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森の獣 2章 召喚されたけど、獣が討伐されていたので、やることないから、気ままに異世界を楽しんでみる
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「稲生様にお会いするには、
少々、調整に時間がかかるようです。
一先ず、一週間程度とお考え下さい」
とメープルが一同に説明をした。
「そっそうなんですか。
じゃあ、その間、ギルドから仕事を
斡旋して貰ってもいいですよね」
と九之池は尋ねた。
上手くいけば、この地の特有の素材を
得ることが出来るかもしれないと期待した。
「それは問題ないかと思います。
ただ、ヘーグマンさんかエドゥアールさんの
どちらかは、残って頂きます」
とメープルが二人に依頼した。
「では、エドゥアールを残しましょう。
エドゥアール、頼みましたよ。
私は九之池さんに同行しましょう」
とヘーグマンがそうメープルに伝えて、
にょほほと笑った。
「司祭、俺もおっさんに同行してもいいのか?」
と才籐が尋ねた。
「構いませんが、あなたは、アンカシオン教の教団に
所属していますから、報酬はギルドより頂けませんが、
よいですか?」
とメープルが念ため、才籐に確認をした。
「ちっ、それはまあ、いいけどよ。
おっさん、素材の売却分は、貰うけど、いいよな?」
「はあ、才藤さんがそれで良ければ、構いませんが。
売却で得た利益は、均等ですよ。
でなければ、才藤さんは不参加ということで」
と九之池が念のため、才籐に確認をした。
「ちっ、それもまあ、いいけどよ」
と才籐は、不承不承ながらも了解した。
「では、九之池さん、ギルドに行きましょう。
極力、近場の仕事にいたしますね」
とルージェナが九之池の腕を引っ張って、ギルドに向かった。
九之池とルージェナは、近場の魔犬駆除を
ギルドで請け負った。
そこそこの数がいるようだったが、
この程度であれば、住処の破壊も含めて
左程の困難はないだろうとの判断だった。
目的地に馬車で揺られながら、向かう中、
「おっさん、なんでいまさら、なんで魔犬の駆除なんだ?
もっと他にもありそうな気がするけど」
と才籐が疑問を投げかけた。
「えっ、あっと、それは、、、
ここの魔犬がバルザースともベルトゥルとも
違うような感じだったからですよ。
それにどうも緊急性が高いようでしたからねぇ。
それにあれですよ、もしかして、ケルベロスみたいな上位種が
いたら、ヘーグマンさんがいるから、
ラッキーじゃないですか!」
と九之池は、己の希望というか欲望をそのまま、答えた。
「ケルベロスってあれか!
ファンタジーなゲームによく出てくるモンスターだよな。
似たようなのはいるらしいけど、
俺はまだ、見たことないな」
と才籐が言うと、
「炎に強いらいしいですから、
私ではあまりお役に立てないかもしれません。
ヘーグマンさんが同行している今が、
絶好のチャンスですね、九之池さん」
とルージェナが残念そうに話を続けた。
「いや、ルーた、、、ルージェナの蒼い炎は有効ですよ。
炎の盾もおそらくケルベロスの炎を
吸収するだろうし、助かるよ。
それより今回は、それなりに数が多ければ、
睡眠を強烈に誘うような魔術を試してみたいですね」
と九之池がフォローすると、馭者の席より、
「そこまで成長している魔犬は滅多におりません。
あまり期待はせずに。それより、数が数ですので、
取りこぼしと怪我に各々、注意して臨みましょう」
と緊張感のない三人を窘めた。
三人は、表情を改めて、頷いた。
少々、調整に時間がかかるようです。
一先ず、一週間程度とお考え下さい」
とメープルが一同に説明をした。
「そっそうなんですか。
じゃあ、その間、ギルドから仕事を
斡旋して貰ってもいいですよね」
と九之池は尋ねた。
上手くいけば、この地の特有の素材を
得ることが出来るかもしれないと期待した。
「それは問題ないかと思います。
ただ、ヘーグマンさんかエドゥアールさんの
どちらかは、残って頂きます」
とメープルが二人に依頼した。
「では、エドゥアールを残しましょう。
エドゥアール、頼みましたよ。
私は九之池さんに同行しましょう」
とヘーグマンがそうメープルに伝えて、
にょほほと笑った。
「司祭、俺もおっさんに同行してもいいのか?」
と才籐が尋ねた。
「構いませんが、あなたは、アンカシオン教の教団に
所属していますから、報酬はギルドより頂けませんが、
よいですか?」
とメープルが念ため、才籐に確認をした。
「ちっ、それはまあ、いいけどよ。
おっさん、素材の売却分は、貰うけど、いいよな?」
「はあ、才藤さんがそれで良ければ、構いませんが。
売却で得た利益は、均等ですよ。
でなければ、才藤さんは不参加ということで」
と九之池が念のため、才籐に確認をした。
「ちっ、それもまあ、いいけどよ」
と才籐は、不承不承ながらも了解した。
「では、九之池さん、ギルドに行きましょう。
極力、近場の仕事にいたしますね」
とルージェナが九之池の腕を引っ張って、ギルドに向かった。
九之池とルージェナは、近場の魔犬駆除を
ギルドで請け負った。
そこそこの数がいるようだったが、
この程度であれば、住処の破壊も含めて
左程の困難はないだろうとの判断だった。
目的地に馬車で揺られながら、向かう中、
「おっさん、なんでいまさら、なんで魔犬の駆除なんだ?
もっと他にもありそうな気がするけど」
と才籐が疑問を投げかけた。
「えっ、あっと、それは、、、
ここの魔犬がバルザースともベルトゥルとも
違うような感じだったからですよ。
それにどうも緊急性が高いようでしたからねぇ。
それにあれですよ、もしかして、ケルベロスみたいな上位種が
いたら、ヘーグマンさんがいるから、
ラッキーじゃないですか!」
と九之池は、己の希望というか欲望をそのまま、答えた。
「ケルベロスってあれか!
ファンタジーなゲームによく出てくるモンスターだよな。
似たようなのはいるらしいけど、
俺はまだ、見たことないな」
と才籐が言うと、
「炎に強いらいしいですから、
私ではあまりお役に立てないかもしれません。
ヘーグマンさんが同行している今が、
絶好のチャンスですね、九之池さん」
とルージェナが残念そうに話を続けた。
「いや、ルーた、、、ルージェナの蒼い炎は有効ですよ。
炎の盾もおそらくケルベロスの炎を
吸収するだろうし、助かるよ。
それより今回は、それなりに数が多ければ、
睡眠を強烈に誘うような魔術を試してみたいですね」
と九之池がフォローすると、馭者の席より、
「そこまで成長している魔犬は滅多におりません。
あまり期待はせずに。それより、数が数ですので、
取りこぼしと怪我に各々、注意して臨みましょう」
と緊張感のない三人を窘めた。
三人は、表情を改めて、頷いた。
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