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Side - 184 - 14 - ゆうかいされたのです -
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Side - 184 - 14 - ゆうかいされたのです -
こんにちは、リーゼロッテ・シェルダン184歳でございます。
少し予定が狂ったけど、無事に?おじさんを送り返せたのです!、結界の端の方は私の魔力量の増減に応じて伸びたり縮んだりする省エネ設計なのに、なんでこんな所をお散歩してたんでしょう・・・、私は大丈夫だけどおじさんは危ないのです・・・。
転移先は王都の路地裏だから血まみれでも捕まらないだろうし、おじさんも子供じゃないんだから王都からお家まで一人で大丈夫でしょう、あ、大剣忘れてる、転移!っと、これでよし!、ふふふ・・・、今日から誰もいないのです!、今まで隠れてやってたけど思う存分声を出して一人えっちができるのです!。
でもおじさんを送る転移魔法陣を発動してたらその隙を突いて狼さんに私の大切な眼帯を取られちゃった・・・それに涎まみれ、・・・うぅ・・・またお母様と一緒に作りましょう・・・それまでは・・・誰もいないから無くてもいいかな、・・・街に行く時は・・・そうだ、昔シルベスター叔父様がドラゴンの皮で作ってくれた眼帯がお家に置いてありましたね、あれを使いましょう。
あとは、・・・この魔獣の死体・・・放っておいたら他の魔獣さん達が食べてくれるんだけど、・・・おじさんの食費もかかったし、久しぶりに王都のハンターギルドに売ってお金に代えておきましょう、確かあそこの転移魔法陣は・・・これだっけ?・・・全部転移!っと、これでよし。
さて、お風呂に入って・・・この前おじさんの寝てたベッド嗅いだ時獣臭かったから洗っておきましょう、マットやお布団も洗って、シーツも替えて、お日様に当ててふかふかになったお布団で寝るんだぁ、もうソファや床で寝るのは嫌なのです!。
ふぅ・・・お洗濯疲れたのです、でも洗うのは人力だけど乾かす時は乾燥の魔法陣で一瞬なのです、それにお部屋のお掃除・・・うぅ・・・おじさんの体臭がちょっと残ってるのです・・・失礼かと思って平気な顔してたけど・・・折れてた足の固定を外す時、臭くて頭がクラッとしたのです!、私は理世だった時から潔癖症だから、他人の匂いが気になって眠れないのです、換気をして、ハーブを溶かしたお水でお掃除・・・。
綺麗になりましたぁ・・・疲れたのです!、今夜はふかふかのお布団を堪能して、明日のお昼過ぎまで寝ていましょう・・・それから・・・今朝はサリーくんの言ってた行方不明のお孫さんを探して王都を調べたけど分からなかったから、・・・その周辺の街のハンターギルドも何日かかけて調べてみましょうか・・・、明日はお昼を食べてから出発しましょう・・・。
コルトから一番近くの宿場町、ここもダメでしたかぁ、・・・受付はお姉さんかと思ってたらここは男の人だったのです、ちょっと挙動不審になってたけど、ちゃんと聞けたのです、私、頑張った!。
「おい!待てよ!」
え、誰か呼んでいます、私でしょうか?。
ひぃっ、あのおじさんがすごい顔をして私の方に向かって来てるのです!、王都に転移させたのに何でこんな所にいるのですかぁ!、・・・はっ、もしかして私のことが忘れられず付き纏い・・・気味が悪いのです!、相手にしてくれる幼女が私だけだから執着してストーカーになっちゃったのですか!、嫌なのです!。
おじさんがまだ何か叫んで追いかけてきます、怖くてよく聞こえないけど・・・、「見つけたぞぉ・・・待てぇー・・・ぐへへへへ」って言ってるに違いないのです!。
私は怖くて泣きそうになるのを我慢して路地裏に逃げました、そして誰も見ていない所で、・・・転移!。
はぁ、はぁ、あのおじさんめ、・・・私は足が悪いのです、あんなに走らせるなんて酷いのです!、助けてやったのにストーカーとか、恩を仇で返された気分です、もうあんな奴知らないのです!。
・・・ここまで来たから、コルトの街でお食事していきましょうか、タダーノは少し前に閉めちゃったから・・・どこか美味しい所で食べて、・・・私のお家・・・この前綺麗にお掃除したから寝られるのです!、・・・久しぶりにあのお家で寝ましょう、海の音を聞きながらテラスでお菓子を食べて、明日はサリーくんのところで腰の治療・・・それからまたお孫さんを探して・・・結構忙しいなぁ・・・。
昨日は海の音が気持ちよくてぐっすり眠れましたぁ・・・爆睡なのです!、それに・・・むふふ・・・美味しかったのです!、10年くらい前に開店したと言われている評判のレストラン!、タダーノほどではないですが、ランチプレート、超美味しかったのです!、あんなお店知らなかったなんて私は人生損をしていたのです。
最近はサリーくんや私の知ってる人たちが年老いていくのを見るのが辛くてあまりこの港町に来ていなかったのですが、また頻繁に来ないといけないですね、あれは病み付きになるのです・・・、まだリゼル・フェルドの戸籍は生きていますから・・・そうですね、人でも雇ってお薬の店をまた開くのもいいかもしれません・・・、そんな企みを考えつつ、サリーくんのお家に向かっていると・・・突然誰かに小脇に抱えられて・・・。
がしっ!
「ひぃっ・・・いやぁぁぁ!」
何なのですか!、お・・・男の人?・・・体格のいい男の人に抱き抱えられてしまいました・・・そうだ、転移・・・ダメ!、今魔力を使うと反動で・・・サリーくんのところでお手洗いを借りようと思って今まで我慢していたものが漏れちゃう!、口も押さえられました!、怖いのです!、・・・いやあぁ!、そんなにお腹押さえちゃだめなのです!、・・・あぅ・・・。
ジョロジョロー・・・
「あぁぁぁぁ・・・・」
「うぉ!、何でまた漏らしてんだよ!」
「・・・おじさんが・・・悪いのです!、酷いのです!、・・・うわぁぁん!」
誰かと思えば賢者のおじさんでした、後ろから私の匂いを嗅いで抱き付いたのです、しかも昼間の路上で堂々と!、どこまで幼女趣味の変態さんなのでしょうか!、・・・そして私を抱えたまま急に走り出して、何故かサリーくんのお家に飛び込みました、私がお漏らしをしているのに!、お姉ちゃんって慕ってくれるサリーくんにも恥ずかしい姿を見られちゃう!、うぅ・・・姉の威厳がぁ・・・。
「爺さん、すまねぇ、ちょっと場所借りるぞ!」
「ひっく・・・うぇぇ・・・うっく・・・」
ポタポタポタ・・・
「ベネ坊!、お前・・・生きてたのか!・・・いてて・・・腰がぁ!・・・そ・・・それに・・・リゼお姉ちゃん?、何で・・・」
私の名前はカカーシィー・ブライアス、このコルトの田舎町で宿屋を経営している。
ハンターをやっている私の弟が依頼先のランサー大陸で行方不明になって、家族はとても心配している。
兄弟仲は良くもないし悪くもなかったが、ベネットは私の可愛い弟だ、兄としては探してやりたいと、宿の運営資金を報酬にして救出依頼を出した、だが皆が言うには向こうの大陸は魔獣の巣窟でそんな金額じゃぁ割に合わない・・・と。
もうだめかな、・・・そう思っていたある日、宿に魚を売ってもらっている漁師の友人が飛び込んで来た。
「おい!、行方不明の弟さん!、街に帰って来てるぞ!、今さっき、小便を撒き散らして泣き叫ぶ幼女を小脇に抱えて俺の家の前を走って行った!」
「・・・なん・・・だと・・・」
俺の名前はベネット・ブライアス 39歳独身だ。
ふぅ・・・やっと帰ってきたぜ、コルトの街・・・昨日、俺は宿場町で飯を食った後、宿で寝た、あまりにも熟睡したから朝早くに目が覚めちまったぜ、ちょっと早いが出発するか・・・今出たら昼頃にはコルトに着くだろう・・・、そう思って宿を出たら予想通り昼過ぎには着いた。
爺さんや兄貴が心配してるだろうから顔を見せて、・・・迷惑かけちまったから・・・なんか気まずいな、・・・そう思って歩いていると・・・俺は驚愕した!、最近驚愕してばっかだが本当に驚いたんだ。
あのガキが・・・道を呑気に歩いてやがる・・・銀色の長い髪、いつも外出してる時に着てる魔法使いみたいなフード付きのローブ・・・杖をついて・・・間違いねぇ、奴だ!、なんだ・・・、生きてやがったのかよ・・・良かった・・・マジで良かった・・・。
昨日みたいに見失うとまずいから気配を消して奴の後ろに、・・・爽やかな柑橘系の甘い香り・・・毎日嗅いでた奴の香りだ、まだそんなに経ってねぇが懐かしいぜ、・・・そうだ、ちょっと驚かせてやろう、俺を心配させた罰だ!、・・・奴の後ろから抱きつき小脇に抱えた。
「きゃっ」
小さく呟いた、相変わらず可愛い声だな。
「ひぃっ・・・いやぁぁぁ!」
叫ぶんじゃねぇ!、俺が襲ってるみたいに見えるだろうが!、ちょっと驚かせてやろうとしただけだ!、俺は咄嗟に奴の口を押さえた、・・・待てよ!、これ本当に俺が幼女を誘拐してるみたいに見えちまう!、地元で知ってる奴大勢いるのになんてこった!。
「あぅ」
ジョロジョロー・・・
「うぉ!、何でまた漏らしてんだよ!」
「・・・おじさんが・・・悪いのです!、酷いのです!、・・・うわぁぁん!」
悪い!、俺が悪かった!、ちょっと驚かせてやろうと思っただけだったが、大惨事になっちまった!、俺は走った!、大泣きしてる奴を抱えてすぐ近くにある爺さんの家に駆け込んだ。
「爺さん、すまねぇ、ちょっと場所借りるぞ!」
「ひっく・・・うぇぇ・・・うっく・・・」
ポタポタポタ・・・
「ベネ坊!、お前・・・生きてたのか!・・・いてて・・・腰がぁ!・・・そ・・・それに・・・リゼお姉ちゃん?、何で・・・」
こんにちは、リーゼロッテ・シェルダン184歳でございます。
少し予定が狂ったけど、無事に?おじさんを送り返せたのです!、結界の端の方は私の魔力量の増減に応じて伸びたり縮んだりする省エネ設計なのに、なんでこんな所をお散歩してたんでしょう・・・、私は大丈夫だけどおじさんは危ないのです・・・。
転移先は王都の路地裏だから血まみれでも捕まらないだろうし、おじさんも子供じゃないんだから王都からお家まで一人で大丈夫でしょう、あ、大剣忘れてる、転移!っと、これでよし!、ふふふ・・・、今日から誰もいないのです!、今まで隠れてやってたけど思う存分声を出して一人えっちができるのです!。
でもおじさんを送る転移魔法陣を発動してたらその隙を突いて狼さんに私の大切な眼帯を取られちゃった・・・それに涎まみれ、・・・うぅ・・・またお母様と一緒に作りましょう・・・それまでは・・・誰もいないから無くてもいいかな、・・・街に行く時は・・・そうだ、昔シルベスター叔父様がドラゴンの皮で作ってくれた眼帯がお家に置いてありましたね、あれを使いましょう。
あとは、・・・この魔獣の死体・・・放っておいたら他の魔獣さん達が食べてくれるんだけど、・・・おじさんの食費もかかったし、久しぶりに王都のハンターギルドに売ってお金に代えておきましょう、確かあそこの転移魔法陣は・・・これだっけ?・・・全部転移!っと、これでよし。
さて、お風呂に入って・・・この前おじさんの寝てたベッド嗅いだ時獣臭かったから洗っておきましょう、マットやお布団も洗って、シーツも替えて、お日様に当ててふかふかになったお布団で寝るんだぁ、もうソファや床で寝るのは嫌なのです!。
ふぅ・・・お洗濯疲れたのです、でも洗うのは人力だけど乾かす時は乾燥の魔法陣で一瞬なのです、それにお部屋のお掃除・・・うぅ・・・おじさんの体臭がちょっと残ってるのです・・・失礼かと思って平気な顔してたけど・・・折れてた足の固定を外す時、臭くて頭がクラッとしたのです!、私は理世だった時から潔癖症だから、他人の匂いが気になって眠れないのです、換気をして、ハーブを溶かしたお水でお掃除・・・。
綺麗になりましたぁ・・・疲れたのです!、今夜はふかふかのお布団を堪能して、明日のお昼過ぎまで寝ていましょう・・・それから・・・今朝はサリーくんの言ってた行方不明のお孫さんを探して王都を調べたけど分からなかったから、・・・その周辺の街のハンターギルドも何日かかけて調べてみましょうか・・・、明日はお昼を食べてから出発しましょう・・・。
コルトから一番近くの宿場町、ここもダメでしたかぁ、・・・受付はお姉さんかと思ってたらここは男の人だったのです、ちょっと挙動不審になってたけど、ちゃんと聞けたのです、私、頑張った!。
「おい!待てよ!」
え、誰か呼んでいます、私でしょうか?。
ひぃっ、あのおじさんがすごい顔をして私の方に向かって来てるのです!、王都に転移させたのに何でこんな所にいるのですかぁ!、・・・はっ、もしかして私のことが忘れられず付き纏い・・・気味が悪いのです!、相手にしてくれる幼女が私だけだから執着してストーカーになっちゃったのですか!、嫌なのです!。
おじさんがまだ何か叫んで追いかけてきます、怖くてよく聞こえないけど・・・、「見つけたぞぉ・・・待てぇー・・・ぐへへへへ」って言ってるに違いないのです!。
私は怖くて泣きそうになるのを我慢して路地裏に逃げました、そして誰も見ていない所で、・・・転移!。
はぁ、はぁ、あのおじさんめ、・・・私は足が悪いのです、あんなに走らせるなんて酷いのです!、助けてやったのにストーカーとか、恩を仇で返された気分です、もうあんな奴知らないのです!。
・・・ここまで来たから、コルトの街でお食事していきましょうか、タダーノは少し前に閉めちゃったから・・・どこか美味しい所で食べて、・・・私のお家・・・この前綺麗にお掃除したから寝られるのです!、・・・久しぶりにあのお家で寝ましょう、海の音を聞きながらテラスでお菓子を食べて、明日はサリーくんのところで腰の治療・・・それからまたお孫さんを探して・・・結構忙しいなぁ・・・。
昨日は海の音が気持ちよくてぐっすり眠れましたぁ・・・爆睡なのです!、それに・・・むふふ・・・美味しかったのです!、10年くらい前に開店したと言われている評判のレストラン!、タダーノほどではないですが、ランチプレート、超美味しかったのです!、あんなお店知らなかったなんて私は人生損をしていたのです。
最近はサリーくんや私の知ってる人たちが年老いていくのを見るのが辛くてあまりこの港町に来ていなかったのですが、また頻繁に来ないといけないですね、あれは病み付きになるのです・・・、まだリゼル・フェルドの戸籍は生きていますから・・・そうですね、人でも雇ってお薬の店をまた開くのもいいかもしれません・・・、そんな企みを考えつつ、サリーくんのお家に向かっていると・・・突然誰かに小脇に抱えられて・・・。
がしっ!
「ひぃっ・・・いやぁぁぁ!」
何なのですか!、お・・・男の人?・・・体格のいい男の人に抱き抱えられてしまいました・・・そうだ、転移・・・ダメ!、今魔力を使うと反動で・・・サリーくんのところでお手洗いを借りようと思って今まで我慢していたものが漏れちゃう!、口も押さえられました!、怖いのです!、・・・いやあぁ!、そんなにお腹押さえちゃだめなのです!、・・・あぅ・・・。
ジョロジョロー・・・
「あぁぁぁぁ・・・・」
「うぉ!、何でまた漏らしてんだよ!」
「・・・おじさんが・・・悪いのです!、酷いのです!、・・・うわぁぁん!」
誰かと思えば賢者のおじさんでした、後ろから私の匂いを嗅いで抱き付いたのです、しかも昼間の路上で堂々と!、どこまで幼女趣味の変態さんなのでしょうか!、・・・そして私を抱えたまま急に走り出して、何故かサリーくんのお家に飛び込みました、私がお漏らしをしているのに!、お姉ちゃんって慕ってくれるサリーくんにも恥ずかしい姿を見られちゃう!、うぅ・・・姉の威厳がぁ・・・。
「爺さん、すまねぇ、ちょっと場所借りるぞ!」
「ひっく・・・うぇぇ・・・うっく・・・」
ポタポタポタ・・・
「ベネ坊!、お前・・・生きてたのか!・・・いてて・・・腰がぁ!・・・そ・・・それに・・・リゼお姉ちゃん?、何で・・・」
私の名前はカカーシィー・ブライアス、このコルトの田舎町で宿屋を経営している。
ハンターをやっている私の弟が依頼先のランサー大陸で行方不明になって、家族はとても心配している。
兄弟仲は良くもないし悪くもなかったが、ベネットは私の可愛い弟だ、兄としては探してやりたいと、宿の運営資金を報酬にして救出依頼を出した、だが皆が言うには向こうの大陸は魔獣の巣窟でそんな金額じゃぁ割に合わない・・・と。
もうだめかな、・・・そう思っていたある日、宿に魚を売ってもらっている漁師の友人が飛び込んで来た。
「おい!、行方不明の弟さん!、街に帰って来てるぞ!、今さっき、小便を撒き散らして泣き叫ぶ幼女を小脇に抱えて俺の家の前を走って行った!」
「・・・なん・・・だと・・・」
俺の名前はベネット・ブライアス 39歳独身だ。
ふぅ・・・やっと帰ってきたぜ、コルトの街・・・昨日、俺は宿場町で飯を食った後、宿で寝た、あまりにも熟睡したから朝早くに目が覚めちまったぜ、ちょっと早いが出発するか・・・今出たら昼頃にはコルトに着くだろう・・・、そう思って宿を出たら予想通り昼過ぎには着いた。
爺さんや兄貴が心配してるだろうから顔を見せて、・・・迷惑かけちまったから・・・なんか気まずいな、・・・そう思って歩いていると・・・俺は驚愕した!、最近驚愕してばっかだが本当に驚いたんだ。
あのガキが・・・道を呑気に歩いてやがる・・・銀色の長い髪、いつも外出してる時に着てる魔法使いみたいなフード付きのローブ・・・杖をついて・・・間違いねぇ、奴だ!、なんだ・・・、生きてやがったのかよ・・・良かった・・・マジで良かった・・・。
昨日みたいに見失うとまずいから気配を消して奴の後ろに、・・・爽やかな柑橘系の甘い香り・・・毎日嗅いでた奴の香りだ、まだそんなに経ってねぇが懐かしいぜ、・・・そうだ、ちょっと驚かせてやろう、俺を心配させた罰だ!、・・・奴の後ろから抱きつき小脇に抱えた。
「きゃっ」
小さく呟いた、相変わらず可愛い声だな。
「ひぃっ・・・いやぁぁぁ!」
叫ぶんじゃねぇ!、俺が襲ってるみたいに見えるだろうが!、ちょっと驚かせてやろうとしただけだ!、俺は咄嗟に奴の口を押さえた、・・・待てよ!、これ本当に俺が幼女を誘拐してるみたいに見えちまう!、地元で知ってる奴大勢いるのになんてこった!。
「あぅ」
ジョロジョロー・・・
「うぉ!、何でまた漏らしてんだよ!」
「・・・おじさんが・・・悪いのです!、酷いのです!、・・・うわぁぁん!」
悪い!、俺が悪かった!、ちょっと驚かせてやろうと思っただけだったが、大惨事になっちまった!、俺は走った!、大泣きしてる奴を抱えてすぐ近くにある爺さんの家に駆け込んだ。
「爺さん、すまねぇ、ちょっと場所借りるぞ!」
「ひっく・・・うぇぇ・・・うっく・・・」
ポタポタポタ・・・
「ベネ坊!、お前・・・生きてたのか!・・・いてて・・・腰がぁ!・・・そ・・・それに・・・リゼお姉ちゃん?、何で・・・」
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