留めおきたい思い

SSKK

文字の大きさ
上 下
21 / 81

埃立ち、誇り散る (前編)

しおりを挟む
煙草の匂い染み付いた
ある繁華街の一角の
照明控えた店内に

キャンディーみたいな
香りを纏う
何人かの女の子

みんな揃ってスレンダー
……とは限らなくても

彼女達にはこの場所で
容姿、性格、更に言うなら
戸籍上の性別なんて
何ら意味はない

それらが最重要は
迎える側、ホストにある
加えて巧みな話術と
洞察力が

瞬く間の内、ツーカーの仲
相手の「つー」に
答えられてこそ"プロ"で

今夜も繰り広げられていく
ナンバーを巡る熾烈な争い

「梅酒飲みたい」

"枝(初来店)梅酒入ります"
(割り材はどれだ)
お茶、水、ソーダか
まさかの

「牛乳割り」

「お待たせしました」

氷が全く浮かんでいない
酒が前を通って行く

真夏の夜の夢? 
湯気が見える

「ちょっと誰だよこれ作ったやつ」

嫌がらせ以外の、何ものでも無かった
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

凍結した心が叫んでいる

すずりはさくらの本棚
現代文学
 遠藤さくらさんは、アイドルは、2018年6年くらいでしょうか。  本棚のアイドルとして、すずりはさくらの本棚と名付けられました。  今後の意気込みとかございますか?  わたしはわたしなので、ゆっくり歩みます。  今はさまざまな面でご活躍されていますね。  そういうの辛いですね。そういう見方も。  意気消沈する日もありますが、まだまだ日が浅いので。  ファンのかたがたへのメッセージをいただけますか。  矢継ぎ早な喧騒を後ろに、しどろもどろになりながらでもあるくですね。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

少女と三人の男の子

浅野浩二
現代文学
一人の少女が三人の男の子にいじめられる小説です。

遅れてきた先生

kitamitio
現代文学
中学校の卒業が義務教育を終えるということにはどんな意味があるのだろう。 大学を卒業したが教員採用試験に合格できないまま、何年もの間臨時採用教師として中学校に勤務する北田道生。「正規」の先生たち以上にいろんな学校のいろんな先生達や、いろんな生徒達に接することで見えてきた「中学校のあるべき姿」に思いを深めていく主人公の生き方を描いています。

バレー部入部物語〜それぞれの断髪

S.H.L
青春
バレーボール強豪校に入学した女の子たちの断髪物語

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

処理中です...