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久瀬君その3
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部活終わり、安東部長と一緒に帰宅する事になった。
「1年女子に言っといてくれ。
うちの男子テニス部は女子マネージャーは取らないって。
お前のせいで問い合わせ殺到だ。」
あれ。安東部長に迷惑かけちゃったかな?
「いいっすけど…安東部長がいるからですか?
みんなのオカンが。」
「みんなのオカンって…。
それもあるが、元々マネージャーは男子に限定されてるんだよ。
今は僕が全部やってるから居ないだけで。」
「安東部長より仕事出来るマネージャーって想像出来ないっすからね。」
「お前は最低限の自分の仕事は自分で出来るようにしろ!」
また、怒られた。
でも、結構怒った顔が可愛い。
「ええ~!安東部長が面倒見てくれるんでしょ~!」
わざと甘えた声で言ってみた。
甘えてもちゃんと扱ってくれるの俺はちゃんと知ってる。
「その代わり、隠し事は無しだ!
面倒見て貰うならそこは約束しろ!」
「あ…マジで!?そこまで仲良くしてくれんの?」
俺は飛び跳ねそうなくらい嬉しかった。
それって…本気で仲良くしてくれるって事だよなぁ。
心で繋がれるって事だよな!
「はああ?そこまでって先輩、後輩も、友達も一緒だ僕は。」
「おおおお!感動っす!
大好きっす安東部長!!」
俺は安東部長の背中に飛びついた。
「おい!こら!離せ!
じゃれつくな!犬かお前は!」
「はい!安東部長の犬になります!」
「やめろー!
お前が言うと変な意味に聞こえる!」
こんなにふざけてる俺を真剣に考えてくれてるなんて…なんて暖かい人なんだ。
居心地いい…。
離れたくない…離したくない。
俺はどんどん惹かれて行った。
「1年女子に言っといてくれ。
うちの男子テニス部は女子マネージャーは取らないって。
お前のせいで問い合わせ殺到だ。」
あれ。安東部長に迷惑かけちゃったかな?
「いいっすけど…安東部長がいるからですか?
みんなのオカンが。」
「みんなのオカンって…。
それもあるが、元々マネージャーは男子に限定されてるんだよ。
今は僕が全部やってるから居ないだけで。」
「安東部長より仕事出来るマネージャーって想像出来ないっすからね。」
「お前は最低限の自分の仕事は自分で出来るようにしろ!」
また、怒られた。
でも、結構怒った顔が可愛い。
「ええ~!安東部長が面倒見てくれるんでしょ~!」
わざと甘えた声で言ってみた。
甘えてもちゃんと扱ってくれるの俺はちゃんと知ってる。
「その代わり、隠し事は無しだ!
面倒見て貰うならそこは約束しろ!」
「あ…マジで!?そこまで仲良くしてくれんの?」
俺は飛び跳ねそうなくらい嬉しかった。
それって…本気で仲良くしてくれるって事だよなぁ。
心で繋がれるって事だよな!
「はああ?そこまでって先輩、後輩も、友達も一緒だ僕は。」
「おおおお!感動っす!
大好きっす安東部長!!」
俺は安東部長の背中に飛びついた。
「おい!こら!離せ!
じゃれつくな!犬かお前は!」
「はい!安東部長の犬になります!」
「やめろー!
お前が言うと変な意味に聞こえる!」
こんなにふざけてる俺を真剣に考えてくれてるなんて…なんて暖かい人なんだ。
居心地いい…。
離れたくない…離したくない。
俺はどんどん惹かれて行った。
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