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【黒の創造召喚師 ―Closs over the world―】
第009話 下準備は抜かりなく②
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その後、昼食と夕食を挟み、窓の外から見える空に星と月が見え始めた頃、ようやくツグナとディエヴスの間における話が纏った。
「よ、ようやく終わっ……た……」
「お疲れさん。やれやれ、本当に夜までかかるとはなぁ……半分冗談のつもりだったんだが」
テーブルの上にペタリと頬を付けてぐったりとするディエヴスを、首を回してコキコキと凝り固まった筋を伸ばすツグナが労う。
「あれほどの威圧を見せつけておきながら『冗談だった』って言えるなんて……本当にキミのメンタルどうなってるのさ? 転生した時もそうだったけど、キミくらいなものだよ、神様であるボクにズケズケと注文つけるのは。まぁ、おかげで話が纏ったからいいんだけど」
長い時間顔を突き合わせて話し込んだためか、ディエヴスの頭は靄がかかって身動きがとれないように動きが鈍い。時折「うぅ……うあぁ……」と怨嗟にも似た声を漏らすことからも、その疲労ぶりは窺い知れる。
「……結構長く話し込んでましたね、兄さん。結局、どうなったのでしょうか?」
ぐっと腕を伸ばして身体をほぐしていたツグナに、後ろからリーナの声が届く。
「うぁ? あぁ……結論から言えば、俺の要望はほぼ通った感じかな。まぁ、色々と条件はあるけど、みんなで行けることになったぞ」
声のした方に身体を向けたツグナは、期待と不安が入り混じる目を寄越すリーナに、端的に答える。
「そ、そうなんですね! よかった……あぁ、兄さんがかつて暮らしていた世界……どんなところなんでしょうか……」
ツグナの返答に、リーナは小躍りしそうな様子で珍しく全身で喜びを訴える。
「ほぅ……私たちも行けるのか。確かにそれは楽しみだな。異なる世界、異なる文明……ふむ、年甲斐もなくワクワクしてきたぞ」
リーナの喜びようを目にしたリリアが、柔らかな笑みを湛えながら呟く。
「ツグナのいた世界かぁ……確か、魔法がない世界なんだっけ?」
「そうみたいね。そのせいか、道具が豊富で便利なところみたいよ? 魔道具みたいなものらしいけど、どんなものなのかしらね。いまいちピンとこないわ」
続いてソアラとキリアの会話がツグナの耳に届く。彼女らは素直に喜ぶリーナとは異なり、「魔法のない世界」という言葉が引っかかっている様子だった。日常的に魔法や魔力を扱うこの世界の者からすれば、彼女たちのような反応が一般的なものだろう。
ツグナは以前に転生前の世界のことはここにいるメンバーには話してはいる。だが、単に人から聞いた時にイメージしたものと実際に自分の目で見た時の印象は異なるというのは、そう珍しいものでもない。
「ハハッ、今はまだそんなトコだろうさ。まだ向こうに行ってないんだからな。まぁ、始めは戸惑うかもしれないが、すぐに慣れるさ。俺も一緒だしな」
「そう……だよね。なら、安心かな」
ツグナの言葉に、それまで両耳をペタリと頭の上に乗せて不安な様子を見せていたソアラが、ピンと真っ直ぐにそれを立てて嬉しさを滲ませる。
「それにしても、ツグ兄が言ってた『条件』って?」
「そうね……どんなことなのか、気になるわ」
ソアラとの会話を終えたツグナに、横合いからアリアとシルヴィの声が耳に届く。
「あ~……陽も沈んだし、明日にでもしようかと思ったけど、ザッと説明するか」
「そうね、お願い」
シルヴィの言葉に頷いたツグナは、彼女が注いだ紅茶に口をつけて話し始める。
「条件ってのは、簡単に言うと『用意した家を拠点とすること』、『容姿を目立たなくすること』、『学校に通うこと』だな。まずは住むところだが、これはディエヴスの方で用意した家ってことだ。俺を含めて総勢7名の大所帯だが、なんとか確保できるみたいだ」
「ついでに言うと、それぞれの部屋も用意しておくよ。詳しくはあとでね」
ツグナの説明に、未だテーブルに頬を乗せたままのディエヴスが力の抜けた調子で補足する。
「まぁそれで、だ。次に容姿をかえてもらう」
「……容姿って、見た目ってことだよね? どうして?」
首を傾げながら訊ねるソアラに、ツグナがさらに説明を続ける。
「それは、地球には『獣人族』や『妖精族』っていう種族がいないからさ。ソアラはその耳と尻尾を隠せば大丈夫だろう。師匠とシルヴィ、キリアはその特徴的な耳を人間と同じように見せればいい。リーナとアリアは特に何もしなくて大丈夫だ……って、どうした?」
ツグナはふとわずかに不機嫌なアリアに気づき、反射的に問いかける。
「……私も容姿を変えてみたいよ、ツグ兄。みんなちょっとずつ変わるのに。なんか不公平だよ~」
アリアはムスッとわずかに頬を膨らませて不満をブチ撒ける。その横では姉のリーナが「困ったわね……」と頬に手を当てながら小さくため息を吐いている。
「不公平って……そもそもアリアは人族だろう? あまり変えるところは無いぞ?」
カクッと力が抜けそうになるのを押し留めたツグナは、駄々をこねる子どもを諭すように呟く。
「ええぇぇぇっ……でもさぁ、そうは言っても不公平じゃない? 着る物ならまだ分かるけど、顔の形が変わるほどの外見の変化って、滅多に……いや、ほぼないと言っていいほどのチャンスなんだよ!」
「いや、変わるって言っても、アイテムで偽装して見えなくするだけだぞ?」
「それでもだよ! 変わった姿も楽しみたいの! んもぅ、ツグ兄はそういう『オトメゴコロ』が分かってないなぁ~」
ツグナが「やってもあまり意味はないぞ」とオブラートに包んだ物言いでそれとなく告げるものの、アリアの気持ちは変わらないどころか、むしろツグナの方が間違っているとでも言いたげな雰囲気で力説する。
「なら、髪と瞳の色を変えるのは? キミたちはツグナの妹でしょ? それなら、その髪と瞳の色を黒もしくはそれに近い色に変わるようにするのはどうかな? 向こうでも二人はキミの妹って設定だろう? なら、似通った容姿の方がいいと思うけど?」
考えあぐねていたツグナに、横合いからディエヴスが口を挟む。
「髪と瞳の色……うん! それいいじゃん! ねぇ、お願いっ!」
飛んで来たディエヴスの提案に、アリアはパッと花が咲いたような笑みを浮かべ、パンッと両手を合わせて願い出る。
「はいはい、それくらいならお安い御用さ。変更は色くらいで基本的には変わらないからね~。ご指定の色はあるかな?」
時間を置いたからか、少しばかりいつもの調子を取り戻したディエヴスがアリアに訊ねる。
「色かぁ……なら、黒かなぁ」
「お姉さんの方もそれでいいかい?」
「えぇ、是非に」
「りょーかーい。ならその方向で準幅しとくよ」
ひらひらと手を軽く振って答えるディエヴスに、ツグナは「悪いな」と小さく感謝の言葉をかけた。
「よ、ようやく終わっ……た……」
「お疲れさん。やれやれ、本当に夜までかかるとはなぁ……半分冗談のつもりだったんだが」
テーブルの上にペタリと頬を付けてぐったりとするディエヴスを、首を回してコキコキと凝り固まった筋を伸ばすツグナが労う。
「あれほどの威圧を見せつけておきながら『冗談だった』って言えるなんて……本当にキミのメンタルどうなってるのさ? 転生した時もそうだったけど、キミくらいなものだよ、神様であるボクにズケズケと注文つけるのは。まぁ、おかげで話が纏ったからいいんだけど」
長い時間顔を突き合わせて話し込んだためか、ディエヴスの頭は靄がかかって身動きがとれないように動きが鈍い。時折「うぅ……うあぁ……」と怨嗟にも似た声を漏らすことからも、その疲労ぶりは窺い知れる。
「……結構長く話し込んでましたね、兄さん。結局、どうなったのでしょうか?」
ぐっと腕を伸ばして身体をほぐしていたツグナに、後ろからリーナの声が届く。
「うぁ? あぁ……結論から言えば、俺の要望はほぼ通った感じかな。まぁ、色々と条件はあるけど、みんなで行けることになったぞ」
声のした方に身体を向けたツグナは、期待と不安が入り混じる目を寄越すリーナに、端的に答える。
「そ、そうなんですね! よかった……あぁ、兄さんがかつて暮らしていた世界……どんなところなんでしょうか……」
ツグナの返答に、リーナは小躍りしそうな様子で珍しく全身で喜びを訴える。
「ほぅ……私たちも行けるのか。確かにそれは楽しみだな。異なる世界、異なる文明……ふむ、年甲斐もなくワクワクしてきたぞ」
リーナの喜びようを目にしたリリアが、柔らかな笑みを湛えながら呟く。
「ツグナのいた世界かぁ……確か、魔法がない世界なんだっけ?」
「そうみたいね。そのせいか、道具が豊富で便利なところみたいよ? 魔道具みたいなものらしいけど、どんなものなのかしらね。いまいちピンとこないわ」
続いてソアラとキリアの会話がツグナの耳に届く。彼女らは素直に喜ぶリーナとは異なり、「魔法のない世界」という言葉が引っかかっている様子だった。日常的に魔法や魔力を扱うこの世界の者からすれば、彼女たちのような反応が一般的なものだろう。
ツグナは以前に転生前の世界のことはここにいるメンバーには話してはいる。だが、単に人から聞いた時にイメージしたものと実際に自分の目で見た時の印象は異なるというのは、そう珍しいものでもない。
「ハハッ、今はまだそんなトコだろうさ。まだ向こうに行ってないんだからな。まぁ、始めは戸惑うかもしれないが、すぐに慣れるさ。俺も一緒だしな」
「そう……だよね。なら、安心かな」
ツグナの言葉に、それまで両耳をペタリと頭の上に乗せて不安な様子を見せていたソアラが、ピンと真っ直ぐにそれを立てて嬉しさを滲ませる。
「それにしても、ツグ兄が言ってた『条件』って?」
「そうね……どんなことなのか、気になるわ」
ソアラとの会話を終えたツグナに、横合いからアリアとシルヴィの声が耳に届く。
「あ~……陽も沈んだし、明日にでもしようかと思ったけど、ザッと説明するか」
「そうね、お願い」
シルヴィの言葉に頷いたツグナは、彼女が注いだ紅茶に口をつけて話し始める。
「条件ってのは、簡単に言うと『用意した家を拠点とすること』、『容姿を目立たなくすること』、『学校に通うこと』だな。まずは住むところだが、これはディエヴスの方で用意した家ってことだ。俺を含めて総勢7名の大所帯だが、なんとか確保できるみたいだ」
「ついでに言うと、それぞれの部屋も用意しておくよ。詳しくはあとでね」
ツグナの説明に、未だテーブルに頬を乗せたままのディエヴスが力の抜けた調子で補足する。
「まぁそれで、だ。次に容姿をかえてもらう」
「……容姿って、見た目ってことだよね? どうして?」
首を傾げながら訊ねるソアラに、ツグナがさらに説明を続ける。
「それは、地球には『獣人族』や『妖精族』っていう種族がいないからさ。ソアラはその耳と尻尾を隠せば大丈夫だろう。師匠とシルヴィ、キリアはその特徴的な耳を人間と同じように見せればいい。リーナとアリアは特に何もしなくて大丈夫だ……って、どうした?」
ツグナはふとわずかに不機嫌なアリアに気づき、反射的に問いかける。
「……私も容姿を変えてみたいよ、ツグ兄。みんなちょっとずつ変わるのに。なんか不公平だよ~」
アリアはムスッとわずかに頬を膨らませて不満をブチ撒ける。その横では姉のリーナが「困ったわね……」と頬に手を当てながら小さくため息を吐いている。
「不公平って……そもそもアリアは人族だろう? あまり変えるところは無いぞ?」
カクッと力が抜けそうになるのを押し留めたツグナは、駄々をこねる子どもを諭すように呟く。
「ええぇぇぇっ……でもさぁ、そうは言っても不公平じゃない? 着る物ならまだ分かるけど、顔の形が変わるほどの外見の変化って、滅多に……いや、ほぼないと言っていいほどのチャンスなんだよ!」
「いや、変わるって言っても、アイテムで偽装して見えなくするだけだぞ?」
「それでもだよ! 変わった姿も楽しみたいの! んもぅ、ツグ兄はそういう『オトメゴコロ』が分かってないなぁ~」
ツグナが「やってもあまり意味はないぞ」とオブラートに包んだ物言いでそれとなく告げるものの、アリアの気持ちは変わらないどころか、むしろツグナの方が間違っているとでも言いたげな雰囲気で力説する。
「なら、髪と瞳の色を変えるのは? キミたちはツグナの妹でしょ? それなら、その髪と瞳の色を黒もしくはそれに近い色に変わるようにするのはどうかな? 向こうでも二人はキミの妹って設定だろう? なら、似通った容姿の方がいいと思うけど?」
考えあぐねていたツグナに、横合いからディエヴスが口を挟む。
「髪と瞳の色……うん! それいいじゃん! ねぇ、お願いっ!」
飛んで来たディエヴスの提案に、アリアはパッと花が咲いたような笑みを浮かべ、パンッと両手を合わせて願い出る。
「はいはい、それくらいならお安い御用さ。変更は色くらいで基本的には変わらないからね~。ご指定の色はあるかな?」
時間を置いたからか、少しばかりいつもの調子を取り戻したディエヴスがアリアに訊ねる。
「色かぁ……なら、黒かなぁ」
「お姉さんの方もそれでいいかい?」
「えぇ、是非に」
「りょーかーい。ならその方向で準幅しとくよ」
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