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それは突然やってくる
2話
しおりを挟むクラス30人誰もが、この状況についていけない中、俺1人だけが何故か懐かしいような感覚に捉われていた
前にも、ここに来たことがあるような…
まさか…
でもありうる、、俺たちはさっきまで確かに教室にいたはずだからな
まぁ、出過ぎた事はせず、まずは周りの様子を伺おう
「神田君大丈夫?」
「あぁ、今村も大丈夫か?」
「うん、、でも、ここ何処なんだろう…机も椅子も教室自体も全部無くなっているし…」
確かに、俺たち以外は周りを見渡しても木しか見えない
「お、俺たちどうしちゃうんだよ」
西木が真っ青な顔してうずくまる
「そんな、不安を煽るようなこと言わないでよ」
「じゃあ委員長は、この状況をどうにか出来るのかよ!」
「……」
「とにかく、暗くなる前に森を出るべきじゃない?」
おぉ、やっぱり大塚はこんな時でも冷静だな、、流石だ
「そうだね…暗くなったら危ないし、、」
「取り敢えずみんなで動きましょう」
クラスのほとんどはまだ動ける状態でないほど怯えきっているが
なんとか歩き出そうと試みていた
ここが、本当にミレニアだとしたら、昔のようにアレができるかな?
俺は歩き始めたクラスのみんなの後ろで色々確かめる事にした
まずは、魔法だな
確か記憶だと、俺は風、火、水、この3つを昔使えていたはず…
あとは治癒とかまぁ、今使えるかは分からんが、早めに練習していた方がいいだろうな
この世界に来てしまった以上
魔力がないやつ、魔法が使えない奴はクズ同然だからな……
まぁ、俺も所々記憶が抜けているし
まずは、覚えているあの3つが使えるか確かめる必要があるな
火のイメージをまずは頭で連想して…っと
俺は人差し指を立てみんなに気づかれないよう少し前の人と間隔をあける
よし、じゃあまずは…
人差し指に自分の気を集める
ぼぉっ
ま、まじか‥まさか本当にいけるとは思わなかったな…
火は一応クリアだな…
次は風だな
んー、、自分が少し浮くイメージでいこう
スッ……おぉ、俺飛んでる…
確かに足が地面についている感覚はゼロ
だし、ちゃんと浮いてる
これは中々いい調子じゃんか
俺がウキウキでいると
「な、何するの!離して!」
何やら、先頭が騒がしい
少し離れていたため、風に上手く乗り近づいてみると、耳のとんがった赤髪の男に濱田が捕まれていた
「お前ら何もんだ?ここはミレニア国と、ヴィレンジ国をつなぐ境目の地…
まさかお前ら敵陣か?」
ヴィレンジ国…何処かで聞いた気がするが、、全く思い出せない
「違います!まず、ここは何処ですか!
それに…ミレニアとかヴィレンジとか…本当に…」
「…まさかお前らか、さっきの光の正体は、」
そう言い一瞬考え込んだ赤髪は
今度は俺たち31人を見渡し
「お前らがその迷い人だとするならば、先ずは王の所に案内しなければならない、全員ついて来い」
………………
………
本当に俺はミレニア国がある世界に来てしまったみたいだ………
この先どうなることやら…
城に行くまで、誰ひとり声を発する者はいなかった
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