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27.グレンの提案
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グレン様は何かを思いついたようだ。
「エルザ嬢、私と一緒に遺跡に入らないか?」
「え? 一緒にですか?」
グレン様の意外な提案にわたしは驚く。わたしとしては願ってもない話だ。遺跡調査は魔剣作りの報酬だと思っていたから戸惑ってしまう。
グレン様はそんなわたしの様子を見て申し訳なさそうに言う。
「急に遺跡と言われても不安だろうが、私だけでは素材を集められそうにない。君のことは絶対に守るから私と一緒に行ってくれないだろうか?」
グレン様は何か勘違いをしているようだ。わたしは別に遺跡に行きたくないわけではない。
加えて言うなら、女性としてはグレン様からこんなにも真剣な表情で『君のことは絶対に守る』とか言われたらときめかなければいけないのだろう。
どうやらわたしの女性としての回路は死んでいるらしい。別のことしか頭にない。
「良いんですか?」
「どうしてだ?」
「わたし、部外者ですけど……」
「我が家で管理しているものだ。許可を取れば問題ない。年に一度、遺跡に入った履歴は提出するが、それは大会が終わった後になる」
「そうなんですね」
「エルザ嬢を危険な目には遭わせない。素材を見てくれるだけで良い」
グレン様の言葉にドキッとしたのは間違いない。ときめきも感じた。『遺跡に入らないか』の言葉にだけど。
――遺跡に入れる? 珍しい素材がいっぱい? わたしの図鑑のページが増える! やばい、やばいわ。
わたしは溢れそうになる感情を必死に抑えた。
「やはり、難しいだろうか……」
――いけない。このままでは拒否していると誤解されてしまうわ。早く返事をしないと。
「いえ! ぜひご一緒したいです」
わたしが勢いよく返事をするとグレン様は「あ、あぁ」と若干たじろいでいた。自分を少し抑えられなかったかもしれない。
「では、いつ行きますか? 遺跡に行くなら色々準備したいです。あ、どの遺跡に?」
気がつけばわたしはどんどん早口になっていく。
「嫌ではないのか?」
「何故ですか?」
「いや、反応が……」
勘違いしているグレン様にわたしは強く主張する。
「グレン様は乙女心がわからない方ですね。遺跡ですよ。ロマンですよ」
わたしは今にも踊り出したいくらいの気持ちなのに、グレン様はわかってくれない。錬金術師にとって遺跡がどれだけ憧れの存在なのかわからなのだろうか。
「それは乙女心なのか……? ロマンとは??」
「この素材だとエルドかロアンでしょうか」
エルド遺跡はグレン様が行き倒れていたところと近い。わたしはまだ足を踏み入れたことのない遺跡に思いを馳せる。
「そうだな。エルド周辺は植生が変わったというし、遺跡に何かあったのかもしれない。調査も兼ねてそっちに行くのは良いな」
「エルド遺跡ですね。では、許可を取ってきてください。わたしは準備をして待っていますね」
「……エルザ嬢、キャラが変わってないか?」
グレン様が何か言っているような気もするけど、わたしの耳には入ってこない。
――ずっと気になっていたエルド遺跡よ! 周囲が変化しているのだから中にも何か変化があるかもしれない。グレン様ったらわかってるわね。あ、カスタードアップルパイは二切れにサービスしてあげましょう。
師匠もその師匠も遺跡に入ったことがあるのだ。自分もいつか調査してみたいと思っていた。
思っていたけれど、わたしは貴族と極力接点を持たないように生きていたので無理だろうと諦めていた。それなのに今、実現しそうになっている。
錬金術師たるもの、自分で図鑑やレシピノートを埋めていくことはとても大事なことだ。大切な財産であり、錬金術師としての力量を示すものでもある。
「わかった。一週間後にまたくるよ」
「えぇ、おまちしております」
わたしはこれまでにない笑顔でグレン様に応えた。
「エルザ嬢にこんなに歓迎されるのは初めてだよ……」
「あ、グレン様。お土産に先ほどのアップルパイは如何ですか? 特別に二切れ差し上げます!」
「ありがたくいただこう」
わたしはグレン様を見送った。
途中、なんとも複雑そうな顔をしていたけれど、アップルパイを受け取るとものすごく良い笑顔になっていた。
わたしはアトリエに残されているエルド遺跡の資料を片っ端から取り出していく。テーブルの上は資料だらけになった。このアトリエにはかなり古い資料も残されていたようだ。
「よし、これでしっかり対策を立てるわよ!」
昔と変わっている可能性があるとはいえ、残された資料を基に入念に準備をする必要がある。わたしは遺跡の中にいるであろう強力な魔物への対策を検討した。
「この魔物があらわれたら……これとこれが必要ね。あの素材を手に入れるにはあの魔物を倒す必要があるわ」
わたしはグレン様が次にくるまでに遺跡の中の地図やアイテムを準備する。途中、遺跡に夢中なわたしにリラが呆れていたけれど、「仕方ないなぁ」と色々とサポートしてくれた。
今度、リラのリクエストに応えないといけない。
わたしが「絶対に遺跡調査を成功させるわよ!」と意気込むと、リラには「グレン様の魔剣の素材を取りに行くだけだよね?」と冷静に突っ込まれた。
もちろん目的は忘れていない。忘れてはいないけど、この胸の高まりは抑えられそうにない。
「エルザ嬢、私と一緒に遺跡に入らないか?」
「え? 一緒にですか?」
グレン様の意外な提案にわたしは驚く。わたしとしては願ってもない話だ。遺跡調査は魔剣作りの報酬だと思っていたから戸惑ってしまう。
グレン様はそんなわたしの様子を見て申し訳なさそうに言う。
「急に遺跡と言われても不安だろうが、私だけでは素材を集められそうにない。君のことは絶対に守るから私と一緒に行ってくれないだろうか?」
グレン様は何か勘違いをしているようだ。わたしは別に遺跡に行きたくないわけではない。
加えて言うなら、女性としてはグレン様からこんなにも真剣な表情で『君のことは絶対に守る』とか言われたらときめかなければいけないのだろう。
どうやらわたしの女性としての回路は死んでいるらしい。別のことしか頭にない。
「良いんですか?」
「どうしてだ?」
「わたし、部外者ですけど……」
「我が家で管理しているものだ。許可を取れば問題ない。年に一度、遺跡に入った履歴は提出するが、それは大会が終わった後になる」
「そうなんですね」
「エルザ嬢を危険な目には遭わせない。素材を見てくれるだけで良い」
グレン様の言葉にドキッとしたのは間違いない。ときめきも感じた。『遺跡に入らないか』の言葉にだけど。
――遺跡に入れる? 珍しい素材がいっぱい? わたしの図鑑のページが増える! やばい、やばいわ。
わたしは溢れそうになる感情を必死に抑えた。
「やはり、難しいだろうか……」
――いけない。このままでは拒否していると誤解されてしまうわ。早く返事をしないと。
「いえ! ぜひご一緒したいです」
わたしが勢いよく返事をするとグレン様は「あ、あぁ」と若干たじろいでいた。自分を少し抑えられなかったかもしれない。
「では、いつ行きますか? 遺跡に行くなら色々準備したいです。あ、どの遺跡に?」
気がつけばわたしはどんどん早口になっていく。
「嫌ではないのか?」
「何故ですか?」
「いや、反応が……」
勘違いしているグレン様にわたしは強く主張する。
「グレン様は乙女心がわからない方ですね。遺跡ですよ。ロマンですよ」
わたしは今にも踊り出したいくらいの気持ちなのに、グレン様はわかってくれない。錬金術師にとって遺跡がどれだけ憧れの存在なのかわからなのだろうか。
「それは乙女心なのか……? ロマンとは??」
「この素材だとエルドかロアンでしょうか」
エルド遺跡はグレン様が行き倒れていたところと近い。わたしはまだ足を踏み入れたことのない遺跡に思いを馳せる。
「そうだな。エルド周辺は植生が変わったというし、遺跡に何かあったのかもしれない。調査も兼ねてそっちに行くのは良いな」
「エルド遺跡ですね。では、許可を取ってきてください。わたしは準備をして待っていますね」
「……エルザ嬢、キャラが変わってないか?」
グレン様が何か言っているような気もするけど、わたしの耳には入ってこない。
――ずっと気になっていたエルド遺跡よ! 周囲が変化しているのだから中にも何か変化があるかもしれない。グレン様ったらわかってるわね。あ、カスタードアップルパイは二切れにサービスしてあげましょう。
師匠もその師匠も遺跡に入ったことがあるのだ。自分もいつか調査してみたいと思っていた。
思っていたけれど、わたしは貴族と極力接点を持たないように生きていたので無理だろうと諦めていた。それなのに今、実現しそうになっている。
錬金術師たるもの、自分で図鑑やレシピノートを埋めていくことはとても大事なことだ。大切な財産であり、錬金術師としての力量を示すものでもある。
「わかった。一週間後にまたくるよ」
「えぇ、おまちしております」
わたしはこれまでにない笑顔でグレン様に応えた。
「エルザ嬢にこんなに歓迎されるのは初めてだよ……」
「あ、グレン様。お土産に先ほどのアップルパイは如何ですか? 特別に二切れ差し上げます!」
「ありがたくいただこう」
わたしはグレン様を見送った。
途中、なんとも複雑そうな顔をしていたけれど、アップルパイを受け取るとものすごく良い笑顔になっていた。
わたしはアトリエに残されているエルド遺跡の資料を片っ端から取り出していく。テーブルの上は資料だらけになった。このアトリエにはかなり古い資料も残されていたようだ。
「よし、これでしっかり対策を立てるわよ!」
昔と変わっている可能性があるとはいえ、残された資料を基に入念に準備をする必要がある。わたしは遺跡の中にいるであろう強力な魔物への対策を検討した。
「この魔物があらわれたら……これとこれが必要ね。あの素材を手に入れるにはあの魔物を倒す必要があるわ」
わたしはグレン様が次にくるまでに遺跡の中の地図やアイテムを準備する。途中、遺跡に夢中なわたしにリラが呆れていたけれど、「仕方ないなぁ」と色々とサポートしてくれた。
今度、リラのリクエストに応えないといけない。
わたしが「絶対に遺跡調査を成功させるわよ!」と意気込むと、リラには「グレン様の魔剣の素材を取りに行くだけだよね?」と冷静に突っ込まれた。
もちろん目的は忘れていない。忘れてはいないけど、この胸の高まりは抑えられそうにない。
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