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悪魔の微笑み、天使の悲鳴
第3話
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「すみません。もう大丈夫です。」
「おい梶!これ似てる…。」
竹中さんは身体を乗り出すようにして、ニヤリと笑った。
「はい。俺もすぐにそう思いました。」
天外博士の死亡現場の写真…資料で見たのと同じ状態だ。
違っているのは…場所と…死体の年齢だ。
どう見ても老人じゃない…若いし…どこかで見た顔だ…どこだっけ…?
「ちょっと!2人で内緒話?
全然わからないんだけど。」
愛美は退屈そうに脚をバタつかせた。
「うるさいな黙ってろ!
そもそも、お前に話せる話じゃない。
向こうに行ってろ!」
俺の剣幕にたじろいで、愛美はカウンター席まで移動した。
「あ!ああああ!」
俺は竹中さんを指差した。
「ほれ、言ってみろ!」
「『田中 聖』!
最初に死亡にされて、『脳内記憶研究所』に送り込まれた…天外博士と同じ死に方で!?」
「そうだな、つまりこれが人為的に行われた可能性が高くなったってこった。」
ん?ちょっと待て?
これは仁科 加奈子にとって不利な情報じゃないのか?
なのに『近藤 陸』はこれを、俺にわざと送り付けた…?
奴の意図は何だ?
自分が仁科 加奈子を利用している事を誇示したいのか?
「やはり…もう1度、仁科 加奈子と会う必要がありそうですね。」
「そうだなぁ。
あー!何かゴチャゴチャして来たぞ!」
竹中さんは頭をガーッと勢いよく掻き乱した。
「整理しましょう。
ここに来た本来の目的はそれなので。
写真の事は後で。」
「おい梶!これ似てる…。」
竹中さんは身体を乗り出すようにして、ニヤリと笑った。
「はい。俺もすぐにそう思いました。」
天外博士の死亡現場の写真…資料で見たのと同じ状態だ。
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どう見ても老人じゃない…若いし…どこかで見た顔だ…どこだっけ…?
「ちょっと!2人で内緒話?
全然わからないんだけど。」
愛美は退屈そうに脚をバタつかせた。
「うるさいな黙ってろ!
そもそも、お前に話せる話じゃない。
向こうに行ってろ!」
俺の剣幕にたじろいで、愛美はカウンター席まで移動した。
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