詩集 カツオ節

ヲカカ

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ロックンロール THE BLUE HEARTS

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ラジオで流れてる、ロックンロールって奴
車の中、爆音で流しながら君の元へ行く
流れる歌、叫び声
「未来は君の手の中」
いつもなら、鼻で笑っていたかもしれない
でも、カッコ良かった
「ラララララララ―ラララ―ララララー」

ラジオで今も続くロックンロールって奴
高速道路で車を飛ばしながら君の元へ行く
流れる歌、叫び声
「try try 走って行ける try try 何処までも」
今なら追える、まだ間に合うのか不安だったけど僕は走って行ける
列車に乗った君を追いかけて
「本当の声を聞かせてくれよ」

ラジオで流れてる、ロックンロールって奴
車を止めて、駅へ走る
流れてた曲、叫び声
「あれも欲しい、これも欲しい、もっともっと欲しい」
僕らの小さなアパートに残っていたのは、婚約届けと指輪
それ以外は君の跡を残さず全部消えた
「本物の夢を見るんだ」

ラジオで今終わろうとしている、ロックンロールって奴
君に言った言葉が不覚にも一緒で
「二人の距離にすき間ができて、始めて気付いた君への思い」
帰りの車の中、君がこの曲いいねって言った事を忘れない
今度二人でライブに行こうって笑いあって
「どんな形でも隣にいたいよ、もうあの頃に戻れないなら」

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