60 / 60
エピローグ:そしてお姉様へのざまぁは成功した。
しおりを挟む
「お姉様!!」
「イエルノ……」
――お姉様は、ざまぁが行われてから変わった。
あのざまぁの衝撃で、お姉様は私の声を聞くようになった。そして今までの行動を振り返るようになった。正気に戻ったと言えるのかもしれない。それだけお姉様にとっては、あのざまぁという催しは衝撃で、加えてそれを行ったのが私であったことが衝撃だったのだと思う。
お姉様の戸惑いは強い。
お姉様は、この現実を受け入れて、まだまだ混乱の最中にいると言えるだろう。
学園を卒業したお姉様は、社交界デビューをするまでの間、私と一緒に沢山のお話をしてくれる。お姉様は、乙女げぇむの世界を信じ切ってしまっていたから、学園生活で将来のために有益となるような絆を結んでも来なかった。
学園生活を六年も送っていたので、何の交流もないわけではないけれど……学園生活後半のお姉様の言動から、同じ学園の生徒たちの間でのお姉様の評価はマイナスなものが多い。あのざまぁの催しに参加してくれていた人たちは、そうではないけれど……。
お姉様はあれだけのざまぁを与えなければ、こんな風にはならなかっただろう――とそんな風に自分でも言っていた。デル兄様のことも説明したら、今のお姉様は、ちゃんと受け入れてくれた。
ちなみにデル兄様とヒーナの仲はちゃんと上手く行ったとの報告を受けた。お姉様はデル兄様とも――ちゃんと向き合ってくれた。デル兄様はそれに嬉しそうに笑っていた。
――もっとはやく、お姉様がちゃんとデル兄様を見ていたらまた違った未来になっていたかもしれない。そうも思ったけれど、お姉様とデル兄様が仲が良い幼馴染としてでも笑ってくれることが嬉しかった。
「お姉様、あのね――」
私は学園で起こったことを沢山お姉様に語り掛ける。
――今まではただ一方的だった。お姉様は私の話を聞いていなくて、お姉様は私を見ていなかった。
だけど、今は違う。
「ふふ、そうなのね」
お姉様は優しく、美しく笑ってくれる。
ちゃんと、私の事を見て――、私の言葉に頷いてくれる。
そんなどうしようもないほどの日常が、私にとっては愛おしくて、嬉しかった。
お姉様は十年も”イエルノ・カプラッド”という乙女げぇむの幻想を追い求めて、”私”を見てこなかった。私との接し方に戸惑いもあるようだった。それでも――その優しい笑みも、優しく頭を撫でてくれる手も――、昔と同じだった。
昔、私がお姉様に出来事を話した時、お姉様は私に笑いかけてくれた。
昔、怖い夢を見た時、お姉様は私を撫でてくれた。
その笑みが、その手が、――かえってきた。私に今、向けられている。
お姉様は十年もの間、乙女げぇむの世界を信じ切っていた。そしてそんなお姉様に対して、私は純粋に慕う気持ちではなく大嫌いというそういう感情も芽生えた。
お姉様と私の関係は、確かに前とは違う。
けれど――、前との共通点も見つけられる。お父様も家に仕える者たちも、お姉様と私が仲良く話しているのを見て嬉しそうに微笑んでいる。
ウーログだけは……良かったねと笑いながらも私がお姉様のことばかり話しててちょっと面白くなさそうだけど。
ラス兄様は変わったお姉様との関係に戸惑っているようだった。――ラス兄様にとっては今までのお姉様がお姉様だっただろうから、それも仕方がないと思う。それでもお姉様とラス兄様は少しずつ仲良くなっていて、私は嬉しかった。
「ねぇ、お姉様」
「なぁに、イエルノ」
「私、お姉様とこうしてお話が出来て幸せだわ。お姉様、これからも沢山私はお姉様にお話をするから、ちゃんと聞いてね」
「ええ。もちろんよ。イエルノ。私の話も聞いてね。私、悩みがいっぱいあるから」
「もちろんよ。お姉様、沢山、話して」
お姉様が私の姿を、私自身をちゃんとその瞳に映している。
お姉様が私の言葉に、反応して、優しく笑ってくれている。
あきらめなくて良かった。お姉様がざまぁをしても私を見てくれないのではないかって怖がって行動しないという選択をしなくて良かった。
お姉様が私の傍に居て、私の事を見ている。
たったそれだけが私が望んでいた世界だから。
――これからの世界は、お姉様と一緒に。今まで語り合えなかった分、お姉様に沢山の話を語り掛けよう。そして私もお姉様の言葉を聞いて、言葉を紡ごう。
――お姉様へのざまぁが成功したからこそ、この未来をつかみ取る事が出来たのだ。
成功しなかった未来のことなどもう考えない。もう……お姉様はちゃんと私を見て、私の言葉を聞いてくれているから。
私は大好きなお姉様をざまぁする。――その先に手に入れたのは、大好きなお姉様の優しい笑みと、優しい手だ。
end
「イエルノ……」
――お姉様は、ざまぁが行われてから変わった。
あのざまぁの衝撃で、お姉様は私の声を聞くようになった。そして今までの行動を振り返るようになった。正気に戻ったと言えるのかもしれない。それだけお姉様にとっては、あのざまぁという催しは衝撃で、加えてそれを行ったのが私であったことが衝撃だったのだと思う。
お姉様の戸惑いは強い。
お姉様は、この現実を受け入れて、まだまだ混乱の最中にいると言えるだろう。
学園を卒業したお姉様は、社交界デビューをするまでの間、私と一緒に沢山のお話をしてくれる。お姉様は、乙女げぇむの世界を信じ切ってしまっていたから、学園生活で将来のために有益となるような絆を結んでも来なかった。
学園生活を六年も送っていたので、何の交流もないわけではないけれど……学園生活後半のお姉様の言動から、同じ学園の生徒たちの間でのお姉様の評価はマイナスなものが多い。あのざまぁの催しに参加してくれていた人たちは、そうではないけれど……。
お姉様はあれだけのざまぁを与えなければ、こんな風にはならなかっただろう――とそんな風に自分でも言っていた。デル兄様のことも説明したら、今のお姉様は、ちゃんと受け入れてくれた。
ちなみにデル兄様とヒーナの仲はちゃんと上手く行ったとの報告を受けた。お姉様はデル兄様とも――ちゃんと向き合ってくれた。デル兄様はそれに嬉しそうに笑っていた。
――もっとはやく、お姉様がちゃんとデル兄様を見ていたらまた違った未来になっていたかもしれない。そうも思ったけれど、お姉様とデル兄様が仲が良い幼馴染としてでも笑ってくれることが嬉しかった。
「お姉様、あのね――」
私は学園で起こったことを沢山お姉様に語り掛ける。
――今まではただ一方的だった。お姉様は私の話を聞いていなくて、お姉様は私を見ていなかった。
だけど、今は違う。
「ふふ、そうなのね」
お姉様は優しく、美しく笑ってくれる。
ちゃんと、私の事を見て――、私の言葉に頷いてくれる。
そんなどうしようもないほどの日常が、私にとっては愛おしくて、嬉しかった。
お姉様は十年も”イエルノ・カプラッド”という乙女げぇむの幻想を追い求めて、”私”を見てこなかった。私との接し方に戸惑いもあるようだった。それでも――その優しい笑みも、優しく頭を撫でてくれる手も――、昔と同じだった。
昔、私がお姉様に出来事を話した時、お姉様は私に笑いかけてくれた。
昔、怖い夢を見た時、お姉様は私を撫でてくれた。
その笑みが、その手が、――かえってきた。私に今、向けられている。
お姉様は十年もの間、乙女げぇむの世界を信じ切っていた。そしてそんなお姉様に対して、私は純粋に慕う気持ちではなく大嫌いというそういう感情も芽生えた。
お姉様と私の関係は、確かに前とは違う。
けれど――、前との共通点も見つけられる。お父様も家に仕える者たちも、お姉様と私が仲良く話しているのを見て嬉しそうに微笑んでいる。
ウーログだけは……良かったねと笑いながらも私がお姉様のことばかり話しててちょっと面白くなさそうだけど。
ラス兄様は変わったお姉様との関係に戸惑っているようだった。――ラス兄様にとっては今までのお姉様がお姉様だっただろうから、それも仕方がないと思う。それでもお姉様とラス兄様は少しずつ仲良くなっていて、私は嬉しかった。
「ねぇ、お姉様」
「なぁに、イエルノ」
「私、お姉様とこうしてお話が出来て幸せだわ。お姉様、これからも沢山私はお姉様にお話をするから、ちゃんと聞いてね」
「ええ。もちろんよ。イエルノ。私の話も聞いてね。私、悩みがいっぱいあるから」
「もちろんよ。お姉様、沢山、話して」
お姉様が私の姿を、私自身をちゃんとその瞳に映している。
お姉様が私の言葉に、反応して、優しく笑ってくれている。
あきらめなくて良かった。お姉様がざまぁをしても私を見てくれないのではないかって怖がって行動しないという選択をしなくて良かった。
お姉様が私の傍に居て、私の事を見ている。
たったそれだけが私が望んでいた世界だから。
――これからの世界は、お姉様と一緒に。今まで語り合えなかった分、お姉様に沢山の話を語り掛けよう。そして私もお姉様の言葉を聞いて、言葉を紡ごう。
――お姉様へのざまぁが成功したからこそ、この未来をつかみ取る事が出来たのだ。
成功しなかった未来のことなどもう考えない。もう……お姉様はちゃんと私を見て、私の言葉を聞いてくれているから。
私は大好きなお姉様をざまぁする。――その先に手に入れたのは、大好きなお姉様の優しい笑みと、優しい手だ。
end
10
お気に入りに追加
270
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(7件)
あなたにおすすめの小説
私達、政略結婚ですから。
黎
恋愛
オルヒデーエは、来月ザイデルバスト王子との結婚を控えていた。しかし2年前に王宮に来て以来、王子とはろくに会わず話もしない。一方で1年前現れたレディ・トゥルペは、王子に指輪を贈られ、二人きりで会ってもいる。王子に自分達の関係性を問いただすも「政略結婚だが」と知らん顔、レディ・トゥルペも、オルヒデーエに向かって「政略結婚ですから」としたり顔。半年前からは、レディ・トゥルペに数々の嫌がらせをしたという噂まで流れていた。
それが罪状として読み上げられる中、オルヒデーエは王子との数少ない思い出を振り返り、その処断を待つ。
【完結】家族にサヨナラ。皆様ゴキゲンヨウ。
くま
恋愛
「すまない、アデライトを愛してしまった」
「ソフィア、私の事許してくれるわよね?」
いきなり婚約破棄をする婚約者と、それが当たり前だと言い張る姉。そしてその事を家族は姉達を責めない。
「病弱なアデライトに譲ってあげなさい」と……
私は昔から家族からは二番目扱いをされていた。いや、二番目どころでもなかった。私だって、兄や姉、妹達のように愛されたかった……だけど、いつも優先されるのは他のキョウダイばかり……我慢ばかりの毎日。
「マカロン家の長男であり次期当主のジェイコブをきちんと、敬い立てなさい」
「はい、お父様、お母様」
「長女のアデライトは体が弱いのですよ。ソフィア、貴女がきちんと長女の代わりに動くのですよ」
「……はい」
「妹のアメリーはまだ幼い。お前は我慢しなさい。下の子を面倒見るのは当然なのだから」
「はい、わかりました」
パーティー、私の誕生日、どれも私だけのなんてなかった。親はいつも私以外のキョウダイばかり、
兄も姉や妹ばかり構ってばかり。姉は病弱だからと言い私に八つ当たりするばかり。妹は我儘放題。
誰も私の言葉を聞いてくれない。
誰も私を見てくれない。
そして婚約者だったオスカー様もその一人だ。病弱な姉を守ってあげたいと婚約破棄してすぐに姉と婚約をした。家族は姉を祝福していた。私に一言も…慰めもせず。
ある日、熱にうなされ誰もお見舞いにきてくれなかった時、前世を思い出す。前世の私は家族と仲良くもしており、色々と明るい性格の持ち主さん。
「……なんか、馬鹿みたいだわ!」
もう、我慢もやめよう!家族の前で良い子になるのはもうやめる!
ふるゆわ設定です。
※家族という呪縛から解き放たれ自分自身を見つめ、好きな事を見つけだすソフィアを応援して下さい!
※ざまあ話とか読むのは好きだけど書くとなると難しいので…読者様が望むような結末に納得いかないかもしれません。🙇♀️でも頑張るます。それでもよければ、どうぞ!
追加文
番外編も現在進行中です。こちらはまた別な主人公です。
辺境伯令嬢は婚約破棄されたようです
くまのこ
ファンタジー
身に覚えのない罪を着せられ、王子から婚約破棄された辺境伯令嬢は……
※息抜きに書いてみたものです※
※この作品は「ノベルアッププラス」様、「カクヨム」様、「小説家になろう」様にも掲載しています※
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
甘やかされて育ってきた妹に、王妃なんて務まる訳がないではありませんか。
木山楽斗
恋愛
侯爵令嬢であるラフェリアは、実家との折り合いが悪く、王城でメイドとして働いていた。
そんな彼女は優秀な働きが認められて、第一王子と婚約することになった。
しかしその婚約は、すぐに破談となる。
ラフェリアの妹であるメレティアが、王子を懐柔したのだ。
メレティアは次期王妃となることを喜び、ラフェリアの不幸を嘲笑っていた。
ただ、ラフェリアはわかっていた。甘やかされて育ってきたわがまま妹に、王妃という責任ある役目は務まらないということを。
その兆候は、すぐに表れた。以前にも増して横暴な振る舞いをするようになったメレティアは、様々な者達から反感を買っていたのだ。
いっとう愚かで、惨めで、哀れな末路を辿るはずだった令嬢の矜持
空月
ファンタジー
古くからの名家、貴き血を継ぐローゼンベルグ家――その末子、一人娘として生まれたカトレア・ローゼンベルグは、幼い頃からの婚約者に婚約破棄され、遠方の別荘へと療養の名目で送られた。
その道中に惨めに死ぬはずだった未来を、突然現れた『バグ』によって回避して、ただの『カトレア』として生きていく話。
※悪役令嬢で婚約破棄物ですが、ざまぁもスッキリもありません。
※以前投稿していた「いっとう愚かで惨めで哀れだった令嬢の果て」改稿版です。文章量が1.5倍くらいに増えています。
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました
結城芙由奈@12/27電子書籍配信
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】
私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。
2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます
*「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
※2023年8月 書籍化
今夜で忘れる。
豆狸
恋愛
「……今夜で忘れます」
そう言って、私はジョアキン殿下を見つめました。
黄金の髪に緑色の瞳、鼻筋の通った端正な顔を持つ、我がソアレス王国の第二王子。大陸最大の図書館がそびえる学術都市として名高いソアレスの王都にある大学を卒業するまでは、侯爵令嬢の私の婚約者だった方です。
今はお互いに別の方と婚約しています。
「忘れると誓います。ですから、幼いころからの想いに決着をつけるため、どうか私にジョアキン殿下との一夜をくださいませ」
なろう様でも公開中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
姉が自分を見てくれない、よくわからない言動をするというのが具体性に欠け、姉のどこが悪いのかわかりませんでした。
もっと姉の描写をしてらもしかしたらわかったのかもしれません。
妹が姉に見てほしくて粘着するのが怖すぎです。
総じて意味がわからなかったなという感想です。
話はすごく面白かったのですが、「ざまぁする」ちうう題名を読み、ざまぁを期待して読み進めた私には、ざまぁまでがちょっと遠く感じ、30話あたりからじれったく思いました。
悪役令嬢転生した姉を側からみて、優しい姉を取り戻そうとする妹は目新しく、なるほど、そう言う心情になるのかと、悪役令嬢側や攻略対象側ではない視点で面白かったし、読み応えがありました。
ざまぁ、と題名に書かれていたので、興味を惹かれて読み始めた私が言うのもなんなのですが、
題名が「悪役令嬢の妹に生まれた私」とかだったら、じれったく思うこともなく読めただろうと思います。
最後まで読みやすかったです
妹ちゃんの執着心が怖すぎる…
ホラーかなーって思いました