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命の章
裏・核の符号(セフィラーコード) 前編
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麻綾(叡知達(彩夏、達哉、智恵、司龍)が対面している頃、亜里沙達(元春、美樹、仁、美緒、康史、美言、一樹、亜矢)は、五輪塔(タットワタワー)の空の間にいた。)
元春「叡知達(彩夏、達哉、智恵、司龍)は、天后との対面を果たせただろうか?それに、彰は何処で何をしている?麻綾の精神状態を考慮すると、交渉は難航するだろうし、6月21日(日)の蟹座の新月(金環日食)の日までに間に合うのだろうか?」
仁「此処まで来たら叡知を信じるしか無いよ。甘露の球の輝きから察するに十二天将星の超霊場(パワースポット)の全開放に成功したと見て間違い無い。後は、勇樹ら八将神達を倒すだけじゃないか。」
美言「司龍の話では、彰は風魔の里にいるらしいわね。場所としては、OGHAM(オガム)森林公園、幻惑の樹海、純高知の水晶の雪山の境目にある小屋から通じるらしいけど、風魔の結界によって護られ辿りつくのは困難とされているわ。」
一樹「魔切り法に乗っ取って進んで行けば良いんじゃないかな?風魔の里に限らず、大和の超霊場(パワースポット)の殆どが、奇門遁甲の八門を基本とした方陣(スプレッド)だし、それさえ理解していれば簡単だと思うが?」
亜里沙「それはあくまで基本原則です。方陣(スプレッド)は負荷こそ大きいですが、正常に機能すれば有効な防御手段となります。故に、如何しても南西(裏鬼門)の方位が疎かになり易く、付け入る隙となってしまいます。」
美緒「彰が神威の領域に近いと言っても、南西(裏鬼門)を制する事が出来れば、叡知達(彩夏、達哉、智恵、司龍)も十分対抗出来るわね。尤も、神人と超人の実力差は如何にもならないでしょうけど・・・。」
康史(お茶の葉が鍵の形・・・聡明な洞察力を持ってチャンスを活かせば、幸運の扉が開かれるか・・・叡知の裏・核の符号(セフィラーコード)は、3 9 3 6 3 7。果たして叡知は、導き出せるかな?)
亜矢「弱者が強者を挫くてなんか格好良いよな。彼奴を一言で言うと夏休みの宿題を最終日に纏めて片付ける奴だ。釈然としないかもしれないが、基本を押さえた上で計画的かつ超集中力(ゾーン)を発揮すれば出来ない事は無い。」
美樹「ねえ亜里沙。美樹のママ・・・前天帝はどんな女性だったの?お兄ちゃんが月の裏側に幽閉される前に亡くなって以降は影武者さんは、風魔の里に匿われているって聞いたけど・・・。」
亜里沙「素晴らしいお方でした。時間と空間を巧みに利用した飛星流格闘術はもとより、一度見た技を自分のものにする。勇樹はまさにあのお方の素質を受け継ぎ、美樹はあのお方の優しさを受け継いでいるのです。」
美緒「その優しさ故に、周囲の思惑に心を痛めて、母胎の中で善悪の心が分離したのが勇樹であり、美樹であるのね。勇樹の悪の心の部分を美樹に譲渡させる事が出来れば、前天帝本来の姿を取り戻せるって訳ね。」
一樹「闇を抱えていない奴が彰で、闇が欠けてしまっているのが美樹って訳か・・・勇樹にしても溜めに溜め込んだものが爆発してしまったのは気の毒だが、それで大和の秩序を滅茶苦茶にして良い理由にはならないもんな。」
美言「女性は左脳(峻厳の脳)に優れて、男性は右脳(慈悲の脳)に優れている。得意なものを早い内に伸ばして、壁に当たる事で苦手を克服したのが27人の宿曜師であり、宿曜師候補の月神(シャトラ)の眷属ね。」
元春「叡知は試行錯誤の末、九星斬を主体に左右の脳のバランスを取りつつ、いざと言う時に最後の一押しで九星八門斬を出せる状態を維持する事で、仲間の協力も手伝い白虎を撃破するに至った。」
仁「この状態なら女性特有の感情による陰の波動(マナ)を制する事は出来るけど、自分を甘やかせば右脳(慈悲の脳)特化に逆戻りして、その影響を諸に受けてしまう。特に、叡知は第三の眼(第6チャクラ(アージュニヤー))に優れている分、強く受けてしまうよ。」
美緒「そうなると、九星陣でダメージを半減して延命するか・・・一か八で八門破の一発逆転に賭けるか・・・いずれにしてもこうなると立ち直るのに時間が掛かるし、最悪そのまま落ちぶれて行くわね。」
亜里沙(水晶に黄金に輝く猫の姿が!?成る程、幸運の招き猫・・・叡知のこれまで軌跡は如何なる障害も類い稀鳴き強運で乗り越えて来ました。やはり彼こそが天帝になるべきなのかもしれません。)
一樹「まあ、彼奴に限って右脳(慈悲の脳)特化に逆戻りは無いんじゃないか?四葉庵で一対一を試合ったけど、八咫烏の核の力による斬撃はなかなかのもんだったし、それを鋒に込めた九星八門破がどんなものかも見てみたいぜ。」
亜矢「般若心経の写経をさせた時も、それとは別に占いの書籍で知識を蓄えて、自分自身の経験と合わせていた。中でも奇門遁甲の凶夢を吉夢に変える呪文との相性が良い事から、彼奴の能力は凶夢を吉夢に変える能力と言った所だな。」
美樹「彼岸花の社で特訓した時点での実力の根源は、血液型、年干支、生まれた曜日、日干支、指紋が奪われた状態だったけど、既に生命力と波動力もそれなりに、鋼鉄の剣が振れていたから、普段から欠かさず特訓していたんだろうね♪」
康史(お茶の形は円十字・・・行く手は阻まれているけど、忍耐強く誠実に乗り越えて行けば、今携わっている事は終わりを迎える。また、円十字は異世界におけるセルフ界の紋章にして、大和の秩序そのもの。)
美緒「それが叡知の通常攻撃(弱点を見切ると同時に属性攻撃)として成立して、叡知の補助攻撃(物理攻撃のダメージ⒈5倍)や九星気学や奇門遁甲を合わせる事で、固有技術である九星八門遁が産み出された訳ね。」
一樹「そこに第7チャクラ(サハスラーラ)や受胎年月日。数命学や色占いを加える事で攻守のバランスが取る事で、最後の一押しに主軸の夢占いへと繋がり、亜矢の言ったが固有能力である凶夢を吉夢に変える能力へと昇華するって所だな。」
亜里沙「ようやく叡知本来の姿が戻り、現時点で格上となる相手は味方側で彰。敵側では勇樹を始めとした八将神。そして、私達は実力伯仲と言う事になりますね。そもそも、そのような相手とは異を構えない方が望ましいですが、機略を持って制さねばなりません。」
元春「叡知程の実力ともなれば大体は正攻法で決着がつき、亜里沙の言うような相手は、極一部に限られる。それ以外の格下が叡知を負かすとすれば、南西(裏鬼門)を制する他に道は無く、裏を返せば南西(裏鬼門)さえ注意していれば、負ける要素は無い。」
仁「其処も含めて、八割弱の確率だね。陰陽の波動(マナ)の均衡を整えた上で、それを一押しする属性や方位・・・引いては斬撃の角度を理解する事が重要だね。」
美言「叡知や作者の場合、生年月日もしても、受胎年月日にしても、何方の属性にも艮(山)と坤(地)があるのも面白いわね。第三の眼(第6チャクラ(アージュニヤー))が優れているだけに、現実の領域(第1~第5チャクラ)を軽視しない戒めのようね。」
仁「叡知や作者に付け入る隙が生じる時は、霊感頼みの時だもんね。地に足をつけていて初めて、第三の眼(第6チャクラ(アージュニヤー))の真価が発揮され、最後の一押しで九割強の確率にもなるよ。」
麻綾(南西(裏鬼門)の方位。彰との交渉を制する上で重要だが、制されれば格下にも苦戦し、最悪敗北もあり得るため、簡単には制させてはくれないだろう。)
元春「叡知達(彩夏、達哉、智恵、司龍)は、天后との対面を果たせただろうか?それに、彰は何処で何をしている?麻綾の精神状態を考慮すると、交渉は難航するだろうし、6月21日(日)の蟹座の新月(金環日食)の日までに間に合うのだろうか?」
仁「此処まで来たら叡知を信じるしか無いよ。甘露の球の輝きから察するに十二天将星の超霊場(パワースポット)の全開放に成功したと見て間違い無い。後は、勇樹ら八将神達を倒すだけじゃないか。」
美言「司龍の話では、彰は風魔の里にいるらしいわね。場所としては、OGHAM(オガム)森林公園、幻惑の樹海、純高知の水晶の雪山の境目にある小屋から通じるらしいけど、風魔の結界によって護られ辿りつくのは困難とされているわ。」
一樹「魔切り法に乗っ取って進んで行けば良いんじゃないかな?風魔の里に限らず、大和の超霊場(パワースポット)の殆どが、奇門遁甲の八門を基本とした方陣(スプレッド)だし、それさえ理解していれば簡単だと思うが?」
亜里沙「それはあくまで基本原則です。方陣(スプレッド)は負荷こそ大きいですが、正常に機能すれば有効な防御手段となります。故に、如何しても南西(裏鬼門)の方位が疎かになり易く、付け入る隙となってしまいます。」
美緒「彰が神威の領域に近いと言っても、南西(裏鬼門)を制する事が出来れば、叡知達(彩夏、達哉、智恵、司龍)も十分対抗出来るわね。尤も、神人と超人の実力差は如何にもならないでしょうけど・・・。」
康史(お茶の葉が鍵の形・・・聡明な洞察力を持ってチャンスを活かせば、幸運の扉が開かれるか・・・叡知の裏・核の符号(セフィラーコード)は、3 9 3 6 3 7。果たして叡知は、導き出せるかな?)
亜矢「弱者が強者を挫くてなんか格好良いよな。彼奴を一言で言うと夏休みの宿題を最終日に纏めて片付ける奴だ。釈然としないかもしれないが、基本を押さえた上で計画的かつ超集中力(ゾーン)を発揮すれば出来ない事は無い。」
美樹「ねえ亜里沙。美樹のママ・・・前天帝はどんな女性だったの?お兄ちゃんが月の裏側に幽閉される前に亡くなって以降は影武者さんは、風魔の里に匿われているって聞いたけど・・・。」
亜里沙「素晴らしいお方でした。時間と空間を巧みに利用した飛星流格闘術はもとより、一度見た技を自分のものにする。勇樹はまさにあのお方の素質を受け継ぎ、美樹はあのお方の優しさを受け継いでいるのです。」
美緒「その優しさ故に、周囲の思惑に心を痛めて、母胎の中で善悪の心が分離したのが勇樹であり、美樹であるのね。勇樹の悪の心の部分を美樹に譲渡させる事が出来れば、前天帝本来の姿を取り戻せるって訳ね。」
一樹「闇を抱えていない奴が彰で、闇が欠けてしまっているのが美樹って訳か・・・勇樹にしても溜めに溜め込んだものが爆発してしまったのは気の毒だが、それで大和の秩序を滅茶苦茶にして良い理由にはならないもんな。」
美言「女性は左脳(峻厳の脳)に優れて、男性は右脳(慈悲の脳)に優れている。得意なものを早い内に伸ばして、壁に当たる事で苦手を克服したのが27人の宿曜師であり、宿曜師候補の月神(シャトラ)の眷属ね。」
元春「叡知は試行錯誤の末、九星斬を主体に左右の脳のバランスを取りつつ、いざと言う時に最後の一押しで九星八門斬を出せる状態を維持する事で、仲間の協力も手伝い白虎を撃破するに至った。」
仁「この状態なら女性特有の感情による陰の波動(マナ)を制する事は出来るけど、自分を甘やかせば右脳(慈悲の脳)特化に逆戻りして、その影響を諸に受けてしまう。特に、叡知は第三の眼(第6チャクラ(アージュニヤー))に優れている分、強く受けてしまうよ。」
美緒「そうなると、九星陣でダメージを半減して延命するか・・・一か八で八門破の一発逆転に賭けるか・・・いずれにしてもこうなると立ち直るのに時間が掛かるし、最悪そのまま落ちぶれて行くわね。」
亜里沙(水晶に黄金に輝く猫の姿が!?成る程、幸運の招き猫・・・叡知のこれまで軌跡は如何なる障害も類い稀鳴き強運で乗り越えて来ました。やはり彼こそが天帝になるべきなのかもしれません。)
一樹「まあ、彼奴に限って右脳(慈悲の脳)特化に逆戻りは無いんじゃないか?四葉庵で一対一を試合ったけど、八咫烏の核の力による斬撃はなかなかのもんだったし、それを鋒に込めた九星八門破がどんなものかも見てみたいぜ。」
亜矢「般若心経の写経をさせた時も、それとは別に占いの書籍で知識を蓄えて、自分自身の経験と合わせていた。中でも奇門遁甲の凶夢を吉夢に変える呪文との相性が良い事から、彼奴の能力は凶夢を吉夢に変える能力と言った所だな。」
美樹「彼岸花の社で特訓した時点での実力の根源は、血液型、年干支、生まれた曜日、日干支、指紋が奪われた状態だったけど、既に生命力と波動力もそれなりに、鋼鉄の剣が振れていたから、普段から欠かさず特訓していたんだろうね♪」
康史(お茶の形は円十字・・・行く手は阻まれているけど、忍耐強く誠実に乗り越えて行けば、今携わっている事は終わりを迎える。また、円十字は異世界におけるセルフ界の紋章にして、大和の秩序そのもの。)
美緒「それが叡知の通常攻撃(弱点を見切ると同時に属性攻撃)として成立して、叡知の補助攻撃(物理攻撃のダメージ⒈5倍)や九星気学や奇門遁甲を合わせる事で、固有技術である九星八門遁が産み出された訳ね。」
一樹「そこに第7チャクラ(サハスラーラ)や受胎年月日。数命学や色占いを加える事で攻守のバランスが取る事で、最後の一押しに主軸の夢占いへと繋がり、亜矢の言ったが固有能力である凶夢を吉夢に変える能力へと昇華するって所だな。」
亜里沙「ようやく叡知本来の姿が戻り、現時点で格上となる相手は味方側で彰。敵側では勇樹を始めとした八将神。そして、私達は実力伯仲と言う事になりますね。そもそも、そのような相手とは異を構えない方が望ましいですが、機略を持って制さねばなりません。」
元春「叡知程の実力ともなれば大体は正攻法で決着がつき、亜里沙の言うような相手は、極一部に限られる。それ以外の格下が叡知を負かすとすれば、南西(裏鬼門)を制する他に道は無く、裏を返せば南西(裏鬼門)さえ注意していれば、負ける要素は無い。」
仁「其処も含めて、八割弱の確率だね。陰陽の波動(マナ)の均衡を整えた上で、それを一押しする属性や方位・・・引いては斬撃の角度を理解する事が重要だね。」
美言「叡知や作者の場合、生年月日もしても、受胎年月日にしても、何方の属性にも艮(山)と坤(地)があるのも面白いわね。第三の眼(第6チャクラ(アージュニヤー))が優れているだけに、現実の領域(第1~第5チャクラ)を軽視しない戒めのようね。」
仁「叡知や作者に付け入る隙が生じる時は、霊感頼みの時だもんね。地に足をつけていて初めて、第三の眼(第6チャクラ(アージュニヤー))の真価が発揮され、最後の一押しで九割強の確率にもなるよ。」
麻綾(南西(裏鬼門)の方位。彰との交渉を制する上で重要だが、制されれば格下にも苦戦し、最悪敗北もあり得るため、簡単には制させてはくれないだろう。)
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