巻き込まれた脇役は砂糖と塩と共に

田舎

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(二章)小ネタ

裏話と設定ネタ

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シオウが再び話が出来なくなったので、シオウが知りたいことを騎士の方々に説明・解説してもらいます。



①イーリエの命令に反してシオウとユリア、オズグを行かせたゴルディは怒られなかったのか。

ゴルディ
「二週間の自室謹慎と三ケ月の減給処分だってよ。ま、結果俺の見逃しと協力があってこそだ、それなりに臨時ボーナスは貰えたぜ?」
イーリエ
「君の場合は私の残業に付き合わされた恨みもあるだろ?」
ゴルディ
「さぁねぇ、何のことやら」

※ゴルディはルールや規則には適当で、(有事の際に限り)ゼアロルド以外には従いません。



②歌う精霊”セイレーン”は何故シオウについたのか。

アルタイル
「推測ですが、彼か彼女はオズグの愚行を阻止したかったのかもしれません。それと自分の手助けをしてくれそうな人間を探していたのかもしれませんね」
ルカル
「私にも癒しの魔法は使えますが、瘴気から来る不調を治すには相当な魔力を使います。歌う精霊さんはあの日にご自分のすべてを捧げるつもりだったのですね」



③何故、ゼアロルドは西の砦の到着が遅かったのか

新人騎士
「うぅ、すみません…。ゼアロルド隊長の護衛任務には俺達のような若輩者が多くて、道中の魔物の討伐に散々手こずりました。騎士の中には遠征が初めての者や俺みたいに、魔物討伐が初めての騎士もいて……完全な足手まといですね……はぁ」

――?何故、未熟な騎士達が多い編成になったの?

新人騎士
「我々のほとんどが大した加護も持っていない、軟弱な騎士達です。能力以外にも故郷では畑に困るような、田舎だったりで……そんな我々にとってゼアロルドさんは憧れなんです。同じ庶民出身で上下関係なく平等に扱ってくれて、イーリエ様のような立派なご友人もいる。中には生意気な騎士達もいましたが、ほとんどがゼアロルドさんの話や指南を受けたい志願者で形成されてました」



④オズグの目的は?

イーリエ
「彼はマクミランからの刺客の一人で、ゼアロルドに一騎打ちを仕掛けて負けました。どうしても再戦がしたかったようですね」

再戦はできると思いますか?

「してますよ、砦を出る前に。まぁ土の微精霊が協力したことには彼も驚いていたけどね……さすが魔法使いだ。機会があれば手合わせをお願いしたいね」

※雨の日のイーリエはゼアロルド相手に何勝かしてます。



⑤皆さん、ゼアロルドさんは好きですか?

13名中の過半数が「どうでもいい」でした。
水臭い事をしようとしたこと許していないのは、シオウとユリアだけではない様子です。


⑥シオウ親衛隊ってどんな編成なの?

元々ゼアロルド含む14名は一人一人の素質が高く、隊長(副)または団長になれるほどの逸材です。
ただし個性的…、問題児ばかりのため能力は高いのに周囲と馴染めない・好き勝手ばかりをして団体行動をとれない者達の集まりです。

例)別の隊にいたゴルディは上官に逆らい殴った。ミンデは石にしか関心がない。アルタイルは知識が豊富故にやや傲慢。ロインは血を見てしまうと恐怖で動けなくなる。

もし他の隊に行っても、緊急事態の際にゼアロルドがいれば処罰覚悟で上官を裏切ってゼアロルドの指示を仰ぎます。


⑦王龍とセイレーンは?

二人は恋人同士でした。
王龍が、短い人間の旅に付き合うと言ったので、彼はずっと故郷の海で待っていました。

今はずっと一緒です。おしどり夫婦のように離れませんし、王龍も誰も寂しくありません。



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