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命の章
叡知の夢 後編
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麻綾(金神を撃破し、三種の神器(甘露の珠、金剛峯鏡、羅刹の剣)を手にした叡知は、羅刹の剣を奉納するべく、私達(彩夏、亜樹、鋭気、利沙、達哉、智恵、司龍)を伴い、汝陰公の墓を目指す。)
麻綾(また、異変そのものは解決しても、その爪痕は大きく、失ったものもはあまりにも多く、民達にも暗い影を落としている。亜里沙派(保守派)は、生き残った民達と共に復興への道を示す。それこそが宿曜師の本来の使命と言えるだろう。)
麻綾(更に鈴夜派(革新派)は、八将神の地位を放棄したとは言え、上亭の妖魔を放置するのは危険と判断し、中亭の妖魔も含めて香天(辰巳・午町)の雨の町に潜伏した妖魔群(龍蛇族、怪鳥族、幻妖族、金剛族、怪魚族、魔獣族)の掃討に乗り出す。)
麻綾(そして、汝陰公の墓の漆黒の間に到着し、叡知は羅刹の剣を奉納。今は羅刹の剣の陰の波動(マナ)が尽きているが、いずれは汝陰公の墓周辺の極夜地帯としてのあるべき姿を取り戻すだろう。)
麻綾(次に、叡知は私達(彩夏、亜樹、鋭気、利沙、達哉、智恵、司龍)を伴い、金剛峯鏡を奉納するべく、宝珠の都市に赴く。漆黒の間の隠し階段を降りた先の昇降機で降った先にある黄金に輝く宝珠の都市。)
麻綾(私達(叡知と彩夏)は2回目だが、その光景に亜樹達(鋭気、利沙、達哉、智恵、司龍)に驚く。)
亜樹「これってピラミッドよね?セルフ界を構成する生命の樹(セフィロト)で、最も波動(マナ)が集中する核(セフィラー)である美(ティファレト)の波動(マナ)が宝珠の都市を金色の光に染めているんだわ。」
達哉(此処の建造物も、恕から聞いた月の建造物と一致している。科学技術ではセルフ界随一の大コスモス帝国を遥かに凌いでいる。これが大和の真実なのか・・・。)
智恵「此処数日の連戦での疲れが嘘のようぢゃのぅ。大和の超霊場(パワースポット)にヒーリング効果のある所は、生命(ライフ)と波動(マナ)の回復力を高めてくれるが、此処までの効果は、始めての実感ぢゃな。」
叡知「中央の黄金の間には、二十七の宿曜星(ナクシャトラ)の元になった27人の花嫁の木乃伊があって、既に魂は宿曜星(ナクシャトラ)の系譜として俺らに継承されてるけど、その肢体は18歳の状態で保存されてるんやで。」
鋭気「18歳か。この中で最年少の亜樹や司龍でさえ24歳。確かに、体力気力は衰えを感じるけど、それと引き換えに知識と経験が豊富になって、自分のペースに合わせて戦い続けて33歳なんだよな・・・。」
利沙「まだ、これからだろ。それにしても、此処の金は、洗練に洗練された良質なオリハルコンばかりで、宝珠の都市の名に相応しいな。これなら、仁の伝国堂の工房に持って行けば、新しい金印紫綬が創作出来そうだが、流石に勝手に持ち出す訳には行かないな。」
司龍「良く見ると白蛇の槍が修復されている。今回の戦いは、手入れをする暇が無かったから、壊れるのを覚悟したんだが、如何やら、宝珠の都市は、生命(ライフ)と波動(マナ)の回復力だけで無く、武器防具を自動で行ってくれるのは有難い。」
彩夏「白蛇の槍の創作は、1番手間と資金が掛かっているもんね。さて、金剛峯鏡を黄金の間に奉納したら、六壬神課式盤の回収して置かないとね。あれから8日が経過している訳だけど、宝珠の都市の波動(マナ)によって、修復の上強化されているかもしれないよ。」
叡知「最後の金神戦以外は、ずっと俺の身を護ってくれたもんな。これまでは、陰の波動(マナ)が暴走してたけど、このままやと、今度は陽の波動(マナ)が暴走して大和の秩序が崩壊してまうからな。」
鋭気「大和の陰陽の波動(マナ)の均衡が戻るのは当分先だが、大和の秩序が崩壊する心配は金剛峯鏡を奉納する事で解消される。その上で甘露の球を奉納すれば、暫くは陽の波動(マナ)が優位な時期が続くから、中宮府の復興が先決だな。」
智恵「所謂、黄金期の到来ぢゃな。思えば、此処に至るまでに苦しくて辛い事ばかりぢゃったが、儂等が金神と撃ち倒した事で、月神(シャトラ)の眷属の面目も立ったと言う事ぢゃ。月神(シャトラ)の眷属を中心とした新体制を整えて行かんとな。」
達哉(新体制か・・・金剛峯鏡も黄金の間に奉納した今、確かに暫くは陽の波動(マナ)が優位かもしれない。だが、八将神の地位を放棄したとは言え上亭の妖魔が8体も健在。何より凌犯期間そのものが無くなる訳では無い。)
麻綾(叡知は、宝珠の都市の黄金の間に金剛峯鏡を奉納し、六壬神課式盤を回収すると、五輪塔(タットワタワー)に続く東側の昇降機に乗り込み。そのまま五輪塔(タットワタワー)の地の間に到着する。)
亜樹「太陽は東から昇って西へと沈む・・・汝陰公の墓、宝珠の都市、五輪塔(タットワタワー)の一方通行はそれを表しているのね。」
鋭気「そうだな。五輪塔(タットワタワー)は地の間、水の間、火の間、風の間、空の間で構成されていて、本来は各階層にある謎解きをしながら上を目指して行く訳だが、既に亜里沙達が解いてくれているから空の間まで一直線で助かるな。」
智恵「5つの間は現実の領域(第1~第5チャクラ)を表しておる。一昔の月神(シャトラ)の眷属は、自分達がほぼ人間と言う事実から目を背けて、月兎のDNAを性質を過信して墓穴を掘った。それは宿曜師もそうであり、当時の宿曜師は、儂と元春だけと言う有様ぢゃ。」
叡知「俺も、10代20代前半は月兎のDNAを性質頼みの戦い方やったな。最初は良えけど、段々きつくなって浸け入れられる事もしばしば・・・基本を疎かにすると、ろくな事が無い事を痛感した時期でもあったな。」
彩夏「ちょうどこの時期は、亜樹と麻綾が仲間になった時期でもあって、第4チャクラ(アナハータ)の心の学びを徹底したんだよね。」
利沙「それで第4チャクラ(アナハータ)を経て、第5チャクラ(ヴィッシュダ)のコミュケーションの学びに移行して、ありとあらゆる価値観を共有して、全ての職業を網羅して聡明叡知の名に相応しい人物になったって訳だ。」
司龍「今回の異変で弱体化しても、他の宿曜師と渡り合えたのも納得だよな。そう言えば、玄武戦で俺が合流する前に、タットワ霊視で第2チャクラ(スヴァディシュターナ)を重点的に刺激して、ようやくみんなについて行けるまで立ち直れたんだよな。」
智恵「16日後は、7月7日(火)は叡知の誕生日で35歳。一応、第5チャクラ(ヴィッシュダ)のコミュケーションの学びは終了ぢゃ。」
叡知「まあ、何はともあれ、甘露の球を奉納した。これもみんなは勿論やけど、現実世界の俺が此処まで導いてくれた。本来なら、俺らで解決すべき所を自分の事のように親身になって、セルフ界に情熱を注いでくれたんや。」
鋭気「現実世界のお前の情熱が主人公補正となって俺達を勝利に導いたんだな。」
亜樹「だったら、今度は私達が現実の世界のあんたの力になってあげないと行けないわね。」
達哉「叡知、其奴の核の符号(セフィラーコード)と裏・核の符号(セフィラーコード) を知っているか?SLF(セルフ)銀行に繋いで、一生遊んで暮らせるぐらいの金額を振り込んでやると良い。」
麻綾(叡知は、五輪塔(タットワタワー)の空の間に甘露の珠を奉納。これにより、三種の神器(甘露に球、金剛峯鏡、羅刹の剣)はあるべき場所に戻され、大和の秩序の崩壊は回避された。)
麻綾(また、異変そのものは解決しても、その爪痕は大きく、失ったものもはあまりにも多く、民達にも暗い影を落としている。亜里沙派(保守派)は、生き残った民達と共に復興への道を示す。それこそが宿曜師の本来の使命と言えるだろう。)
麻綾(更に鈴夜派(革新派)は、八将神の地位を放棄したとは言え、上亭の妖魔を放置するのは危険と判断し、中亭の妖魔も含めて香天(辰巳・午町)の雨の町に潜伏した妖魔群(龍蛇族、怪鳥族、幻妖族、金剛族、怪魚族、魔獣族)の掃討に乗り出す。)
麻綾(そして、汝陰公の墓の漆黒の間に到着し、叡知は羅刹の剣を奉納。今は羅刹の剣の陰の波動(マナ)が尽きているが、いずれは汝陰公の墓周辺の極夜地帯としてのあるべき姿を取り戻すだろう。)
麻綾(次に、叡知は私達(彩夏、亜樹、鋭気、利沙、達哉、智恵、司龍)を伴い、金剛峯鏡を奉納するべく、宝珠の都市に赴く。漆黒の間の隠し階段を降りた先の昇降機で降った先にある黄金に輝く宝珠の都市。)
麻綾(私達(叡知と彩夏)は2回目だが、その光景に亜樹達(鋭気、利沙、達哉、智恵、司龍)に驚く。)
亜樹「これってピラミッドよね?セルフ界を構成する生命の樹(セフィロト)で、最も波動(マナ)が集中する核(セフィラー)である美(ティファレト)の波動(マナ)が宝珠の都市を金色の光に染めているんだわ。」
達哉(此処の建造物も、恕から聞いた月の建造物と一致している。科学技術ではセルフ界随一の大コスモス帝国を遥かに凌いでいる。これが大和の真実なのか・・・。)
智恵「此処数日の連戦での疲れが嘘のようぢゃのぅ。大和の超霊場(パワースポット)にヒーリング効果のある所は、生命(ライフ)と波動(マナ)の回復力を高めてくれるが、此処までの効果は、始めての実感ぢゃな。」
叡知「中央の黄金の間には、二十七の宿曜星(ナクシャトラ)の元になった27人の花嫁の木乃伊があって、既に魂は宿曜星(ナクシャトラ)の系譜として俺らに継承されてるけど、その肢体は18歳の状態で保存されてるんやで。」
鋭気「18歳か。この中で最年少の亜樹や司龍でさえ24歳。確かに、体力気力は衰えを感じるけど、それと引き換えに知識と経験が豊富になって、自分のペースに合わせて戦い続けて33歳なんだよな・・・。」
利沙「まだ、これからだろ。それにしても、此処の金は、洗練に洗練された良質なオリハルコンばかりで、宝珠の都市の名に相応しいな。これなら、仁の伝国堂の工房に持って行けば、新しい金印紫綬が創作出来そうだが、流石に勝手に持ち出す訳には行かないな。」
司龍「良く見ると白蛇の槍が修復されている。今回の戦いは、手入れをする暇が無かったから、壊れるのを覚悟したんだが、如何やら、宝珠の都市は、生命(ライフ)と波動(マナ)の回復力だけで無く、武器防具を自動で行ってくれるのは有難い。」
彩夏「白蛇の槍の創作は、1番手間と資金が掛かっているもんね。さて、金剛峯鏡を黄金の間に奉納したら、六壬神課式盤の回収して置かないとね。あれから8日が経過している訳だけど、宝珠の都市の波動(マナ)によって、修復の上強化されているかもしれないよ。」
叡知「最後の金神戦以外は、ずっと俺の身を護ってくれたもんな。これまでは、陰の波動(マナ)が暴走してたけど、このままやと、今度は陽の波動(マナ)が暴走して大和の秩序が崩壊してまうからな。」
鋭気「大和の陰陽の波動(マナ)の均衡が戻るのは当分先だが、大和の秩序が崩壊する心配は金剛峯鏡を奉納する事で解消される。その上で甘露の球を奉納すれば、暫くは陽の波動(マナ)が優位な時期が続くから、中宮府の復興が先決だな。」
智恵「所謂、黄金期の到来ぢゃな。思えば、此処に至るまでに苦しくて辛い事ばかりぢゃったが、儂等が金神と撃ち倒した事で、月神(シャトラ)の眷属の面目も立ったと言う事ぢゃ。月神(シャトラ)の眷属を中心とした新体制を整えて行かんとな。」
達哉(新体制か・・・金剛峯鏡も黄金の間に奉納した今、確かに暫くは陽の波動(マナ)が優位かもしれない。だが、八将神の地位を放棄したとは言え上亭の妖魔が8体も健在。何より凌犯期間そのものが無くなる訳では無い。)
麻綾(叡知は、宝珠の都市の黄金の間に金剛峯鏡を奉納し、六壬神課式盤を回収すると、五輪塔(タットワタワー)に続く東側の昇降機に乗り込み。そのまま五輪塔(タットワタワー)の地の間に到着する。)
亜樹「太陽は東から昇って西へと沈む・・・汝陰公の墓、宝珠の都市、五輪塔(タットワタワー)の一方通行はそれを表しているのね。」
鋭気「そうだな。五輪塔(タットワタワー)は地の間、水の間、火の間、風の間、空の間で構成されていて、本来は各階層にある謎解きをしながら上を目指して行く訳だが、既に亜里沙達が解いてくれているから空の間まで一直線で助かるな。」
智恵「5つの間は現実の領域(第1~第5チャクラ)を表しておる。一昔の月神(シャトラ)の眷属は、自分達がほぼ人間と言う事実から目を背けて、月兎のDNAを性質を過信して墓穴を掘った。それは宿曜師もそうであり、当時の宿曜師は、儂と元春だけと言う有様ぢゃ。」
叡知「俺も、10代20代前半は月兎のDNAを性質頼みの戦い方やったな。最初は良えけど、段々きつくなって浸け入れられる事もしばしば・・・基本を疎かにすると、ろくな事が無い事を痛感した時期でもあったな。」
彩夏「ちょうどこの時期は、亜樹と麻綾が仲間になった時期でもあって、第4チャクラ(アナハータ)の心の学びを徹底したんだよね。」
利沙「それで第4チャクラ(アナハータ)を経て、第5チャクラ(ヴィッシュダ)のコミュケーションの学びに移行して、ありとあらゆる価値観を共有して、全ての職業を網羅して聡明叡知の名に相応しい人物になったって訳だ。」
司龍「今回の異変で弱体化しても、他の宿曜師と渡り合えたのも納得だよな。そう言えば、玄武戦で俺が合流する前に、タットワ霊視で第2チャクラ(スヴァディシュターナ)を重点的に刺激して、ようやくみんなについて行けるまで立ち直れたんだよな。」
智恵「16日後は、7月7日(火)は叡知の誕生日で35歳。一応、第5チャクラ(ヴィッシュダ)のコミュケーションの学びは終了ぢゃ。」
叡知「まあ、何はともあれ、甘露の球を奉納した。これもみんなは勿論やけど、現実世界の俺が此処まで導いてくれた。本来なら、俺らで解決すべき所を自分の事のように親身になって、セルフ界に情熱を注いでくれたんや。」
鋭気「現実世界のお前の情熱が主人公補正となって俺達を勝利に導いたんだな。」
亜樹「だったら、今度は私達が現実の世界のあんたの力になってあげないと行けないわね。」
達哉「叡知、其奴の核の符号(セフィラーコード)と裏・核の符号(セフィラーコード) を知っているか?SLF(セルフ)銀行に繋いで、一生遊んで暮らせるぐらいの金額を振り込んでやると良い。」
麻綾(叡知は、五輪塔(タットワタワー)の空の間に甘露の珠を奉納。これにより、三種の神器(甘露に球、金剛峯鏡、羅刹の剣)はあるべき場所に戻され、大和の秩序の崩壊は回避された。)
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