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2日目②

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えっ…?

今のって…

アレンが…?

アレンの気持ちに気がついたシーラは全身真っ赤になってしまった。

そんな!

でも!

シーラは混乱していた。

今まで考えてこなかった出来事が起こった。

アレンの思いがけない告白にシーラの頭の中で何かが弾ける音がした気がした。

その瞬間、感情が溢れ出した。

恥ずかしい。嬉しい。照れくさい。
そして、愛しい。

私は…

シーラは溢れ出る感情の中でアレンに対する答えを見つけた気がした。


——

「おはよう、シーラ。どうしたの?真っ赤よ?」

ディアナがやってきた。

「ディ、ディアナ?」

「おはよう。何があったのかしら?」

ディアナがニヤニヤしている。

「あ、アレンが…」

「アレン、ついに告白しいった?」

「えっ?」

「シーラ、貴方は気づいてなかったけど、アレンはずーっとずーっと昔からシーラのことが好きなんだよ」

「えっ?」

シーラはさらに真っ赤になった顔を押さえた。

「で、でも私…」

「シーラにはバーニーがいたからね。アレンも気持ち伝えるつもりないって言ってたから、私も何も言わなかったけど。気持ちの変化があったのかしら?」

ディアナは平然と嘯いた。

「えっ?あ、あぁ、バーニー…そ、そうね」

シーラはバーニーのことが頭からすっぽり抜け落ちていることに気が付き、愕然とした。

「私はもちろんアレン派よ。生まれる前からの婚約じゃなければバーニーなんて選ばないわ」

「…」

「シーラの気持ちは?アレンじゃダメ?」

「アレンは素敵よ。私じゃ勿体ないわ。それにバーニーが…」

「大事なのはシーラの気持ちだよ!」

「でも、ディアナは?アレンのこと…」

「やめてよ。見当違いよ。私は自分だけを想ってくれる白馬の王子様を待ってるのよ。初恋拗らせてよそ見もせずに一人の女を見てる男なんて完全候補外だわ。でしょ?」

「そんなこと…。そっか、ディアナの王子様はアレンじゃないのね」

「当たり前じゃない」

クスクスと2人で笑いあった。
そして、お茶を飲んだディアナが神妙な顔して

「真面目な話、アレンの気持ちをちゃんと考えてあげてね。お願いよ」

「わかったわ」

シーラは頷いた。
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