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第3章 エルフ大公国を襲う悪意!
第30話(累計・第111話) クーリャ103:出陣準備。絶対、クラーラちゃんを助けるの!
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「はい、エル君の言う通りです。ここはわたし達がクラーラ様を迎えに行くのが吉ですの!」
「一体、どういう話の流れなのかい? クーリャちゃん説明してくれないかい?」
エル君がわたしの失言をフォローしてくれたのに乗って、わたしは作戦を話す。
……よし、これでこの場は誤魔化せたの。それに、今クラーラちゃんが危ないのは確かだし。
「はい。まず現在は大公様の兵が守護するキーアダンにクラーラ様はいらっしゃいますので、安全です。ですが、次の宿泊地までの移動時はどうでしょうか? 更に宿泊地から西ヴァナヘイムまでの道のりは? 大公様、宜しければ国内の地図をお見せ願えないでしょうか?」
「ああ、こちらにある。この真ん中がここ。北の端にある入り江の街がキーアダンになる」
大公様は、本来軍事機密であろう国内地図をわたし達に見せてくれた。
「キーアダンから西ヴァナヘイムまでは森林地帯の真ん中を進むのですね。実に襲い放題です。では、移動中の守護は、どうなっていますか?」
「基本は向こうから連れてきた兵が行うと聞いている。移動の馬車の御者は、こちらから送ってはいるが……」
「では、キーアダン守護の兵は基本動かれない訳ですね」
「ああ、急に軍隊は動かせないからね」
わたしは、地図から奇襲される可能性がある場所を探す。
もし自分がクラーラ様を襲うのなら、周囲の目が行き届きにくい場所で野獣や魔物に襲われた風を装う。
今回、ゴブリンが暗躍しているのも、その一環なら……。
「大公様。ゴブリンの目撃情報ですが、西ヴァナヘイムよりも北側。キーアダンとの街道沿いにはどうですか?」
「今まで報告を受けた中では、襲われたという事案はないな。ただ、森の中に結構な数のゴブリンが居たのに襲ってこなかったという報告もある」
……ビンゴ! その襲わなかったゴブリンが襲撃部隊なの!
「そのゴブリンがクラーラ様を襲う連中です。何者かにコントロールされているので、むやみに村々を襲わないだけなのです。発見場所は、何処でしたか?」
「そ、そうなのか? 確かキーアダンから少し南だったと……。しかし、クーリャちゃん。一体君は何者なんだい?」
……じゃあ、襲撃場所はキーアダンから中継地点の中間付近。この街道が二股に分かれて小さな集落に向かうところが怪しいの。集落を襲撃済みで、そこが拠点なのかも!
「父さん、今はクーリャちゃんの事は放置です。大事なのはクラーラ様のお命です。急いで対応を!」
「あ、ああ。しかし、今からでは早馬で数名送るのがやっと。夜駆けしても中継地までしか着かない上に、その先の馬が無い。どうすれば……」
「ですから、わたくし達が迎えに参るのです。先生、マスカー、ゲッツ、カティ。明朝出陣の準備をお願い致します」
「はい!」
わたしは配下に命を下した。
「ダニエラ、今回申し訳ないけど、お留守番お願いできる? 多分強襲になるし、テストゥード号の定員原がオーバーするの。その代わりに作っておいて欲しいものがあるの」
「アタイは戦闘できないし、今回はしょうがないよね。でも、ぜーったい無事に帰ってきてよね」
「それは当たり前だよ。ダニエラとはこれからもずっと一緒に遊びたいしね」
わたしは、はしたないと思うもダニエラに抱きつく。
「うん、アタイも。アデーレ、アタイの代わりにクーリャ達を守ってれるかい?」
「御意! ダニエラ様のご友人には指一本触れさせません。クーリャ様、なんなりとご命令を」
ダニエラは強力な助っ人、アデーレさんを貸してくれた。
……これで100人力なのぉ! 後は……。
「では、こちらはカティをダニエラに付けます。カティ、お願いしますね」
「はい、姫様。ぜーったいぜーったい無事に帰ってきてくださいませ」
「もちろんなの。カティはダニエラと一緒にカプサイシンスプレーの原液とアルコールを作っておいて欲しいの。この間の遺跡攻略で使っちゃったから」
「はいですぅ!」
「クーリャちゃん。ボクは一緒に行くよ。治癒魔法使えるし、大公の息子だから、どこに行ってもボクの顔と権力は使えるよ」
「ええ、エル君にはお願いします。では、皆様。明朝出陣です。作戦目標はクラーラ様の救出。第二目標は敵の撃破・捕縛。会話ができる指揮者を生け捕り出来ますのがベスト。もちろんクラーラ様と我々の命が最優先。その場合は、森や集落ごと殲滅もありです」
「クーリャちゃん。本当にキミは……」
わたしは、大公様がポカンとわたしを見る中、えいえいおーと気勢を上げた。
◆ ◇ ◆ ◇
「さあ! お前の罪を数えろなのぉ!! クラーラちゃん、助けに来ましたぁ!」
わたしは、爆炎に巻き込まれて吹き飛ぶゴブリンを横目に見ながら、決め台詞その2を叫ぶ。
「ふぅ。ぎりぎりだったのぉ! ゲッツ、周囲の雑魚を機関銃で薙ぎ払って! 急停車後、マスカーとアデーレさんはクラーラ様を確保。先生は魔法で支援砲撃です!」
「了解!」
早朝、大公国首都を飛び出したわたし達。
荷馬車を外したテストゥード号で北上、敵が居るであろう小さな集落へと昼過ぎに到着した。
しかし、既に敵集団は集落を離れていて街道を更に北上しているとのこと。
酷い怪我人を放置できない為、急遽怪我人の手当をするわたし達。
集落はゴブリンを操る浅黒い肌のエルフによって制圧され、戦える人はすべてゴブリンの腹の中へ。
女子供、老人だけが生き残っていた。
「皆様の仇は必ず討ちます。また、現状を大公様にお知らせしますので、しばしご辛抱下さいませ」
泣きながら感謝する老エルフや子供たちに見送られて、わたし達は再び北上、敵を追撃。
そして、まさに敵がクラーラちゃんを襲っている場面で間に合った。
「ゲッツ、ロケット弾準備。目標、ゴブリン共。クラーラ様を巻き込まないように狙って発射!」
「了解。姫様、すこし右に。よし、発射!!」
テストゥード号の車体右側に設置されていたポッドから、ロケット弾が数発飛び出す。
そしてロケットは回転しながらまっすぐゴブリンの群れのど真ん中に命中、爆発してゴブリン達を吹き飛ばした。
……これぞ、秘密兵器その1! ロケットランチャーなの!
無煙火薬、コルダイトを推進剤と爆薬にしたロケット。
ゲッツに依頼して作り、遺跡戦でも単発ランチャーでゴブリンを倒した。
「オラオラオラ!」
テストゥード号の上に仮設した銃座、そこに設置した「機関銃」のハンドルを回してゲッツが乱射をする。
アデーレさん用に作っていたレバーアクション式のカービンライフル銃。
その給弾システムを手回し式にして上からどんどん弾を入れる様にした急造機関銃。
しかし、その弾幕の前にゴブリンや魔族兵たちもぞくぞくと倒れる。
「いっくよぉー!」
「ぐぉぉ!」
わたしはテストゥード号をパワースライド気味に滑らせて、偉そうなダークエルフを跳ね飛ばした。
そして急停車した車内から銃を持ったマスカーとアデーレさんが飛び出す。
「先生、支援を」
「はい、<魔法の矢>よ!」
先生の放つ輝く魔力弾は、残る魔族兵らを貫く。
「姫様、クラーラ様とお付きの方を回収しました!」
「え、えっとぉ??」
「これは??」
ぽかんとしたままのクラーラ様達を抱えたマスカーらを回収後、わたしは、そのままアクセルを踏み込む。
「では、てったーい!」
「ぎゃ!」
「あら、二度轢いちゃったの。でも、悪者がどーなろうと知らないのぉ!」
どうやら、たぶん指揮官だったであろうダークエルフをわたしは、再び車で吹き飛ばした。
……悪党に人権無いの。今はスピード勝負なの!
とっとと、わたし達はその場を離れた。
「一体、どういう話の流れなのかい? クーリャちゃん説明してくれないかい?」
エル君がわたしの失言をフォローしてくれたのに乗って、わたしは作戦を話す。
……よし、これでこの場は誤魔化せたの。それに、今クラーラちゃんが危ないのは確かだし。
「はい。まず現在は大公様の兵が守護するキーアダンにクラーラ様はいらっしゃいますので、安全です。ですが、次の宿泊地までの移動時はどうでしょうか? 更に宿泊地から西ヴァナヘイムまでの道のりは? 大公様、宜しければ国内の地図をお見せ願えないでしょうか?」
「ああ、こちらにある。この真ん中がここ。北の端にある入り江の街がキーアダンになる」
大公様は、本来軍事機密であろう国内地図をわたし達に見せてくれた。
「キーアダンから西ヴァナヘイムまでは森林地帯の真ん中を進むのですね。実に襲い放題です。では、移動中の守護は、どうなっていますか?」
「基本は向こうから連れてきた兵が行うと聞いている。移動の馬車の御者は、こちらから送ってはいるが……」
「では、キーアダン守護の兵は基本動かれない訳ですね」
「ああ、急に軍隊は動かせないからね」
わたしは、地図から奇襲される可能性がある場所を探す。
もし自分がクラーラ様を襲うのなら、周囲の目が行き届きにくい場所で野獣や魔物に襲われた風を装う。
今回、ゴブリンが暗躍しているのも、その一環なら……。
「大公様。ゴブリンの目撃情報ですが、西ヴァナヘイムよりも北側。キーアダンとの街道沿いにはどうですか?」
「今まで報告を受けた中では、襲われたという事案はないな。ただ、森の中に結構な数のゴブリンが居たのに襲ってこなかったという報告もある」
……ビンゴ! その襲わなかったゴブリンが襲撃部隊なの!
「そのゴブリンがクラーラ様を襲う連中です。何者かにコントロールされているので、むやみに村々を襲わないだけなのです。発見場所は、何処でしたか?」
「そ、そうなのか? 確かキーアダンから少し南だったと……。しかし、クーリャちゃん。一体君は何者なんだい?」
……じゃあ、襲撃場所はキーアダンから中継地点の中間付近。この街道が二股に分かれて小さな集落に向かうところが怪しいの。集落を襲撃済みで、そこが拠点なのかも!
「父さん、今はクーリャちゃんの事は放置です。大事なのはクラーラ様のお命です。急いで対応を!」
「あ、ああ。しかし、今からでは早馬で数名送るのがやっと。夜駆けしても中継地までしか着かない上に、その先の馬が無い。どうすれば……」
「ですから、わたくし達が迎えに参るのです。先生、マスカー、ゲッツ、カティ。明朝出陣の準備をお願い致します」
「はい!」
わたしは配下に命を下した。
「ダニエラ、今回申し訳ないけど、お留守番お願いできる? 多分強襲になるし、テストゥード号の定員原がオーバーするの。その代わりに作っておいて欲しいものがあるの」
「アタイは戦闘できないし、今回はしょうがないよね。でも、ぜーったい無事に帰ってきてよね」
「それは当たり前だよ。ダニエラとはこれからもずっと一緒に遊びたいしね」
わたしは、はしたないと思うもダニエラに抱きつく。
「うん、アタイも。アデーレ、アタイの代わりにクーリャ達を守ってれるかい?」
「御意! ダニエラ様のご友人には指一本触れさせません。クーリャ様、なんなりとご命令を」
ダニエラは強力な助っ人、アデーレさんを貸してくれた。
……これで100人力なのぉ! 後は……。
「では、こちらはカティをダニエラに付けます。カティ、お願いしますね」
「はい、姫様。ぜーったいぜーったい無事に帰ってきてくださいませ」
「もちろんなの。カティはダニエラと一緒にカプサイシンスプレーの原液とアルコールを作っておいて欲しいの。この間の遺跡攻略で使っちゃったから」
「はいですぅ!」
「クーリャちゃん。ボクは一緒に行くよ。治癒魔法使えるし、大公の息子だから、どこに行ってもボクの顔と権力は使えるよ」
「ええ、エル君にはお願いします。では、皆様。明朝出陣です。作戦目標はクラーラ様の救出。第二目標は敵の撃破・捕縛。会話ができる指揮者を生け捕り出来ますのがベスト。もちろんクラーラ様と我々の命が最優先。その場合は、森や集落ごと殲滅もありです」
「クーリャちゃん。本当にキミは……」
わたしは、大公様がポカンとわたしを見る中、えいえいおーと気勢を上げた。
◆ ◇ ◆ ◇
「さあ! お前の罪を数えろなのぉ!! クラーラちゃん、助けに来ましたぁ!」
わたしは、爆炎に巻き込まれて吹き飛ぶゴブリンを横目に見ながら、決め台詞その2を叫ぶ。
「ふぅ。ぎりぎりだったのぉ! ゲッツ、周囲の雑魚を機関銃で薙ぎ払って! 急停車後、マスカーとアデーレさんはクラーラ様を確保。先生は魔法で支援砲撃です!」
「了解!」
早朝、大公国首都を飛び出したわたし達。
荷馬車を外したテストゥード号で北上、敵が居るであろう小さな集落へと昼過ぎに到着した。
しかし、既に敵集団は集落を離れていて街道を更に北上しているとのこと。
酷い怪我人を放置できない為、急遽怪我人の手当をするわたし達。
集落はゴブリンを操る浅黒い肌のエルフによって制圧され、戦える人はすべてゴブリンの腹の中へ。
女子供、老人だけが生き残っていた。
「皆様の仇は必ず討ちます。また、現状を大公様にお知らせしますので、しばしご辛抱下さいませ」
泣きながら感謝する老エルフや子供たちに見送られて、わたし達は再び北上、敵を追撃。
そして、まさに敵がクラーラちゃんを襲っている場面で間に合った。
「ゲッツ、ロケット弾準備。目標、ゴブリン共。クラーラ様を巻き込まないように狙って発射!」
「了解。姫様、すこし右に。よし、発射!!」
テストゥード号の車体右側に設置されていたポッドから、ロケット弾が数発飛び出す。
そしてロケットは回転しながらまっすぐゴブリンの群れのど真ん中に命中、爆発してゴブリン達を吹き飛ばした。
……これぞ、秘密兵器その1! ロケットランチャーなの!
無煙火薬、コルダイトを推進剤と爆薬にしたロケット。
ゲッツに依頼して作り、遺跡戦でも単発ランチャーでゴブリンを倒した。
「オラオラオラ!」
テストゥード号の上に仮設した銃座、そこに設置した「機関銃」のハンドルを回してゲッツが乱射をする。
アデーレさん用に作っていたレバーアクション式のカービンライフル銃。
その給弾システムを手回し式にして上からどんどん弾を入れる様にした急造機関銃。
しかし、その弾幕の前にゴブリンや魔族兵たちもぞくぞくと倒れる。
「いっくよぉー!」
「ぐぉぉ!」
わたしはテストゥード号をパワースライド気味に滑らせて、偉そうなダークエルフを跳ね飛ばした。
そして急停車した車内から銃を持ったマスカーとアデーレさんが飛び出す。
「先生、支援を」
「はい、<魔法の矢>よ!」
先生の放つ輝く魔力弾は、残る魔族兵らを貫く。
「姫様、クラーラ様とお付きの方を回収しました!」
「え、えっとぉ??」
「これは??」
ぽかんとしたままのクラーラ様達を抱えたマスカーらを回収後、わたしは、そのままアクセルを踏み込む。
「では、てったーい!」
「ぎゃ!」
「あら、二度轢いちゃったの。でも、悪者がどーなろうと知らないのぉ!」
どうやら、たぶん指揮官だったであろうダークエルフをわたしは、再び車で吹き飛ばした。
……悪党に人権無いの。今はスピード勝負なの!
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