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私の名前は西木日菜子。生徒たちからはひなちゃん先生と呼ばれている。
先生?そう、私は二十歳にして一応先生と呼ばれる職についている。
なんの先生か。それはスイミングスクールです!
高校生の時に始めたスポーツクラブでのバイトでスイミングスクールの先生の補助という仕事もあってプールに入ることが毎日にようにあった。
それが実になって、卒業してからは正規雇用されて補助ではなく正式なスイミングスクールの先生となったのだった。もちろん事務仕事などもしているが、今では出勤すればその内の五時間くらいは水の中にいる。
スクールの生徒さんは主に幼児から小学生高学年あたりまで。中学生はもう選手コースになるのでそちらは専門の学校に行ったわけでもない私の手には負えないのでスクールで雇っているコーチが担当している。
まあ、言い方は悪いが子供のおけいこごと程度のスイミングなら素人半分の私でも教えられるということだ。
もちろん、日々勉強はしているし毎日何キロかは自主練習で泳いでいる。
そんな中で一番怖いのはやはり幼児コースだ。なにやるかわかったものじゃない。この間もちょっと目を離したら一人の子が隣の子を水に沈めていて青くなったものだ。
十六歳の時からずっとやってきた仕事なので今では生徒たちもかなちゃん先生と懐いてくれている。ありがたいことだ。
そんな私だが、いま、はまっているものがあった。
それがスマホゲームの「ときめきコンプレックス」、略してときコンである。
恋愛シミュレーションゲームで、最近流行りの異世界転移聖女モノである。
簡単に言うと、主人公は異世界に聖女として召喚された女の子で、王家の庇護を受けながらメインキャラたちと交流を深めていって彼らのコンプレックスになっていることを解きほぐしてやりながら好感度を上げて告白イベント、そしてエンディングへ、というまあ一般的な恋愛シミュレーションゲームだ。
そして恋愛シミュレーションゲームといえばライバルだとかお邪魔キャラがいたりすると思う。それらは最近では悪役令嬢だとか言われているが、このゲームでは男キャラが邪魔してくる。言うなら悪役令息だ。
何故男なのかというと。もちろん、そのキャラが隠し攻略キャラだからだ。
通常攻略キャラは四人いて、その四人からの告白を断って初めて悪役令息とのルートが開放される。
私はその悪役令息が一番好きだった。
ときコンの世界には人間と獣人がいて、獣人はながらく差別の対象だった。だがその差別を撤廃させたのがその悪役令息の曽祖父母であり彼はそれを誇りに思うと同時にプレッシャーとして感じていた。
自分もそれに見合うだけの功績を残さねばならない。そういう思いから焦っているのだ。
大体のルートでその焦りから彼は罪を犯し破滅に追いやられる。
彼が助かるのは彼を落とすルートのみなのだ。
はじめは普通にプレイしていた私も次第に彼の魅力に取りつかれ、気づけば攻略サイトを巡ってなんとか彼を助けようとしていた。
今は四人攻略の真っ最中でまだ彼とのルートは開けていない。
「さてと」
私は出勤準備を終えて時計を確認する。部屋を出る時間まであと三十分ほどある。
よし、今のうちに朝の日課を済ませておこう。
ベッドに座ってスマートフォンを取り出す。ときコンは時間経過で行動ポイントが回復するので朝のこの時間は全回復しているはずだ。
私は上機嫌でアプリを立ち上げた。
するとオープニングムービーが始まると思っていたらカッと画面が光ってあたりが光に包まれた。
「え?!なに?!」
ふっと足元がなくなるような感覚に包まれてぺしゃんっと尻餅をついた。
「召喚成功です!」
わあ!と当たりが歓声に包まれてはっとする。え?え?ここどこ?
手にしていたスマートフォンは無く、ベッドももちろん無い。私の部屋ですら無い。
視線の先には王座。五十代くらいのおじさんがとてもなんというか、王様っぽく王座っぽいところに座っている。そこかから伸びるレッドカーペット。その上に私はぺたんと座っていた。
そして見回すと周りにはドレスアップした殿方がたくさん。
戸惑う私の前に白い衣装の女の人が近づいてきて私をじっと見た。
そして王様っぽい人を振り返って一言。
「聖女です!成功です!」
またわっと歓声が沸く。ぱちぱちぱちと拍手が巻き起こった。
待て、この光景見たことあるぞ。
ときコン!ときコンのプロローグだ!主人公が召喚されてぽかんとしてるところ!
そりゃぽかんともしますよね!いま私絶賛ぽかん中ですもの!
「立てますか?」
声にはっとしてそちらを見上げる。
目の前にいたのは銀髪碧眼のすこぶる美形。なんていうかこの人、ゲームの一番落としやすいキャラクター、バランリード様にそっくり……コスプレのお方ですか?
「あ、あの……」
「お手を」
差し出された手に反射的に手を重ねるとぐいっと引き上げられる。おとと、と立ち上がってその人をまじまじと見つめた。
私の視線をどう思ったのか、彼はにこっと笑うとはじめまして、と言った。
「私はこの国の第一王子、バランリード・ヴィ・アステルスです。よろしくお願いします、聖女殿」
ハイ、本物ー!
「あの、聖女って……」
「あなたはこの国を救う聖女として異世界から召喚されました。どうかお力をお貸しください」
ハイ、ときコンの世界来ちゃったー!
いいの?!こんなラノベみたいなことあって良いの?!
「あの、聖女ってなにするんですか……?」
知ってるけど聞いてみる。
聖女というものはこの世界では以前は扱いが良くなかったそうだ。
それを変えたのが先代の聖女、つまり悪役令息の曽祖母だ。
神を味方につけた彼女は聖女召喚は否定しないが扱いの改善を約束させて死んでいった。神は彼女の遺言に従ってもし改善されてなかったら天罰を下すとの宣託を下したらしい。
その辺の事情は悪役令息から聞くことができるはずだ。
で、その聖女の次の代が私となるわけだ。
ゲームでは地球の知識を使って色んな発明をする、というのがメインだった。
先代の聖女がそうして帝国を富ませたのでそうやって聖女を使う方針にしたのだ。
「私たちにはない異世界の知識でこの国を豊かにしてほしいのです」
よし、光魔法を使わせようとはしてこないな、今のところだけど。
聖女だけが使えると言う光属性の魔法だが、これはどうやら命を縮めるらしい。ゲームの中でも使えるのだが、使いすぎると死亡してバッドエンドになる。
ちなみに私も最初の頃は攻略サイトも見てなかったので知らずに光魔法を使ってバッドエンドを迎えている。
「生活の保証はしてもらえますか……?」
「大丈夫ですよ。衣食住、責任を持たせて頂きます」
「私は元の世界には帰れないんですか?」
するとバランリード様は申し訳ない、と表情を曇らせた。
「元の世界に帰す方法はない。勝手を言って申し訳ないがここで生きてほしい」
今までなんとも思ってなかったけど、呼び出しておいて返せないって身勝手極まりないなと思った。
ゲームの中だからご都合主義オッケーよなんて思ってたけど自分の身に降りかかると怒りが込み上げてくる。
そして恐ろしいほどの喪失感に襲われてまたへたり込んでしまいそうになった。
そうか、私はもうあの世界には帰れないのか。
休みの少ない職場だった。それでも楽しかった。仲の良い同僚、上司、生徒たち。
親だって今頃まだ私がいなくなったなんて知らずに田舎でのんびり家庭菜園の手入れでもしているのかもしれない。
「そんな……」
じわ、と涙が滲んで両手で顔を覆う。
「聖女殿……」
バランリード様が気遣わしげな声で私を呼ぶ。
次の瞬間、私はばちんっと両頬を叩いていた。
「せ、聖女殿?」
「ヒナコです」
「は?」
「ヒナコ・ニシキ。それが私の名前です。これからよろしくお願いします」
強い視線で見上げると、彼はホッとしたように表情を緩ませて私にもう一度手を差し出してきた。
「よろしく、ヒナコ殿」
「ヒナコでいいです。畏まらないでください」
「ではヒナコ。私のこともバランと」
「よろしくお願いします、バラン」
私は彼の手を取って力強く握手を交わしたのだった。
(続く)
先生?そう、私は二十歳にして一応先生と呼ばれる職についている。
なんの先生か。それはスイミングスクールです!
高校生の時に始めたスポーツクラブでのバイトでスイミングスクールの先生の補助という仕事もあってプールに入ることが毎日にようにあった。
それが実になって、卒業してからは正規雇用されて補助ではなく正式なスイミングスクールの先生となったのだった。もちろん事務仕事などもしているが、今では出勤すればその内の五時間くらいは水の中にいる。
スクールの生徒さんは主に幼児から小学生高学年あたりまで。中学生はもう選手コースになるのでそちらは専門の学校に行ったわけでもない私の手には負えないのでスクールで雇っているコーチが担当している。
まあ、言い方は悪いが子供のおけいこごと程度のスイミングなら素人半分の私でも教えられるということだ。
もちろん、日々勉強はしているし毎日何キロかは自主練習で泳いでいる。
そんな中で一番怖いのはやはり幼児コースだ。なにやるかわかったものじゃない。この間もちょっと目を離したら一人の子が隣の子を水に沈めていて青くなったものだ。
十六歳の時からずっとやってきた仕事なので今では生徒たちもかなちゃん先生と懐いてくれている。ありがたいことだ。
そんな私だが、いま、はまっているものがあった。
それがスマホゲームの「ときめきコンプレックス」、略してときコンである。
恋愛シミュレーションゲームで、最近流行りの異世界転移聖女モノである。
簡単に言うと、主人公は異世界に聖女として召喚された女の子で、王家の庇護を受けながらメインキャラたちと交流を深めていって彼らのコンプレックスになっていることを解きほぐしてやりながら好感度を上げて告白イベント、そしてエンディングへ、というまあ一般的な恋愛シミュレーションゲームだ。
そして恋愛シミュレーションゲームといえばライバルだとかお邪魔キャラがいたりすると思う。それらは最近では悪役令嬢だとか言われているが、このゲームでは男キャラが邪魔してくる。言うなら悪役令息だ。
何故男なのかというと。もちろん、そのキャラが隠し攻略キャラだからだ。
通常攻略キャラは四人いて、その四人からの告白を断って初めて悪役令息とのルートが開放される。
私はその悪役令息が一番好きだった。
ときコンの世界には人間と獣人がいて、獣人はながらく差別の対象だった。だがその差別を撤廃させたのがその悪役令息の曽祖父母であり彼はそれを誇りに思うと同時にプレッシャーとして感じていた。
自分もそれに見合うだけの功績を残さねばならない。そういう思いから焦っているのだ。
大体のルートでその焦りから彼は罪を犯し破滅に追いやられる。
彼が助かるのは彼を落とすルートのみなのだ。
はじめは普通にプレイしていた私も次第に彼の魅力に取りつかれ、気づけば攻略サイトを巡ってなんとか彼を助けようとしていた。
今は四人攻略の真っ最中でまだ彼とのルートは開けていない。
「さてと」
私は出勤準備を終えて時計を確認する。部屋を出る時間まであと三十分ほどある。
よし、今のうちに朝の日課を済ませておこう。
ベッドに座ってスマートフォンを取り出す。ときコンは時間経過で行動ポイントが回復するので朝のこの時間は全回復しているはずだ。
私は上機嫌でアプリを立ち上げた。
するとオープニングムービーが始まると思っていたらカッと画面が光ってあたりが光に包まれた。
「え?!なに?!」
ふっと足元がなくなるような感覚に包まれてぺしゃんっと尻餅をついた。
「召喚成功です!」
わあ!と当たりが歓声に包まれてはっとする。え?え?ここどこ?
手にしていたスマートフォンは無く、ベッドももちろん無い。私の部屋ですら無い。
視線の先には王座。五十代くらいのおじさんがとてもなんというか、王様っぽく王座っぽいところに座っている。そこかから伸びるレッドカーペット。その上に私はぺたんと座っていた。
そして見回すと周りにはドレスアップした殿方がたくさん。
戸惑う私の前に白い衣装の女の人が近づいてきて私をじっと見た。
そして王様っぽい人を振り返って一言。
「聖女です!成功です!」
またわっと歓声が沸く。ぱちぱちぱちと拍手が巻き起こった。
待て、この光景見たことあるぞ。
ときコン!ときコンのプロローグだ!主人公が召喚されてぽかんとしてるところ!
そりゃぽかんともしますよね!いま私絶賛ぽかん中ですもの!
「立てますか?」
声にはっとしてそちらを見上げる。
目の前にいたのは銀髪碧眼のすこぶる美形。なんていうかこの人、ゲームの一番落としやすいキャラクター、バランリード様にそっくり……コスプレのお方ですか?
「あ、あの……」
「お手を」
差し出された手に反射的に手を重ねるとぐいっと引き上げられる。おとと、と立ち上がってその人をまじまじと見つめた。
私の視線をどう思ったのか、彼はにこっと笑うとはじめまして、と言った。
「私はこの国の第一王子、バランリード・ヴィ・アステルスです。よろしくお願いします、聖女殿」
ハイ、本物ー!
「あの、聖女って……」
「あなたはこの国を救う聖女として異世界から召喚されました。どうかお力をお貸しください」
ハイ、ときコンの世界来ちゃったー!
いいの?!こんなラノベみたいなことあって良いの?!
「あの、聖女ってなにするんですか……?」
知ってるけど聞いてみる。
聖女というものはこの世界では以前は扱いが良くなかったそうだ。
それを変えたのが先代の聖女、つまり悪役令息の曽祖母だ。
神を味方につけた彼女は聖女召喚は否定しないが扱いの改善を約束させて死んでいった。神は彼女の遺言に従ってもし改善されてなかったら天罰を下すとの宣託を下したらしい。
その辺の事情は悪役令息から聞くことができるはずだ。
で、その聖女の次の代が私となるわけだ。
ゲームでは地球の知識を使って色んな発明をする、というのがメインだった。
先代の聖女がそうして帝国を富ませたのでそうやって聖女を使う方針にしたのだ。
「私たちにはない異世界の知識でこの国を豊かにしてほしいのです」
よし、光魔法を使わせようとはしてこないな、今のところだけど。
聖女だけが使えると言う光属性の魔法だが、これはどうやら命を縮めるらしい。ゲームの中でも使えるのだが、使いすぎると死亡してバッドエンドになる。
ちなみに私も最初の頃は攻略サイトも見てなかったので知らずに光魔法を使ってバッドエンドを迎えている。
「生活の保証はしてもらえますか……?」
「大丈夫ですよ。衣食住、責任を持たせて頂きます」
「私は元の世界には帰れないんですか?」
するとバランリード様は申し訳ない、と表情を曇らせた。
「元の世界に帰す方法はない。勝手を言って申し訳ないがここで生きてほしい」
今までなんとも思ってなかったけど、呼び出しておいて返せないって身勝手極まりないなと思った。
ゲームの中だからご都合主義オッケーよなんて思ってたけど自分の身に降りかかると怒りが込み上げてくる。
そして恐ろしいほどの喪失感に襲われてまたへたり込んでしまいそうになった。
そうか、私はもうあの世界には帰れないのか。
休みの少ない職場だった。それでも楽しかった。仲の良い同僚、上司、生徒たち。
親だって今頃まだ私がいなくなったなんて知らずに田舎でのんびり家庭菜園の手入れでもしているのかもしれない。
「そんな……」
じわ、と涙が滲んで両手で顔を覆う。
「聖女殿……」
バランリード様が気遣わしげな声で私を呼ぶ。
次の瞬間、私はばちんっと両頬を叩いていた。
「せ、聖女殿?」
「ヒナコです」
「は?」
「ヒナコ・ニシキ。それが私の名前です。これからよろしくお願いします」
強い視線で見上げると、彼はホッとしたように表情を緩ませて私にもう一度手を差し出してきた。
「よろしく、ヒナコ殿」
「ヒナコでいいです。畏まらないでください」
「ではヒナコ。私のこともバランと」
「よろしくお願いします、バラン」
私は彼の手を取って力強く握手を交わしたのだった。
(続く)
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