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ま、魔おーさま?
しおりを挟む目を開けると、そこは薄暗い、牢屋だった
な、なんでこんなところいるの?私………
目が覚めて少し経つと、金髪の人に呼ばれた
「やっと起きたか、魔王さまがお呼びだ、早く立て」
ま、魔王さま?ってあの絵本とかにでてくる?
いや、まえに旦那から聞いたことがある、魔王さまはとても強くて、傲慢で捕まったら最後だと……どの国からも嫌われていて…倒したいけど、魔王があまりにも強いのでどこの国も手が出せないと……
な、なんか緊張してきた……城をでてまさかの5日目で殺されちゃうのかな………
「入れ、失礼のないようにな」
ギィーー
扉を開けると、そこには今までに見たこともないようなイケメンが座っていた……
「やっと起きたか、」
…………
「フッ、まぁいい答えなくても、ただし、名前は教えろ」
いや、言ってるが矛盾してるし
……
「お前、俺に無視などをして、自分の立場がわかっているのか?」
……
「あのドラギスがどうなってもいいのか?」
ドラギスって……ティルのこと?
「、なんであんな凶暴な生物をお前ごときが操れていたのかが、不思議だが、あいつは今日中に処分する」
「な、処分って!あんなに優しいティルを?」
「お前何もわかっていないのだな……ドラギスは普通人間を食べる生き物だぞ?」
ティルが?でも今はそんなこと関係ない
「ティルに何かしたら、許さないから!!」
「、ほぅお前に何ができるんだ??」
「…………」
「お前が、おれのものになるなら考えてやってもいいぞ?」
はぁ?5日前まで檻の中にいて、またほかの檻の中に入らないといけないわけ?
「い、いやよ」
「だったら、そのティルって言う奴は、処分するか」
……っ
卑怯なやつ!
「わ、かったわよ、あんたのものになるわその代わりティルに、少しでも触れたら許さないから」
「わかった、だったら交渉成立だな」
そう言って私の前にいる奴は悪魔のような笑みで笑った
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