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11.依頼の内容
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「こ、これは……」
「どうかしました? 毒は入っていませんよ」
そう言ってわたしはラングドシャクッキーを再び口にする。やっぱりおいしい。
「どこで購入できるんだ?」
「売ってませんけど……」
「そんな……」
わたしの手作りなので当然だ。似合わないが、目の前の人はクッキーが売っていないことに絶望の表情を浮かべている。
「甘い物、お好きなんですか?」
「普通だと思っていたのだが、違ったようだ」
「わたしの手作りなので市販品ではありません」
「あなたは菓子職人なのか? まさか、これは錬金術で?」
「錬金術でも作りますけど、これは普通に作ったものです。普通の人は錬金術で作れませんから。レシピ開発も依頼されますし。こちらは趣味ですね」
「そうか……売ってないのか……」
明らかにシュンとしている。
――そんなに気に入ったのかしら。まぁ、悪い気はしないわよね。
「たくさんありますので、良かったらお持ち帰りください。適当に包みますので」
「本当か? ありがたい!」
先ほどまでの表情と打って変わり、かなり喜んでいるようだ。
――リラと同じよう反応……。わたしの作るお菓子って何か入っているのかしら。普通に作っているはずなんだけれど。
それより本題だ。
「それで、とりあえずアトリエに入っていただきましたけど……」
「すまない」
グレン様は咳払いして話を始める。
「リラ嬢から話を聞いた。何でも依頼を受けると言うのは生活に必要なもののことだったようだな。この村の生活レベルはかなり高い。王都の貴族の屋敷にも負けていない。久しぶりにこの村に泊まったが驚いたよ」
「わたしの師匠も貴族のお屋敷にいたことがあって、錬金術で色々つくったんです。それもあってわたしも貴族の屋敷にいるように勧められたのですが」
「温度調節のできるシャワー、泡で出てくる石けん、インクをつける必要のないペン、珍しいものばかりだった」
そのあたりはわたしが夢見の力を使って視たものを元に錬金術で作ったものだ。珍しいはずである。
「錬金術にはイメージが重要ですから。わたしたちは人々の生活を豊かにするために錬金術師をしています。ですから武器は専門外です」
「あなたの仕事がよくわかったよ。加えて、師匠の教えにより、金や名声を求めてはいけないそうだな」
あの後、リラが話をしてくれたようだ。しかも、良いようにごまかしてくれている。本当に良い友人だ。
「そうですね。師匠との約束もあるので、目立つことはできません。半人前ですから」
「改めて、謝罪する。あなたの事情も知らずに依頼を強要するところだった」
「わかっていただければ問題ありません」
「であれば、作成者を隠すのはどうだろうか?」
「そもそも、剣を作るのが嫌なのですが……。そもそも剣をあまり知りませんし。知らなければ具体的なイメージが作れず錬金術で作れません。材料も足りないでしょうし。どうしてわたしにこだわるのでしょうか?」
剣作りに対して何の実績もない、無名な錬金術師に大切な剣を頼もうだなんて狂っている。そもそも、錬金術師としての腕もわからない状態で依頼しようとするのがおかしい。
「そ、それは……」
「最低限、それはお話いただけないと始まらないと思うのですけど」
「……第三王子殿下がこの村にいるはずの錬金術師に依頼したいと仰ったんだ。ぜひ、確認してきて欲しいと」
「まぁ、師匠は優れた錬金術師ですからね」
納得できるような納得できないような、そんな気持ちだ。
「最初から錬金術師に依頼するつもりだったんですね」
「あ、あぁ、この村に昔から錬金術師がいるのは知られているからな」
「師匠の家系は錬金術師が多いらしいです」
「…………」
グレン様は話のを止めたかと思うと言いにくそうに口を開いた。
「……それで、できれば剣とは別に依頼を受けてくれないだろうか?」
「内容にもよりますけど……」
「そうか。まずはあなたの腕前を知りたいんだ」
ほっとした顔をするけれど、わたしはまだ依頼を受けるとは言っていない。
わたしは錬金術の腕を知りたいと言われて少し安心した。
――一応、真っ当な感覚は持ち合わせていたのね。
「それで、何をお望みでしょうか?」
「お守りと手紙を届ける魔道具を頼みたい」
「お守りと手紙を届ける魔道具ですか……」
「難しいだろうか」
わたしは少し考える。手紙を決まった場所に届けるのであれば、そこまで難しくはない。通信機器自体はとても高価で貴重なものではあるがあるところにはあるのだ。貴重といっても城にはあるはずである。
「そこまで難しくはありませんけど、必要ですか? 両方ともお持ちだと思いますが。音声を届けるものもあるのでは?」
「誰にも知られず連絡を取り合いたい。一つは可能であればここに置きたいんだ。私が王都と往復するにも時間がかかる」
――え? 今後もここに来るつもりなの?
思わずわたしは警戒してしまう。
「お守りも今後より警戒が必要になるだろう。出所が安心できるものがほしい」
「お守りはどういった機能を持たせるかにもよりますね。それよりも、いつまでここに出入りするつもりなんですか?」
「そんなに警戒しないでくれ。とりあえずは剣が出来るまでだ」
――とりあえずって何? そもそも剣を作るなんて言っていないんですけど。
わたしは視線で抗議する。
「い、いや、これはあなたに納得してもらえるよう報酬を殿下と交渉をするためで……」
「そうですか……」
手紙を届ける魔道具の依頼を受けるかは要検討だ。
依頼についてわたしが考え込んでいると、グレン様は何かを強く決心したような顔をしていた。
「あ、あと、これは個人的な依頼なのだが、何かお菓子を作ってくれないだろうか! もちろん、相応の報酬は支払う」
「……え、あ、はい」
意外なお願いにわたしは思わず呆気にとられてしまった。
「どうかしました? 毒は入っていませんよ」
そう言ってわたしはラングドシャクッキーを再び口にする。やっぱりおいしい。
「どこで購入できるんだ?」
「売ってませんけど……」
「そんな……」
わたしの手作りなので当然だ。似合わないが、目の前の人はクッキーが売っていないことに絶望の表情を浮かべている。
「甘い物、お好きなんですか?」
「普通だと思っていたのだが、違ったようだ」
「わたしの手作りなので市販品ではありません」
「あなたは菓子職人なのか? まさか、これは錬金術で?」
「錬金術でも作りますけど、これは普通に作ったものです。普通の人は錬金術で作れませんから。レシピ開発も依頼されますし。こちらは趣味ですね」
「そうか……売ってないのか……」
明らかにシュンとしている。
――そんなに気に入ったのかしら。まぁ、悪い気はしないわよね。
「たくさんありますので、良かったらお持ち帰りください。適当に包みますので」
「本当か? ありがたい!」
先ほどまでの表情と打って変わり、かなり喜んでいるようだ。
――リラと同じよう反応……。わたしの作るお菓子って何か入っているのかしら。普通に作っているはずなんだけれど。
それより本題だ。
「それで、とりあえずアトリエに入っていただきましたけど……」
「すまない」
グレン様は咳払いして話を始める。
「リラ嬢から話を聞いた。何でも依頼を受けると言うのは生活に必要なもののことだったようだな。この村の生活レベルはかなり高い。王都の貴族の屋敷にも負けていない。久しぶりにこの村に泊まったが驚いたよ」
「わたしの師匠も貴族のお屋敷にいたことがあって、錬金術で色々つくったんです。それもあってわたしも貴族の屋敷にいるように勧められたのですが」
「温度調節のできるシャワー、泡で出てくる石けん、インクをつける必要のないペン、珍しいものばかりだった」
そのあたりはわたしが夢見の力を使って視たものを元に錬金術で作ったものだ。珍しいはずである。
「錬金術にはイメージが重要ですから。わたしたちは人々の生活を豊かにするために錬金術師をしています。ですから武器は専門外です」
「あなたの仕事がよくわかったよ。加えて、師匠の教えにより、金や名声を求めてはいけないそうだな」
あの後、リラが話をしてくれたようだ。しかも、良いようにごまかしてくれている。本当に良い友人だ。
「そうですね。師匠との約束もあるので、目立つことはできません。半人前ですから」
「改めて、謝罪する。あなたの事情も知らずに依頼を強要するところだった」
「わかっていただければ問題ありません」
「であれば、作成者を隠すのはどうだろうか?」
「そもそも、剣を作るのが嫌なのですが……。そもそも剣をあまり知りませんし。知らなければ具体的なイメージが作れず錬金術で作れません。材料も足りないでしょうし。どうしてわたしにこだわるのでしょうか?」
剣作りに対して何の実績もない、無名な錬金術師に大切な剣を頼もうだなんて狂っている。そもそも、錬金術師としての腕もわからない状態で依頼しようとするのがおかしい。
「そ、それは……」
「最低限、それはお話いただけないと始まらないと思うのですけど」
「……第三王子殿下がこの村にいるはずの錬金術師に依頼したいと仰ったんだ。ぜひ、確認してきて欲しいと」
「まぁ、師匠は優れた錬金術師ですからね」
納得できるような納得できないような、そんな気持ちだ。
「最初から錬金術師に依頼するつもりだったんですね」
「あ、あぁ、この村に昔から錬金術師がいるのは知られているからな」
「師匠の家系は錬金術師が多いらしいです」
「…………」
グレン様は話のを止めたかと思うと言いにくそうに口を開いた。
「……それで、できれば剣とは別に依頼を受けてくれないだろうか?」
「内容にもよりますけど……」
「そうか。まずはあなたの腕前を知りたいんだ」
ほっとした顔をするけれど、わたしはまだ依頼を受けるとは言っていない。
わたしは錬金術の腕を知りたいと言われて少し安心した。
――一応、真っ当な感覚は持ち合わせていたのね。
「それで、何をお望みでしょうか?」
「お守りと手紙を届ける魔道具を頼みたい」
「お守りと手紙を届ける魔道具ですか……」
「難しいだろうか」
わたしは少し考える。手紙を決まった場所に届けるのであれば、そこまで難しくはない。通信機器自体はとても高価で貴重なものではあるがあるところにはあるのだ。貴重といっても城にはあるはずである。
「そこまで難しくはありませんけど、必要ですか? 両方ともお持ちだと思いますが。音声を届けるものもあるのでは?」
「誰にも知られず連絡を取り合いたい。一つは可能であればここに置きたいんだ。私が王都と往復するにも時間がかかる」
――え? 今後もここに来るつもりなの?
思わずわたしは警戒してしまう。
「お守りも今後より警戒が必要になるだろう。出所が安心できるものがほしい」
「お守りはどういった機能を持たせるかにもよりますね。それよりも、いつまでここに出入りするつもりなんですか?」
「そんなに警戒しないでくれ。とりあえずは剣が出来るまでだ」
――とりあえずって何? そもそも剣を作るなんて言っていないんですけど。
わたしは視線で抗議する。
「い、いや、これはあなたに納得してもらえるよう報酬を殿下と交渉をするためで……」
「そうですか……」
手紙を届ける魔道具の依頼を受けるかは要検討だ。
依頼についてわたしが考え込んでいると、グレン様は何かを強く決心したような顔をしていた。
「あ、あと、これは個人的な依頼なのだが、何かお菓子を作ってくれないだろうか! もちろん、相応の報酬は支払う」
「……え、あ、はい」
意外なお願いにわたしは思わず呆気にとられてしまった。
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