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第二章 君の手は握れない
第十一話 君の手は握れない2
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家に帰って晩ご飯のパスタを作る。今日はいつもより帰宅が遅くなるかもと想定して具材は買っておいた。冷凍保存していたアスパラと、短冊形に切られたベーコンをにんにくとオリーブオイルで炒め、茹でたパスタと和える。帰宅後でも短時間で出来るメニューは助かる。ここにサラダやスープなんかつけば賑やかだけど、夜遅くに作るのはこういうので限界だ。
「友達、増えた」
「よかったじゃん」
「友達兼弟」
「勝手に認定しちゃって……。駿河っちはめちゃくちゃ喜んでたけど」
「ソーイチロー、オレに憧れてるって」
「言ってたねー」
「……すごく嬉しかった。オレ、あまり良いこと言われないから」
ダダは、フォークで麺を巻きながら、そう言った。
「ミュージシャンっていろんな人から憧れの目で見られそうだけど? ダダは絵も描けるしさ」
「ちゃんとしているつもりでも、他の人から見たら変だって……」
「変……?」
「そう。『変』っていう言葉って、個性的ってことなんだって褒め言葉に捉える人もいるけど、オレは言われたら怖くなる。みんな出来ることが出来ない、どんくさい奴って感じで。絵は特に褒められないよ。何描いてるかわかんない、曲と合ってない、CDジャケットもメンバーの写真が良いって言われたりさ」
ダダがこんなに饒舌になるのは、ネガティブなことを話す時だったなと、昔の記憶がふと蘇る。
夏休みが明けてからダダのもとへ行った時だった。まだまだ二人の間に溝があって、アタシが話しかけても返事をしてくれないことが多かった。そんな中、
「美術部には入らないの?」
と、軽い気持ちで話題に上げたことがある。ダダは、鉛筆で下書きをしている手を止めることなく、
「入らない。誰かと切磋琢磨したいわけじゃないから。ホントは学校なんか行かずに、家でひたすら一人で描いていたい。でも、オレみたいなのが中卒で生きていける世の中じゃないでしょ。この先、大学も……どこかしらに入学して、卒業して、少しでもまともに見えるようにしないといけない。そのために今、こうして我慢してる」
いつもより低いトーンで、間接的に「嫌いだ」と言われてるような。怒りと冷たさがある言葉。
「キミはさ、オレの絵のどこがいいの? 毎日のようにここに来て、見てるけど」
珍しく聞き返された。たぶん、そんなことは初めてで、嬉しいよりは、遠回しに「もう来るな」と最後の忠告を突きつけられている気がした。アタシは椅子に座りなおして、彼の目を見て言う。
「惹きつけられた」
「……惹きつけられた?」
「勉強出来ないし、芸術もダメだし、運動もそこそこ。ハマってることもない。ここ出たら、バイト行って帰るだけ。その繰り返し。何のとりえもない、ただの女子高生、それがアタシ」
今までなんにものめり込むことが出来なかった。友達がハマったマンガも、流行しているファッションも、みんながカッコいいって言ってるアイドルにも。触れてもアタシの中でときめくことが何一つなかった。
友達と波長を合わせるために、好きなフリをしているだけ。制服のスカートを短くしたり、リボンをだらしなくぶら下げてつけているのも、みんながしているからマネしているだけ。
オリジナリティのない、量産型の高校生の一人。だから、絵を熱心に描いているダダに、彼の絵にすごく興味を持ったのかもしれない。
「ウチの家、母子家庭で。高校に入れたのも奇跡っていうか、ママが頑張ってくれたからなんだけど。そんなワケでいっつも金欠で、バイトない日も『バイトあるから』って友達と遊ぶ約束から逃げ回ってる。ホントは遊びたいけどさ。周りの子が楽しそうで羨ましー、それに比べてアタシの日常ってむなしくね? って笑うしかできない」
ダダと初めて会った日も、クラスのみんなが『カラオケ行こう』って盛り上がっていた。その直前に、店長から電話かかってきて、「シフト間違えたから、木村さんは今日休みでいいよ」と言われていた。『お金がないから行かない』ってまだクラス替えしたばかりのクラスメイトにはなんだか言いにくくて、コッソリ教室抜けだした。
だけど、家にも帰りたくなかった。どうせ、どこに行ったって一人。少し時間潰そうって、歩き回って、そして辿り着いたのが美術準備室だった。
「確かに、アンタの絵は何描いてるのかわかんない。でも、色の使い方とか、手の動きとか……。自分でもよくわかんないけど、ずっと見てたいって思ったし、見てる間は、いろんなモヤモヤした感情が消えて、なんつーか、気持ちが落ち着くというか、好きだなーって」
彼の手から鉛筆が滑り落ちる。何もなかったかのように、拾い上げ、また線をひく。
「……初めて言われた。そもそも他人に絵を見せたこともないけど」
「そうなの? モチーフも、タイトルも、そもそもアンタの名前も知らないけど、アンタの絵、ステキだから、これからも見てたい。……ダメ?」
少し時間を置いてから、
「……スケ」
ぼそりと何か言った。
「え?」
「カネダ 『ダ』イスケ。オレの名前。一応三年」
「なーんだ、同じ学年じゃん。アタシは木村」
「……下の名前は?」
「んー……内緒」
「なんで」
「なんでも。アタシにもいろいろあんの」
立ち上がり、カバンを肩にかける。
「じゃ、アタシ、バイト行くわ。これからもちょくちょく来るから。よろしくね、ダダ」
「ダダってなに?」
「アンタのあだ名。今決めた。カネダ ダイスケの真ん中二文字抜いてダダ。どう? いいっしょ?」
そう告げるとダダは大きく首をかしげたあと、
「……まあ、いいや。じゃあ、キミは……キムキムね」
「アハハ! いいよー」
アタシは帰り道、頬が緩んで仕方なかった。やっと教えてくれた彼の名前を何度も閉じた口の中で繰り返し呼んだ。胸の中に花が咲くのを感じた。
返す言葉を探していたのに、思い出に浸ってしまった。ダダは再びパスタを巻き取り、口に含む。
「だけど、オレは描く。何を言われても、描きたいと思う間は」
なんだ。落ちこんではなかったようでよかった。
「気向いたら、描いてるところ、また見せてよ。あ、でもここ賃貸だから。絵具で部屋汚したらダメだからね! そこだけ気をつけて」
「うん。絵具は事務所に置いてるからここでは塗らない」
「事務所までわざわざ行って塗るの?」
「うん。社長がオレ用のアトリエ、作ってくれたから」
「へぇー。ってことは、社長さんもダダの絵、気に入ってくれてるってことだよね?」
「んー、そういうことなのかな」
「で、CDジャケットにも採用されてるんでしょ?」
「まぁ、ソウタとコウノさんがやってほしいって」
「みんなダダの絵、好きってことじゃん」
ダダは目を丸くしてアタシの顔を見る。
「万人受けって言葉あるけど、結局はさ、全人類全員に好かれるってことはないワケじゃん? だから、近くにいる人が『好き』って言ってくれるって最高だってアタシは思うよ」
「……ありがと」
と小さく言うと、ダダが下を向く。長い前髪が彼の顔を隠す。手元のフォークには、明らか口に入りきらないサイズのデカイパスタの塊が出来上がっていた。
食べ終わり、皿を洗い終えると、ダダはリュックの中からスケッチブックと鉛筆を取り出した。
「ちょっと、描く」
隣に座り、覗きこむ。紙の上に鉛筆を走らせる姿、あの日と変わらない。たくさんの丸が空に浮かぶシャボン玉のようにスケッチブック上に生まれていく。
「そーいや、キムキムって、何描いてるのって訊かないよね」
「え? あー、そうだね」
「みんな、すぐこれは何ですかって訊いてくるよ」
「訊いたらおもしろくないじゃん。へぇーそうなんだで終わっちゃう。アタシはダダが何描くか、楽しくて見てるのにさ」
「そっか」
こうしていると、高校時代に戻った気持ちになる。アタシが人生の中で一番幸せだった時代。また味わえる日が来るなんて。目に見えない幸せを抱きしめていた。
「友達、増えた」
「よかったじゃん」
「友達兼弟」
「勝手に認定しちゃって……。駿河っちはめちゃくちゃ喜んでたけど」
「ソーイチロー、オレに憧れてるって」
「言ってたねー」
「……すごく嬉しかった。オレ、あまり良いこと言われないから」
ダダは、フォークで麺を巻きながら、そう言った。
「ミュージシャンっていろんな人から憧れの目で見られそうだけど? ダダは絵も描けるしさ」
「ちゃんとしているつもりでも、他の人から見たら変だって……」
「変……?」
「そう。『変』っていう言葉って、個性的ってことなんだって褒め言葉に捉える人もいるけど、オレは言われたら怖くなる。みんな出来ることが出来ない、どんくさい奴って感じで。絵は特に褒められないよ。何描いてるかわかんない、曲と合ってない、CDジャケットもメンバーの写真が良いって言われたりさ」
ダダがこんなに饒舌になるのは、ネガティブなことを話す時だったなと、昔の記憶がふと蘇る。
夏休みが明けてからダダのもとへ行った時だった。まだまだ二人の間に溝があって、アタシが話しかけても返事をしてくれないことが多かった。そんな中、
「美術部には入らないの?」
と、軽い気持ちで話題に上げたことがある。ダダは、鉛筆で下書きをしている手を止めることなく、
「入らない。誰かと切磋琢磨したいわけじゃないから。ホントは学校なんか行かずに、家でひたすら一人で描いていたい。でも、オレみたいなのが中卒で生きていける世の中じゃないでしょ。この先、大学も……どこかしらに入学して、卒業して、少しでもまともに見えるようにしないといけない。そのために今、こうして我慢してる」
いつもより低いトーンで、間接的に「嫌いだ」と言われてるような。怒りと冷たさがある言葉。
「キミはさ、オレの絵のどこがいいの? 毎日のようにここに来て、見てるけど」
珍しく聞き返された。たぶん、そんなことは初めてで、嬉しいよりは、遠回しに「もう来るな」と最後の忠告を突きつけられている気がした。アタシは椅子に座りなおして、彼の目を見て言う。
「惹きつけられた」
「……惹きつけられた?」
「勉強出来ないし、芸術もダメだし、運動もそこそこ。ハマってることもない。ここ出たら、バイト行って帰るだけ。その繰り返し。何のとりえもない、ただの女子高生、それがアタシ」
今までなんにものめり込むことが出来なかった。友達がハマったマンガも、流行しているファッションも、みんながカッコいいって言ってるアイドルにも。触れてもアタシの中でときめくことが何一つなかった。
友達と波長を合わせるために、好きなフリをしているだけ。制服のスカートを短くしたり、リボンをだらしなくぶら下げてつけているのも、みんながしているからマネしているだけ。
オリジナリティのない、量産型の高校生の一人。だから、絵を熱心に描いているダダに、彼の絵にすごく興味を持ったのかもしれない。
「ウチの家、母子家庭で。高校に入れたのも奇跡っていうか、ママが頑張ってくれたからなんだけど。そんなワケでいっつも金欠で、バイトない日も『バイトあるから』って友達と遊ぶ約束から逃げ回ってる。ホントは遊びたいけどさ。周りの子が楽しそうで羨ましー、それに比べてアタシの日常ってむなしくね? って笑うしかできない」
ダダと初めて会った日も、クラスのみんなが『カラオケ行こう』って盛り上がっていた。その直前に、店長から電話かかってきて、「シフト間違えたから、木村さんは今日休みでいいよ」と言われていた。『お金がないから行かない』ってまだクラス替えしたばかりのクラスメイトにはなんだか言いにくくて、コッソリ教室抜けだした。
だけど、家にも帰りたくなかった。どうせ、どこに行ったって一人。少し時間潰そうって、歩き回って、そして辿り着いたのが美術準備室だった。
「確かに、アンタの絵は何描いてるのかわかんない。でも、色の使い方とか、手の動きとか……。自分でもよくわかんないけど、ずっと見てたいって思ったし、見てる間は、いろんなモヤモヤした感情が消えて、なんつーか、気持ちが落ち着くというか、好きだなーって」
彼の手から鉛筆が滑り落ちる。何もなかったかのように、拾い上げ、また線をひく。
「……初めて言われた。そもそも他人に絵を見せたこともないけど」
「そうなの? モチーフも、タイトルも、そもそもアンタの名前も知らないけど、アンタの絵、ステキだから、これからも見てたい。……ダメ?」
少し時間を置いてから、
「……スケ」
ぼそりと何か言った。
「え?」
「カネダ 『ダ』イスケ。オレの名前。一応三年」
「なーんだ、同じ学年じゃん。アタシは木村」
「……下の名前は?」
「んー……内緒」
「なんで」
「なんでも。アタシにもいろいろあんの」
立ち上がり、カバンを肩にかける。
「じゃ、アタシ、バイト行くわ。これからもちょくちょく来るから。よろしくね、ダダ」
「ダダってなに?」
「アンタのあだ名。今決めた。カネダ ダイスケの真ん中二文字抜いてダダ。どう? いいっしょ?」
そう告げるとダダは大きく首をかしげたあと、
「……まあ、いいや。じゃあ、キミは……キムキムね」
「アハハ! いいよー」
アタシは帰り道、頬が緩んで仕方なかった。やっと教えてくれた彼の名前を何度も閉じた口の中で繰り返し呼んだ。胸の中に花が咲くのを感じた。
返す言葉を探していたのに、思い出に浸ってしまった。ダダは再びパスタを巻き取り、口に含む。
「だけど、オレは描く。何を言われても、描きたいと思う間は」
なんだ。落ちこんではなかったようでよかった。
「気向いたら、描いてるところ、また見せてよ。あ、でもここ賃貸だから。絵具で部屋汚したらダメだからね! そこだけ気をつけて」
「うん。絵具は事務所に置いてるからここでは塗らない」
「事務所までわざわざ行って塗るの?」
「うん。社長がオレ用のアトリエ、作ってくれたから」
「へぇー。ってことは、社長さんもダダの絵、気に入ってくれてるってことだよね?」
「んー、そういうことなのかな」
「で、CDジャケットにも採用されてるんでしょ?」
「まぁ、ソウタとコウノさんがやってほしいって」
「みんなダダの絵、好きってことじゃん」
ダダは目を丸くしてアタシの顔を見る。
「万人受けって言葉あるけど、結局はさ、全人類全員に好かれるってことはないワケじゃん? だから、近くにいる人が『好き』って言ってくれるって最高だってアタシは思うよ」
「……ありがと」
と小さく言うと、ダダが下を向く。長い前髪が彼の顔を隠す。手元のフォークには、明らか口に入りきらないサイズのデカイパスタの塊が出来上がっていた。
食べ終わり、皿を洗い終えると、ダダはリュックの中からスケッチブックと鉛筆を取り出した。
「ちょっと、描く」
隣に座り、覗きこむ。紙の上に鉛筆を走らせる姿、あの日と変わらない。たくさんの丸が空に浮かぶシャボン玉のようにスケッチブック上に生まれていく。
「そーいや、キムキムって、何描いてるのって訊かないよね」
「え? あー、そうだね」
「みんな、すぐこれは何ですかって訊いてくるよ」
「訊いたらおもしろくないじゃん。へぇーそうなんだで終わっちゃう。アタシはダダが何描くか、楽しくて見てるのにさ」
「そっか」
こうしていると、高校時代に戻った気持ちになる。アタシが人生の中で一番幸せだった時代。また味わえる日が来るなんて。目に見えない幸せを抱きしめていた。
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