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結晶の明日へ
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「イッチニー」
"イッチニーイッチニー"
"イッチニーイッチニー"
「イッチニー」
"イッチニー(以下繰り返し)"
ーー小雨降る早朝のランニング
掛け声合わせて足並み揃えて
少年達が駆けてゆく
息も心も弾ませて到着した
グラウンドは少し湿っていて
普段よりも重いスパイクが搔く地面から
濃い土の匂いが香ってくる
見据えた先にボールと先人の背中
泥にまみれ踠(もが)いても必死に
食らいついて追いかける
(いいぞ、もっとやれ)
この雨が終われば焦がれた熱が
結実の未来を連れてやって来る筈だ
"イッチニーイッチニー"
"イッチニーイッチニー"
「イッチニー」
"イッチニー(以下繰り返し)"
ーー小雨降る早朝のランニング
掛け声合わせて足並み揃えて
少年達が駆けてゆく
息も心も弾ませて到着した
グラウンドは少し湿っていて
普段よりも重いスパイクが搔く地面から
濃い土の匂いが香ってくる
見据えた先にボールと先人の背中
泥にまみれ踠(もが)いても必死に
食らいついて追いかける
(いいぞ、もっとやれ)
この雨が終われば焦がれた熱が
結実の未来を連れてやって来る筈だ
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