17 / 42
17.これ以上は無理です
しおりを挟む
わたしはクリストファー様の待っている部屋に戻り、着替えた姿をクリストファー様に披露する。
「どうでしょうか?」
「うん。私の予想通りだよ。とてもよく似合っている。髪飾りも迷ったけれど、こっちで正解みたいだ」
クリストファー様はわたしの装いにかなり満足げだ。じっくり観察している。けれど、わたしの方は少し居心地が悪い。視線が痛すぎるし、普通に恥ずかしい。
あまりじっくり見られると恥ずかしいと訴えてもわかってもらえないのよね……。
「そうですか……」
「どうかした? あまり気に入らなかった?」
「いえ、そういう訳ではなく……。単純にこういった格好にあまり慣れていないだけです(あと、じっくり見られるのも……)」
クリストファー様は一瞬、悲しそうな顔をしたが、すぐに笑顔になって「これからたくさん楽しめそうだね」と言った。
着慣れていない理由をすぐに理解したのかもしれない。
「あぁ、立たせたままでごめんね。座って」
クリストファー様に言われてわたしはソファに座る。けれど、クリストファー様はすぐに「僕の隣にだよ」と言ってわたしの隣に座り直した。
近いんですけど……。
ほぼ、密着と言っていいくらいに近い。
結婚前の男女ってこんなに近いものなの?
「あの……近すぎませんか?」
「そう? これくらい普通じゃないかな。ねぇ、触れても良い?」
「すでに触れてませんか?」
わたしたちの身体はすでにくっついてしまっている。これ以上、何を触れると言うのだろうか。
「手は触れてないよ? どこなら良い?」
「わたしからは何とも……」
どこなら良いなんて言えるわけがない。
「じゃあ、髪は?」
「…………どうぞ」
クリストファー様はわたしの髪飾りを外し、まとめた髪をするりとほどいていく。
整髪料を使わないのはわたしが出かけたときと状態を変えない為なのもあるが、クリストファー様が髪を触るからだろう。
せっかく整えてもらった髪型なのに……。力作なのにもったいないし、こんなにあっさりほどかれてしまっては申し訳ない。
そしてやっぱり、これはかなり恥ずかしい。何度同じことをされても慣れない。
クリストファー様はわたしの髪をすくい、髪の感触を楽しんでいる。
「君の髪はとてもきれいだね」
「ふ、普通だと思います」
どう考えてもあなたの髪の毛の方がきれいです。
わたしが考えていることなどお構いなしに、クリストファー様はわたしの髪を一房手に取り口づけしてきた。
ゾワゾワする。
もう無理! と思った瞬間にクリストファー様は手を離す。
「ごめん。もう止めるよ。じゃあ手は?」
「…………」
わたしは無言で手を差し出した。わたしに拒否権なんてない。
「嬉しいよ」
クリストファー様は笑顔でわたしの手を取り、手の甲に口づけをした。
「……許可、取らないんですね」
「ごめん。手を差し出してくれたから良いのかと思ったんだ。次は許可を取るよ」
「お願いします」
「じゃあ、口づけしても?」
次って今度のことじゃないの? さっそくなのですか?
「えっと、どこに?」
「それはここに決まっているだろう?」
クリストファー様はわたしの唇に指をあてた。
そんなの無理!
わたしは思わず固まってしまう。
「黙っているってことは良いってこと?」
そう言ってどんどんクリストファー様が近づいてくる。
か、顔が近い。嘘よね。本当にしたりしないわよね?
口づけってこんなに簡単にするものなの?
頭の中がぐるぐるしていてもクリストファー様のきれいな顔はどんどん迫ってくる。
冗談よね? 変なことはしないって言っていたもの。
でも、どうすればいいのかわからない。
……もう無理!
わたしは思わずクリストファー様を突き放した。
そんなわたしの態度にクリストファー様は悲しそうな顔をする。
「そんなに私のことが嫌? かなり仲良くなったと思うんだけど……。もちろん、拒否するなら止めたよ」
「い、いえ。嫌いとかそういう問題ではなく……。普通に恥ずかしいじゃないですか。結婚もまだだというのに」
「恥ずかしい? 世の恋人はこれくらい普通じゃないの? しかも私たちはじきに結婚するんだよ?」
それはどこの世の中でしょうか。つっこみたい気持ちをわたしは抑えた。
それとも世の中ではこれが普通なの? わたしが世間知らずなだけ? 信じられない。
「リリアーナは結婚していたこともあるだろう? 私としては不本意な過去だけど。何をそんなに恥ずかしがる必要があるんだい?」
そういった経験が全くといっていいほどないからです……。
経験値が違いすぎる。どう言えば理解してもらえるのか。
クリストファー様は答えを求めてじっとわたしを見つめてくる。
「それは……そういった経験が殆どないからです……」
「結婚していたんだよね? 不本意な過去だけど」
二回も不本意と言った。どれだけ不本意なの?
「……していましたよ。土地と契約するのに結婚は必要でしたから。でも、すぐに土地を癒やすために旅に出ました。で、帰った時には浮気されて離婚になりました……」
「…………」
クリストファー様が無言になる。これはどういった状態なのだろうか。怒っているのか、喜んでいるのか、悲しんでいるのかわからない。
「婚約も幼い頃から決まっていましたし、他に特に親しい異性はいませんでした。ですから、こういったことは慣れていないのです」
「それってどういうこと? 私の考えで合っているのかな」
「お父様から何も聞いていませんか?」
どうやらクリストファー様は詳細を聞いていないらしい。
自分の口から説明しなさいということなのかしら。反応がちょっと怖いけれど、わたしは一度目の人生での出来事をクリストファー様に説明した。クリストファー様の顔がどんどん怒りに染まっていく。
「何だそれは! リリアーナにそんな仕打ちをするなんて……」
「お、落ち着いてください。過去のことですから。それに今回は何もされていません」
「でも、今回も妹に乗り換えただろう?」
「わたしは結婚したくなかったので、マリーベルに代わってもらっただけです。そうなるように仕向けましたから。それとも、もう一度結婚した方が良かったですか?」
「いや、それは困る」
「それはそうですよね……」
「あぁ。でも、良いことを聞けたよ。ジルベルトに慈悲は必要ないね」
クリストファー様の顔が怖い。とても良い笑顔なのに恐怖を感じる。
きれいな人が笑顔で怒るのって本当に怖い。
「それに、あれとは殆ど何もなかったことがわかって良かったよ。私が色々と初めてなんだね」
クリストファー様はそう言いながら笑顔で距離を詰めてくる。圧がすごい。
「えっと……何がでしょうか?」
「わからない? わからないならそれでも良いよ。そのうちわかるから」
わたしは開けてはいけない箱を開けてしまったような気分になった。
「どうでしょうか?」
「うん。私の予想通りだよ。とてもよく似合っている。髪飾りも迷ったけれど、こっちで正解みたいだ」
クリストファー様はわたしの装いにかなり満足げだ。じっくり観察している。けれど、わたしの方は少し居心地が悪い。視線が痛すぎるし、普通に恥ずかしい。
あまりじっくり見られると恥ずかしいと訴えてもわかってもらえないのよね……。
「そうですか……」
「どうかした? あまり気に入らなかった?」
「いえ、そういう訳ではなく……。単純にこういった格好にあまり慣れていないだけです(あと、じっくり見られるのも……)」
クリストファー様は一瞬、悲しそうな顔をしたが、すぐに笑顔になって「これからたくさん楽しめそうだね」と言った。
着慣れていない理由をすぐに理解したのかもしれない。
「あぁ、立たせたままでごめんね。座って」
クリストファー様に言われてわたしはソファに座る。けれど、クリストファー様はすぐに「僕の隣にだよ」と言ってわたしの隣に座り直した。
近いんですけど……。
ほぼ、密着と言っていいくらいに近い。
結婚前の男女ってこんなに近いものなの?
「あの……近すぎませんか?」
「そう? これくらい普通じゃないかな。ねぇ、触れても良い?」
「すでに触れてませんか?」
わたしたちの身体はすでにくっついてしまっている。これ以上、何を触れると言うのだろうか。
「手は触れてないよ? どこなら良い?」
「わたしからは何とも……」
どこなら良いなんて言えるわけがない。
「じゃあ、髪は?」
「…………どうぞ」
クリストファー様はわたしの髪飾りを外し、まとめた髪をするりとほどいていく。
整髪料を使わないのはわたしが出かけたときと状態を変えない為なのもあるが、クリストファー様が髪を触るからだろう。
せっかく整えてもらった髪型なのに……。力作なのにもったいないし、こんなにあっさりほどかれてしまっては申し訳ない。
そしてやっぱり、これはかなり恥ずかしい。何度同じことをされても慣れない。
クリストファー様はわたしの髪をすくい、髪の感触を楽しんでいる。
「君の髪はとてもきれいだね」
「ふ、普通だと思います」
どう考えてもあなたの髪の毛の方がきれいです。
わたしが考えていることなどお構いなしに、クリストファー様はわたしの髪を一房手に取り口づけしてきた。
ゾワゾワする。
もう無理! と思った瞬間にクリストファー様は手を離す。
「ごめん。もう止めるよ。じゃあ手は?」
「…………」
わたしは無言で手を差し出した。わたしに拒否権なんてない。
「嬉しいよ」
クリストファー様は笑顔でわたしの手を取り、手の甲に口づけをした。
「……許可、取らないんですね」
「ごめん。手を差し出してくれたから良いのかと思ったんだ。次は許可を取るよ」
「お願いします」
「じゃあ、口づけしても?」
次って今度のことじゃないの? さっそくなのですか?
「えっと、どこに?」
「それはここに決まっているだろう?」
クリストファー様はわたしの唇に指をあてた。
そんなの無理!
わたしは思わず固まってしまう。
「黙っているってことは良いってこと?」
そう言ってどんどんクリストファー様が近づいてくる。
か、顔が近い。嘘よね。本当にしたりしないわよね?
口づけってこんなに簡単にするものなの?
頭の中がぐるぐるしていてもクリストファー様のきれいな顔はどんどん迫ってくる。
冗談よね? 変なことはしないって言っていたもの。
でも、どうすればいいのかわからない。
……もう無理!
わたしは思わずクリストファー様を突き放した。
そんなわたしの態度にクリストファー様は悲しそうな顔をする。
「そんなに私のことが嫌? かなり仲良くなったと思うんだけど……。もちろん、拒否するなら止めたよ」
「い、いえ。嫌いとかそういう問題ではなく……。普通に恥ずかしいじゃないですか。結婚もまだだというのに」
「恥ずかしい? 世の恋人はこれくらい普通じゃないの? しかも私たちはじきに結婚するんだよ?」
それはどこの世の中でしょうか。つっこみたい気持ちをわたしは抑えた。
それとも世の中ではこれが普通なの? わたしが世間知らずなだけ? 信じられない。
「リリアーナは結婚していたこともあるだろう? 私としては不本意な過去だけど。何をそんなに恥ずかしがる必要があるんだい?」
そういった経験が全くといっていいほどないからです……。
経験値が違いすぎる。どう言えば理解してもらえるのか。
クリストファー様は答えを求めてじっとわたしを見つめてくる。
「それは……そういった経験が殆どないからです……」
「結婚していたんだよね? 不本意な過去だけど」
二回も不本意と言った。どれだけ不本意なの?
「……していましたよ。土地と契約するのに結婚は必要でしたから。でも、すぐに土地を癒やすために旅に出ました。で、帰った時には浮気されて離婚になりました……」
「…………」
クリストファー様が無言になる。これはどういった状態なのだろうか。怒っているのか、喜んでいるのか、悲しんでいるのかわからない。
「婚約も幼い頃から決まっていましたし、他に特に親しい異性はいませんでした。ですから、こういったことは慣れていないのです」
「それってどういうこと? 私の考えで合っているのかな」
「お父様から何も聞いていませんか?」
どうやらクリストファー様は詳細を聞いていないらしい。
自分の口から説明しなさいということなのかしら。反応がちょっと怖いけれど、わたしは一度目の人生での出来事をクリストファー様に説明した。クリストファー様の顔がどんどん怒りに染まっていく。
「何だそれは! リリアーナにそんな仕打ちをするなんて……」
「お、落ち着いてください。過去のことですから。それに今回は何もされていません」
「でも、今回も妹に乗り換えただろう?」
「わたしは結婚したくなかったので、マリーベルに代わってもらっただけです。そうなるように仕向けましたから。それとも、もう一度結婚した方が良かったですか?」
「いや、それは困る」
「それはそうですよね……」
「あぁ。でも、良いことを聞けたよ。ジルベルトに慈悲は必要ないね」
クリストファー様の顔が怖い。とても良い笑顔なのに恐怖を感じる。
きれいな人が笑顔で怒るのって本当に怖い。
「それに、あれとは殆ど何もなかったことがわかって良かったよ。私が色々と初めてなんだね」
クリストファー様はそう言いながら笑顔で距離を詰めてくる。圧がすごい。
「えっと……何がでしょうか?」
「わからない? わからないならそれでも良いよ。そのうちわかるから」
わたしは開けてはいけない箱を開けてしまったような気分になった。
51
お気に入りに追加
816
あなたにおすすめの小説
【完結】婚約を解消して進路変更を希望いたします
宇水涼麻
ファンタジー
三ヶ月後に卒業を迎える学園の食堂では卒業後の進路についての話題がそここで繰り広げられている。
しかし、一つのテーブルそんなものは関係ないとばかりに四人の生徒が戯れていた。
そこへ美しく気品ある三人の女子生徒が近付いた。
彼女たちの卒業後の進路はどうなるのだろうか?
中世ヨーロッパ風のお話です。
HOTにランクインしました。ありがとうございます!
ファンタジーの週間人気部門で1位になりました。みなさまのおかげです!
ありがとうございます!
だから聖女はいなくなった
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
「聖女ラティアーナよ。君との婚約を破棄することをここに宣言する」
レオンクル王国の王太子であるキンバリーが婚約破棄を告げた相手は聖女ラティアーナである。
彼女はその婚約破棄を黙って受け入れた。さらに彼女は、新たにキンバリーと婚約したアイニスに聖女の証である首飾りを手渡すと姿を消した。
だが、ラティアーナがいなくなってから彼女のありがたみに気づいたキンバリーだが、すでにその姿はどこにもない。
キンバリーの弟であるサディアスが、兄のためにもラティアーナを探し始める。だが、彼女を探していくうちに、なぜ彼女がキンバリーとの婚約破棄を受け入れ、聖女という地位を退いたのかの理由を知る――。
※7万字程度の中編です。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
もう私、好きなようにさせていただきますね? 〜とりあえず、元婚約者はコテンパン〜
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「婚約破棄ですね、はいどうぞ」
婚約者から、婚約破棄を言い渡されたので、そういう対応を致しました。
もう面倒だし、食い下がる事も辞めたのですが、まぁ家族が許してくれたから全ては大団円ですね。
……え? いまさら何ですか? 殿下。
そんな虫のいいお話に、まさか私が「はい分かりました」と頷くとは思っていませんよね?
もう私の、使い潰されるだけの生活からは解放されたのです。
だって私はもう貴方の婚約者ではありませんから。
これはそうやって、自らが得た自由の為に戦う令嬢の物語。
※本作はそれぞれ違うタイプのざまぁをお届けする、『野菜の夏休みざまぁ』作品、4作の内の1作です。
他作品は検索画面で『野菜の夏休みざまぁ』と打つとヒット致します。
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
お飾り王妃の愛と献身
石河 翠
恋愛
エスターは、お飾りの王妃だ。初夜どころか結婚式もない、王国存続の生贄のような結婚は、父親である宰相によって調えられた。国王は身分の低い平民に溺れ、公務を放棄している。
けれどエスターは白い結婚を隠しもせずに、王の代わりに執務を続けている。彼女にとって大切なものは国であり、夫の愛情など必要としていなかったのだ。
ところがある日、暗愚だが無害だった国王の独断により、隣国への侵攻が始まる。それをきっかけに国内では革命が起き……。
国のために恋を捨て、人生を捧げてきたヒロインと、王妃を密かに愛し、彼女を手に入れるために国を変えることを決意した一途なヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は他サイトにも投稿しております。
表紙絵は写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID:24963620)をお借りしております。
聖女追放 ~私が去ったあとは病で国は大変なことになっているでしょう~
白横町ねる
ファンタジー
聖女エリスは民の幸福を日々祈っていたが、ある日突然、王子から解任を告げられる。
王子の説得もままならないまま、国を追い出されてしまうエリス。
彼女は亡命のため、鞄一つで遠い隣国へ向かうのだった……。
#表紙絵は、もふ様に描いていただきました。
#エブリスタにて連載しました。
この野菜は悪役令嬢がつくりました!
真鳥カノ
ファンタジー
幼い頃から聖女候補として育った公爵令嬢レティシアは、婚約者である王子から突然、婚約破棄を宣言される。
花や植物に『恵み』を与えるはずの聖女なのに、何故か花を枯らしてしまったレティシアは「偽聖女」とまで呼ばれ、どん底に落ちる。
だけどレティシアの力には秘密があって……?
せっかくだからのんびり花や野菜でも育てようとするレティシアは、どこでもやらかす……!
レティシアの力を巡って動き出す陰謀……?
色々起こっているけれど、私は今日も野菜を作ったり食べたり忙しい!
毎日2〜3回更新予定
だいたい6時30分、昼12時頃、18時頃のどこかで更新します!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる