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番外編 てのひらの温度
3(終)
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目の前に楼主がいるのにも関わらず、母上は気にする気配もない。すると鶴天佑も膝をつき、母上を見つめた。
「許さない? あなたに、そんなことを言うことができるんですか?」
母上は驚いて鶴天佑を見た。鶴天佑は神妙な表情を浮かべて言う。
「いま、俺が耀明くんをここに返したとして、あなたは彼を生かすことができますか? 文字通り、家族とともに、健やかに生かすことができますか?」
母は息を呑み、くちびるを噛んだ。僕が鶴天佑に告げたことを悟ったのかもしれない。
「俺は耀明くんを生かすことができる。確かに妓楼の仕事は過酷です。けれど死ぬよりも過酷なことがありますか? 目の前の日常を、望まずに断ち切られることより、辛いことがありますか?」
鶴天佑の言葉には、静かな怒りが込められていた。母はきっと鶴天佑をにらみつけ、語気を荒らげた。
「あなたに何がわかるの! 私だってできることは全部したわ! 金策だって懸命にした。でも、駄目なの。もう生きる道なんてないの!」
「だから!」
鶴天佑は母の肩を掴んだ。そして真正面から母を見つめる。
「だからあなたの息子は! 俺のところに来たんでしょうが! 生きる道がないからこそ、獣道でもいいから切り拓くために。あなたにも、家族にも死んでほしくないから。あなたはその気持ちすら、踏みにじろうとするんですか!」
語調は強いが、押し殺したその声には、確かにいたわりが潜んでいた。それに気づいたのか、母の大きな目から涙が零れ落ちた。しかし母は嗚咽を堪えながら叫ぶ。
「だからって! 妓楼での務めがどんなものかくらい、私でも知っているわ! 大事な息子をそんなところにやることを、許容できる親がいるというの!?」
「だったら!!」
僕はこらえきれずに叫んだ。
「僕が! 死ぬよりも、妓楼で務める方がいいと言ったら?」
すると母上は今度は僕を睨みつけた。涙をぼろぼろ流しながら、僕の肩を掴む。
「あなたは分かってないでしょう!? 絶対に苦労するわ、そんな苦労をさせるくらいなら!」
「死んだ方がましだって、いうんですか? 僕は、弟も妹も殺したくなんてない! どんな、苦労だって! 母上の提案よりはずっとましだ!」
喉がからからで、全身が震えて、叫ぶようにしないとうまく言葉が出てこない。だけどわかってほしかった。すると母上は僕を見た。
「いやよ、私はいや。あなたは私の誇り、私の可愛い息子。そんなところで……。絶対にいや」
「母上……」
母上の言葉が、どこか胡乱に聞こえた。僕は母上が……怖い。真っ黒な目で、一緒に死んでほしいと言われたとき、怖くて逃げたくてたまらなくなった。あのまま逃げたら、弟たちの身の安全の保障はなかったのに。
実際は、父上を起こして窮状を訴えるほうがよかったのだろう。だけどあの時の僕は、ただ怖かった。今までの母上じゃないんだと、それを直視するのが怖くて、その場から逃げ出したかった。
……母上から漂う、死の気配から。
本当に僕を愛しているのなら、殺すことより、生かすことを選んで欲しい。
「ごめんなさい、母上。僕は、鶴汀楼に行きます。その代わり、母上も父上も弟も妹も、僕が守る。たとえ、母上の誇りじゃなくなったとしても」
胸がつきりと痛んだ。涙が零れそうになるのを、くちびるを噛んで耐える。そして鶴天佑に向き直り、床に手をついて頭を下げた。
「鶴天佑さん。お願いします」
すると鶴天佑は大きく頷いた。
「……承った。お母さん、俺はこの子の根性と覚悟に惚れた。この子に、あなたたち家族が生きられるだけの額の投資をします。だから、生きてほしい。あなたにも、子どもたちにも」
母上は呆然とした顔で鶴天佑を見つめた。
「この子は、あなたの誇りですよ。どうか、認めてやってください」
「………」
母上は両手で顔を覆った。圧し殺したその泣き声が止むまで、僕はただ、その細い肩を撫でさすることしかできなかった。
その夜は母上を寝かせて、鶴天佑を僕の部屋に泊めた。そして翌朝、病床の父にも聞き取りをして、うちが抱えている借金と当面の生活費を把握し、僕の「値段」を決定した。母はずっと涙ぐんでいたが、父は仕方ないと理解したようだった。もともと父は鶴天佑と面識があり、彼の人となりも知っていたから。父は深く頭を下げ「お願いします」とだけ言った。
……そして僕は、鶴汀楼の住人となったのだ。
* *
スヤスヤと眠る雪柳の温かな手をぎゅっと握る。あの日、鶴天佑に手を握ってもらったときに感じた安心感。人の手の温もりが、涙が出るほど嬉しかった。だから僕は、雪柳の手もよく握る。僕も安心したいし、彼にも安心してほしいと思うから。
あのあと、しばらく不安定だった母だが、借金問題にも目処がつき、父の具合も少しずつ良くなる中で、次第に落ち着きを取り戻していった。もともと働いたこともなく、何もできないという無力感にさいなまれていたらしいが、今では裁縫の腕を生かして仕立ての仕事を手伝い、家計を助けているという。
元通りというわけにはいかないが、なんとか家族の形を取り戻せたのは、鶴天佑さんのおかげだ。しかし僕が彼に負ったのは、恩だけではなく借金でもある。それはこれからの働きで、返していかなければいけない。
……ときどき、その重責に、息がつまりそうになる。けれどそんなとき、雪柳の笑顔を見ると、すっと心が軽くなるのだ。
眠る雪柳のそばにそっと身体を寄せた。真っ暗だから顔は全く見えなくて、規則正しい寝息が聞えるだけ。雪柳はなんだか不思議な子で、聡明なのに当り前のことを知らなかったり、逆に難しいことを知っていたりする。明るく、周りに溶け込むのが上手で、気づけばみんなが彼の虜になる。今だって、程真波将軍と洸永遼さんという二人の大人から愛されている。
彼はいい男妓になるだろう。まだ宴席にも出られない僕からすると、そのことに焦りもある。そして……別の焦りも。
握った手を開かせて、指を絡めた。密着した手のひらの温度に胸の奧がじわりと温かくなる。
……僕は、たぶん雪柳が好きだ。
初めて井戸のそばで会ったとき。顔じゅうを濡らしたまま目をつぶって手ぬぐいを探す彼を見て、可愛いひとだ、と思った。なめらかな頬を流れ落ちる水のしずくが、きらきらと朝日に輝いていたのを覚えている。
皐月兄さんを救うために、自分のことなど顧みず無謀な行動をとったときも、その行動力に驚いたし憧れた。
誕生日に可愛い手鏡をくれたときは、本当に嬉しかった。もらった給金のほとんどを注ぎ込んだんじゃないかと思うと申し訳なくて。それでも嬉しくてはしゃいでしまった。
この好きが、どういう類いのものなのかはまだよくわからない。けれど雪柳のことを思うとき、僕の心は温かくなって、ここに来てよかったと思うことができる。あの日、鶴汀楼を訪れた自分の決断は、間違っていなかったと。
けれどこの気持ちを伝えることはないだろう。僕は雪柳の一番の親友で、理解者でありたい。恋はいつか壊れるけど、友情はきっとずっと続くから。
――だけど、せめてこれくらいは、許して欲しい。
握った手に、くちびるを寄せた。そっと手の甲に押し当てる。
この気持ちを支えにして、僕はここで上を目指す。失った日常に帰りたいと思うときはもちろんある。けれどあの日以前の無邪気な気持ちに戻れることは、きっともうない。日常とは、突然簡単に崩れるものだ。
折れそうになったとき、この想いを支えにすることはあるだろう。けれど恋みたいな儚いものにはしたくない。いつか誰かが言っていた。恋は消えるけど、愛は消えることはないんだって。
僕はゆっくりと目を閉じた。心地よいまどろみに、眠りの世界へと引きずり込まれる。
……おやすみ、雪柳。明日また、たくさん話そう。それが僕の、なによりの楽しみだ。
=====================
お読み頂き、ありがとうございました。
次回から、第三話「雪柳」を開始します。
お気に入り、ご感想など頂けると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
「許さない? あなたに、そんなことを言うことができるんですか?」
母上は驚いて鶴天佑を見た。鶴天佑は神妙な表情を浮かべて言う。
「いま、俺が耀明くんをここに返したとして、あなたは彼を生かすことができますか? 文字通り、家族とともに、健やかに生かすことができますか?」
母は息を呑み、くちびるを噛んだ。僕が鶴天佑に告げたことを悟ったのかもしれない。
「俺は耀明くんを生かすことができる。確かに妓楼の仕事は過酷です。けれど死ぬよりも過酷なことがありますか? 目の前の日常を、望まずに断ち切られることより、辛いことがありますか?」
鶴天佑の言葉には、静かな怒りが込められていた。母はきっと鶴天佑をにらみつけ、語気を荒らげた。
「あなたに何がわかるの! 私だってできることは全部したわ! 金策だって懸命にした。でも、駄目なの。もう生きる道なんてないの!」
「だから!」
鶴天佑は母の肩を掴んだ。そして真正面から母を見つめる。
「だからあなたの息子は! 俺のところに来たんでしょうが! 生きる道がないからこそ、獣道でもいいから切り拓くために。あなたにも、家族にも死んでほしくないから。あなたはその気持ちすら、踏みにじろうとするんですか!」
語調は強いが、押し殺したその声には、確かにいたわりが潜んでいた。それに気づいたのか、母の大きな目から涙が零れ落ちた。しかし母は嗚咽を堪えながら叫ぶ。
「だからって! 妓楼での務めがどんなものかくらい、私でも知っているわ! 大事な息子をそんなところにやることを、許容できる親がいるというの!?」
「だったら!!」
僕はこらえきれずに叫んだ。
「僕が! 死ぬよりも、妓楼で務める方がいいと言ったら?」
すると母上は今度は僕を睨みつけた。涙をぼろぼろ流しながら、僕の肩を掴む。
「あなたは分かってないでしょう!? 絶対に苦労するわ、そんな苦労をさせるくらいなら!」
「死んだ方がましだって、いうんですか? 僕は、弟も妹も殺したくなんてない! どんな、苦労だって! 母上の提案よりはずっとましだ!」
喉がからからで、全身が震えて、叫ぶようにしないとうまく言葉が出てこない。だけどわかってほしかった。すると母上は僕を見た。
「いやよ、私はいや。あなたは私の誇り、私の可愛い息子。そんなところで……。絶対にいや」
「母上……」
母上の言葉が、どこか胡乱に聞こえた。僕は母上が……怖い。真っ黒な目で、一緒に死んでほしいと言われたとき、怖くて逃げたくてたまらなくなった。あのまま逃げたら、弟たちの身の安全の保障はなかったのに。
実際は、父上を起こして窮状を訴えるほうがよかったのだろう。だけどあの時の僕は、ただ怖かった。今までの母上じゃないんだと、それを直視するのが怖くて、その場から逃げ出したかった。
……母上から漂う、死の気配から。
本当に僕を愛しているのなら、殺すことより、生かすことを選んで欲しい。
「ごめんなさい、母上。僕は、鶴汀楼に行きます。その代わり、母上も父上も弟も妹も、僕が守る。たとえ、母上の誇りじゃなくなったとしても」
胸がつきりと痛んだ。涙が零れそうになるのを、くちびるを噛んで耐える。そして鶴天佑に向き直り、床に手をついて頭を下げた。
「鶴天佑さん。お願いします」
すると鶴天佑は大きく頷いた。
「……承った。お母さん、俺はこの子の根性と覚悟に惚れた。この子に、あなたたち家族が生きられるだけの額の投資をします。だから、生きてほしい。あなたにも、子どもたちにも」
母上は呆然とした顔で鶴天佑を見つめた。
「この子は、あなたの誇りですよ。どうか、認めてやってください」
「………」
母上は両手で顔を覆った。圧し殺したその泣き声が止むまで、僕はただ、その細い肩を撫でさすることしかできなかった。
その夜は母上を寝かせて、鶴天佑を僕の部屋に泊めた。そして翌朝、病床の父にも聞き取りをして、うちが抱えている借金と当面の生活費を把握し、僕の「値段」を決定した。母はずっと涙ぐんでいたが、父は仕方ないと理解したようだった。もともと父は鶴天佑と面識があり、彼の人となりも知っていたから。父は深く頭を下げ「お願いします」とだけ言った。
……そして僕は、鶴汀楼の住人となったのだ。
* *
スヤスヤと眠る雪柳の温かな手をぎゅっと握る。あの日、鶴天佑に手を握ってもらったときに感じた安心感。人の手の温もりが、涙が出るほど嬉しかった。だから僕は、雪柳の手もよく握る。僕も安心したいし、彼にも安心してほしいと思うから。
あのあと、しばらく不安定だった母だが、借金問題にも目処がつき、父の具合も少しずつ良くなる中で、次第に落ち着きを取り戻していった。もともと働いたこともなく、何もできないという無力感にさいなまれていたらしいが、今では裁縫の腕を生かして仕立ての仕事を手伝い、家計を助けているという。
元通りというわけにはいかないが、なんとか家族の形を取り戻せたのは、鶴天佑さんのおかげだ。しかし僕が彼に負ったのは、恩だけではなく借金でもある。それはこれからの働きで、返していかなければいけない。
……ときどき、その重責に、息がつまりそうになる。けれどそんなとき、雪柳の笑顔を見ると、すっと心が軽くなるのだ。
眠る雪柳のそばにそっと身体を寄せた。真っ暗だから顔は全く見えなくて、規則正しい寝息が聞えるだけ。雪柳はなんだか不思議な子で、聡明なのに当り前のことを知らなかったり、逆に難しいことを知っていたりする。明るく、周りに溶け込むのが上手で、気づけばみんなが彼の虜になる。今だって、程真波将軍と洸永遼さんという二人の大人から愛されている。
彼はいい男妓になるだろう。まだ宴席にも出られない僕からすると、そのことに焦りもある。そして……別の焦りも。
握った手を開かせて、指を絡めた。密着した手のひらの温度に胸の奧がじわりと温かくなる。
……僕は、たぶん雪柳が好きだ。
初めて井戸のそばで会ったとき。顔じゅうを濡らしたまま目をつぶって手ぬぐいを探す彼を見て、可愛いひとだ、と思った。なめらかな頬を流れ落ちる水のしずくが、きらきらと朝日に輝いていたのを覚えている。
皐月兄さんを救うために、自分のことなど顧みず無謀な行動をとったときも、その行動力に驚いたし憧れた。
誕生日に可愛い手鏡をくれたときは、本当に嬉しかった。もらった給金のほとんどを注ぎ込んだんじゃないかと思うと申し訳なくて。それでも嬉しくてはしゃいでしまった。
この好きが、どういう類いのものなのかはまだよくわからない。けれど雪柳のことを思うとき、僕の心は温かくなって、ここに来てよかったと思うことができる。あの日、鶴汀楼を訪れた自分の決断は、間違っていなかったと。
けれどこの気持ちを伝えることはないだろう。僕は雪柳の一番の親友で、理解者でありたい。恋はいつか壊れるけど、友情はきっとずっと続くから。
――だけど、せめてこれくらいは、許して欲しい。
握った手に、くちびるを寄せた。そっと手の甲に押し当てる。
この気持ちを支えにして、僕はここで上を目指す。失った日常に帰りたいと思うときはもちろんある。けれどあの日以前の無邪気な気持ちに戻れることは、きっともうない。日常とは、突然簡単に崩れるものだ。
折れそうになったとき、この想いを支えにすることはあるだろう。けれど恋みたいな儚いものにはしたくない。いつか誰かが言っていた。恋は消えるけど、愛は消えることはないんだって。
僕はゆっくりと目を閉じた。心地よいまどろみに、眠りの世界へと引きずり込まれる。
……おやすみ、雪柳。明日また、たくさん話そう。それが僕の、なによりの楽しみだ。
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