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続編幕前話 ――Before the curtain――
《Before the curtain11》 出立
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ツグナがオーク・エンペラーを倒してから数日後。東の空に顔を出した太陽が完全にその姿を空に現した頃、狐人族の住まう里の入り口には、レイラを始めとする里の住人たちから見送られるソアラと、彼女の所属するレギオン「ヴァルハラ」の仲間たちの姿があった。
「やれやれ。あれほどの戦いから数日でここを出るとはね……私もかつては冒険者として各地を巡っていた身だけれど、もう少しゆっくりしててもいいんだよ?」
名残惜しさを含ませつつ、レイラがツグナに問いかける。
「あはは。まぁ俺もこれほどまでに歓待されるとは思ってもみませんでしたけどね……気持ちは嬉しいんですけど、やっぱりここは俺のホームじゃないですし、帰りを待ってくれてる人もいるので」
引き留めようとするレイラの言葉を、ツグナはゆっくりと頭を振りながらやんわりと断る。彼の頭の中に浮かぶのは、「魔の森」にある家で帰りを待つ師匠たち――リリアとシルヴィの顔であった。
(二人とも、一度ヘソを曲げるとなかなか機嫌を直してくれないからなぁ……)
過去、ふとした拍子にリリアとシルヴィの機嫌を損ねてしまった時のことを思い返しながら、ツグナはため息と共にそんな言葉を胸中に吐露する。
「……そう言われると、こっちとしてはこれ以上は何も言えないからねぇ。にしても、いいのかい? オーク・エンペラーの肉をウチらに振る舞うなんて。ギルドにもっていけば、それこそ高値で買取ってもらえるだろうに」
レイラは恐縮そうにツグナに訊ねる。彼女の言葉の通り、今回彼が倒したオーク・エンペラーは、オークの中でも最上位に位置する個体である。その肉である「皇帝豚肉」は、千年に一度出るか出ないかとさえ言われるほどの超高級肉である。
仮にオークションにかければ、ものの数分には一等地に家が建つほどの金額に吊り上がるのは間違いないと言える一品なのだ。
そんな超高級肉を、ツグナは惜しげもなく里の者たちや仲間たちに振舞ったのだ。そもそもの素材の良さと彼の料理スキルのレベルも相まって、食い倒れる者が続出したのはもはや笑い話にしかならないほどだ。
「いえ、いいんですよ、コレで。あの大量のオークについて、片付けるのを手伝ってもらいましたし、何より――」
一度そこで言葉を切ったツグナは、チラリとその目を横に移す。レイラも彼に倣うように目を動かすと、その視線の先には里の人たちと別れの挨拶を交わすソアラの姿があった。
「俺の大切な仲間――いえ、家族の故郷ですから」
そう零してツグナは微笑む。
「そうかいそうかい……そうまで言われたらもう私からは何も言えないよ。まぁ、あんな子でも娘は娘だ。まだまだ危なっかしいところはあるけど、宜しく頼むよ婿殿?」
「へっ――!?」
目を点にして呆けた顔をするツグナに、レイラはニヤリと意地の悪い笑みを浮かべながら言葉を続ける。
「ソアラは『家族』なのだろう? それなら、ソアラはお前さんの嫁とみるべきじゃないのかい?」
「ちょ、ちょっと――!?」
泡を食って声を上げようとするツグナに、絶妙のタイミングでさらなるレイラの言葉が重なる。
「うむ。あのオーク・エンペラーを倒すほどの腕に、料理も完璧。まぁまだまだ未熟なところはあるようだが、そこもまた一興か」
カラカラと「絶対に愉しんでるだろ!?」と突っ込みたくなる底意地の悪い笑みを見せるレイラに、ツグナは反論しようとして――不意に突き刺さる視線にゾクリと背筋が震えた。
「…………」
ギギギ、と錆びついた扉を開けるが如くぎこちない動きでゆっくりと背後へ顔を向けるとそこには……
「婿殿、ですか。兄さん? ちょっとお話が……」
「奇遇ねぇ。私もちょっと話を聞きたいことがあるのよ。サシで」
冷たい笑みを見せながら、思わず後ずさりするほどの威圧を放つリーナとキリアの姿があった。
「ねぇねぇ、ツグ兄がムコ殿とか言われてるよ。そこんとこどーなのさ? 『お嫁さん』的に」
「えっ? えへへ……どうって言われてもぉ~」
咄嗟に二人から目を離して遠巻きにこちらを眺めているアリアとソアラに助けを求めるも、アリアはキシシとからかうように笑いながら隣に立つソアラの脇腹をつんつんと突いては反応を楽しんでいる。
そして渦中のソアラは頬と耳を真っ赤に染めながら、まんざらでもなさそうな照れ笑いを見せている。
――あー、うん。だめだこりゃ。
自分の味方はここにはいないと悟ったツグナは、早々に「逃走」の二字が頭に浮かぶ。
そんなツグナや娘たちの様子を眺めていたレイラは、最後に特大級の爆弾を投げ放つ。
「そうそう。あの時の夕食の席で言うのを忘れてたんだけど、ソアラ……貴女、その『絶壁』で悩んでるでしょ」
「ハハッ、ナニヲイッテイルノカナ? 私のこれはまだ成長期だからで――」
「誤魔化さないの。もしやと思って半分カマをかけたつもりだったんだけど……その反応から察するに、図星なようだね」
「う゛っ……」
くっくっくっ、と小さく笑いながら指摘する母の言葉にソアラは思わず口を噤んで押し黙ってしまう。
「そんなに不機嫌にならないの。それで、貴女の絶壁だけど――将来的にはどうにかなるかもしれないぞ」
「っ――!? それ、本当なの!?」
思いがけない言葉に、ソアラは食い気味に訊き返す。
「まぁね。ただ、『結婚して孫の顔を見せてくれれば』という条件付きだけどね」
「へっ? それってどういう……」
「どうも何も、私がそうだったからさ。狐人族という種族の特性として、子どもがお腹にいる期間に、母親の方もその身体つきが変化するのさ。まぁ、おそらくは昔々に女性の狐人族が多く連れ去られていたことに由来しているんだろう」
「そ、そうなんだ……」
母親の言葉を受け、ソアラは一条の希望の光が差した明るい笑みを浮かべる。
「だから言っただろ? 『孫の顔を見せてくれ』って。その言葉には、貴女の悩みも案じての言葉だったのさ」
(――……絶対嘘ダロ。「悩みも案じて」いたのなら、こんな時に、わざわざ狙い澄ましたようなタイミングで言うワケないだろ)
レイラの言葉に、遠くで会話を耳にしていたツグナは、心中にそっと呟く。その予想を裏付けるように、チラリとレイラの近くに立っている夫のアノンにジト目で「本当のところはどうなんだ?」と訴えると、
――お察しの通りです。
と告げるように、静かに頷いたのだから。
ただ、いくらアノンの反応から得られたものだろうと、今のツグナにこの場の異様な空気を鎮めることはできない。
そのため――
「うん、積もる話もあるだろうし、ソアラたちは『ゆっくりと』帰ってくればいい。俺は一足先に帰っておくから」
言うや否や、ツグナは魔闘技を発動させて全速力でその場から逃げ出した。
「あっ!? ちょ、兄さん!?」
「ちょっと!? まだ話は――」
ツグナの逃走に、リーナとキリアが威圧の密度を増しながら追いかける。
「ちょ、リーナ姉っ!? 置いていかないでよっ!」
「うえ゛っ!? ま、待ってよぉ~! じゃ、じゃあね、お母さん。また落ち着いたら帰ってくるから!」
遅れてアリアが続き、最後にソアラがレイラに挨拶をして里を下りて行った。
「まったく……忙しない子たちだねぇ~」
「そう愚痴を零す割には、嬉しそうだけど?」
呆れ気味に軽いため息を吐きながら零すレイラに、隣に立ったアノンが笑いながら声をかける。
「そうかい? まぁ、いい気分転換にはなったのは確かだけどね」
そんな彼の言葉に、あくまでも「違う」と遠回し的に否定するレイラだったが、その顔に浮かんだ表情は紡いだ言葉とは真逆の感情を表していた。
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「あはは。まぁ俺もこれほどまでに歓待されるとは思ってもみませんでしたけどね……気持ちは嬉しいんですけど、やっぱりここは俺のホームじゃないですし、帰りを待ってくれてる人もいるので」
引き留めようとするレイラの言葉を、ツグナはゆっくりと頭を振りながらやんわりと断る。彼の頭の中に浮かぶのは、「魔の森」にある家で帰りを待つ師匠たち――リリアとシルヴィの顔であった。
(二人とも、一度ヘソを曲げるとなかなか機嫌を直してくれないからなぁ……)
過去、ふとした拍子にリリアとシルヴィの機嫌を損ねてしまった時のことを思い返しながら、ツグナはため息と共にそんな言葉を胸中に吐露する。
「……そう言われると、こっちとしてはこれ以上は何も言えないからねぇ。にしても、いいのかい? オーク・エンペラーの肉をウチらに振る舞うなんて。ギルドにもっていけば、それこそ高値で買取ってもらえるだろうに」
レイラは恐縮そうにツグナに訊ねる。彼女の言葉の通り、今回彼が倒したオーク・エンペラーは、オークの中でも最上位に位置する個体である。その肉である「皇帝豚肉」は、千年に一度出るか出ないかとさえ言われるほどの超高級肉である。
仮にオークションにかければ、ものの数分には一等地に家が建つほどの金額に吊り上がるのは間違いないと言える一品なのだ。
そんな超高級肉を、ツグナは惜しげもなく里の者たちや仲間たちに振舞ったのだ。そもそもの素材の良さと彼の料理スキルのレベルも相まって、食い倒れる者が続出したのはもはや笑い話にしかならないほどだ。
「いえ、いいんですよ、コレで。あの大量のオークについて、片付けるのを手伝ってもらいましたし、何より――」
一度そこで言葉を切ったツグナは、チラリとその目を横に移す。レイラも彼に倣うように目を動かすと、その視線の先には里の人たちと別れの挨拶を交わすソアラの姿があった。
「俺の大切な仲間――いえ、家族の故郷ですから」
そう零してツグナは微笑む。
「そうかいそうかい……そうまで言われたらもう私からは何も言えないよ。まぁ、あんな子でも娘は娘だ。まだまだ危なっかしいところはあるけど、宜しく頼むよ婿殿?」
「へっ――!?」
目を点にして呆けた顔をするツグナに、レイラはニヤリと意地の悪い笑みを浮かべながら言葉を続ける。
「ソアラは『家族』なのだろう? それなら、ソアラはお前さんの嫁とみるべきじゃないのかい?」
「ちょ、ちょっと――!?」
泡を食って声を上げようとするツグナに、絶妙のタイミングでさらなるレイラの言葉が重なる。
「うむ。あのオーク・エンペラーを倒すほどの腕に、料理も完璧。まぁまだまだ未熟なところはあるようだが、そこもまた一興か」
カラカラと「絶対に愉しんでるだろ!?」と突っ込みたくなる底意地の悪い笑みを見せるレイラに、ツグナは反論しようとして――不意に突き刺さる視線にゾクリと背筋が震えた。
「…………」
ギギギ、と錆びついた扉を開けるが如くぎこちない動きでゆっくりと背後へ顔を向けるとそこには……
「婿殿、ですか。兄さん? ちょっとお話が……」
「奇遇ねぇ。私もちょっと話を聞きたいことがあるのよ。サシで」
冷たい笑みを見せながら、思わず後ずさりするほどの威圧を放つリーナとキリアの姿があった。
「ねぇねぇ、ツグ兄がムコ殿とか言われてるよ。そこんとこどーなのさ? 『お嫁さん』的に」
「えっ? えへへ……どうって言われてもぉ~」
咄嗟に二人から目を離して遠巻きにこちらを眺めているアリアとソアラに助けを求めるも、アリアはキシシとからかうように笑いながら隣に立つソアラの脇腹をつんつんと突いては反応を楽しんでいる。
そして渦中のソアラは頬と耳を真っ赤に染めながら、まんざらでもなさそうな照れ笑いを見せている。
――あー、うん。だめだこりゃ。
自分の味方はここにはいないと悟ったツグナは、早々に「逃走」の二字が頭に浮かぶ。
そんなツグナや娘たちの様子を眺めていたレイラは、最後に特大級の爆弾を投げ放つ。
「そうそう。あの時の夕食の席で言うのを忘れてたんだけど、ソアラ……貴女、その『絶壁』で悩んでるでしょ」
「ハハッ、ナニヲイッテイルノカナ? 私のこれはまだ成長期だからで――」
「誤魔化さないの。もしやと思って半分カマをかけたつもりだったんだけど……その反応から察するに、図星なようだね」
「う゛っ……」
くっくっくっ、と小さく笑いながら指摘する母の言葉にソアラは思わず口を噤んで押し黙ってしまう。
「そんなに不機嫌にならないの。それで、貴女の絶壁だけど――将来的にはどうにかなるかもしれないぞ」
「っ――!? それ、本当なの!?」
思いがけない言葉に、ソアラは食い気味に訊き返す。
「まぁね。ただ、『結婚して孫の顔を見せてくれれば』という条件付きだけどね」
「へっ? それってどういう……」
「どうも何も、私がそうだったからさ。狐人族という種族の特性として、子どもがお腹にいる期間に、母親の方もその身体つきが変化するのさ。まぁ、おそらくは昔々に女性の狐人族が多く連れ去られていたことに由来しているんだろう」
「そ、そうなんだ……」
母親の言葉を受け、ソアラは一条の希望の光が差した明るい笑みを浮かべる。
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(――……絶対嘘ダロ。「悩みも案じて」いたのなら、こんな時に、わざわざ狙い澄ましたようなタイミングで言うワケないだろ)
レイラの言葉に、遠くで会話を耳にしていたツグナは、心中にそっと呟く。その予想を裏付けるように、チラリとレイラの近くに立っている夫のアノンにジト目で「本当のところはどうなんだ?」と訴えると、
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ただ、いくらアノンの反応から得られたものだろうと、今のツグナにこの場の異様な空気を鎮めることはできない。
そのため――
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「そう愚痴を零す割には、嬉しそうだけど?」
呆れ気味に軽いため息を吐きながら零すレイラに、隣に立ったアノンが笑いながら声をかける。
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