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本編
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お父様たちと決別して一ヶ月以上が経った。ようやく落ち着いた日常を取り戻しつつある。リンハルトとの婚約は無事解消でき、慰謝料の取り決めもできた。すでにエリザベスと関係を持ち、わたしと結婚後も関係を続けたいと言うリンハルトとは結婚させることは無理だとわかったようだ。叔父様たちが現場にいなかったらもう少しごねたのかもしれない。リンハルトから叔父様への手紙をみると証拠を用意してよかったと思う。リンハルトはわたしへの慰謝料を回収するためにまだ家に置かれているようだがずいぶん肩身の狭い思いをしているらしい。そのうち家からも追い出されるだろうとのことだ。
お父様たちに関しては結局伯父様が住むところを与えたらしい。と言っても、小さな小屋のようなもので使用人もなく、全部自分たちで行わなければいけない。わたしたちに迷惑をかけないようにとしてくれたようだ。伯父様は何も言わないが、お父様が変なことをしないように見張ってくれているらしい。
この家に関してはお父様がいなくなっても問題はまったくなかった。結局、ルドルフがほとんどやってくれていたのだ。わたしも自覚はなかったがすでにずいぶんと家の仕事をこなしていたらしい。ルドルフに言わせると「リアーネ様の父上にはお任せできませんでしたので……」だそうだ。それでもお父様のせいでずいぶん資産が減ってしまっている。家が傾くほどではないが、そのままにしてはおけない。
「元当主代理がいなくなったのです。リアーネ様ならすぐに穴埋めできますよ。これまでは穴の開いたコップだったのです。そのコップは無くなりましたから問題ないでしょう」
ルドルフは相当溜まっていたものがあるようだ。わたしも見限られないように努力しなくては……。
なんだかんだとバタバタしていて、結局わたしはルド兄様には会えていない。手紙のやりとりはしているけれど、顔を見て話さないと本心はわからない。ほんとうにわたしと結婚してもいいと思っているのだろうか。
今まで兄のように思っていた人だ。急に結婚相手として意識すると変な感じがする。ただでさえ会うのは久しぶりなのだ。自然に話せるだろうか。
「やぁ、リア。久しぶりだね。元気だったかい?」
「えぇ、大掃除をしたので少しすっきりしたとこです。ルド兄様こそお元気でしたか?」
「いろいろと大変だったね。浮気からの婚約破棄、おめでとう?」
「ふふ、どうして疑問形なのですか」
わたしたちは思わず笑ってしまう。
「いや、一般的に婚約破棄はめでたくないだろうけど、変な男と結婚しなくてすんだわけだし?」
「そうですね。浮気に感謝です」
よかった。思ったよりも普通に話せそう。ルド兄様は昔から気さくに接してくれる。でも、結婚についての話を切り出さないと……。
「ところで……」
「あの……」
わたしたちが声を発したのは同時だった。わたしは思わずルド兄様に譲った。
「お先にどうぞ……」
「いいの?」
「えぇ」
「じゃあ、本題に……。その、叔母上から話を聞いていると思うけど……」
ルド兄様にしては歯切れが悪い。やはりわたしとの結婚なんて嫌なのだろうか。
「その……、結婚が駄目になったばかりのリアに言うことじゃないと思うんだけど……。俺との結婚を考えてくれないか?」
「えっ、嫌なのではないのですか?」
ルド兄様は少し慌てた様子で「どうして?」と聞いてくる。
「だって、ルド兄様。さきほどから歯切れが悪いではないですか。叔母様の勢いに押されて断りにくかったのでは?」
「いやいやいや」
「では、結婚したくないからとりあえずわたくしと婚約して周囲をごまかしたいとか?」
「待って。なんでそんな話に?」
「結婚なんてしたくないと仰っていたではありませんか。破談になったばかりの人間に婚約者のフリをしてもらうのが心苦しいのでは?」
「そんなに俺のこと人でなしだと思ってるの?」
「いえ、人でなしだとはまったく思ってはいませんが、こういった頼み事はわたくしぐらいにしか頼めないですよね」
「いや、確かにそうだけど……。だからといってリアにそんなことは頼まないよ」
「そうですか……」
「改めて言うよ。リア、俺との結婚を真剣に考えてくれ」
「嫌ではないのですか?」
「リア。それ、ループしてるから」
「で、では、ルド兄様の条件を……。わたくしの家に入っていただくことになりますし……」
「リア、落ち着いて」
「わたくしは落ち着いています。……すみません、少し混乱していました」
ルド兄様にそんな風に言われるなんて思っていなかった。わたしと結婚したいなんて信じられない。わたしはずっと妹のような存在だったのに。
「でも、妹と結婚するのは嫌でしょう?」
「リアは妹じゃないだろう。いや、確かにずっと妹のような存在だったけど……」
「ルド兄様は結婚したくないのでしょう? 確かにわたくしはルド兄様がいてくれれば助かります。でも、ルド兄様に嫌な思いはしてほしくないのです」
「リア、いつになくネガティブだね……。確かに妹のように思っていたけど、リンハルトや家のことを聞いたときに許せなかったんだ。どうして近くにいて守ってやれなかったんだろうって」
「わたくしは別に誰かに守ってほしいなどとは思っていませんが……」
「わかってるよ。リアは基本的に全部自分でやる。誰かに何かしてほしいとかは思わない。だからだよ。それに、別に俺は誰とも結婚したくないわけじゃない。相手にしてもらってあたりまえな人間が嫌なんだ」
「えぇ、わたくしもそのような人間はあまり好ましいとは思いません」
「でも自分でできるからって何があっても平気なわけじゃないだろう。リアがつらいとき誰がきみを助けるんだ。リアに一人で苦しんだり、悲しんだりしてほしくない。そう思ったら他の人間にリアを任せたくないって思った」
そんなこと言われたことない。家族にも弱みは見せてはいけなかった。父親からはなんでもできてあたりまえだと言われ続けていた。もちろんリンハルトにも言われたことはない。仲は悪くないと思っていたけれど、浮気されてもしかたなかったのかしら……。
「やっぱり守ってあげたくなるような、可愛げがあるような女性じゃないとだめなのでしょうか」
「急にどうしたんだい?」
「リンハルト様と仲は悪くないと思っていたのですが、このようなことは言われたことがなかったもので……。リンハルト様もお父様もああいった女性になびいてしまいましたし」
「いや、俺はエリザベスやその母親みたいな人間は好きじゃない。アンネローゼ様だって尊敬できる素敵な方だった。人の好みの問題だろう。一般的にみてもリアはとてもかわいいし魅力的だよ」
でも、兄のように思っていた人からそんなことを言われるとすごく恥ずかしい。いや、兄のような人間でなくとも恥ずかしい。わたしは幼いときにすでに婚約者を決められていたから男の人に対して免疫がない。
こうやって考えてみると、一番親しい男性はルド兄様だったのかもしれない。ルド兄様はわたしのことをリアと呼んでくれるし、わたしの前では昔から一人称が『俺』のまま変わらない。
きっと私はさっきから百面相をしているのだろう。
「少しは意識してくれたかな。急に結婚相手にと言われても難しいだろうからまずはお友達から始めてみないか? もちろん、リアが嫌じゃなかったらだけど」
「もう普通にただのお友達より仲はいいと思いますけど?」
「たしかにそうだね」
わたしたちは笑いあった。そしてルド兄様は真剣な顔になる。
「では改めて。あなたを大切にしますので、わたしとおつきあいしていただけませんか?」
「……はい」
わたしはただうなずくしかできなかった。
お父様たちに関しては結局伯父様が住むところを与えたらしい。と言っても、小さな小屋のようなもので使用人もなく、全部自分たちで行わなければいけない。わたしたちに迷惑をかけないようにとしてくれたようだ。伯父様は何も言わないが、お父様が変なことをしないように見張ってくれているらしい。
この家に関してはお父様がいなくなっても問題はまったくなかった。結局、ルドルフがほとんどやってくれていたのだ。わたしも自覚はなかったがすでにずいぶんと家の仕事をこなしていたらしい。ルドルフに言わせると「リアーネ様の父上にはお任せできませんでしたので……」だそうだ。それでもお父様のせいでずいぶん資産が減ってしまっている。家が傾くほどではないが、そのままにしてはおけない。
「元当主代理がいなくなったのです。リアーネ様ならすぐに穴埋めできますよ。これまでは穴の開いたコップだったのです。そのコップは無くなりましたから問題ないでしょう」
ルドルフは相当溜まっていたものがあるようだ。わたしも見限られないように努力しなくては……。
なんだかんだとバタバタしていて、結局わたしはルド兄様には会えていない。手紙のやりとりはしているけれど、顔を見て話さないと本心はわからない。ほんとうにわたしと結婚してもいいと思っているのだろうか。
今まで兄のように思っていた人だ。急に結婚相手として意識すると変な感じがする。ただでさえ会うのは久しぶりなのだ。自然に話せるだろうか。
「やぁ、リア。久しぶりだね。元気だったかい?」
「えぇ、大掃除をしたので少しすっきりしたとこです。ルド兄様こそお元気でしたか?」
「いろいろと大変だったね。浮気からの婚約破棄、おめでとう?」
「ふふ、どうして疑問形なのですか」
わたしたちは思わず笑ってしまう。
「いや、一般的に婚約破棄はめでたくないだろうけど、変な男と結婚しなくてすんだわけだし?」
「そうですね。浮気に感謝です」
よかった。思ったよりも普通に話せそう。ルド兄様は昔から気さくに接してくれる。でも、結婚についての話を切り出さないと……。
「ところで……」
「あの……」
わたしたちが声を発したのは同時だった。わたしは思わずルド兄様に譲った。
「お先にどうぞ……」
「いいの?」
「えぇ」
「じゃあ、本題に……。その、叔母上から話を聞いていると思うけど……」
ルド兄様にしては歯切れが悪い。やはりわたしとの結婚なんて嫌なのだろうか。
「その……、結婚が駄目になったばかりのリアに言うことじゃないと思うんだけど……。俺との結婚を考えてくれないか?」
「えっ、嫌なのではないのですか?」
ルド兄様は少し慌てた様子で「どうして?」と聞いてくる。
「だって、ルド兄様。さきほどから歯切れが悪いではないですか。叔母様の勢いに押されて断りにくかったのでは?」
「いやいやいや」
「では、結婚したくないからとりあえずわたくしと婚約して周囲をごまかしたいとか?」
「待って。なんでそんな話に?」
「結婚なんてしたくないと仰っていたではありませんか。破談になったばかりの人間に婚約者のフリをしてもらうのが心苦しいのでは?」
「そんなに俺のこと人でなしだと思ってるの?」
「いえ、人でなしだとはまったく思ってはいませんが、こういった頼み事はわたくしぐらいにしか頼めないですよね」
「いや、確かにそうだけど……。だからといってリアにそんなことは頼まないよ」
「そうですか……」
「改めて言うよ。リア、俺との結婚を真剣に考えてくれ」
「嫌ではないのですか?」
「リア。それ、ループしてるから」
「で、では、ルド兄様の条件を……。わたくしの家に入っていただくことになりますし……」
「リア、落ち着いて」
「わたくしは落ち着いています。……すみません、少し混乱していました」
ルド兄様にそんな風に言われるなんて思っていなかった。わたしと結婚したいなんて信じられない。わたしはずっと妹のような存在だったのに。
「でも、妹と結婚するのは嫌でしょう?」
「リアは妹じゃないだろう。いや、確かにずっと妹のような存在だったけど……」
「ルド兄様は結婚したくないのでしょう? 確かにわたくしはルド兄様がいてくれれば助かります。でも、ルド兄様に嫌な思いはしてほしくないのです」
「リア、いつになくネガティブだね……。確かに妹のように思っていたけど、リンハルトや家のことを聞いたときに許せなかったんだ。どうして近くにいて守ってやれなかったんだろうって」
「わたくしは別に誰かに守ってほしいなどとは思っていませんが……」
「わかってるよ。リアは基本的に全部自分でやる。誰かに何かしてほしいとかは思わない。だからだよ。それに、別に俺は誰とも結婚したくないわけじゃない。相手にしてもらってあたりまえな人間が嫌なんだ」
「えぇ、わたくしもそのような人間はあまり好ましいとは思いません」
「でも自分でできるからって何があっても平気なわけじゃないだろう。リアがつらいとき誰がきみを助けるんだ。リアに一人で苦しんだり、悲しんだりしてほしくない。そう思ったら他の人間にリアを任せたくないって思った」
そんなこと言われたことない。家族にも弱みは見せてはいけなかった。父親からはなんでもできてあたりまえだと言われ続けていた。もちろんリンハルトにも言われたことはない。仲は悪くないと思っていたけれど、浮気されてもしかたなかったのかしら……。
「やっぱり守ってあげたくなるような、可愛げがあるような女性じゃないとだめなのでしょうか」
「急にどうしたんだい?」
「リンハルト様と仲は悪くないと思っていたのですが、このようなことは言われたことがなかったもので……。リンハルト様もお父様もああいった女性になびいてしまいましたし」
「いや、俺はエリザベスやその母親みたいな人間は好きじゃない。アンネローゼ様だって尊敬できる素敵な方だった。人の好みの問題だろう。一般的にみてもリアはとてもかわいいし魅力的だよ」
でも、兄のように思っていた人からそんなことを言われるとすごく恥ずかしい。いや、兄のような人間でなくとも恥ずかしい。わたしは幼いときにすでに婚約者を決められていたから男の人に対して免疫がない。
こうやって考えてみると、一番親しい男性はルド兄様だったのかもしれない。ルド兄様はわたしのことをリアと呼んでくれるし、わたしの前では昔から一人称が『俺』のまま変わらない。
きっと私はさっきから百面相をしているのだろう。
「少しは意識してくれたかな。急に結婚相手にと言われても難しいだろうからまずはお友達から始めてみないか? もちろん、リアが嫌じゃなかったらだけど」
「もう普通にただのお友達より仲はいいと思いますけど?」
「たしかにそうだね」
わたしたちは笑いあった。そしてルド兄様は真剣な顔になる。
「では改めて。あなたを大切にしますので、わたしとおつきあいしていただけませんか?」
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