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35.食事会の準備
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グレン様は嬉しそうに買い出しに出掛けていった。平民の食事会に参加するための買い出しが楽しいなんて理解できない。
考えても面倒なのでわたしたちはアトリエの掃除にとりかかった。わたしは慣れた手つきで失敗した素材を回収していく。良い素材を使い、魔力をたっぷり流したものなので失敗作とはいえ属性値の高い灰だ。しっかり回収しないともったいない。
――これを使ったら何ができるかしら。
「それにしても久しぶりに派手にやったね」
「うん。ちょっと油断したかも」
「素材の回収し終わったら、ここはわたしに任せて料理に取りかかったらどう? グレン様をお待たせするのも悪いし、下ごしらえだけでも進めておいた方が良いんじゃないかな」
「リラに悪いよ」
「遠慮しなくて良いって。慣れてるし」
――まるでわたしが頻繁に失敗してるみたいじゃない。リラには結構お世話になったので否定できないけど……。
「嫌なこと言わないで。それにしてもリラはグレン様が一緒でも良いの? 緊張したりしない?」
「うーん。グレン様は気さくな人だし平気だよ。これまでにごちそうになったこともあるし」
「え? そうなの?」
わたしが驚いているとリラが何かぽつりと言った。「……二人にするのも心配だし」と聞こえたような気がする。
「何か言った?」
「ううん。わたしも早く食べたいんだよね」
「わかったよ。じゃあここは任せるね」
「うん。終わったらそっちを手伝いにいくね」
わたしたちは二手に分かれて作業することになった。
わたしは料理の準備に取りかかる。グレン様が持ってきてくれたのは立派なお肉。 一人暮らしには多すぎる量だ。
「これってリラと食べろってことだったのかしら。この鶏肉は唐揚げが良さそうだわ。他のお肉はまた今度ね」
唐揚げの下味をつけるために調味料を合わせる。ショウガとニンニクを効かせた食欲を刺激する味になるはずだ。鶏肉を合わせ調味料に漬け込み冷蔵庫に入れる。
次はグラタンだ。唐揚げもグラタンもリラが好きな料理である。さっきも無言でリクエストされた。……多分。
グラタンは野菜を多めにする。ブロッコリー、ほうれん草、タマネギにジャガイモとキノコ。メインはサーモンにした。
ダマにならないように丁寧にホワイトソースを作っていく。しっかりとルウを冷まし、温めた牛乳を少しずつ入れてしっかりかき混ぜ、ナツメグと胡椒を加えた。
ホワイトソースを作っているとグレン様が戻ってくる。
「エルザ嬢、買い物してきた」
大きな仕事をやり遂げたという顔だ。本当にお使いを頼んで良かったのかと悩んだ気持ちが消えていく。
――これって褒めて欲しいってことなのかしら? とりあえず、笑顔でお礼を言っておこう。
「ありがとうございます。助かりました」
「良い匂いがするな」
「まだ、何も出来ていませんよ」
バターの香りは漂っているが料理としてはまだなんの形もない。
「新鮮な魚が売っていて驚いたよ」
「わたしが刻を止める保存箱を卸してますからね。冷蔵庫も皆さん持ってますし、この村は割と新鮮な魚も食べますよ」
「確かに宿でも普通に出てきたな。てっきり、気を遣って魚を出してくれているものかと……。でも、かなり高額なのでは?」
この村は海から少々距離がある。王都へ行く途中にある村ではないので、普通であれば手に入れにくいのかもしれない。わたしが刻を止める保存箱や冷蔵庫を安価で卸しているので魚に限らず日常的に新鮮なものを食べられる。
「普通に頼めば高いでしょうけど……。問題無く買える金額になっていますよ」
「いやいや、高級品だろ」
「でも、おいしいお魚食べたいじゃないですか?」
「そんな理由で?」
「えぇ。大事なことですよね。錬金術で作ればいいわけですし。村の人には日頃からお世話になっていますしね。グレン様もお菓子のために用意したじゃないですか」
「……確かに」
わたしは思わず笑ってしまう。
「錬金術師の特権ですね」
「素晴らしい特権だな」
わたしたちが話をしているとリラが向こうから顔を出していることに気がついた。こちらの様子を窺っているようだ。わたしはリラに『問題ないよ』と視線を送る。
「グレン様、お疲れさまです。エルザ、手伝いに来たよ」
「ありがとう。では、グレン様は休んでいてください。お茶は……」
「わたしが出すよ」
「いや、私も手伝いを……」
わたしはにっこりと「不要ですよ」と拒絶した。グレン様は「でも……」と食い下がる。
「グレン様は料理できるんですか?」
「簡単なものなら……。野営もするし」
なんとも疑わしい発言だ。
「さきほども言いましたが、お客様にそんなことさせられません。リラが手伝ってくれますから。それに大きな身体は普通に邪魔です。わたしたちと連携も取れないですよね」
「邪魔……」
「エルザに任せた方がおいしいご飯が食べられると思いますよ。それに、わたしたちでやった方が早く食事にありつけると思います」
リラが助け船を出してくれた。そのまま台所からグレン様を追い出してくれる。これで料理に集中できるだろう。
わたしはグレン様が買ってきてくれた魚をアクアパッツァにする。テーブルに華やかさを出したい。
どうやらグレン様はかなり立派なものを買ってきてくれたらしい。これは仕上がりが楽しみだ。
食材の下ごしらえをし、フライパンでオリーブオイルとニンニク熱し始めた。パチパチと音がして良い香りが立ち上る。
「良い香りだね」
リラがお茶を淹れて戻ってきたようだ。
「うん。アクアパッツァだよ。期待してて」
「なんかすごく立派な魚じゃない? あ、サラダ用意するね」
「お願い」
魚に焼き目をつけ、白ワインを加えてさっとアルコールを飛ばす。水と残りの具材を加えてフタをした。鍋を見たリラがグラタン皿を出してくれる。
わたしはグラタンもお皿に移し、チーズをのせてオープンにセットする。あとは唐揚げだ。熱した油で衣をまぶした鶏肉を次々と揚げていった。
考えても面倒なのでわたしたちはアトリエの掃除にとりかかった。わたしは慣れた手つきで失敗した素材を回収していく。良い素材を使い、魔力をたっぷり流したものなので失敗作とはいえ属性値の高い灰だ。しっかり回収しないともったいない。
――これを使ったら何ができるかしら。
「それにしても久しぶりに派手にやったね」
「うん。ちょっと油断したかも」
「素材の回収し終わったら、ここはわたしに任せて料理に取りかかったらどう? グレン様をお待たせするのも悪いし、下ごしらえだけでも進めておいた方が良いんじゃないかな」
「リラに悪いよ」
「遠慮しなくて良いって。慣れてるし」
――まるでわたしが頻繁に失敗してるみたいじゃない。リラには結構お世話になったので否定できないけど……。
「嫌なこと言わないで。それにしてもリラはグレン様が一緒でも良いの? 緊張したりしない?」
「うーん。グレン様は気さくな人だし平気だよ。これまでにごちそうになったこともあるし」
「え? そうなの?」
わたしが驚いているとリラが何かぽつりと言った。「……二人にするのも心配だし」と聞こえたような気がする。
「何か言った?」
「ううん。わたしも早く食べたいんだよね」
「わかったよ。じゃあここは任せるね」
「うん。終わったらそっちを手伝いにいくね」
わたしたちは二手に分かれて作業することになった。
わたしは料理の準備に取りかかる。グレン様が持ってきてくれたのは立派なお肉。 一人暮らしには多すぎる量だ。
「これってリラと食べろってことだったのかしら。この鶏肉は唐揚げが良さそうだわ。他のお肉はまた今度ね」
唐揚げの下味をつけるために調味料を合わせる。ショウガとニンニクを効かせた食欲を刺激する味になるはずだ。鶏肉を合わせ調味料に漬け込み冷蔵庫に入れる。
次はグラタンだ。唐揚げもグラタンもリラが好きな料理である。さっきも無言でリクエストされた。……多分。
グラタンは野菜を多めにする。ブロッコリー、ほうれん草、タマネギにジャガイモとキノコ。メインはサーモンにした。
ダマにならないように丁寧にホワイトソースを作っていく。しっかりとルウを冷まし、温めた牛乳を少しずつ入れてしっかりかき混ぜ、ナツメグと胡椒を加えた。
ホワイトソースを作っているとグレン様が戻ってくる。
「エルザ嬢、買い物してきた」
大きな仕事をやり遂げたという顔だ。本当にお使いを頼んで良かったのかと悩んだ気持ちが消えていく。
――これって褒めて欲しいってことなのかしら? とりあえず、笑顔でお礼を言っておこう。
「ありがとうございます。助かりました」
「良い匂いがするな」
「まだ、何も出来ていませんよ」
バターの香りは漂っているが料理としてはまだなんの形もない。
「新鮮な魚が売っていて驚いたよ」
「わたしが刻を止める保存箱を卸してますからね。冷蔵庫も皆さん持ってますし、この村は割と新鮮な魚も食べますよ」
「確かに宿でも普通に出てきたな。てっきり、気を遣って魚を出してくれているものかと……。でも、かなり高額なのでは?」
この村は海から少々距離がある。王都へ行く途中にある村ではないので、普通であれば手に入れにくいのかもしれない。わたしが刻を止める保存箱や冷蔵庫を安価で卸しているので魚に限らず日常的に新鮮なものを食べられる。
「普通に頼めば高いでしょうけど……。問題無く買える金額になっていますよ」
「いやいや、高級品だろ」
「でも、おいしいお魚食べたいじゃないですか?」
「そんな理由で?」
「えぇ。大事なことですよね。錬金術で作ればいいわけですし。村の人には日頃からお世話になっていますしね。グレン様もお菓子のために用意したじゃないですか」
「……確かに」
わたしは思わず笑ってしまう。
「錬金術師の特権ですね」
「素晴らしい特権だな」
わたしたちが話をしているとリラが向こうから顔を出していることに気がついた。こちらの様子を窺っているようだ。わたしはリラに『問題ないよ』と視線を送る。
「グレン様、お疲れさまです。エルザ、手伝いに来たよ」
「ありがとう。では、グレン様は休んでいてください。お茶は……」
「わたしが出すよ」
「いや、私も手伝いを……」
わたしはにっこりと「不要ですよ」と拒絶した。グレン様は「でも……」と食い下がる。
「グレン様は料理できるんですか?」
「簡単なものなら……。野営もするし」
なんとも疑わしい発言だ。
「さきほども言いましたが、お客様にそんなことさせられません。リラが手伝ってくれますから。それに大きな身体は普通に邪魔です。わたしたちと連携も取れないですよね」
「邪魔……」
「エルザに任せた方がおいしいご飯が食べられると思いますよ。それに、わたしたちでやった方が早く食事にありつけると思います」
リラが助け船を出してくれた。そのまま台所からグレン様を追い出してくれる。これで料理に集中できるだろう。
わたしはグレン様が買ってきてくれた魚をアクアパッツァにする。テーブルに華やかさを出したい。
どうやらグレン様はかなり立派なものを買ってきてくれたらしい。これは仕上がりが楽しみだ。
食材の下ごしらえをし、フライパンでオリーブオイルとニンニク熱し始めた。パチパチと音がして良い香りが立ち上る。
「良い香りだね」
リラがお茶を淹れて戻ってきたようだ。
「うん。アクアパッツァだよ。期待してて」
「なんかすごく立派な魚じゃない? あ、サラダ用意するね」
「お願い」
魚に焼き目をつけ、白ワインを加えてさっとアルコールを飛ばす。水と残りの具材を加えてフタをした。鍋を見たリラがグラタン皿を出してくれる。
わたしはグラタンもお皿に移し、チーズをのせてオープンにセットする。あとは唐揚げだ。熱した油で衣をまぶした鶏肉を次々と揚げていった。
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