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命の章
二十七の宿曜星(ナクシャトラ) 後編
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麻綾(私が私自身の複製と同化した頃、叡知達(彩夏、達哉、智恵、司龍)は、ギリシャ十字・スプレッドを展開して、逢魔時の屋敷に到着すると、叡知達(彩夏、達哉、智恵、司龍)の複製が待ち構えており、両者は激突!)
麻綾(程なく、彼岸花の社には八将神を率いた金神が到着し、叡知達(彩夏、達哉、智恵、司龍)と複製達の激戦を見物する。)
金神(汝らが何処に隠れていたかは知らんが、我らに勝利する可能性は6月21日(日)の蟹座の新月(金環日食)の日まで耐え凌ぎ、金剛峯鏡を持って一気に決着をつける他あるまい。)
金神(そして、そのために重要となるのがこの彼岸花の社。汝らは、数多の死戦を潜り抜けて神威の領域に到達した事は素晴らしいが、同時に疲労感に見舞われているであろう。そのような状況下で、南西(裏鬼門)を制されても信念を保てるか見ものだな。)
金神「これより我らは、北東(表鬼門)に位置する天帝山の五帝龍王廟に突入する!大和の秩序を崩壊させ、セルフ界並びに他の異世界を無に帰すために!」
八将神「は!」
麻綾(金神は八将神に号令を出すと、天帝山の五帝龍王廟に侵攻!一方、亜里沙派(保守派)、鈴夜派(革新派)、鋭気達(亜樹と利沙)は、暗黒生命体と戦っていたが、突如として暗黒生命体が撤退し始める。)
亜樹「如何言う事かしら?急に尻尾巻いて逃げて行くわよ?それに、夢幻郷の方で強大な波動(マナ)が衝突と同時に、無数の不気味な波動(マナ)の一つはその場に留まって、残りはこっちに向かって来ているわ。」
鋭気「恐らく強大な波動(マナ)は、叡知達(彩夏、達哉、智恵、司龍)とその複製達だろうな。既に、神威の波動(マナ)を発動している叡知は問題無く浄化出来るし、他の4人もそれに触発されて、神威の波動(マナ)を発動するだろうぜ。」
利沙「気になるのが、その場に留まっている不気味な波動(マナ)は間違い無く、麻綾だな。彼奴の精神状態を考慮すれば、同化しても不思議じゃない。そうなると、叡知は麻綾の相手で手一杯で、他の4人に配慮している暇は無い。」
鋭気「とにかく俺達は、こっちに向かっている無数の不気味な波動(マナ)の方を如何にかしようぜ。多分、この場から逃げた暗黒生命体は、夢幻郷に行くだろうが、叡知達(彩夏、達哉、智恵、司龍)が南西(裏鬼門)を制してくれると信じる他無いぜ。」
麻綾(程なく、金神ら八将神は天帝山の平野部に出現!両者は激突する!一方、叡知は逸早く自身の複製を浄化!彩夏、達哉、智恵、司龍に、自身の放出する神威の波動(マナ)を行き渡らせようとする。)
達哉(奴等に南西(裏鬼門)を制されてしまったか。このままでは、北東(表鬼門)で戦っている仲間が危ない。何とかして彼岸花の社に向かって上書きする必要があるが、此奴らが行手を阻む。しかも、妖魔に変幻する暗黒生命体が続々とやって来ている。)
智恵「叡知!儂等のために無駄に波動(マナ)を消耗する必要は無いぞ!此処は儂等に任せて、御主は麻綾のもとに向かうのじゃ!」
司龍「気は確か智恵!?今の麻綾は、狂戦士状態の上、複製と同化して六凶星(騰蛇、朱雀、天空、勾陳、玄武、白虎)に匹敵するんだぞ!?」
彩夏「どの道、此奴らに苦戦するようなあたいらが一緒に行っても足手纏いだよ。今、あの娘を救えるのはあんただけだよ叡知。」
叡知「彩夏、達哉、智恵、司龍。ありがとうな。」
叡知(浄化した言うても、かなりの波動(マナ)を消耗してる上に、麻綾が自身の複製と同化してるとなると勝負を急ぐと足元を掬われる危険があるな。しゃあない・・・八門脚に最後の一押しをして九星八門脚で対応する他無いな・・・。)
麻綾(叡知は彩夏達(達哉、智恵、司龍)に礼を述べると、九星八門脚を使用した状態で逢魔時の屋敷に突入する。)
麻綾(そして、私と叡知は邂逅する。ただ、そこにいるのは自らの複製と同化した私である。小手調べで、輪廻の輪を飛ばして叡知を完全に捉えていたが、それは叡知の分身であり、叡知自身は向かって右側におり、輪廻の輪に込められた波動(マナ)を断つ。)
???「流石は叡知ね。確実に当てるつもりで、時空術を駆使した投擲を回避率しただけでなく、輪廻の輪に込めた波動(マナ)まで無効化するなんてね。」
叡知「麻綾じゃないな・・・羅刹の剣から生じた暗黒生命体は意志まであるんやな。」
???「あら?気づいていたの?」
叡知「一度狂戦士状態に陥ると、理性が飛んでまう。もし、麻綾の意志で輪廻の輪が投げられたら、あの程度で波動(マナ)を断つ事は出来ん。」
???「成る程・・・私と同化して人格を乗っ取った事で制御が利くのも皮肉な話ね・・・貴方の目的は彼女を意識を回復させるでしょうけど、今の彼女は魔獣族の怨念によってかなり危険な状態・・・。」
叡知「承知の上や。」
???「そんな私と交われば、幾ら貴方でも陰の波動(マナ)に取り込まれる恐れがある。それでも私と交わると言うの?」
叡知「勿論や。此処まで麻綾を連れてきてくれてありがとうな。それじゃあ早速・・・。」
叡知「赫赫陽陽、日出東方、断絶悪夢、辟除不祥、急急如律令!」
麻綾(叡知は凶夢を吉夢に変える呪文を唱えつつ、自らの霊糸を私に絡めて、自らの魔羅を私の陰部に挿入する。此処で叡知は、私と九星殿で別行動を取ってから今日までの軌跡を追体験する中、少しずつ確実に陰の波動(マナ)の影響を受け始める。)
麻綾(次第に理性が飛び始め、衝動のままに私の肢体を貪るように犯し始めつつも、無意識の内に凶夢を吉夢に変える呪文を唱え続けて陰の波動(マナ)に抵抗していた。一方、私は暗闇が支配する虚無空間にいた。)
麻綾(もう何もかも如何でも良い・・・そう思っていた。その時だった!一筋の光が見え始める。私は、最後の力を振り絞って光の元まで向かう。すると、一筋の光は大いなる光となって私を包むと、其処はエメラルドグリーンの海の中。私と叡知は再会を果たす。)
麻綾「えっ・・・。」
叡知「今日まで1人にして御免な麻綾。ほんまは天空戦が終わったら、会いに行きたかったけど、状態異常になって生死の境を彷徨ってもうてな・・・。」
麻綾「叡知・・・。」
叡知「でも、良かった。まさか麻綾の方からこっちに来てくれるとは・・・六凶星(騰蛇、朱雀、天空、勾陳、玄武、白虎)との戦いの影の功労者は間違い無く麻綾や。麻綾は人一倍寂しがり屋やのに、よう頑張ったで。ありがとうな。」
麻綾「叡知・・・叡知・・・。」
???(この娘の髪の色が赤から緑に戻って行くと同時に、憑依していた魔獣族の怨念が浄化されて行く・・・そして、私も・・・。)
叡知「君もありがとうな。せめて名前を教えて欲しいんやけど?」
???「私に名前は無いわ。私達は、金神が龍神の結界を破壊するために創生された究極の暗黒生命体・・・間も無く、私は貴女と統合して神威の波動(マナ)を発動するわ。」
麻綾「そうだとしても、貴女がいなければ私は・・・。」
麻綾(そう言い切る前に、私と叡知は一緒に悦に浸る。彼女は私との統合を果たすと、神威の波動(マナ)を発動させ、2人は元の場所に戻っていた。)
麻綾(また、叡知の更に輝きを増した金色の光に触発された彩夏達(達哉、智恵、司龍)は、神威の波動(マナ)を発動させて、自身の複製を浄化する。そして、壁宿曜星(なまめぼし)の紋章が六壬神課式盤に刻まれる。)
麻綾(程なく、彼岸花の社には八将神を率いた金神が到着し、叡知達(彩夏、達哉、智恵、司龍)と複製達の激戦を見物する。)
金神(汝らが何処に隠れていたかは知らんが、我らに勝利する可能性は6月21日(日)の蟹座の新月(金環日食)の日まで耐え凌ぎ、金剛峯鏡を持って一気に決着をつける他あるまい。)
金神(そして、そのために重要となるのがこの彼岸花の社。汝らは、数多の死戦を潜り抜けて神威の領域に到達した事は素晴らしいが、同時に疲労感に見舞われているであろう。そのような状況下で、南西(裏鬼門)を制されても信念を保てるか見ものだな。)
金神「これより我らは、北東(表鬼門)に位置する天帝山の五帝龍王廟に突入する!大和の秩序を崩壊させ、セルフ界並びに他の異世界を無に帰すために!」
八将神「は!」
麻綾(金神は八将神に号令を出すと、天帝山の五帝龍王廟に侵攻!一方、亜里沙派(保守派)、鈴夜派(革新派)、鋭気達(亜樹と利沙)は、暗黒生命体と戦っていたが、突如として暗黒生命体が撤退し始める。)
亜樹「如何言う事かしら?急に尻尾巻いて逃げて行くわよ?それに、夢幻郷の方で強大な波動(マナ)が衝突と同時に、無数の不気味な波動(マナ)の一つはその場に留まって、残りはこっちに向かって来ているわ。」
鋭気「恐らく強大な波動(マナ)は、叡知達(彩夏、達哉、智恵、司龍)とその複製達だろうな。既に、神威の波動(マナ)を発動している叡知は問題無く浄化出来るし、他の4人もそれに触発されて、神威の波動(マナ)を発動するだろうぜ。」
利沙「気になるのが、その場に留まっている不気味な波動(マナ)は間違い無く、麻綾だな。彼奴の精神状態を考慮すれば、同化しても不思議じゃない。そうなると、叡知は麻綾の相手で手一杯で、他の4人に配慮している暇は無い。」
鋭気「とにかく俺達は、こっちに向かっている無数の不気味な波動(マナ)の方を如何にかしようぜ。多分、この場から逃げた暗黒生命体は、夢幻郷に行くだろうが、叡知達(彩夏、達哉、智恵、司龍)が南西(裏鬼門)を制してくれると信じる他無いぜ。」
麻綾(程なく、金神ら八将神は天帝山の平野部に出現!両者は激突する!一方、叡知は逸早く自身の複製を浄化!彩夏、達哉、智恵、司龍に、自身の放出する神威の波動(マナ)を行き渡らせようとする。)
達哉(奴等に南西(裏鬼門)を制されてしまったか。このままでは、北東(表鬼門)で戦っている仲間が危ない。何とかして彼岸花の社に向かって上書きする必要があるが、此奴らが行手を阻む。しかも、妖魔に変幻する暗黒生命体が続々とやって来ている。)
智恵「叡知!儂等のために無駄に波動(マナ)を消耗する必要は無いぞ!此処は儂等に任せて、御主は麻綾のもとに向かうのじゃ!」
司龍「気は確か智恵!?今の麻綾は、狂戦士状態の上、複製と同化して六凶星(騰蛇、朱雀、天空、勾陳、玄武、白虎)に匹敵するんだぞ!?」
彩夏「どの道、此奴らに苦戦するようなあたいらが一緒に行っても足手纏いだよ。今、あの娘を救えるのはあんただけだよ叡知。」
叡知「彩夏、達哉、智恵、司龍。ありがとうな。」
叡知(浄化した言うても、かなりの波動(マナ)を消耗してる上に、麻綾が自身の複製と同化してるとなると勝負を急ぐと足元を掬われる危険があるな。しゃあない・・・八門脚に最後の一押しをして九星八門脚で対応する他無いな・・・。)
麻綾(叡知は彩夏達(達哉、智恵、司龍)に礼を述べると、九星八門脚を使用した状態で逢魔時の屋敷に突入する。)
麻綾(そして、私と叡知は邂逅する。ただ、そこにいるのは自らの複製と同化した私である。小手調べで、輪廻の輪を飛ばして叡知を完全に捉えていたが、それは叡知の分身であり、叡知自身は向かって右側におり、輪廻の輪に込められた波動(マナ)を断つ。)
???「流石は叡知ね。確実に当てるつもりで、時空術を駆使した投擲を回避率しただけでなく、輪廻の輪に込めた波動(マナ)まで無効化するなんてね。」
叡知「麻綾じゃないな・・・羅刹の剣から生じた暗黒生命体は意志まであるんやな。」
???「あら?気づいていたの?」
叡知「一度狂戦士状態に陥ると、理性が飛んでまう。もし、麻綾の意志で輪廻の輪が投げられたら、あの程度で波動(マナ)を断つ事は出来ん。」
???「成る程・・・私と同化して人格を乗っ取った事で制御が利くのも皮肉な話ね・・・貴方の目的は彼女を意識を回復させるでしょうけど、今の彼女は魔獣族の怨念によってかなり危険な状態・・・。」
叡知「承知の上や。」
???「そんな私と交われば、幾ら貴方でも陰の波動(マナ)に取り込まれる恐れがある。それでも私と交わると言うの?」
叡知「勿論や。此処まで麻綾を連れてきてくれてありがとうな。それじゃあ早速・・・。」
叡知「赫赫陽陽、日出東方、断絶悪夢、辟除不祥、急急如律令!」
麻綾(叡知は凶夢を吉夢に変える呪文を唱えつつ、自らの霊糸を私に絡めて、自らの魔羅を私の陰部に挿入する。此処で叡知は、私と九星殿で別行動を取ってから今日までの軌跡を追体験する中、少しずつ確実に陰の波動(マナ)の影響を受け始める。)
麻綾(次第に理性が飛び始め、衝動のままに私の肢体を貪るように犯し始めつつも、無意識の内に凶夢を吉夢に変える呪文を唱え続けて陰の波動(マナ)に抵抗していた。一方、私は暗闇が支配する虚無空間にいた。)
麻綾(もう何もかも如何でも良い・・・そう思っていた。その時だった!一筋の光が見え始める。私は、最後の力を振り絞って光の元まで向かう。すると、一筋の光は大いなる光となって私を包むと、其処はエメラルドグリーンの海の中。私と叡知は再会を果たす。)
麻綾「えっ・・・。」
叡知「今日まで1人にして御免な麻綾。ほんまは天空戦が終わったら、会いに行きたかったけど、状態異常になって生死の境を彷徨ってもうてな・・・。」
麻綾「叡知・・・。」
叡知「でも、良かった。まさか麻綾の方からこっちに来てくれるとは・・・六凶星(騰蛇、朱雀、天空、勾陳、玄武、白虎)との戦いの影の功労者は間違い無く麻綾や。麻綾は人一倍寂しがり屋やのに、よう頑張ったで。ありがとうな。」
麻綾「叡知・・・叡知・・・。」
???(この娘の髪の色が赤から緑に戻って行くと同時に、憑依していた魔獣族の怨念が浄化されて行く・・・そして、私も・・・。)
叡知「君もありがとうな。せめて名前を教えて欲しいんやけど?」
???「私に名前は無いわ。私達は、金神が龍神の結界を破壊するために創生された究極の暗黒生命体・・・間も無く、私は貴女と統合して神威の波動(マナ)を発動するわ。」
麻綾「そうだとしても、貴女がいなければ私は・・・。」
麻綾(そう言い切る前に、私と叡知は一緒に悦に浸る。彼女は私との統合を果たすと、神威の波動(マナ)を発動させ、2人は元の場所に戻っていた。)
麻綾(また、叡知の更に輝きを増した金色の光に触発された彩夏達(達哉、智恵、司龍)は、神威の波動(マナ)を発動させて、自身の複製を浄化する。そして、壁宿曜星(なまめぼし)の紋章が六壬神課式盤に刻まれる。)
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