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18.王城での会話
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柔らかな陽の光が入る日当たりの良い王城の一室。この国の第三王子であるジルベールとグレンは向き合っていた。テーブルの上にはエルザが作った腕輪と手紙の転送装置が置かれている。
「これが依頼した品?」
「そうです」
ジルベールは目の前に置かれた腕輪を手に取る。自分がグレンに託した腕輪と瓜二つだ。
「すごいな。かなり細かい細工なはずなのにちゃんと再現されている。あ、ちゃんと内側に石も入れてくれたんだね」
腕輪の持ち主から見ても納品された腕輪はよく出来ている。じっくりと腕輪を見ると腕輪の内側に文字が刻まれているのを発見した。
「これは? 何か文字が彫ってあるんだけど」
「それは、作成者のサインみたいなものだそうです。自分が錬金術でつくったということを示すのに入れているそうですよ」
ジルベールは刻印をじっと見つめると、ぽつりと「やっぱり……」とつぶやくが、グレンにはよく聞こえない。
「どうかしましたか?」
「あぁ、何でもないよ。ずいぶん立派なものが出来たと思ってね。錬金術師に依頼して正解だったよ」
「そうですね。錬金術は初めて見ましたが、ずいぶん不思議な体験をしました」
グレンはエルザのアトリエでの出来事を思いだす。錬金釜からアイテムが出てくるのは何度考えても不思議で仕方ない。しかも思ったよりも過酷な作業だった。
まさか、ずっと魔力を流しながらかき混ぜ続けているとは思わなかった。体力的にも大変なはずだし、魔力を長時間にわたって丁寧に流し続けるのは繊細な作業のはずだ。
「ねぇ、そのエルザ嬢について詳しく教えてよ。君の命の恩人なんだろう? 可愛かった?」
「そうですね……」
「へぇ……君が女の子を素直に可愛いって言うなんて珍しいじゃないか」
からかうジルベールにグレンは動揺する。
「い、いや、これは命の恩人という事実を肯定しただけで……」
「でも、可愛いのは間違ってないんだろう?」
「いや、それはまぁ……」
「しかも、グレンがお礼をしたいと言っても拒否するんだろう。普通の人はこれを機会にお近づきになろうとするのに。好感が持てるけど、変わった子だよね。それともグレンが好みじゃないのかな」
「それは自分にはわかりかねます」
完全にジルベールは仕事の話をする気が無い。
グレンもエルザは珍しい存在だと思っている。貴族女性でないとはいえ、すり寄ってくるどころか距離を置こうとする。
「髪と目の色は?」
「髪も目も明るめの茶色でしたね。ってこの間も聞いたじゃないか。ジルはずいぶんエルザ嬢を気にするな……」
気持ちを立て直したグレンはジルベールに反撃を始めた。さきほどまでの改まった態度を止めて二人きりの時の顔になる。
ジルベールが他人に興味を示すこと自体とても希有なことだ。しかも、エルザの容姿については以前も聞いたことなのに改めて聞くなんてありえない。
「それはグレンもだろう? あ、君はエルザ嬢のお菓子に夢中なだけだっけ? 僕はエルザ嬢が気になるよ。凄腕の錬金術師でお菓子職人」
「彼女はお菓子職人では……」
「でも、お菓子は絶品じゃないか。独り占めするなんてひどいな」
ジルベールは圧のある笑みを浮かべ、グレンを責める。グレンが大切に食べているお菓子を寄越せと言っているのだ。
グレンの目の前にいるジルベールは綺麗な銀髪にエメラルドのような目を持つ整った顔だ。男からみても美人。細身だがほどよく筋肉がついた身体に王族の気品に溢れ、女性にとても人気がある。第三王子ということもあり、将来の王太子妃や王妃にはなりたくはなく、ほどよく権力が欲しいに女性が群がってくる。
ジルベールが王族でなかったとしてもこの容姿では女性が放っておかないだろう。グレンも女性に囲まれるがジルベールほどではない。
中身は少々面倒だ。ジルベールに夢中な女性たちは理想の王子様がわがままで腹黒い性格をしているとは思いもしないだろう。外面は完璧なのだ。王族であればこのような性格になるのは当然なのかもしれないが。
――本当に良い性格をしているな。この性格にどれだけの人間が気がついているのやら。
「いや、でも、これは俺が……」
「僕が直接行けないのはわかってるよね?」
エルザに、正確にはネベル村にいる錬金術師に依頼をしようと言い出したのはジルベールだった。
グレンはウィンスレットの領地にある村に錬金術師がいるのは知っていたが、存在はすっかり忘れていたし、依頼をしようなんて思いもしなかった。
ジルベールは本当はエルザの師匠に依頼をしたかったのかもしれないし、エルザがおいしいお菓子を作ることもしらなかった。
でも、今はエルザに興味があるようにみえる。
「ジルには毒見が必要だろう?」
「すでにグレンが食べて問題ないじゃないか」
「……少しだけだぞ」
「素晴らしい友人をもてて僕は幸せだよ」
「ジルは本当に良い性格をしているな」
「ありがとう」
「褒めてない」
「知ってる」
グレンから巻き上げたお菓子でお茶をする。ジルベールは上機嫌だ。
「本当に、お菓子職人として側に置きたいよね」
「それは完全に同意だ」
二人はエルザの作ったお菓子を食べながらしみじみと言う。
「ねぇ、グレン。武器の件だけど、絶対にエルザ嬢に依頼を受けてもらって」
「……それは難しいんじゃないか? かなり頑なに拒否されたぞ」
「僕が絶対って言ったら絶対じゃない?」
「とんだ暴君だな。友人に対する扱いじゃないだろ。権力や身分で強制出来ないのは知っているじゃないか」
「それを考えてくれるのがグレンだろう?」
「本当に嫌な友人だよ」
ジルベールの無茶振りは今に始まったことではない。
「報酬は何を支払っても構わない。絶対に彼女に受けてほしいんだ」
先ほどまでと打って変わり真剣な顔になったジルベールにグレンはドキリとする。
――何か理由がありそうだが、教えてはくれなそうだな。
グレンはどうやってエルザを口説き落とすのか頭を悩ませることになった。
「これが依頼した品?」
「そうです」
ジルベールは目の前に置かれた腕輪を手に取る。自分がグレンに託した腕輪と瓜二つだ。
「すごいな。かなり細かい細工なはずなのにちゃんと再現されている。あ、ちゃんと内側に石も入れてくれたんだね」
腕輪の持ち主から見ても納品された腕輪はよく出来ている。じっくりと腕輪を見ると腕輪の内側に文字が刻まれているのを発見した。
「これは? 何か文字が彫ってあるんだけど」
「それは、作成者のサインみたいなものだそうです。自分が錬金術でつくったということを示すのに入れているそうですよ」
ジルベールは刻印をじっと見つめると、ぽつりと「やっぱり……」とつぶやくが、グレンにはよく聞こえない。
「どうかしましたか?」
「あぁ、何でもないよ。ずいぶん立派なものが出来たと思ってね。錬金術師に依頼して正解だったよ」
「そうですね。錬金術は初めて見ましたが、ずいぶん不思議な体験をしました」
グレンはエルザのアトリエでの出来事を思いだす。錬金釜からアイテムが出てくるのは何度考えても不思議で仕方ない。しかも思ったよりも過酷な作業だった。
まさか、ずっと魔力を流しながらかき混ぜ続けているとは思わなかった。体力的にも大変なはずだし、魔力を長時間にわたって丁寧に流し続けるのは繊細な作業のはずだ。
「ねぇ、そのエルザ嬢について詳しく教えてよ。君の命の恩人なんだろう? 可愛かった?」
「そうですね……」
「へぇ……君が女の子を素直に可愛いって言うなんて珍しいじゃないか」
からかうジルベールにグレンは動揺する。
「い、いや、これは命の恩人という事実を肯定しただけで……」
「でも、可愛いのは間違ってないんだろう?」
「いや、それはまぁ……」
「しかも、グレンがお礼をしたいと言っても拒否するんだろう。普通の人はこれを機会にお近づきになろうとするのに。好感が持てるけど、変わった子だよね。それともグレンが好みじゃないのかな」
「それは自分にはわかりかねます」
完全にジルベールは仕事の話をする気が無い。
グレンもエルザは珍しい存在だと思っている。貴族女性でないとはいえ、すり寄ってくるどころか距離を置こうとする。
「髪と目の色は?」
「髪も目も明るめの茶色でしたね。ってこの間も聞いたじゃないか。ジルはずいぶんエルザ嬢を気にするな……」
気持ちを立て直したグレンはジルベールに反撃を始めた。さきほどまでの改まった態度を止めて二人きりの時の顔になる。
ジルベールが他人に興味を示すこと自体とても希有なことだ。しかも、エルザの容姿については以前も聞いたことなのに改めて聞くなんてありえない。
「それはグレンもだろう? あ、君はエルザ嬢のお菓子に夢中なだけだっけ? 僕はエルザ嬢が気になるよ。凄腕の錬金術師でお菓子職人」
「彼女はお菓子職人では……」
「でも、お菓子は絶品じゃないか。独り占めするなんてひどいな」
ジルベールは圧のある笑みを浮かべ、グレンを責める。グレンが大切に食べているお菓子を寄越せと言っているのだ。
グレンの目の前にいるジルベールは綺麗な銀髪にエメラルドのような目を持つ整った顔だ。男からみても美人。細身だがほどよく筋肉がついた身体に王族の気品に溢れ、女性にとても人気がある。第三王子ということもあり、将来の王太子妃や王妃にはなりたくはなく、ほどよく権力が欲しいに女性が群がってくる。
ジルベールが王族でなかったとしてもこの容姿では女性が放っておかないだろう。グレンも女性に囲まれるがジルベールほどではない。
中身は少々面倒だ。ジルベールに夢中な女性たちは理想の王子様がわがままで腹黒い性格をしているとは思いもしないだろう。外面は完璧なのだ。王族であればこのような性格になるのは当然なのかもしれないが。
――本当に良い性格をしているな。この性格にどれだけの人間が気がついているのやら。
「いや、でも、これは俺が……」
「僕が直接行けないのはわかってるよね?」
エルザに、正確にはネベル村にいる錬金術師に依頼をしようと言い出したのはジルベールだった。
グレンはウィンスレットの領地にある村に錬金術師がいるのは知っていたが、存在はすっかり忘れていたし、依頼をしようなんて思いもしなかった。
ジルベールは本当はエルザの師匠に依頼をしたかったのかもしれないし、エルザがおいしいお菓子を作ることもしらなかった。
でも、今はエルザに興味があるようにみえる。
「ジルには毒見が必要だろう?」
「すでにグレンが食べて問題ないじゃないか」
「……少しだけだぞ」
「素晴らしい友人をもてて僕は幸せだよ」
「ジルは本当に良い性格をしているな」
「ありがとう」
「褒めてない」
「知ってる」
グレンから巻き上げたお菓子でお茶をする。ジルベールは上機嫌だ。
「本当に、お菓子職人として側に置きたいよね」
「それは完全に同意だ」
二人はエルザの作ったお菓子を食べながらしみじみと言う。
「ねぇ、グレン。武器の件だけど、絶対にエルザ嬢に依頼を受けてもらって」
「……それは難しいんじゃないか? かなり頑なに拒否されたぞ」
「僕が絶対って言ったら絶対じゃない?」
「とんだ暴君だな。友人に対する扱いじゃないだろ。権力や身分で強制出来ないのは知っているじゃないか」
「それを考えてくれるのがグレンだろう?」
「本当に嫌な友人だよ」
ジルベールの無茶振りは今に始まったことではない。
「報酬は何を支払っても構わない。絶対に彼女に受けてほしいんだ」
先ほどまでと打って変わり真剣な顔になったジルベールにグレンはドキリとする。
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