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10巻
10-2
しおりを挟む◆ ◇ ◆ ◇ ◆
時を同じくして、先日の襲撃の生々しい爪痕が未だ残るリアベルの街は、この日も街の復旧に追われていた。
ツグナたちが加勢したこともあり、この街は襲撃者である魔人の討伐に唯一成功した場所でもある。だが、その代償はあまりにも酷く、襲撃から日が経ってもなお、未だ完全な街の機能回復には至っていなかった。
朝早くから倒壊した建物の瓦礫撤去や死亡者及び行方不明者の捜索に人々が追われる中、この街のギルドの一室には窓に映る街並みを眺めるユティスがいた。
「……もう一度聞くが、本気なのか?」
そんなユティスに、背後からクロウスの声がかかる。
「えぇ。本気よ。私も今回の戦争に参加するわ」
静かに、だが力強く告げられた言葉に、ソファに腰を降ろしていたクロウスは大きなため息を吐いて言った。
「自分がギルドマスターで、ここの職員たちを守らなければならない立場だとしてもか?」
「その慎重さは相変わらずね、クロ。だけど、もう決めたもの。何と言われようと、私は参加する。貴方も理解しているはずよ? ギルドとしても、今回の戦争は今後を左右する重要なものだと。現に、神聖国にあったギルドは機能不全に陥っている。仮にイリスが王国と帝国に打ち勝つとなれば、それはギルド――ひいては冒険者という職業すら無くなる可能性があるわ。いえ……公平・中立を掲げ、種族を分け隔てることのないギルドだからこそ、あのイリスは認めないでしょうね。とすれば、何としてもそうした事態は回避しなければならない」
紡がれる言葉に、クロウスは組んでいた手に一度力を込めた後、長い息を吐いて「分かった」と了承の意を返す。
「ごめんなさいね。勝手に決めてしまって」
すまなそうに告げるユティスに、クロウスはゆっくりと首を横に振って言う。
「いや、こういう事態になるだろうとはどこかで思っていたからな。正直言えば、『あぁ、またか……』ぐらいにしか思わんさ。キミはいつもそうだったからな、ユティ」
クロウスが苦笑を浮かべて告げた呼び名に、ユティスも釣られるように小さく笑う。
「懐かしいわね。その呼び名も。あの頃は同じレギオンの仲間として大陸中を旅していたけれど、この街のギルドマスターとして腰を落ち着けてからは、とんと聞かれなくなったから……」
ふと目線を上げて遠くを見つめながら呟いたユティスに、クロウスはさらに訊ねる。
「キミが戦場に赴くことは承知したが……彼はどうするつもりなんだ?」
「……」
クロウスの問いの中に出てきた「彼」というのは、イヴォルトのことである。今では同じ屋根の下で生活を共にし、ユティスのことを「姉」と慕うイヴォルトは、血こそ繋がっていないものの、家族同然の存在と言える。また、クロウスにとっても可愛い弟のようであった。
「……悩んだけれど、イヴォルトはこの街に残ってもらうわ。いくらレベルやスキルが上がろうと、今回の戦争はさすがに荷が勝ちすぎているもの」
「それを聞いてひとまずは安心したよ。彼までも連れて行こうとするなら、意地でもやめさせていたところだからな」
「あら? 心外ね。私はそこまで鬼じゃないわよ」
クロウスの告白を軽く弄るユティス。彼女の少しおどけた表情を見ながら、クロウスはさらに問いかけた。
「それで? キミが行くことを彼には?」
「もちろん伝えてないわよ? 告げたら告げたで『ボクもついてく! 止めても無駄だからね!』なんて言いそうだしね。それに……私がいない間、イヴォルトには貴方の補佐をして欲しいから」
「――それは嘘だな」
理由を語るユティスの顔を見つめていたクロウスは、彼女が言い終わるや否や、そうはっきりと断言した。
「えっ?」
「キミは心のどこかで恐れているんだろ? 君の本当の弟――ヴォルフラムを失うことを」
「――っ!」
クロウスの指摘に、ユティスの瞳に動揺の色が浮かぶ。その変化を捉えたクロウスは、さらに言葉を重ねた。
「あれは不幸な事故だった。キミの忠告を聞かずに迷宮の奥へと進んだ彼は、モンスターハウスに閉じ込められ、命を落とした。言うなれば、今はあの時と同じ状況とも言えるだろう。キミが戦場に赴くと告げれば、何度となく忠告したとしても十中八九イヴォルトも一緒に行くと言うはずだ。そのうえであの子を失ったとすれば――今度こそ立ち直ることはできなくなる。そんな風にキミは考えた。違うかい?」
「……」
自分の心の中を見透かすようなクロウスの指摘に、ユティスは思わず口を噤んだ。その様子を眺めていたクロウスは、わずかに頭を振って言葉を紡ぐ。
「やれやれ。そんなことだろうとは思った。確かにユティの言ったように、今度の戦争はギルドにとっても負けることが許されない戦いとなるだろう。だからこそ、『万が一』のことを想定して禍根を残さないようにしてから行くのが筋というものではないのか? 戦場では何が起きるか分からない。もしキミが命を落とすようなことがあれば、今度はあの子が悲しむ」
「……耳が痛いわね」
「憎まれ口を叩かれるのはもう慣れたよ。だが、こういったことは誰かが言わなければいけないものだろ?」
「いちいち言わなくても分かっているわよ。けれど、そうね……クロの言うことも一理あるわね。一度あの子と話してみることにするわ」
「賢明な判断だね」
クロウスとの会話の後、ユティスは部屋にイヴォルトを呼び出して自分が今回の戦争に赴くこと、またクロウスとイヴォルトには街に残り守りを固めて欲しい旨を伝えた。
話を聞かされた当初は相当な反発をしていたイヴォルトだったが、結局はユティスの説得に「分かった」と渋々ながら承諾の意を示す。
「姉さん――絶対に帰ってきてよね」
悲壮感を漂わせつつも、「下手に気遣わせてはいけない」と精一杯の笑みを浮かべて送り出すイヴォルトに、ユティスは「必ず勝つ」と決意を新たにするのだった。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
そうして国家、ギルドと大きな組織が着実に準備を整える中、カリギュア大迷宮の最下層にいるツグナもまた、この先に待ち受ける戦いへの準備にとりかかかっていた。
太古より生きる始祖竜・アイオゲートの棲まう天空に浮かぶ島、天元島で、この世界の神であるディエヴスから、とあることを依頼されていたためである。
その依頼とは、千年前までこの世界を管理していた神、オルクスを倒すこと。
かつてオルクスは世界を管理することに飽き、人々を操って世界を騒乱に陥れた。そのため、他の神々によって封印されたのだ。
しかし今、ツグナと同じ日本からの転生者にして、オルクスの一部をその身に宿すイリスによって、オルクスの封印が解かれようとしている。
ツグナはオルクスの復活を阻止するべく、今回の戦争でイリスを倒そうと計画していた。
「主ぃ~、こっちは粗方終わったよ~」
ツグナの有する《創造召喚魔法》によって生み出された、錬金魔法を持つ召喚獣フランメル。彼女はブカブカの白衣の袖で片眼鏡をくいっと掛け直して、背中から生えた羽をパタパタと動かしながら主であるツグナにゆっくりと近づいていった。
「おぅ。こっちも目処はついた。それじゃ、最後の仕上げをするか」
その声にツグナは手を止めて言葉を返す。そして彼の前にやってきたフランは、携えていた袋を逆さまにして中に入っていたものを床にブチまけた。
「よくもまぁ、この短時間のうちにこれだけ作れたもんだな」
その一つを手に取ったツグナは、フランの錬金術師としての高い技量に改めて呆れにも似た言葉を掛けた。
フランがブチまけたもの。それは直径一・五セルメラほどの、淡い緑色の光を放つ宝石であった。この石はこれより製作するあるアイテムの核となるもので、名を「破轟石」という。
「へへっ。どんなもんだい! この程度の作業なら、ボクの手にかかれば大したことじゃないね」
わずかに胸を反らすフランを「はいはい」と軽く受け流しつつ、ツグナは手に持った腕輪――その台座にフランが作製したものを嵌め込んだ。
「これは一体どんな魔法道具なのですか、主?」
肩に止まった漆黒の鷹の姿をした召喚獣――コクヨウが、ツグナの手中に収まる物について訊ねる。その問いに、ツグナはコクヨウの背を撫でながら、今しがた作り上げたアイテムの名前と効果を解説していく。
「あぁ。コイツは『覚醒の腕輪』だ。効果は単純で、所持者の『限界突破』という言葉をキーに、その者の基礎能力値を約五倍にまで引き上げる」
「五倍、ですか……それは凄まじい効果ですな」
ツグナの説明に、コクヨウがわずかに驚いた声を上げる。だが、ツグナは難しい顔を浮かべながらさらに話を続けた。
「まぁな。アイテム一つで普段の何倍もの力を引き出せるんだ。冒険者から見れば垂涎のアイテムだろうさ。だが……」
言い淀んだツグナに、小首を傾げるコクヨウ。その後の言葉を傍らにいたフランが引き継ぐ。
「凄まじい効果の反面、効力が切れた際のデメリットもまた大きいんだよ。もう指一本ですら動かせなくなるんだ。それに、高レベルの人間が使用するなら、その程度の反動で済むんだけど、レベルの低い者が使用すると……身体中の骨が砕け、筋繊維が断裂して最悪死に至る危険性すらある。加えて、このアイテムは一度使用すると腕輪に嵌め込んだ宝石が砕け散る使い捨てだ」
「使い捨ての、それも使い手を選ぶアイテムですか……それで、高レベルの人間が使用した場合の効果時間は?」
「およそ三十分が限界かな」
じっと腕輪を見るフランが、顎に手を当てながら弾き出した答えを告げる。その言葉に、コクヨウはただ「たったそれだけですか……」とだけ漏らした。
これから先に待ち受ける魔人や「色持ち」たちとの戦闘において、三十分という時間はあまりにも短いものと言えよう。
また、フランの告げたデメリットを考慮すれば、通常ならば使用することは考えられない。強敵と相対した時、もし動けなかったら、即座に命を落とすからだ。
だが――
「そんなデメリットがあってもなお、このアイテムは必要になるだろう。なにせ、今回の敵には神、オルクスがいるからな。今はまだ封印されているとはいえ、いつそれが解かれるかは分からない。ベストは封印されているうちに敵を殲滅することだが……向こうもそれは重々承知しているだろう。何が起こるか分からない以上、最悪のケースを想定しておいた方がいい」
「ですな。封印されているオルクスが解き放たれれば、まず間違いなく大陸中が阿鼻叫喚の地獄と成り果てましょう。それを食い止めるためには、不本意ながらこのようなアイテムも必要なのですな」
「あぁ……そうだな」
コクヨウの言葉に、ツグナは気持ちを新たにしてアイテム製作の続きに取り組むのだった。
そして、ほどなくツグナは一定数の腕輪を製作し終えた。彼はアイテムの効果を説明した上で、それを自身を中心とするレギオン「ヴァルハラ」のメンバーや王国、帝国、さらにギルドを通じて戦争に赴く者たちに配布した。
そして、アイテムの配布が完了してから間もなく――大陸全土の行方を賭けた戦いが幕を開けたのだった。
第3話 暁鐘
イリスによる宣戦布告から一カ月後。
その日、ユスティリア王国の王城前は、東の空が白み始めた時刻にもかかわらず大勢の人で溢れかえっていた。集まった人たちは、皆が皆武装を固めている。
そう、彼らはこれから戦場へと出陣する、兵士や冒険者たちである。
やがて、赤々と燃える太陽が東の空に浮かぶ雲を赤く染め、一日の始まりを静かに告げる。それと時を同じくして、王城から鐘の音が辺り一帯に鳴り響いた。
その音に、集まった人々の顔に緊張が走る。
深呼吸をする者、手にした得物を強く握り締める者……反応は様々だが、その思いは一つに集約されている。
――必ず勝って、生きて帰ってくると。
「諸君……時は来た」
鐘の音が鳴り終わったのを見計らったように、王城の中から姿を現した獅子王ガレイドルは、拡声のアイテム越しに集まった者たちに呼びかけた。
「此度の戦いに勇気を持って我と同じ戦場に向かってくれること、誠に嬉しく思う。既に知っておるだろうが、この戦は新たに神聖国の王となった者より仕掛けられたものだ。神聖国国王――イリスは『人族至上主義』を掲げ、獣人族や魔族、妖精族などといった他種族をこの大陸より殲滅せんと『魔人』なるものを使い、攻め入っている。既に我が国のいくつかの街もヤツらに攻め落とされ、少なくない犠牲者も出ている状況だ」
ガレイドルの口から発せられた「犠牲者」という言葉に、集まった者たちの緊張がさらに高まる。彼らもまたその噂を聞き及んでいるのだろう、強い憤りの念がひしひしと感じられた。
その思いを汲み取るように、ガレイドルの口は再び開く。
「だが、我らとてただ指を咥えて黙っているわけではない。この戦においては、同じく魔人たちより襲撃を受けている帝国と足並みを揃えることと相成った。皆の中には魔族と共に戦うことを厭う者もいるだろう。だが、忘れるな。帝国にも我が国と同じように、魔人たちにより壊滅した街があり、愛する者を亡くした者がいることを。そして、神聖国の擁する魔人は生半可な覚悟では倒すことなどできぬことを」
そこまで語ったガレイドルは、一度言葉を切って集まった者たちを眼下に見る。そして、次には天に届けとばかりの声量で呼びかけた。
「勇敢なる戦士たちよ! 我に続け! 目の前に立ちはだかる敵を、障害を、その手に持つ相棒と共に斬り伏せろ! そして我と共に誓おう。この戦い――必ず勝利すると!」
「「「「おおおおおおおおおおっ!」」」」
ガレイドルの呼び声に、集まった者たちは手にした武器を掲げ、思い思いに声を張り上げる。
「……さて。では我らもまた参ろうか。血で血を洗う戦場へ」
踵を返して奥に戻ったガレイドルは、傍に控えていた第一王子のレオバルトにそう呼びかけた。声を掛けられた息子は、父親の顔を見るなり、苦笑を浮かべて話しかける。
「これから命を落とすかもしれないというのに、どことなく嬉しそうですね」
「うん? そうか? 自分では気づかなかったが……そうか。笑っておるのか……」
「えぇ」
問い返した言葉に頷くレオバルトに、一瞬困惑した様子を見せるガレイドルだったが、すぐにまた笑みを濃くする。
「これはあれだな。これほどまでの大戦を前に気が高ぶっておるのやもしれんな」
「いい加減……歳を考えてください」
つれない返事に「息子ながら辛辣だな」と思いながらも、ガレイドルは視線をレオバルトの隣へ移す。そこには壁に背を預けてガレイドルを見るツグナの姿があった。
「……まぁよい。してツグナ。帝国の方も問題はないか?」
「あぁ。たった今、向こうにいる仲間から連絡があった。どうやらあっちも準備は整ったようだな」
ガレイドルの問いかけに、ツグナは頷いて答える。彼はこの演説が始まる前、あらかじめ空間移動を可能にする召喚獣ジェスターを呼び出し、道化門を使って仲間を帝国に送り出していた。そして通信用のアイテム「星夜の腕輪」で連絡を取っていたのだ。
帝国へはツグナが事前に打ち合わせに行っている。準備が整い次第、ジェスターの「同時開門」により両国の城前に集まった者たちを、レバンティリア神聖国の首都レバノイアから南方に一キルメラほど離れた場所まで一気に移動させる手筈となっていた。
「そうか。であるならば――あとは死力を尽くすのみ。行くぞ!」
ガレイドルの言葉にツグナは頷くと、兵士たちの前と自らの横に道化門を召喚する。
ツグナの真横に現れた道化門の奥をギラギラとした眼で睨むガレイドルは、コートを翻して門を潜る。そして、力強い足取りで進む獅子王にレオバルトとツグナが続いた。
道化門を潜り抜けた先は既に敵地である。ガレイドルは視線の先に捉えたレバノイアの入り口を真正面に捉えて叫んだ。
「突撃ぃぃいいいいいいっ!」
「「「「おおおおおおおおおおっ!」」」」
彼の叫び声に、同じく門を潜り抜けてきた王国及び帝国の兵士、そしてギルドを通じて志願した冒険者が雄叫びを上げながら敵地のど真ん中を目指して駆け出す。
大地を揺らし、土煙を上げて迫る連合軍に、街の入り口からそれを眺めていたヴィオレットが呟く。
「ほぅ……これはこれは。随分と突然な団体さんのご到着ですね。準備していた甲斐があるというものです。さぁ、私の至高の作品たち。あの蛮族たちを丁重に出迎えておあげなさい」
静かに、だが見る者の背にゾッと怖気を走らせる冷たい笑みを浮かべたヴィオレットは、すっと軽く右手を上げてそれを振り下ろす。
「グルゥゥアアアアアアアアッ!」
「ゴガアアアアアアアアアアッ!」
彼女の合図で、周囲から魔人が矢継ぎ早に咆哮を上げつつ疾駆していく。その向かう先はもちろん、ガレイドル率いる連合軍だ。褐色の体躯に背中から生えた翼をはばたかせ、魔人は猛威を振るわんと襲い掛かった。
王国・帝国・ギルドの連合軍総勢およそ十五万に対し、現在レバノイアにいる魔人化した兵士は四万。これに加えて、ヴィオレットの手により魔人化させられた市民、四万五千が神聖国側の戦力となっている。
魔人化させられた市民の多くは戦力として期待できる成人の男女であり、残る老人及び子供はその全てが魔人の戦闘訓練のための練習台として無残にも命を狩られた。
そしてこの時、ヴィオレットの命により連合軍を迎え撃つ魔人は五万。残る魔人は、予備兵力として順次投入される予定になっている。
「――っ! 前方より敵影! 魔人かと思われます! その数……優に五万を超える模様!」
「なっ!? 五万だと!」
「遠見」のスキルを持つ冒険者より発せられた報告を耳にした者たちは、一様に厳しい表情を浮かべた。彼らとて今回の戦いが容易に決着のつくものとは考えてはいない。それはこれまでに魔人によって陥落した街があることからも簡単に想像できた。
それでも、想像していた以上の数に、一瞬の躊躇が生まれた。
「へっ! 上等だぁ! 五万だろうが十万だろうが、全部叩っ斬ってやる!」
そんな空気を払拭するかのように、眼前に迫る魔人の群れに向かって、レギオン「炎熱の覇者」のマスターであるリベリオスが吠える。ギラギラと燃える彼の闘志に触発され、その周囲にいた者たちも決死の覚悟を瞳の奥に宿らせながら、走るスピードをさらに上げた。
そして――
「グルアアアアアアアッ」
「はあああああっ!」
魔に喰い敗られ、異形と成り果てた者との戦いの火蓋が切られたのだった。
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❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
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