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第二部
08
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翌日、私は教会でお祈りを捧げた。今日のお供え物はオレンジのたっぷり乗ったショコラケーキだ。
「会えたみたいだね」
パルデレに便宜を図ることが今回のミッションですか?
「まあそれもいいし普通に仲良くしてもいいし。きみはこちらの世界で友だちを作っていないだろう。だからそういうのを作ったほうが良いと思ってね」
神様って友達の斡旋もしてくれるんですね。
「きみだけだよ」
勘違いしそうになるので甘い声で言うの止めてくれます?
「ふはっ、簡単には落ちないか」
私は……。
「おや、いつものように言わないのかい?アデンミリヤムがいます、って」
……意地悪ですね。
「たまにはね。これでもきみには優しくしてるんだよ」
わかってます。ありがたいです。
「今日は素直だね」
はい。それで、王は私の言う事を聞いてくれると思いますか。
「まあそもそもの製造権がきみにあるからね。きみが良いと言うならあちらも強くは反対できないだろうて」
それで、今日これからパルデレと一緒にアデミル様のところに行くつもりなんですがなにかアドバイスをください。
「特にない」
ちぇ。
「まあ、健闘を祈るよ」
ふっと体が軽くなる。神様が去っていった証だ。
私は祈祷室を出て時間を確認してから待ち合わせのカフェに向かった。
するとカフェの前にはもうパルデレが待っていた。
「待たせた?ごめん」
「いや、いま来たところ。で、どこ連れてってくれるん?」
「うふふ。行ってのお楽しみよ」
馬車乗り場で馬車に乗ってそこへ行く。もう見慣れた風景だ。
「ここって」
馬車を降りてパルデレが目を見開いた。
慌てて駆けつけたフットマンのマグリットとベアノアが驚いた顔で門を開けた。
「奥様!」
「おくさまぁ?!」
パルデレが素っ頓狂な声を上げる。
「今日はアデミル様に用があって来ました。待ちますので時間の開くときに少し会ってください」
応接室に通されてパルデレがひそひそと話しかけてくる。
「なん、自分辺境伯夫人なん」
「まあ、一応」
「一応ってなんなん」
「ちょっと訳あっていま家出中なの」
「辺境伯夫人が家出ってどういう状況やねん」
顔を寄せ合ってひそひそと話しているとアデミル様がやってきた。仕事を邪魔したからだろうか、とても不機嫌そうな顔をしている。
私はパルデレを紹介して下着の件を話した。
「で、その男の身分を証明できるものはあるのか。こちらとしても誰だかわからない男に証書を発行する訳にはいかない」
普段にはない、尊大な物言いにやっぱり怒ってるのかな、と思う。
パルデレが入国証と身分証明証を差し出す。アデミル様はそれを手に取ってじろじろと見た後、偽造品ではないようだな、と呟いた。
「良いだろう、申請書を出そう。返事が来たら滞在先の宿屋に連絡する」
「ありがとうございます!」
パルデレはがばっと頭を下げた後、私に向かってニカッと笑って手を上げた。
それの意図を察した私はぱんっと手を重ねて叩いた。
「ありがとな、シオリ!」
「パルデレの運が良かったんだよ」
手をつなぎ合って喜ぶと、ごほん、とアデミル様が咳払いした。
私がその意図に気づかずきょとんと彼を見ると、パルデレがすっと手を離してまあとにかく、と頭をまた下げた。
「よろしゅうたのんます」
「ひとつ、条件がある」
「条件?」
アデミル様は私を見るとシオリ、と切なげな声で語りかけてきた。
「きみが帰ってきてくれるなら、手紙を出そう」
かちんときた。この場に私とアデミル様の私的なことを持ち出したことが気に入らなかった。
「それはいま、関係ありますか」
「それは……」
強い語調で反論されたのが予想外だったのか、戸惑った声が帰ってきた。
「私とあなたの関係は、パルデレの商談になにか関係はありますか?」
「それは、ないが……」
「ではいまここでその話を出すのは卑怯ではありませんか」
「……」
「……では、手紙の件、お願いします」
私はパルデレを伴って屋敷を後にした。
「辺境伯はなにしたん」
家に招待するとミミアがお茶を出してくれて彼女は家事に戻っていった。
「聞いてくれる?長い話になるんだけど」
そうして私は自分が聖女であることからすべてを彼に話した。
「はーあ、そんなこともあるんやなあ」
パルデレは目を丸くして紅茶をすすっていた。
「要はさ、辺境伯は不安なんよ」
「なんでよ。毎日あんなに愛してるって伝えてきたのに」
「愛情の過剰摂取やな。薬物みたいに中毒になって少し足りないだけでよけいに欲しなる。常に確認していないと不安になる」
「私が悪かったの……?」
「うーん、こういうんってどっちが悪いとかやなくてさ、結局は与え続けていくしかないんよな」
「与え続ける……」
「そう。愛情なんてもんはどれだけでも欲しいねん。そんで一度十与えられたらもう十かそれ以上でしか満足できんのよ。少しでも減らされたら不安になるねん」
「でも減らした覚えは……」
「シオリはさ、辺境伯が人間のときはあんま褒めたりせんようにしてたんやろ?それが不安につながったんやないかな」
「でも褒めると拗ねるんだよ?」
「本当は嬉しかったんやないかな。でもはじめのときに拗ねてみせた手前拗ね続けないといけない。葛藤したと思うで?」
「そんなこと、言ってくれなきゃわからないわ」
「そりゃあ男としてのプライドとかあるやろ。ただでさえ君と辺境伯は年が離れている。気にするなって言われたって気にするさ」
私はそういうものなのかなあと思いながら、それならもう許してあげても良いかもしれない、とも思う。
「辺境伯は君にべた惚れって感じだし戻ってあげたら?」
「……うん」
私はミミアを呼びつけると彼女に屋敷に行ってもらって帰ってもいいか聞いてきてくれるように頼んだ。
ミミアははい!と喜んで馬車乗り場へと向かったのだった。
(続く)
「会えたみたいだね」
パルデレに便宜を図ることが今回のミッションですか?
「まあそれもいいし普通に仲良くしてもいいし。きみはこちらの世界で友だちを作っていないだろう。だからそういうのを作ったほうが良いと思ってね」
神様って友達の斡旋もしてくれるんですね。
「きみだけだよ」
勘違いしそうになるので甘い声で言うの止めてくれます?
「ふはっ、簡単には落ちないか」
私は……。
「おや、いつものように言わないのかい?アデンミリヤムがいます、って」
……意地悪ですね。
「たまにはね。これでもきみには優しくしてるんだよ」
わかってます。ありがたいです。
「今日は素直だね」
はい。それで、王は私の言う事を聞いてくれると思いますか。
「まあそもそもの製造権がきみにあるからね。きみが良いと言うならあちらも強くは反対できないだろうて」
それで、今日これからパルデレと一緒にアデミル様のところに行くつもりなんですがなにかアドバイスをください。
「特にない」
ちぇ。
「まあ、健闘を祈るよ」
ふっと体が軽くなる。神様が去っていった証だ。
私は祈祷室を出て時間を確認してから待ち合わせのカフェに向かった。
するとカフェの前にはもうパルデレが待っていた。
「待たせた?ごめん」
「いや、いま来たところ。で、どこ連れてってくれるん?」
「うふふ。行ってのお楽しみよ」
馬車乗り場で馬車に乗ってそこへ行く。もう見慣れた風景だ。
「ここって」
馬車を降りてパルデレが目を見開いた。
慌てて駆けつけたフットマンのマグリットとベアノアが驚いた顔で門を開けた。
「奥様!」
「おくさまぁ?!」
パルデレが素っ頓狂な声を上げる。
「今日はアデミル様に用があって来ました。待ちますので時間の開くときに少し会ってください」
応接室に通されてパルデレがひそひそと話しかけてくる。
「なん、自分辺境伯夫人なん」
「まあ、一応」
「一応ってなんなん」
「ちょっと訳あっていま家出中なの」
「辺境伯夫人が家出ってどういう状況やねん」
顔を寄せ合ってひそひそと話しているとアデミル様がやってきた。仕事を邪魔したからだろうか、とても不機嫌そうな顔をしている。
私はパルデレを紹介して下着の件を話した。
「で、その男の身分を証明できるものはあるのか。こちらとしても誰だかわからない男に証書を発行する訳にはいかない」
普段にはない、尊大な物言いにやっぱり怒ってるのかな、と思う。
パルデレが入国証と身分証明証を差し出す。アデミル様はそれを手に取ってじろじろと見た後、偽造品ではないようだな、と呟いた。
「良いだろう、申請書を出そう。返事が来たら滞在先の宿屋に連絡する」
「ありがとうございます!」
パルデレはがばっと頭を下げた後、私に向かってニカッと笑って手を上げた。
それの意図を察した私はぱんっと手を重ねて叩いた。
「ありがとな、シオリ!」
「パルデレの運が良かったんだよ」
手をつなぎ合って喜ぶと、ごほん、とアデミル様が咳払いした。
私がその意図に気づかずきょとんと彼を見ると、パルデレがすっと手を離してまあとにかく、と頭をまた下げた。
「よろしゅうたのんます」
「ひとつ、条件がある」
「条件?」
アデミル様は私を見るとシオリ、と切なげな声で語りかけてきた。
「きみが帰ってきてくれるなら、手紙を出そう」
かちんときた。この場に私とアデミル様の私的なことを持ち出したことが気に入らなかった。
「それはいま、関係ありますか」
「それは……」
強い語調で反論されたのが予想外だったのか、戸惑った声が帰ってきた。
「私とあなたの関係は、パルデレの商談になにか関係はありますか?」
「それは、ないが……」
「ではいまここでその話を出すのは卑怯ではありませんか」
「……」
「……では、手紙の件、お願いします」
私はパルデレを伴って屋敷を後にした。
「辺境伯はなにしたん」
家に招待するとミミアがお茶を出してくれて彼女は家事に戻っていった。
「聞いてくれる?長い話になるんだけど」
そうして私は自分が聖女であることからすべてを彼に話した。
「はーあ、そんなこともあるんやなあ」
パルデレは目を丸くして紅茶をすすっていた。
「要はさ、辺境伯は不安なんよ」
「なんでよ。毎日あんなに愛してるって伝えてきたのに」
「愛情の過剰摂取やな。薬物みたいに中毒になって少し足りないだけでよけいに欲しなる。常に確認していないと不安になる」
「私が悪かったの……?」
「うーん、こういうんってどっちが悪いとかやなくてさ、結局は与え続けていくしかないんよな」
「与え続ける……」
「そう。愛情なんてもんはどれだけでも欲しいねん。そんで一度十与えられたらもう十かそれ以上でしか満足できんのよ。少しでも減らされたら不安になるねん」
「でも減らした覚えは……」
「シオリはさ、辺境伯が人間のときはあんま褒めたりせんようにしてたんやろ?それが不安につながったんやないかな」
「でも褒めると拗ねるんだよ?」
「本当は嬉しかったんやないかな。でもはじめのときに拗ねてみせた手前拗ね続けないといけない。葛藤したと思うで?」
「そんなこと、言ってくれなきゃわからないわ」
「そりゃあ男としてのプライドとかあるやろ。ただでさえ君と辺境伯は年が離れている。気にするなって言われたって気にするさ」
私はそういうものなのかなあと思いながら、それならもう許してあげても良いかもしれない、とも思う。
「辺境伯は君にべた惚れって感じだし戻ってあげたら?」
「……うん」
私はミミアを呼びつけると彼女に屋敷に行ってもらって帰ってもいいか聞いてきてくれるように頼んだ。
ミミアははい!と喜んで馬車乗り場へと向かったのだった。
(続く)
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