14 / 56
14.
しおりを挟む
色々試してみて判ったことがある。
今は半分幽体の様なもの。
水晶によって存在は安定している。所謂核だね。大事だからコーティングしとこかな。
幽体だから身体の造形は自由に変えられる。
三大欲求、睡眠・食欲・性欲はどれも必要としないけど、できないわけではないね。
食べられるし、眠れる。
残念?なことに性行為は今の状態では出来ない。
肉体を構築すれば出来る。………うん、必要になればその時考えよう…。
もう1つ残念なことに異世界あるあるのステータスは表示されないと。
魔法に関しては、
この世界には漂う魔素と万物に宿る気がある。
この二つ似て非なるもの。
魔素は人が吸収し、蓄えることがてきる。
それによって人は魔法を使うことが出来る。
一方、気は吸収出来ない。
操ることで魔法と同等のことが出来る。
気は歳月と共に純化し、錬成される。
気は錬成されると精霊と成り自我を持ち、操るものに力を与える。
なので、魔法が使えるもの気を操れない。気を繰るものは魔法が使えない。相反する性質を持つ。
これらは自身に備わる資質による。
"なるほど……こーゆーことで合ってる?"
『合ってる!テルマかしこい!』
そう、この話は精霊から聞いた。
さっきふよふよ浮いてる光が纏わりついていたのでガバっとひと掬いし、考えを纏める手慰みで粘土のようにコネコネして成形したら、喋りだしたのだ。
なんと、精霊を作り出してしまったたらしい…
……ので、ついでに色々と教えてもらった。
でもその理論でいうと、私は魔法が使えるから精霊(気)は操れないんじゃないか?と思ってたら、
『テルマは別ー!!だってこの世界の存在じゃないもん!この世界の縛りに囚われない存在!!』
なるほど…私は無制限無限大
魔法も精霊も関係ないオールマイティ
本来魔法も気も詠唱は必要なく、声に出さなくても扱える出来るものらしい。でも、イメージだけだと上手くいかないことのほうが多くて次第に文言を唱えるようになったんだって。
魔法も気も無から有は生み出せない。
それもそうか。
理論が解るとより正確に発動できるけど、イメージだけでもなんとかなるらしい。
魔法や精霊について理解すると思い浮かべた瞬間魔法が発動出来るようになった。
"思い浮かべただけでっていうのはヤバいね。なるほど、だから詠唱か。なるほどなるほど"
"トリガーを決めて制限しないと魔法が止まらないな…"
と、目の前に次々と繰り広げられる魔法と精霊たちを見て段々背中に冷や汗が…。
トリガーは指を使うことにした。
…そう言えばさっきも無意識にやってたっぽいな。
まずは生前の癖、指を鳴らす
パチン
パチン
………ヨシッ
問題ないな
次に指を円を描くようにくるくると回す
クルクル~
クルクル~
円という範囲が出来ることで鳴らすのとは違った効果があった。
両手の親指と人差し指をL字型にして捻ったり伸ばしたり
これもくるくると回すのと似ているけど、画像のサイズを変えるようなことが出来た。
うん、だんだん指の動作によって作動する魔法を制御出来るようになってきた。
…ふぅ~これで一安心だ。
指の動作を色々試し、
魔法を発動したり、
精霊と親睦を深めるを繰り返し行って、
身体に染み込ませた。
そうこうしているうちに空が白み始めた。
"もうこんな時間か…次でおしま……
ふぁっ…ふぁっ……ふぁっくしょーーーーーーい"
アレコレ試すのは一旦終了しようとしたとき、特大のクシャミが出た。
ごごごごごご……………
ぶわっぶわっ……………
ドッバァァァァ………
やってしまった………。
どうやら加減されなかった魔法と、力を増幅されすぎた精霊の一瞬で最大限の暴走。
やらかした。一目でわかる変貌。やらかした…。
土地……いや、大陸……もしかしたら世界の何かを変えてしまった………可能性が………
ん~~…よし、ここは見なかったことにして
テオーリオとラジィトがそろそろ起きてくるかな~。
と、二人の朝ごはんを用意することにした。
今は半分幽体の様なもの。
水晶によって存在は安定している。所謂核だね。大事だからコーティングしとこかな。
幽体だから身体の造形は自由に変えられる。
三大欲求、睡眠・食欲・性欲はどれも必要としないけど、できないわけではないね。
食べられるし、眠れる。
残念?なことに性行為は今の状態では出来ない。
肉体を構築すれば出来る。………うん、必要になればその時考えよう…。
もう1つ残念なことに異世界あるあるのステータスは表示されないと。
魔法に関しては、
この世界には漂う魔素と万物に宿る気がある。
この二つ似て非なるもの。
魔素は人が吸収し、蓄えることがてきる。
それによって人は魔法を使うことが出来る。
一方、気は吸収出来ない。
操ることで魔法と同等のことが出来る。
気は歳月と共に純化し、錬成される。
気は錬成されると精霊と成り自我を持ち、操るものに力を与える。
なので、魔法が使えるもの気を操れない。気を繰るものは魔法が使えない。相反する性質を持つ。
これらは自身に備わる資質による。
"なるほど……こーゆーことで合ってる?"
『合ってる!テルマかしこい!』
そう、この話は精霊から聞いた。
さっきふよふよ浮いてる光が纏わりついていたのでガバっとひと掬いし、考えを纏める手慰みで粘土のようにコネコネして成形したら、喋りだしたのだ。
なんと、精霊を作り出してしまったたらしい…
……ので、ついでに色々と教えてもらった。
でもその理論でいうと、私は魔法が使えるから精霊(気)は操れないんじゃないか?と思ってたら、
『テルマは別ー!!だってこの世界の存在じゃないもん!この世界の縛りに囚われない存在!!』
なるほど…私は無制限無限大
魔法も精霊も関係ないオールマイティ
本来魔法も気も詠唱は必要なく、声に出さなくても扱える出来るものらしい。でも、イメージだけだと上手くいかないことのほうが多くて次第に文言を唱えるようになったんだって。
魔法も気も無から有は生み出せない。
それもそうか。
理論が解るとより正確に発動できるけど、イメージだけでもなんとかなるらしい。
魔法や精霊について理解すると思い浮かべた瞬間魔法が発動出来るようになった。
"思い浮かべただけでっていうのはヤバいね。なるほど、だから詠唱か。なるほどなるほど"
"トリガーを決めて制限しないと魔法が止まらないな…"
と、目の前に次々と繰り広げられる魔法と精霊たちを見て段々背中に冷や汗が…。
トリガーは指を使うことにした。
…そう言えばさっきも無意識にやってたっぽいな。
まずは生前の癖、指を鳴らす
パチン
パチン
………ヨシッ
問題ないな
次に指を円を描くようにくるくると回す
クルクル~
クルクル~
円という範囲が出来ることで鳴らすのとは違った効果があった。
両手の親指と人差し指をL字型にして捻ったり伸ばしたり
これもくるくると回すのと似ているけど、画像のサイズを変えるようなことが出来た。
うん、だんだん指の動作によって作動する魔法を制御出来るようになってきた。
…ふぅ~これで一安心だ。
指の動作を色々試し、
魔法を発動したり、
精霊と親睦を深めるを繰り返し行って、
身体に染み込ませた。
そうこうしているうちに空が白み始めた。
"もうこんな時間か…次でおしま……
ふぁっ…ふぁっ……ふぁっくしょーーーーーーい"
アレコレ試すのは一旦終了しようとしたとき、特大のクシャミが出た。
ごごごごごご……………
ぶわっぶわっ……………
ドッバァァァァ………
やってしまった………。
どうやら加減されなかった魔法と、力を増幅されすぎた精霊の一瞬で最大限の暴走。
やらかした。一目でわかる変貌。やらかした…。
土地……いや、大陸……もしかしたら世界の何かを変えてしまった………可能性が………
ん~~…よし、ここは見なかったことにして
テオーリオとラジィトがそろそろ起きてくるかな~。
と、二人の朝ごはんを用意することにした。
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
6
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる