29 / 244
【黒の創造召喚師 ―Closs over the world―】
第024話 ゴミはゴミ箱へ、クズはくずカゴへ⑤
しおりを挟む
(さて……借りたかった本も借りたし、そろそろ帰るとするか)
ツグナは鞄に荷物を詰め終え、忘れ物が無いかチェックし終えると、ゆっくりと席を立った。
この日は近くにリーナやアリア、キリアもいない。彼女たちはそれぞれ部活の見学や図書室で勉強などをしているため、珍しく一人で帰ることになったのだ。
ツグナは図書室で宿題をやっていたのだが、丁度前々から読みたかった本が返却されていたため、宿題を切り上げ、家でゆっくりと読もうと教室に戻っていたのだ。
(う~む。一気読みもいいが、それだと明日は確実に寝不足になるかななぁ……)
贅沢な悩みを抱えながら、上機嫌で教室を出ようと出入り口に足を向けたツグナに、肩を激しく上下させて荒い息を吐く颯太が声をかけた。
「佐伯……継那、さん、ですね……」
名前を呼ばれたツグナは、初対面である颯太に若干訝しむ表情を見せつつも、「あぁ……そうだけど」と短く返事をする。そして返事を耳にしたその生徒は、力なくその場にへたり込んで焦燥感を露わにして呟く。
「は、早く……時間が無いんです。でないと、ソアラさん、が……」
ぐったりとその場に倒れる颯太に、ツグナは無意識のうちに鞄を放り出し、彼の下に駆け寄る。
「――っ!? お、おい! 大丈夫か!」
気を失い、言葉が返ってこない颯太に、ツグナは舌打ちしたい思いを呑み込み、急いで彼を抱えて保健室へと急行した。
「――っ!?」
「起きたか……」
ハッと目が覚めた颯太は、同時に聞こえてきたツグナの声にそちらへ顔を向ける。
「……あれから、どれくらい経ちました?」
「ざっと30分ぐらいだな」
颯太の質問に、ツグナが読んでいた本を閉じながら端的に答える。その落ち着いた様子に、颯太も抱いていた焦燥感が若干薄らぎ、「そう、ですか……」と未だ身体に残る疲労を滲ませた声音で言葉を返した。
「それで? 一体何なんだ? 俺の姿を見た途端、『時間が無い』と切羽詰まった口調で言うわ、言って満足したのかそれ以上何も告げずに気を失うわ……」
やや呆れ口調で呟くツグナに、颯太はポリポリと頬を掻きながら「すみません……」とか細い声で謝罪する。
「まぁそれは置いておくとして、だ。マジで一体何が起きたんだ? ソアラに何かあったようだが――」
ツグナがソアラの名前を出した途端、颯太の顔がサッと青褪めたものに変わる。
「そ、そうなんです! 実は――」
そうして、颯太はツグナにこれまでの経緯を話し始めた。
◆◇◆
「なるほど、だから『時間がない』か……」
ツグナが頷きながら呟いた言葉に、颯太も首を縦に振りながら返す。
「はい。ハッキリと言ってはいませんが……おそらく、九条武治はソアラさんを手に入れるつもりでしょう。もちろん、真っ当ではない手段によって、ですが」
上半身を起こして話した颯太は、掛けられた毛布を握り締めながら呟く。
「でも、警察に駆け込むという手段もあっただろ? どうしてそれをしなかった?」
ふと聞き返したツグナに、颯太は首を横に振りながら「確証はなかったですから」と切り返す。
「それに、九条がまとめるあの不良集団は、その摘発に警察自体が及び腰になってるのは公然の事実ですし。駆け込んだところで、なんのかんのと言い包められるのがオチなんです。なので、せめてもと手紙という形で警告だけはしたんですが……全く効果がないようなので」
「手紙……?」
反射的に訊ねたツグナに、颯太がこくりと頷きながら答える。
「あっ、はい。これまでの経緯と九条の表情から読み取った本気度の高さから、近いうちにソアラさんの身に何かが起きるかもしれない……という趣旨の手紙です。ただ、やはり突拍子もないことですから、読んでも気に留めることはなかったですよね、ハハッ……」
懺悔のつもりなのか、つらつらと語りながら力なく笑う颯太に、ツグナは内心「まじかあああぁぁぁ……」と盛大に後悔の言葉を吐き出した。
同時に、脳裏に「それみたことか」と意地悪く笑う彰彦と瑞基の顔が思い浮かぶ。
しかし、それもわずかな間だけだ。
「まぁ、手紙のことはこっちも真面目に捉えなかった俺の落ち度でもあるから気にするな。問題は、ソアラの方だ。ただ……」
「ただ?」
眉根を寄せて呟くツグナに、颯太は首を傾げながら反射的に訊き返す。
「あぁ、いや。八津塚――颯太でいいか?」
「えぇ、問題ないです」
「颯太は知らないだろうが、ソアラはバスケットとか水泳とか……そういった純粋なスポーツよりも空手とかボクシングとか、いわゆる格闘技っぽい系統の運動に適性がある。そんな彼女が男たちに囲まれて、大人しく従うってのが想像つかないんだよ」
難しい顔でカリカリと頭を掻きながら呟くツグナに、颯太は「そういえば……」と当時の状況を思い返しながら言葉を紡ぐ。
「確か……ソアラさんの横に、もう一人ウチの生徒がいた気がします。親し気に話していたようなので、たぶん同じクラスの子だと思いますけど」
その言葉に、ツグナは「なるほど……」とその表情が納得したものに変化する。
(おそらく、ソアラは一緒にいた子に危害が加わらないように配慮したんだろう……でなきゃ「大人しく」ついていくなんてことは有り得ないからなぁ。絶対一人で周りの男たちを容赦なくブチのめすだろうし……)
ツグナは颯太が聞けばドン引き間違いなしと思える感想を心の中に呟きつつ、仮にソアラが一人で同じ状況に陥ったケースを脳内にイメージする。
ソアラは良くも悪くも「直情径行」で、自分の思いを真っ直ぐに貫く。そして、そうした彼女の性格をよく知っているツグナだからこそ、
(絶対に隙あらば暴れてやる、自分で落とし前つけさせてやる……って思ってるだろうなぁ)
ため息交じりにそんな言葉が心中に吐露される。
「それで……一体どうしましょう?」
だが、ツグナやソアラの背景を知らない颯太は、湧き上がる焦燥を拭い切れないでいる。
「そうだな。(相手が)心配だし、俺もちょっと現場に行くとするか」
颯太とは対照的に、間延びした態度で「ちょっとそこまで買い物に」という体で返されたツグナの言葉に、それを受けた発言主はギョッと目を剥いて訊ねる。
「ほ、本気ですか? 相手はここらでも有名な不良集団ですよ? そこのヘッドは元・世界チャンピオンとも言われてますよ!?」
半ばヒステリック気味に放たれた言葉に、ツグナは怖気づくことなく、むしろケロリとした表情で言い放つ。
「うん? たかがルールありきの格闘技の世界でトップになったヤツなんだろ? しかも昔に。なら――”ルール無用”の”生死を賭けた”日常に長らく身を置いていた俺からすれば……特に怖いと感じる相手じゃないな」
ポツリと呟かれたツグナの言葉に、颯太は「へっ……?」と呆けた顔をただ浮かべるほかない。
(さぁて、と。学院のヤツらから届くウザイ手紙はゴミ箱に捨てた。今度はウチの家族に手ぇ出そうとするクズ共を――まとめてくずカゴに入れるとするかね)
颯太から事の概要を把握したツグナは、一度ぐっと背を伸ばし、首を左右に傾けながらコキコキと鳴らす。
既に西の空に浮かんでいた夕陽は沈み、辺りは夜の闇が時を経るごとに濃くなっている時間である。
「それじゃあ俺は行くから。一応怪我とかは無いようだけど……もしまだ回復しきれてないようなら、しばらく休んでいるといい。先生には伝えてあるから」
「えっ? あ、はい……」
(な、なんだ、この人……)
――笑って、る?
去り際の一瞬、ベッドにいた颯太はツグナがどこか笑っているようにも思え、彼の言葉に対して詰まらせながらも頷ことしかできなかった。
ツグナは鞄に荷物を詰め終え、忘れ物が無いかチェックし終えると、ゆっくりと席を立った。
この日は近くにリーナやアリア、キリアもいない。彼女たちはそれぞれ部活の見学や図書室で勉強などをしているため、珍しく一人で帰ることになったのだ。
ツグナは図書室で宿題をやっていたのだが、丁度前々から読みたかった本が返却されていたため、宿題を切り上げ、家でゆっくりと読もうと教室に戻っていたのだ。
(う~む。一気読みもいいが、それだと明日は確実に寝不足になるかななぁ……)
贅沢な悩みを抱えながら、上機嫌で教室を出ようと出入り口に足を向けたツグナに、肩を激しく上下させて荒い息を吐く颯太が声をかけた。
「佐伯……継那、さん、ですね……」
名前を呼ばれたツグナは、初対面である颯太に若干訝しむ表情を見せつつも、「あぁ……そうだけど」と短く返事をする。そして返事を耳にしたその生徒は、力なくその場にへたり込んで焦燥感を露わにして呟く。
「は、早く……時間が無いんです。でないと、ソアラさん、が……」
ぐったりとその場に倒れる颯太に、ツグナは無意識のうちに鞄を放り出し、彼の下に駆け寄る。
「――っ!? お、おい! 大丈夫か!」
気を失い、言葉が返ってこない颯太に、ツグナは舌打ちしたい思いを呑み込み、急いで彼を抱えて保健室へと急行した。
「――っ!?」
「起きたか……」
ハッと目が覚めた颯太は、同時に聞こえてきたツグナの声にそちらへ顔を向ける。
「……あれから、どれくらい経ちました?」
「ざっと30分ぐらいだな」
颯太の質問に、ツグナが読んでいた本を閉じながら端的に答える。その落ち着いた様子に、颯太も抱いていた焦燥感が若干薄らぎ、「そう、ですか……」と未だ身体に残る疲労を滲ませた声音で言葉を返した。
「それで? 一体何なんだ? 俺の姿を見た途端、『時間が無い』と切羽詰まった口調で言うわ、言って満足したのかそれ以上何も告げずに気を失うわ……」
やや呆れ口調で呟くツグナに、颯太はポリポリと頬を掻きながら「すみません……」とか細い声で謝罪する。
「まぁそれは置いておくとして、だ。マジで一体何が起きたんだ? ソアラに何かあったようだが――」
ツグナがソアラの名前を出した途端、颯太の顔がサッと青褪めたものに変わる。
「そ、そうなんです! 実は――」
そうして、颯太はツグナにこれまでの経緯を話し始めた。
◆◇◆
「なるほど、だから『時間がない』か……」
ツグナが頷きながら呟いた言葉に、颯太も首を縦に振りながら返す。
「はい。ハッキリと言ってはいませんが……おそらく、九条武治はソアラさんを手に入れるつもりでしょう。もちろん、真っ当ではない手段によって、ですが」
上半身を起こして話した颯太は、掛けられた毛布を握り締めながら呟く。
「でも、警察に駆け込むという手段もあっただろ? どうしてそれをしなかった?」
ふと聞き返したツグナに、颯太は首を横に振りながら「確証はなかったですから」と切り返す。
「それに、九条がまとめるあの不良集団は、その摘発に警察自体が及び腰になってるのは公然の事実ですし。駆け込んだところで、なんのかんのと言い包められるのがオチなんです。なので、せめてもと手紙という形で警告だけはしたんですが……全く効果がないようなので」
「手紙……?」
反射的に訊ねたツグナに、颯太がこくりと頷きながら答える。
「あっ、はい。これまでの経緯と九条の表情から読み取った本気度の高さから、近いうちにソアラさんの身に何かが起きるかもしれない……という趣旨の手紙です。ただ、やはり突拍子もないことですから、読んでも気に留めることはなかったですよね、ハハッ……」
懺悔のつもりなのか、つらつらと語りながら力なく笑う颯太に、ツグナは内心「まじかあああぁぁぁ……」と盛大に後悔の言葉を吐き出した。
同時に、脳裏に「それみたことか」と意地悪く笑う彰彦と瑞基の顔が思い浮かぶ。
しかし、それもわずかな間だけだ。
「まぁ、手紙のことはこっちも真面目に捉えなかった俺の落ち度でもあるから気にするな。問題は、ソアラの方だ。ただ……」
「ただ?」
眉根を寄せて呟くツグナに、颯太は首を傾げながら反射的に訊き返す。
「あぁ、いや。八津塚――颯太でいいか?」
「えぇ、問題ないです」
「颯太は知らないだろうが、ソアラはバスケットとか水泳とか……そういった純粋なスポーツよりも空手とかボクシングとか、いわゆる格闘技っぽい系統の運動に適性がある。そんな彼女が男たちに囲まれて、大人しく従うってのが想像つかないんだよ」
難しい顔でカリカリと頭を掻きながら呟くツグナに、颯太は「そういえば……」と当時の状況を思い返しながら言葉を紡ぐ。
「確か……ソアラさんの横に、もう一人ウチの生徒がいた気がします。親し気に話していたようなので、たぶん同じクラスの子だと思いますけど」
その言葉に、ツグナは「なるほど……」とその表情が納得したものに変化する。
(おそらく、ソアラは一緒にいた子に危害が加わらないように配慮したんだろう……でなきゃ「大人しく」ついていくなんてことは有り得ないからなぁ。絶対一人で周りの男たちを容赦なくブチのめすだろうし……)
ツグナは颯太が聞けばドン引き間違いなしと思える感想を心の中に呟きつつ、仮にソアラが一人で同じ状況に陥ったケースを脳内にイメージする。
ソアラは良くも悪くも「直情径行」で、自分の思いを真っ直ぐに貫く。そして、そうした彼女の性格をよく知っているツグナだからこそ、
(絶対に隙あらば暴れてやる、自分で落とし前つけさせてやる……って思ってるだろうなぁ)
ため息交じりにそんな言葉が心中に吐露される。
「それで……一体どうしましょう?」
だが、ツグナやソアラの背景を知らない颯太は、湧き上がる焦燥を拭い切れないでいる。
「そうだな。(相手が)心配だし、俺もちょっと現場に行くとするか」
颯太とは対照的に、間延びした態度で「ちょっとそこまで買い物に」という体で返されたツグナの言葉に、それを受けた発言主はギョッと目を剥いて訊ねる。
「ほ、本気ですか? 相手はここらでも有名な不良集団ですよ? そこのヘッドは元・世界チャンピオンとも言われてますよ!?」
半ばヒステリック気味に放たれた言葉に、ツグナは怖気づくことなく、むしろケロリとした表情で言い放つ。
「うん? たかがルールありきの格闘技の世界でトップになったヤツなんだろ? しかも昔に。なら――”ルール無用”の”生死を賭けた”日常に長らく身を置いていた俺からすれば……特に怖いと感じる相手じゃないな」
ポツリと呟かれたツグナの言葉に、颯太は「へっ……?」と呆けた顔をただ浮かべるほかない。
(さぁて、と。学院のヤツらから届くウザイ手紙はゴミ箱に捨てた。今度はウチの家族に手ぇ出そうとするクズ共を――まとめてくずカゴに入れるとするかね)
颯太から事の概要を把握したツグナは、一度ぐっと背を伸ばし、首を左右に傾けながらコキコキと鳴らす。
既に西の空に浮かんでいた夕陽は沈み、辺りは夜の闇が時を経るごとに濃くなっている時間である。
「それじゃあ俺は行くから。一応怪我とかは無いようだけど……もしまだ回復しきれてないようなら、しばらく休んでいるといい。先生には伝えてあるから」
「えっ? あ、はい……」
(な、なんだ、この人……)
――笑って、る?
去り際の一瞬、ベッドにいた颯太はツグナがどこか笑っているようにも思え、彼の言葉に対して詰まらせながらも頷ことしかできなかった。
0
お気に入りに追加
5,210
あなたにおすすめの小説
父が死んだのでようやく邪魔な女とその息子を処分できる
兎屋亀吉
恋愛
伯爵家の当主だった父が亡くなりました。これでようやく、父の愛妾として我が物顔で屋敷内をうろつくばい菌のような女とその息子を処分することができます。父が死ねば息子が当主になれるとでも思ったのかもしれませんが、父がいなくなった今となっては思う通りになることなど何一つありませんよ。今まで父の威を借りてさんざんいびってくれた仕返しといきましょうか。根に持つタイプの陰険女主人公。
今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
王子は婚約破棄をし、令嬢は自害したそうです。
七辻ゆゆ
ファンタジー
「アリシア・レッドライア! おまえとの婚約を破棄する!」
公爵令嬢アリシアは王子の言葉に微笑んだ。「殿下、美しい夢をありがとうございました」そして己の胸にナイフを突き立てた。
血に染まったパーティ会場は、王子にとって一生忘れられない景色となった。冤罪によって婚約者を自害させた愚王として生きていくことになる。
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
転生幼女は幸せを得る。
泡沫 ウィルベル
ファンタジー
私は死んだはずだった。だけど何故か赤ちゃんに!?
今度こそ、幸せになろうと誓ったはずなのに、求められてたのは魔法の素質がある跡取りの男の子だった。私は4歳で家を出され、森に捨てられた!?幸せなんてきっと無いんだ。そんな私に幸せをくれたのは王太子だった−−
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
ある公爵令嬢の生涯
ユウ
恋愛
伯爵令嬢のエステルには妹がいた。
妖精姫と呼ばれ両親からも愛され周りからも無条件に愛される。
婚約者までも妹に奪われ婚約者を譲るように言われてしまう。
そして最後には妹を陥れようとした罪で断罪されてしまうが…
気づくとエステルに転生していた。
再び前世繰り返すことになると思いきや。
エステルは家族を見限り自立を決意するのだが…
***
タイトルを変更しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。