24 / 83
1章 脇役は砂糖と塩と共に
労働は義務ですよ?
しおりを挟む
.
「いらっしゃーい、いらっしゃーい!ドラン青果店だよ!今日はマンドフルーツが甘くてお買い得!」
明るく元気な少年の呼び込む声。しかし行きかう人々が足を止めたのは彼の風貌だ。
三日前、神子様を奉る祭りが終わったばかりというのに、随分熱狂的な少年だ。まだ仮装を楽しんでいるのかと微笑ましく思う反面、艶やかで美しい漆黒の髪と神秘的な黒い瞳には魅了されてしまう。
””よほどいい染料を使っているのか…?
それは一体どこで売っているのだろう?””
行きかう人だけでなく、働く商人たちですら好奇心を抱いた。
「マンドフルーツ、―個もらえるかね?」
「!!はい、ありがとうございます!」
「…………おぉ、神子様」
? さっきから異様に感謝されるのはなんでだろう?
シュヴァルの国民性なのか?でも、どうやら日本人特有の明るい営業スマイルはバッチリ決まったらしい。
「ありがとうございました!」
お辞儀と感謝の声は忘れないのだが―――――。どうして俺がカンペを片手に、青果店の店頭に俺が立っているのか?それと俺の隣でお会計をしている二足歩行の、高い二メートルは背がある人狼は何者なのか?
(みんな、俺が働いてる姿を見たらビックリするだろうなぁ~)
すっかり忘れていたけど俺が塩と砂糖以外で生きる術、それは普通に働くという労働の義務だった!!
こんなことになったのは約一時間前。
俺が迷子になったところを店長である人狼の、ドランさんに助けてもらったことから始まる。
『~~~~いっ、たぁ……、』
―――ドンッ と、俺は誰かにぶつかりそれは無様な転び方をしてしまった。
「わ、悪い!大丈夫か?」。心配そうに声をかけて手を差し伸べてくれたのが、全身もふもふの人狼だった。
「え、貰っていいんですか!?」
「ぶつかってしまったお詫びだ」
相変わらず言葉は分からない。
けど、どうぞ!と瑞々しいカットフルーツをドランさんから貰った俺は、人の優しさと染み渡る果物の甘さにすっかり癒された。
マンゴーのように濃厚で太陽の恵みだけを感じる。
「お、おいし~~~~!!」
(うん、これだ!まさしく俺が求めていた味……!)
ありがとう。空腹が満たされて気持ちも元気になった。
けど、やっぱり貰ってばかりじゃ申し訳ない。そこで皿洗いでもなんでもするので、何か手伝えることはないか?と聞けばドランさんは驚いた顔をした。
そして、任されたのが客の呼び込みだ。
「ありがとうございました!」
ひょんなことから臨時のアルバイト員となった俺なのだが、――――――めちゃくちゃ楽しい!!
人の役に立っている実感と、当たり前にあったはずの働くという喜びを全身で感じていた。
「いらっしゃいませ」、「ありがとうございます!」。
明るくひたむきなシオウの働きっぷりは、ドランだけでなく店に来た客の評判も大変良かった。
そして、品が無くなってくると店も閉める頃合いだ。すると店を手伝ってくれた礼だと、ドランは袋に入った沢山のフルーツをシオウに渡してくれた。
「わ、ありがとうございます!」
「おう!坊主も気を付けて帰れよ!」
両手いっぱいに甘いにおいのするフルーツを持ってウキウキのシオウ。だったが………
(で、ここどこなんだっけ??)
問題は何も解決しちゃいなかった。
騎士のみんなに会いたくて起こした杜撰な計画。
思わず外に出てしまったけど、俺の帰る場所は……… 市場から見える立派なお城にしかない。
(……よし戻ろう。また城に入れてもらえなくても、その時に考えよう)
落ち込んでた気持ちは持ち直せたし、俺が堂々とお城の正面玄関を叩いたら驚いて皆んなが出てきてくれるかもしれない。
ぐっとフードを深く被り、強く地面を蹴って進む俺は―――― ・…
『急げ!そこの店に神子様の生き写しがいるそうだ!』
『えぇ、帰った!?どこに!?』
(わ、えっ、… ちょ、お城、逆・…!)
ひょっとして有名人でもいたのか、さっきよりもずっと増えた人混みに抗えなかった。
そして―――― ずっと人気のない噴水広場で、ワッと顔を覆う俺の姿。
(無理じゃない??満員電車並みに動けなかったぞ!一回足浮いたもん!!!)
怖かった。だいたいみんな体格がいい。
お目当ても決まっていたのか目的地に向かって真っすぐ歩くんだ、第一俺みたいにウロチョロしてない。
気がつけば近くに見えていたはずの城は、すっかり遠く離れた場所にある。
なんとか落とさないように守り抜いた果物は……… 目の前の子供たちがキャッキャッと喜んで片手にしてむしゃむしゃと食べている。
みんないい笑顔だ、うん。よかった。
(日が暮れるまで待とうかな…)
けど、………人間とは、やっぱり何かしてないと不安になる生き物なのだ。
ちょっとでも近づけないかなぁ?と思い、俺は人混みを避ける様に路地を歩くことにした。
* * *
「やっぱり、シオウくんには一言あったほうがよかったのでは?」
現場復帰のために用意された訓練所で、誰かの呟きが聞こえた。
シオウが部屋で塞ぎ込んでいるという情報は、既に療養を終えた一部騎士の元にも入っていた。
”しかし、行ってどうなる?。”
シオウはマクミラン教会の何者かに命を狙われていて助けを求めた。その少年を騎士達は命の恩人と、彼が持つ奇跡の加護を欲してシュヴァル国へと黙って連れ帰ったのだ。
――――脱国はとくに重罪であると知っていて。
当然、シオウもシュヴァルの城を見た時は動揺していた。
シオウは故郷に戻れなくなったばかりか、私の身勝手な判断で意図せず犯罪者だ。
(それでも命を狙われ、怯えて生きていくよりは…)
シュヴァル国ならば騎士の名の下、法的な庇護を受けられる。
これがシオウの望んだ助けではなく、彼がこの国を受け入れず笑顔を消そうとも、長い時間をかけて誠意で償うと決めていた。
「近々、謝罪と説明には私が行く予定だ。けれど今は、シオウ様の心を休めるのが優先だ」
"ゼアロン、ゼアロン"とたくさん無邪気に呼ばれたが…
ショックを受けないはずがない。彼の気を悪くさせないよう波を立てず、部屋で少しでもシオウが心を休めてくれたならと願うばかりだった。
全員が肩を落とす中、バタバタと一人のメイドが血相を変え訓練所にやってきた
「た、大変です!!神子が、シオウ様が―――――!!」
ピリッとした緊張が走った瞬間だった。
「いらっしゃーい、いらっしゃーい!ドラン青果店だよ!今日はマンドフルーツが甘くてお買い得!」
明るく元気な少年の呼び込む声。しかし行きかう人々が足を止めたのは彼の風貌だ。
三日前、神子様を奉る祭りが終わったばかりというのに、随分熱狂的な少年だ。まだ仮装を楽しんでいるのかと微笑ましく思う反面、艶やかで美しい漆黒の髪と神秘的な黒い瞳には魅了されてしまう。
””よほどいい染料を使っているのか…?
それは一体どこで売っているのだろう?””
行きかう人だけでなく、働く商人たちですら好奇心を抱いた。
「マンドフルーツ、―個もらえるかね?」
「!!はい、ありがとうございます!」
「…………おぉ、神子様」
? さっきから異様に感謝されるのはなんでだろう?
シュヴァルの国民性なのか?でも、どうやら日本人特有の明るい営業スマイルはバッチリ決まったらしい。
「ありがとうございました!」
お辞儀と感謝の声は忘れないのだが―――――。どうして俺がカンペを片手に、青果店の店頭に俺が立っているのか?それと俺の隣でお会計をしている二足歩行の、高い二メートルは背がある人狼は何者なのか?
(みんな、俺が働いてる姿を見たらビックリするだろうなぁ~)
すっかり忘れていたけど俺が塩と砂糖以外で生きる術、それは普通に働くという労働の義務だった!!
こんなことになったのは約一時間前。
俺が迷子になったところを店長である人狼の、ドランさんに助けてもらったことから始まる。
『~~~~いっ、たぁ……、』
―――ドンッ と、俺は誰かにぶつかりそれは無様な転び方をしてしまった。
「わ、悪い!大丈夫か?」。心配そうに声をかけて手を差し伸べてくれたのが、全身もふもふの人狼だった。
「え、貰っていいんですか!?」
「ぶつかってしまったお詫びだ」
相変わらず言葉は分からない。
けど、どうぞ!と瑞々しいカットフルーツをドランさんから貰った俺は、人の優しさと染み渡る果物の甘さにすっかり癒された。
マンゴーのように濃厚で太陽の恵みだけを感じる。
「お、おいし~~~~!!」
(うん、これだ!まさしく俺が求めていた味……!)
ありがとう。空腹が満たされて気持ちも元気になった。
けど、やっぱり貰ってばかりじゃ申し訳ない。そこで皿洗いでもなんでもするので、何か手伝えることはないか?と聞けばドランさんは驚いた顔をした。
そして、任されたのが客の呼び込みだ。
「ありがとうございました!」
ひょんなことから臨時のアルバイト員となった俺なのだが、――――――めちゃくちゃ楽しい!!
人の役に立っている実感と、当たり前にあったはずの働くという喜びを全身で感じていた。
「いらっしゃいませ」、「ありがとうございます!」。
明るくひたむきなシオウの働きっぷりは、ドランだけでなく店に来た客の評判も大変良かった。
そして、品が無くなってくると店も閉める頃合いだ。すると店を手伝ってくれた礼だと、ドランは袋に入った沢山のフルーツをシオウに渡してくれた。
「わ、ありがとうございます!」
「おう!坊主も気を付けて帰れよ!」
両手いっぱいに甘いにおいのするフルーツを持ってウキウキのシオウ。だったが………
(で、ここどこなんだっけ??)
問題は何も解決しちゃいなかった。
騎士のみんなに会いたくて起こした杜撰な計画。
思わず外に出てしまったけど、俺の帰る場所は……… 市場から見える立派なお城にしかない。
(……よし戻ろう。また城に入れてもらえなくても、その時に考えよう)
落ち込んでた気持ちは持ち直せたし、俺が堂々とお城の正面玄関を叩いたら驚いて皆んなが出てきてくれるかもしれない。
ぐっとフードを深く被り、強く地面を蹴って進む俺は―――― ・…
『急げ!そこの店に神子様の生き写しがいるそうだ!』
『えぇ、帰った!?どこに!?』
(わ、えっ、… ちょ、お城、逆・…!)
ひょっとして有名人でもいたのか、さっきよりもずっと増えた人混みに抗えなかった。
そして―――― ずっと人気のない噴水広場で、ワッと顔を覆う俺の姿。
(無理じゃない??満員電車並みに動けなかったぞ!一回足浮いたもん!!!)
怖かった。だいたいみんな体格がいい。
お目当ても決まっていたのか目的地に向かって真っすぐ歩くんだ、第一俺みたいにウロチョロしてない。
気がつけば近くに見えていたはずの城は、すっかり遠く離れた場所にある。
なんとか落とさないように守り抜いた果物は……… 目の前の子供たちがキャッキャッと喜んで片手にしてむしゃむしゃと食べている。
みんないい笑顔だ、うん。よかった。
(日が暮れるまで待とうかな…)
けど、………人間とは、やっぱり何かしてないと不安になる生き物なのだ。
ちょっとでも近づけないかなぁ?と思い、俺は人混みを避ける様に路地を歩くことにした。
* * *
「やっぱり、シオウくんには一言あったほうがよかったのでは?」
現場復帰のために用意された訓練所で、誰かの呟きが聞こえた。
シオウが部屋で塞ぎ込んでいるという情報は、既に療養を終えた一部騎士の元にも入っていた。
”しかし、行ってどうなる?。”
シオウはマクミラン教会の何者かに命を狙われていて助けを求めた。その少年を騎士達は命の恩人と、彼が持つ奇跡の加護を欲してシュヴァル国へと黙って連れ帰ったのだ。
――――脱国はとくに重罪であると知っていて。
当然、シオウもシュヴァルの城を見た時は動揺していた。
シオウは故郷に戻れなくなったばかりか、私の身勝手な判断で意図せず犯罪者だ。
(それでも命を狙われ、怯えて生きていくよりは…)
シュヴァル国ならば騎士の名の下、法的な庇護を受けられる。
これがシオウの望んだ助けではなく、彼がこの国を受け入れず笑顔を消そうとも、長い時間をかけて誠意で償うと決めていた。
「近々、謝罪と説明には私が行く予定だ。けれど今は、シオウ様の心を休めるのが優先だ」
"ゼアロン、ゼアロン"とたくさん無邪気に呼ばれたが…
ショックを受けないはずがない。彼の気を悪くさせないよう波を立てず、部屋で少しでもシオウが心を休めてくれたならと願うばかりだった。
全員が肩を落とす中、バタバタと一人のメイドが血相を変え訓練所にやってきた
「た、大変です!!神子が、シオウ様が―――――!!」
ピリッとした緊張が走った瞬間だった。
465
お気に入りに追加
569
あなたにおすすめの小説

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。

義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!
ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。
「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」
なんだか義兄の様子がおかしいのですが…?
このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ!
ファンタジーラブコメBLです。
平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります♡
【登場人物】
攻→ヴィルヘルム
完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが…
受→レイナード
和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。

聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
勇者召喚に巻き込まれて追放されたのに、どうして王子のお前がついてくる。
イコ
BL
魔族と戦争を繰り広げている王国は、人材不足のために勇者召喚を行なった。
力ある勇者たちは優遇され、巻き込まれた主人公は追放される。
だが、そんな主人公に優しく声をかけてくれたのは、召喚した側の第五王子様だった。
イケメンの王子様の領地で一緒に領地経営? えっ、男女どっちでも結婚ができる?
頼りになる俺を手放したくないから結婚してほしい?
俺、男と結婚するのか?

実はαだった俺、逃げることにした。
るるらら
BL
俺はアルディウス。とある貴族の生まれだが今は冒険者として悠々自適に暮らす26歳!
実は俺には秘密があって、前世の記憶があるんだ。日本という島国で暮らす一般人(サラリーマン)だったよな。事故で死んでしまったけど、今は転生して自由気ままに生きている。
一人で生きるようになって数十年。過去の人間達とはすっかり縁も切れてこのまま独身を貫いて生きていくんだろうなと思っていた矢先、事件が起きたんだ!
前世持ち特級Sランク冒険者(α)とヤンデレストーカー化した幼馴染(α→Ω)の追いかけっ子ラブ?ストーリー。
!注意!
初のオメガバース作品。
ゆるゆる設定です。運命の番はおとぎ話のようなもので主人公が暮らす時代には存在しないとされています。
バースが突然変異した設定ですので、無理だと思われたらスッとページを閉じましょう。
!ごめんなさい!
幼馴染だった王子様の嘆き3 の前に
復活した俺に不穏な影1 を更新してしまいました!申し訳ありません。新たに更新しましたので確認してみてください!

【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる