁ!・・・げふっ!」
ずぅぅぅん!
どん!・・・どさっ・・・
普段は制御してる魔力が恐怖で抑えられなくなって・・・一気に放出したらお部屋の調度品が全部砕けて壁に沢山ヒビが・・・、あ、周りに立ってた兵士さんやメイドさんが壁まで吹き飛んじゃったのです・・・私を押し倒した宰相さんは天井まで飛んで・・・落ちたのです・・・し・・・死んでないよね・・・
あぅ・・・
じょろじょろぉ・・・ほかほかぁ・・・
「うぅ・・・ぐす・・・ひっく・・・えぐえぐ・・・」
ガチャ・・・
「騙したとは随分なこと言ってくれるじゃねぇか・・・って、気絶してるか・・・おい、そこの、叩き起こしてくれ」
博士とお父様・・・お城の騎士様が大勢お部屋に押し入って来ました・・・私は恐怖と博士の顔を見た安心とで泣き崩れました・・・床にはおしっこが溜まってるけど・・・。
「あぁぁぁ・・・博士ぇ・・・怖かったの!、もう嫌なの!・・・うわーん!・・・あぅ・・・何で避けるのです!」
「いやすまん、今の嬢ちゃん小便まみれだからな、つい・・・」
「うわぁぁぁん!、・・・酷い!・・・酷いのです!」
宰相の家からおしっこまみれで帰った翌日・・・私はお父様から説明を受けたのです、・・・お父様は宰相の家で私がお父様より博士に抱きつこうとしたのを見てとても凹んでいるのです・・・悪いことしちゃったな・・・。
私が馬車でお城を出た直後、国王陛下は結界の魔道具でお城の周りに結界を張り完全封鎖、城内に居る人達を外に出られないようにしました。
陛下が信用している近衛騎士団の精鋭と「影」を2つに分け、半分は馬車を追って宰相の家に、もう半分はお城の制圧に・・・。
そしてお城の中に居る人達全員に瞳水晶を使い、宰相派とその他に分けたのです。
国家反逆罪の現行犯で拘束された宰相にも瞳水晶を使い、共犯者を漏れなく洗い出し、家を捜査して見つけた共犯者の名簿も使って国のあちこちに散らばった宰相派を一掃すべく、今も騎士団が忙しく動いているようです・・・。
その捜査は大掛かりで、一時は国境を完全封鎖したとか。
宰相は博士に騙された!って騒いでいましたが、指輪は正常に動作、私の防御結界の腕輪で無効になっている事を知ると膝から崩れ落ちたのです・・・。
大規模な捜索はまだ続いていますが、こうして国を騒がせた「呪いの刃事件」をはじめとする数々の不穏な事件については何とか解決しそうなのです・・・今回の騒動で起きてしまった悲しい事件を除いて・・・。
「まだ見つからないのです?、早く手術しないと本当に歩けなくなっちゃう・・・」
「うん、宰相派の捜索と一緒に手配してもらったんだけど・・・リゼちゃんを装ってお城の裏門から出たところまでは確認できてるの、でもその後の足取りが全然掴めないの・・・どこに居るの・・・セシルちゃん・・・」
こんにちは、リーゼロッテ・シェルダン15歳です、あ、もうすぐ16歳になります。
私は今、王城を出て馬車・・・生きている馬ではなくて四足歩行魔道具(アイヴォウ)ですが・・・に乗せられチベットスナギツネみたいな表情でどこかに連れて行かれています、事前の打ち合わせでは記録用の水晶を持った「影」と呼ばれる王国騎士団特殊暗殺部隊がついて来てる筈だけど怖いのです!、震えと涙が止まらないのです!。
「リーゼロッテ様、泣かないでください、怖くありませんよ・・・フフッ・・・」
以前、リィンちゃんと旅行に行く前にお手紙を渡してきたメイドさんが私の横に座って耳元で囁きます、前からこの人は距離感が近いのです!、私はそっちの趣味はないのです!、・・・あぅ!、太ももを撫でられましたぁ!、・・・いやぁぁ、下着の中に手を入れないで!。
フルフル・・・
・・・昨日お手紙で呼び出されて、王城の隅っこにあるお部屋に行ったらこのメイドさんが居て、案内されるままに馬車に乗って・・・今ここに居るのです、どこに連れて行かれるのでしょう。
ゴト・・・
馬車が止まりました、馬車に乗ってそんなに時間が経ってないから王城の近く?。
「では降りましょう、お手をどうぞ」
先にメイドさんが降りて私を支えます、目の前には大きなお屋敷、シェルダンの私のお屋敷と同じくらい?、周りにはよく手入れされたお庭が広がっています。
メイドさんについてお屋敷に入り、豪華な客間に通されました、私は怖くてまだ涙が止まりません。
「ようこそ、リーゼロッテ嬢、消息不明と聞いて心配しましたぞ」
「・・・あぅ・・・誰?」
「これは挨拶が遅れて申し訳ない、有名だからご存知だと思ったのですが・・・私の名前はセコビッチィ・ドワルスキー、この国の宰相ですよ、そして後ろのメイドは娘のアターシャー」
「・・・」
「どうぞお座りください」
「はい・・・ぐす・・・」
私は恐る恐るソファに座ります、目の前にはドワルスキー宰相・・・私の身体を舐めるように見ているのです!、気持ち悪いのです!。
「どうぞ」
メイドさんが私の目の前に美味しそうなケーキとお茶を置いて部屋の隅に控えます、美味しそう・・・じゅるり・・・ってそんな場合じゃないのです!。
「どうぞお召し上がりください、美味しいですよ」
「はい・・・」
私がもきゅもきゅとケーキを食べていると・・・。
「ははは、可愛らしい、だが知らないお家に来て安易に食べ物に手を出すのはどうかと思いますね、毒でも入っていたら大変だ・・・おっと、リーゼロッテ嬢は腕輪があるから大丈夫でしたかな」
「ぶふぉっ!、・・・げふっ!、えふっ!」
「あぁ、ご心配なく、毒は入っておりませんよ、大事なシェルダンのお嬢さんだ、何かあったら怖い当主様が黙っていないだろう」
酷いのです!、鼻からケーキが出たのです!、私の横に居たアターシャーさんが濡れたハンカチでお顔を拭いてくれています・・・ひぃっ!、お顔が近いのです!。
「・・・」
「おっと、怖い怖い、そんなに睨まないでください」
いやこの目つきは生まれつきなのです、睨んでないのです!。
「さて、私からリーゼロッテ嬢に提案があります、聞いていただけますか?」
こくり・・・。
「国王陛下がシェルダン家当主と共謀してあなたを便利な道具のように使おうとしています、ドック氏の作った腕輪に仕掛けをして、言う事を聞かないと苦痛を与えるようにした・・・これは先にお手紙で知らせた通りです、お手紙はあなたから王女殿下に渡されたようで、それが国王陛下にも知られて大きな問題になっていますが・・・それもうちの力でどうにでも出来るでしょう」
「・・・」
「我がドワルスキー家ならあなたをお守りできます、王家やシェルダン家にも負けない権力と人脈を持っている我が家に来て頂けたら、・・・そうですね、あなたの自由は保証しましょう、気が済むまで大好きな魔法陣や魔道具の研究をしても構わない、完成した魔道具はうちの持っている販売ルートで売れば大金を手にする事も出来ますよ、どうですか、あなたにそのような酷い腕輪を・・・一生外せない枷を付けた王家やシェルダン家など捨てて我が家に来ませんか?」
「・・・いいの?」
「はい、歓迎しますよ、・・・ただ、憎い王家に復讐をしたくありませんか?、あなたはどのような攻撃に対しても無傷だ、その力を利用して王族を始末してしまいましょう、指輪が心配なのでしたら・・・私達の手の者が他の王族に配られた指輪を事前に盗み出しておく事も可能ですよ、そうすればあなたは自由だ、残念ながらその無骨な腕輪を外す事は出来ませんが・・・あなたに害を与える事が出来る王族を全員消せばいいのです、そしたらその腕輪はただの飾りになります」
「・・・あの」
「はい?」
「・・・あなたも・・・指輪・・・あるよね?・・・ぐすっ・・・」
「あぁ、私と父上は末席ながら王位継承権がありますので、持っていますよ、要らないと言うのに王家から渡されたのです、でもあなたが味方になってくれるなら、この指輪はあなたの目の前で廃棄しますよ」
「・・・いや」
「は?」
「うぅ・・・あなたの味方には・・・ひっく・・・ならないの・・・帰るの・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・仕方ありませんね、使いたくはなかったのですが、少し痛い思いをしてもらいましょうか、もちろん味方になってもらえるまで苦しんでもらいますがね・・・はぁぁっ!」
そう言って、ドワルスキー宰相は赤い指輪を私に向けて魔力を流したのです・・・うぅ・・・怖いのです!、痛くならないのは分かってるけど、この前、博士やリィンちゃんにされた事がトラウマになっててあの指輪を見たら体が震えるのです・・・。
「・・・いや・・・やめて・・・」
「あれ?」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
フルフル・・・
「なぜ苦しまない?」
「・・・」
「何故苦しまないのだ!、もう一度!・・・はぁぁぁっ!」
「ひぃっ・・・」
「・・・」
「ドックの奴に騙されたか!」
がしっ!
ぎゃぁぁ!、宰相が私の肩を掴んで押し倒したのです!、怖いのです!、そんなに近付いたら怖くておしっこが・・・漏れちゃう・・・。
「何だこれは・・・うわぁ!・・・げふっ!」
ずぅぅぅん!
どん!・・・どさっ・・・
普段は制御してる魔力が恐怖で抑えられなくなって・・・一気に放出したらお部屋の調度品が全部砕けて壁に沢山ヒビが・・・、あ、周りに立ってた兵士さんやメイドさんが壁まで吹き飛んじゃったのです・・・私を押し倒した宰相さんは天井まで飛んで・・・落ちたのです・・・し・・・死んでないよね・・・
あぅ・・・
じょろじょろぉ・・・ほかほかぁ・・・
「うぅ・・・ぐす・・・ひっく・・・えぐえぐ・・・」
ガチャ・・・
「騙したとは随分なこと言ってくれるじゃねぇか・・・って、気絶してるか・・・おい、そこの、叩き起こしてくれ」
博士とお父様・・・お城の騎士様が大勢お部屋に押し入って来ました・・・私は恐怖と博士の顔を見た安心とで泣き崩れました・・・床にはおしっこが溜まってるけど・・・。
「あぁぁぁ・・・博士ぇ・・・怖かったの!、もう嫌なの!・・・うわーん!・・・あぅ・・・何で避けるのです!」
「いやすまん、今の嬢ちゃん小便まみれだからな、つい・・・」
「うわぁぁぁん!、・・・酷い!・・・酷いのです!」
宰相の家からおしっこまみれで帰った翌日・・・私はお父様から説明を受けたのです、・・・お父様は宰相の家で私がお父様より博士に抱きつこうとしたのを見てとても凹んでいるのです・・・悪いことしちゃったな・・・。
私が馬車でお城を出た直後、国王陛下は結界の魔道具でお城の周りに結界を張り完全封鎖、城内に居る人達を外に出られないようにしました。
陛下が信用している近衛騎士団の精鋭と「影」を2つに分け、半分は馬車を追って宰相の家に、もう半分はお城の制圧に・・・。
そしてお城の中に居る人達全員に瞳水晶を使い、宰相派とその他に分けたのです。
国家反逆罪の現行犯で拘束された宰相にも瞳水晶を使い、共犯者を漏れなく洗い出し、家を捜査して見つけた共犯者の名簿も使って国のあちこちに散らばった宰相派を一掃すべく、今も騎士団が忙しく動いているようです・・・。
その捜査は大掛かりで、一時は国境を完全封鎖したとか。
宰相は博士に騙された!って騒いでいましたが、指輪は正常に動作、私の防御結界の腕輪で無効になっている事を知ると膝から崩れ落ちたのです・・・。
大規模な捜索はまだ続いていますが、こうして国を騒がせた「呪いの刃事件」をはじめとする数々の不穏な事件については何とか解決しそうなのです・・・今回の騒動で起きてしまった悲しい事件を除いて・・・。
「まだ見つからないのです?、早く手術しないと本当に歩けなくなっちゃう・・・」
「うん、宰相派の捜索と一緒に手配してもらったんだけど・・・リゼちゃんを装ってお城の裏門から出たところまでは確認できてるの、でもその後の足取りが全然掴めないの・・・どこに居るの・・・セシルちゃん・・・」
0
お気に入りに追加
66
あなたにおすすめの小説


忌むべき番
藍田ひびき
恋愛
「メルヴィ・ハハリ。お前との婚姻は無効とし、国外追放に処す。その忌まわしい姿を、二度と俺に見せるな」
メルヴィはザブァヒワ皇国の皇太子ヴァルラムの番だと告げられ、強引に彼の後宮へ入れられた。しかしヴァルラムは他の妃のもとへ通うばかり。さらに、真の番が見つかったからとメルヴィへ追放を言い渡す。
彼は知らなかった。それこそがメルヴィの望みだということを――。
※ 8/4 誤字修正しました。
※ なろうにも投稿しています。

美少女に転生して料理して生きてくことになりました。
ゆーぞー
ファンタジー
田中真理子32歳、独身、失業中。
飲めないお酒を飲んでぶったおれた。
気がついたらマリアンヌという12歳の美少女になっていた。
その世界は加護を受けた人間しか料理をすることができない世界だった

結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?
おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました!
皆様ありがとうございます。
「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」
眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。
「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」
ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。
ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視
上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。

メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

私はモブのはず
シュミー
恋愛
私はよくある乙女ゲーのモブに転生をした。
けど
モブなのに公爵家。そしてチート。さらには家族は美丈夫で、自慢じゃないけど、私もその内に入る。
モブじゃなかったっけ?しかも私のいる公爵家はちょっと特殊ときている。もう一度言おう。
私はモブじゃなかったっけ?
R-15は保険です。
ちょっと逆ハー気味かもしれない?の、かな?見る人によっては変わると思う。
注意:作者も注意しておりますが、誤字脱字が限りなく多い作品となっております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる