巻き込まれた脇役は砂糖と塩と共に

田舎

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1章 脇役は砂糖と塩と共に

ーーキャンプの小ネターー

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こうして火があるのは火の魔法が得意なロインさんのお陰だ、魚の焼き加減も絶妙…!

この時の俺は知らなかったけど、他にも火炎系の魔法を使える騎士はいたらしい。だけど術者と相性のいい魔法の方が魔力の消費量が少なく済むし、全員が消耗しないよう日常で扱う火はロインに任せると役割分担していたんだって。
そんな知恵や工夫を俺が知るのは、だいぶ後になってからだ。



「シオウ、食べてみるか?」
「え、なにそれ!?カタツムリ!?」
「うまいぞ」

カタツムリと言っても川の中でたくさん採れた、見た目はカタツムリに似た別の生き物だ。
――――ま、まぁ?見た目はアレでもエスカルゴ料理は美味しいと某フランチャイズじゃ人気の商品だよな?

「い、いただきます!」

はじめての体験だけど皆んなパクパク食べてるし、ススメられたら断れないなぁ~?と好奇心で頂いた。


「んん~~~! か、貝の味が口ん中でとろけるぅ~」
「はは、XXXX、XX」
「おいしい!!これすっごく美味しい!」

歯ごたえもあって淡白な貝そのものだった。
とくに塩ゆでは絶品だ!醤油、せめてマヨネーズに合わせたい、あぁーー!!ビール飲みたいなぁー!!
だけど「もっと食べたい!」っておねだりしても、隊長さんがダメだと首を振って食べさせてくれなかった。

(?? 食べ過ぎはよくないのかな…?)

でも食べたい!!
うゔーーと恨めしげに隊長さんを見ても、ふいっと顔を逸らすし、隣をチラッと見ても"仕方ないさ"と言いたげなゴルディさんに慰められるように頭を撫でられた。


(なんでだよ!?)



ーカワツムリー

流れの穏やかで綺麗な川に多く生息する。主食は水草。
味はタンパクな貝そのものだが銀杏のような興奮作用があり、未成年は一日10~15個ほどが適量とされる。
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