25 / 83
1章 脇役は砂糖と塩と共に
脇役とピンチ
しおりを挟む
………選択を間違えたかもしれない。
静かな道、なるだけ人気の少なそうだと路地に入ったものの、ちょっと雲行が怪しい気がしてきたぞ。
本当に人がいない道とは、どことなく空気までもが沈んでいて重い。
そもそも土地勘のない人間が、思いつきで足を踏み入れちゃ行けない気がしてきた。
(ん~~~、やっぱ引き返そうかなぁ)
さっきからお城の位置も大して変わってない気がする。けど、今から引き返したところで同じ道を辿れるのか…?
「はぁーーー… いい年して今度は迷子になるとか… ん?」
足を止めて自分の計画性のなさに心底呆れていたところを、くいくいと下方向からシャツを引っ張る小さな手があった。
「あ、あれ?君は…さっきフルーツあげた子じゃん。どうしたんだい?」
「…………」
「えっと、ごめんな?もうみんなあげちゃったんだ。他にお菓子も持ってないし…」
って伝わんないよなぁ、困ったな。
もっと欲しくて追いかけてきちゃったのかな?食い盛りだもんなぁ、でももう少しで晩御飯の時間だよ??
――――と、俺は完全に平和ボケしていた。
少年の行動も泥で汚れている服をみても、俺は無邪気な子供故と深くは考えてはいなかった。
異世界でも地球と同じように、職につけず(つかず)、それ故に起こる「犯罪」も「貧困」があるなんてことを……。
なんの疑問も危機感も抱くことなく、ゆっくりとしゃがんで10才くらいの少年の頭をポンポンと撫でていた。
「………どこかに、行きたいの?」
「え!?連れてってくれるのか!?俺、あそこに行きたいんだけど!お城!」
助かる!!申し訳ないが迷子なんだ、俺は名前も知らない少年に頼るしかなかった。
すると少年は、少しだけ何かを考えて「こっち」と右の道を指差した。
「ありがとう!すっごく助かる」
こうして、歩くこと数十分。
心から助かる、と言ったものの――― ちょっと、なんだか………。
やたらと入り組んだ細い路地は建物に覆われていて、もう完全に城の場所がつかめない。
それにどんどん日が落ちてくると、不穏な気配が漂ってきて…。
「え、えぇと……ごめん。そろそろ大通りに出られない?ちょっとお兄さん不安なんだけど…」
不安げに声を掛けると少年はピタッと立ち止まる。
そして何故か… じっと俺を見つめて言う。
「” ”……」
「え―――――?」
普段生活する中では、使われない単語だった。
だけど俺は森の中で、俺は騎士のみんなに散々使われて言葉の意味を理解していた
"危険、危ない、逃げろ"
「一体なにから? 」
それを聞く前に俺は 背後からやってきた衝撃に意識を落とした。
* * *
”ひょんなことで思わず城を抜け出してしまった。その後もちょっとした縁があって、ドランさんのお店を手伝った。”
シオウにとってはそんなつもりでも、悪党は目を付けた。
まず着ている服だ。一見一般市民同様のスタイルに見えても、シオウの為に用意された生地は王族専属の仕立て屋が用意した一級品である。
上質で美しい、丈夫な布によるオーダーメイド。
別にそれだけならば多少の稼ぎのある市民が着ることもあるのだが、次にシオウのとった行動。
それは勘違いでも、子供たちに施しを与えられる財力。
金持ちの気まぐれか道楽か、それとも好感度を狙ったものなのかは知らないが、”身なりの良さそうな人間が、子供たちに奉仕活動をしている”という情報力があった。
さらにその人間は無防備にも、護衛をつけていない。
―――――"世間を知らない、お貴族様がいるぞ"。
「…………やべぇ、黒髪だぞ」
「はは、まさかホンモノに会えるとはな。こりゃ教会に売りつけりゃあ、いい金になるぞ」
路地裏にあるゴロツキ共の巣穴。
薄汚い地面に横たわる黒髪の青年を見下ろし、ニヤニヤと笑っているのはいつも幼い少年に仕事の斡旋をしてくれる男達だった。
命じられた通り少年は、「広場で奉仕活動をしているフードの男を連れてこい」。に従った。
しかし、
「あ、あの…」
”「ガキの報告じゃコイツは瞳が黒かったらしい」。
”「なら双黒か!?教会か貴族への売りつけ……何をしたって間違いなく大金が手に入るぞ」””
街の片隅で生きるため、騙された人間が悪いというのは徹底されたルールだ。
少年にもそれは分かっていた。
――――分かっていたが…
「そのお兄ちゃん、……お家に帰すって約束は…?」
「あ?」
「っ、お家に帰してあげるって、約束した!」
約束が違う!と、この場にいる大人よりも少年の目は濁っていなかった。
それに男達から手渡された報酬はマンドフルーツ三個分にも満たない金額だ。
報酬に納得いかなければ、契約はなかったことにする。これは男達の口癖だった。
ーーーーーしかし、相手は性根の腐ったゴロツキ共だ。子供相手に引き下がることはない。
「ー!?」
バキッと、激しい音が室内に響いた。
「おいおい、避けんなよ~?」
……ッ、と顔を青くして怯える少年に男は言う。
放たれた風魔法を寸前で避けることはできたが、攻撃を受けた木の箱は砕け、パキパキと音を立てている。
もし当たっていたなら怪我では済まされなかっただろう。
「欲しいんだろ?なら、もっとご褒美をやらねぇとーーーぐふぅっ!」
もう一度、と男が魔法を唱えるより先に、
――――その横顔を殴りつけた者がいた。
「『おっさんが、なにやってんの?』」
理解できない不思議な言葉だったが、その声は厳しく男を責めているみたいだった。
そして、
「逃げろ!!」
「!」
ハッキリと、大声で出された命令.
途端、少年の固まっていた足はバッと動いていた。
「あんたらっ、子ども相手に何してやがる!?」
真っ直ぐに、ゴロツキを激しく睨み怒る青年。
その拳は真っ赤になり小刻みに震えていたが、
黒髪、黒い瞳の
聖人様の後ろ姿を、少年は生涯忘れることはなかった。
静かな道、なるだけ人気の少なそうだと路地に入ったものの、ちょっと雲行が怪しい気がしてきたぞ。
本当に人がいない道とは、どことなく空気までもが沈んでいて重い。
そもそも土地勘のない人間が、思いつきで足を踏み入れちゃ行けない気がしてきた。
(ん~~~、やっぱ引き返そうかなぁ)
さっきからお城の位置も大して変わってない気がする。けど、今から引き返したところで同じ道を辿れるのか…?
「はぁーーー… いい年して今度は迷子になるとか… ん?」
足を止めて自分の計画性のなさに心底呆れていたところを、くいくいと下方向からシャツを引っ張る小さな手があった。
「あ、あれ?君は…さっきフルーツあげた子じゃん。どうしたんだい?」
「…………」
「えっと、ごめんな?もうみんなあげちゃったんだ。他にお菓子も持ってないし…」
って伝わんないよなぁ、困ったな。
もっと欲しくて追いかけてきちゃったのかな?食い盛りだもんなぁ、でももう少しで晩御飯の時間だよ??
――――と、俺は完全に平和ボケしていた。
少年の行動も泥で汚れている服をみても、俺は無邪気な子供故と深くは考えてはいなかった。
異世界でも地球と同じように、職につけず(つかず)、それ故に起こる「犯罪」も「貧困」があるなんてことを……。
なんの疑問も危機感も抱くことなく、ゆっくりとしゃがんで10才くらいの少年の頭をポンポンと撫でていた。
「………どこかに、行きたいの?」
「え!?連れてってくれるのか!?俺、あそこに行きたいんだけど!お城!」
助かる!!申し訳ないが迷子なんだ、俺は名前も知らない少年に頼るしかなかった。
すると少年は、少しだけ何かを考えて「こっち」と右の道を指差した。
「ありがとう!すっごく助かる」
こうして、歩くこと数十分。
心から助かる、と言ったものの――― ちょっと、なんだか………。
やたらと入り組んだ細い路地は建物に覆われていて、もう完全に城の場所がつかめない。
それにどんどん日が落ちてくると、不穏な気配が漂ってきて…。
「え、えぇと……ごめん。そろそろ大通りに出られない?ちょっとお兄さん不安なんだけど…」
不安げに声を掛けると少年はピタッと立ち止まる。
そして何故か… じっと俺を見つめて言う。
「” ”……」
「え―――――?」
普段生活する中では、使われない単語だった。
だけど俺は森の中で、俺は騎士のみんなに散々使われて言葉の意味を理解していた
"危険、危ない、逃げろ"
「一体なにから? 」
それを聞く前に俺は 背後からやってきた衝撃に意識を落とした。
* * *
”ひょんなことで思わず城を抜け出してしまった。その後もちょっとした縁があって、ドランさんのお店を手伝った。”
シオウにとってはそんなつもりでも、悪党は目を付けた。
まず着ている服だ。一見一般市民同様のスタイルに見えても、シオウの為に用意された生地は王族専属の仕立て屋が用意した一級品である。
上質で美しい、丈夫な布によるオーダーメイド。
別にそれだけならば多少の稼ぎのある市民が着ることもあるのだが、次にシオウのとった行動。
それは勘違いでも、子供たちに施しを与えられる財力。
金持ちの気まぐれか道楽か、それとも好感度を狙ったものなのかは知らないが、”身なりの良さそうな人間が、子供たちに奉仕活動をしている”という情報力があった。
さらにその人間は無防備にも、護衛をつけていない。
―――――"世間を知らない、お貴族様がいるぞ"。
「…………やべぇ、黒髪だぞ」
「はは、まさかホンモノに会えるとはな。こりゃ教会に売りつけりゃあ、いい金になるぞ」
路地裏にあるゴロツキ共の巣穴。
薄汚い地面に横たわる黒髪の青年を見下ろし、ニヤニヤと笑っているのはいつも幼い少年に仕事の斡旋をしてくれる男達だった。
命じられた通り少年は、「広場で奉仕活動をしているフードの男を連れてこい」。に従った。
しかし、
「あ、あの…」
”「ガキの報告じゃコイツは瞳が黒かったらしい」。
”「なら双黒か!?教会か貴族への売りつけ……何をしたって間違いなく大金が手に入るぞ」””
街の片隅で生きるため、騙された人間が悪いというのは徹底されたルールだ。
少年にもそれは分かっていた。
――――分かっていたが…
「そのお兄ちゃん、……お家に帰すって約束は…?」
「あ?」
「っ、お家に帰してあげるって、約束した!」
約束が違う!と、この場にいる大人よりも少年の目は濁っていなかった。
それに男達から手渡された報酬はマンドフルーツ三個分にも満たない金額だ。
報酬に納得いかなければ、契約はなかったことにする。これは男達の口癖だった。
ーーーーーしかし、相手は性根の腐ったゴロツキ共だ。子供相手に引き下がることはない。
「ー!?」
バキッと、激しい音が室内に響いた。
「おいおい、避けんなよ~?」
……ッ、と顔を青くして怯える少年に男は言う。
放たれた風魔法を寸前で避けることはできたが、攻撃を受けた木の箱は砕け、パキパキと音を立てている。
もし当たっていたなら怪我では済まされなかっただろう。
「欲しいんだろ?なら、もっとご褒美をやらねぇとーーーぐふぅっ!」
もう一度、と男が魔法を唱えるより先に、
――――その横顔を殴りつけた者がいた。
「『おっさんが、なにやってんの?』」
理解できない不思議な言葉だったが、その声は厳しく男を責めているみたいだった。
そして、
「逃げろ!!」
「!」
ハッキリと、大声で出された命令.
途端、少年の固まっていた足はバッと動いていた。
「あんたらっ、子ども相手に何してやがる!?」
真っ直ぐに、ゴロツキを激しく睨み怒る青年。
その拳は真っ赤になり小刻みに震えていたが、
黒髪、黒い瞳の
聖人様の後ろ姿を、少年は生涯忘れることはなかった。
187
お気に入りに追加
569
あなたにおすすめの小説

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。

義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!
ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。
「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」
なんだか義兄の様子がおかしいのですが…?
このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ!
ファンタジーラブコメBLです。
平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります♡
【登場人物】
攻→ヴィルヘルム
完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが…
受→レイナード
和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。

聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。

実はαだった俺、逃げることにした。
るるらら
BL
俺はアルディウス。とある貴族の生まれだが今は冒険者として悠々自適に暮らす26歳!
実は俺には秘密があって、前世の記憶があるんだ。日本という島国で暮らす一般人(サラリーマン)だったよな。事故で死んでしまったけど、今は転生して自由気ままに生きている。
一人で生きるようになって数十年。過去の人間達とはすっかり縁も切れてこのまま独身を貫いて生きていくんだろうなと思っていた矢先、事件が起きたんだ!
前世持ち特級Sランク冒険者(α)とヤンデレストーカー化した幼馴染(α→Ω)の追いかけっ子ラブ?ストーリー。
!注意!
初のオメガバース作品。
ゆるゆる設定です。運命の番はおとぎ話のようなもので主人公が暮らす時代には存在しないとされています。
バースが突然変異した設定ですので、無理だと思われたらスッとページを閉じましょう。
!ごめんなさい!
幼馴染だった王子様の嘆き3 の前に
復活した俺に不穏な影1 を更新してしまいました!申し訳ありません。新たに更新しましたので確認してみてください!

【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み

運悪く放課後に屯してる不良たちと一緒に転移に巻き込まれた俺、到底馴染めそうにないのでソロで無双する事に決めました。~なのに何故かついて来る…
こまの ととと
BL
『申し訳ございませんが、皆様には今からこちらへと来て頂きます。強制となってしまった事、改めて非礼申し上げます』
ある日、教室中に響いた声だ。
……この言い方には語弊があった。
正確には、頭の中に響いた声だ。何故なら、耳から聞こえて来た感覚は無く、直接頭を揺らされたという感覚に襲われたからだ。
テレパシーというものが実際にあったなら、確かにこういうものなのかも知れない。
問題はいくつかあるが、最大の問題は……俺はただその教室近くの廊下を歩いていただけという事だ。
*当作品はカクヨム様でも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる