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森の獣 2章 召喚されたけど、獣が討伐されていたので、やることないから、気ままに異世界を楽しんでみる
戦略的撤退???
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3~4㎞ほど進むと才籐がこれ以上は絶対に
行かない方がいいと言った。
そして、この地点で確かに直感が鈍くとも違和感を
覚えるほどに空気が淀んでいた。
「なんか空気が纏わりつくね、ルーたん、大丈夫」
と九之池が声をかけると、
ルージェナがこくこくと頷いて、
「嫌な風ですね。纏わりついて、
何か調べられているみたいです」
と言って、左耳のイヤリングを外して、
右手に握った。
「えっ、それほどの事態!」
想像を超える状況に九之池は緊張した。
木々が揺れている。
風の流れと関係なしにゆらゆらと揺れている。
まるで、死へ誘うかのように揺れている。
「司祭、やべぇー。逃げるぞ」
才籐が絶叫した。
「もう遅いです」
短く言うと、メープルはゆらゆらと
揺れる木々の最前面に立った。
「姿を現しなさい」
ゆらゆらと揺れる木々の方に
短くメープル言った。
「くはっ!喰えば喰うほど強くなるが、
混じりものを喰らうとどうもよろしくない。
その点、君らは最高とまでは
言えないが、なかなかな食材だな」
「魔人か、久しく姿を
現したことがなかったが、一体」
とメープルの横に立ち、
剣を構えたヘーグマンが言った。
司祭は無言であったが、何かを
念じているようだった。
それは祈りとは別の何かのように
九之池は感じた。
「さてと、食事にするかな。
抵抗しても構わないが、
あまり煩わせないでほしいものだ。
食事の興を削がれるものでね」
と魔人がにこやかに微笑んで
言っているのだろうと九之池には感じられた。
九之池は魔人と目が合っただけで、脂汗が噴出し、
服が汗でびっしょりと濡れてしまった。
正直、九之池は動く自信がなかった。
足が大地に捕らわれているかのように
その場から、動かなかった。
気絶したり、失禁しないだけでも
御の字であった。
才籐の方に目を向けると、震えながらも
何やら大量の魔石であろうものを握って、
ぶつぶつと何か言っていた。
多分、恐怖を紛らわすための独り言であろう。
エドゥアールは剣を構えて、
ルージェナに何かを指示していた。
その指示に頷き、右腕を突き出して、
詠唱を始めた。
九之池は周りをきょろきょろしていた。
周囲に注意を払っているのでなく、
自分も何か戦闘態勢を取らねばと考えてのことだった。
単に落ち着かないためにきょろきょろしているだけだった。
「むふ、混ざりものの召喚者が二匹か。
それになかなかに力のありそうなのが3匹か。上々」
九之池を除く4名が無言で魔人を見つめている。
九之池はミティーングとかでありがちな
最後の質疑で誰も質問せずに生じる微妙な
沈黙の間に耐えられなくなり、魔人に話かけてしまった。
「すみません、混ざりものって何でしょうか?」
「はあ?お前、何言ってんの?
そんなの召喚された後で、説明されてるだろ。
ってか今、聞くこと?」
と才籐がつっこみを入れてしまった。
他のメンバーは、無言で魔人の動きを追っていた。
「くはっくはっ、ふふぁ。面白い。
非常に面白い。内に秘められた
その力ゆえに余裕があるのか?
まあ、余興だ、教えてあげましょう。
貴様たち、召喚者は、本来、自然の魔素を
集めて、召喚される。それは自然の魔素には、
純粋な思いも邪な思いも無いからだよ。
そして、一人の強い思いがその魔素に注がるとき、
その一つの思いで魔素が染まる。
そして、その思いを実現せし者が召喚される。
人から集められた魔素は、既に人の思いに
染まっているから、魔晶に色々な思いが混ざり、
どのような者が召喚されるかわかならないのだよ。
お前らがそれだよ」
会話を楽しむ魔人だった。
「ありがとうございます。
それとなぜ私たちを食べるんですか?
おいしくないですよ」
と九之池が続けると、流石にその内容ゆえか、
他のメンバーが九之池の方に視線を向けた。
「さあ?強き者を取り込むと、
強くなるらしいと言われているからだよ。
魔神に成り上がった者たちが
そう言っていたらしい。
さして、美味くもないお前らを
喰う目的なんて、そんなもんだ。
さて、そろそろ、会話も飽きた。
軽い運動と食事にするかな」
と魔人が話を切った瞬間、才籐が
手に持っていた魔石を方々に投げ捨てた。
そして、メープルの右腕が
鞭のようにしなりながら、魔人の方へ伸びた。
右の拳が魔人の左頬を殴りつけた。
ぐぎっぃと魔人が唸り、その場を動こうとするが、
その動作は非常に鈍かった。
「おっさん、でかした!」
と才籐が言って、今度は魔石を魔人の
周りに巻いた。
その直後、メープルの右拳が
再び、魔人の顎を打ち上げた。
魔人はふらつきながらも倒れずに
その場にただずんだ。
そして、何かを念じていた。
「今ので、気絶をしませんか、困りましたね」
とメープルがため息をついた。
魔人の周りの地面が盛り上がり、
幾匹かの頭部に小さな角の生えた虎のような獣が現れた。
「ふう、森の獣の雛型ですか」
とメープルが更にため息を重ねた。
「くはっくはっ、奴を知っているのか。
進化なのか退化なのかわからぬが、
とにかく失敗した奴を」
と魔人が言った。
「ええ、倒しましたから」
とメープルが魔人に聞こえるように言った。
「なめるなっ。貴様ごときに倒せる奴ではないわ。
やれっ、召喚者どもを喰い殺せ」
と魔人が命じると獣たちが一斉に
九之池と才籐に向かって、動き出した。
右腕を突き出したままのルージェナが
その瞬間、魔術を解放した。
彼女の青い瞳が凛然と輝いていた。
そして、彼女の後方から、蒼白い焔が
槍のように7つ飛翔した。
九之池と才籐はその焔の色を見て、
溶断の炎を思い出しした。
蒼白い焔は獣に突き刺さり、即死した。
魔人の右腿に穴が開き、熱でその周り炭化していた。
そのためか派手な出血はないようだった。
ルージェナはその場に片膝つき、
息を整えようとしていた。
魔人は、憤怒の表情でルージェナを
睨みつけると、また、何かを唱え始めた。
九之池は魔人よりヘーグマンの
発する殺気に恐怖した。
普段は、ちょっと厳しいことを言うが、
良い方向に導いてくれるヘーグマンの
変わりように彼は言いようのない恐怖を感じていた。
無言のまま、大剣を振りぬいた。
その後に続いて、エドゥアールが死角から、刺突した。
魔人はなんとか躱したが、胸から腰にかけて、
大きく刻まれ、血が噴き出していた。
「ぐぎゃ」
と一言、そして、この一帯を
覆う淀んだ空気が魔人に吸い込まれ始めた。
才籐の投じた魔石がピシッピシッと
鋭い音を立てて、割れていった。
「おいおい、ヤバイ雰囲気ビンビンに
なってきたぞ。司祭、さっさととどめを刺せって!」
と才籐が絶叫した。
「この辺りを覆う結界を失うのは惜しいが、
お前らでおつりは来るな。
知っているか、喰う前に苦痛を
与えると食材がうまくなることは」
と魔人がにやりと笑い、つぶやいた。
行かない方がいいと言った。
そして、この地点で確かに直感が鈍くとも違和感を
覚えるほどに空気が淀んでいた。
「なんか空気が纏わりつくね、ルーたん、大丈夫」
と九之池が声をかけると、
ルージェナがこくこくと頷いて、
「嫌な風ですね。纏わりついて、
何か調べられているみたいです」
と言って、左耳のイヤリングを外して、
右手に握った。
「えっ、それほどの事態!」
想像を超える状況に九之池は緊張した。
木々が揺れている。
風の流れと関係なしにゆらゆらと揺れている。
まるで、死へ誘うかのように揺れている。
「司祭、やべぇー。逃げるぞ」
才籐が絶叫した。
「もう遅いです」
短く言うと、メープルはゆらゆらと
揺れる木々の最前面に立った。
「姿を現しなさい」
ゆらゆらと揺れる木々の方に
短くメープル言った。
「くはっ!喰えば喰うほど強くなるが、
混じりものを喰らうとどうもよろしくない。
その点、君らは最高とまでは
言えないが、なかなかな食材だな」
「魔人か、久しく姿を
現したことがなかったが、一体」
とメープルの横に立ち、
剣を構えたヘーグマンが言った。
司祭は無言であったが、何かを
念じているようだった。
それは祈りとは別の何かのように
九之池は感じた。
「さてと、食事にするかな。
抵抗しても構わないが、
あまり煩わせないでほしいものだ。
食事の興を削がれるものでね」
と魔人がにこやかに微笑んで
言っているのだろうと九之池には感じられた。
九之池は魔人と目が合っただけで、脂汗が噴出し、
服が汗でびっしょりと濡れてしまった。
正直、九之池は動く自信がなかった。
足が大地に捕らわれているかのように
その場から、動かなかった。
気絶したり、失禁しないだけでも
御の字であった。
才籐の方に目を向けると、震えながらも
何やら大量の魔石であろうものを握って、
ぶつぶつと何か言っていた。
多分、恐怖を紛らわすための独り言であろう。
エドゥアールは剣を構えて、
ルージェナに何かを指示していた。
その指示に頷き、右腕を突き出して、
詠唱を始めた。
九之池は周りをきょろきょろしていた。
周囲に注意を払っているのでなく、
自分も何か戦闘態勢を取らねばと考えてのことだった。
単に落ち着かないためにきょろきょろしているだけだった。
「むふ、混ざりものの召喚者が二匹か。
それになかなかに力のありそうなのが3匹か。上々」
九之池を除く4名が無言で魔人を見つめている。
九之池はミティーングとかでありがちな
最後の質疑で誰も質問せずに生じる微妙な
沈黙の間に耐えられなくなり、魔人に話かけてしまった。
「すみません、混ざりものって何でしょうか?」
「はあ?お前、何言ってんの?
そんなの召喚された後で、説明されてるだろ。
ってか今、聞くこと?」
と才籐がつっこみを入れてしまった。
他のメンバーは、無言で魔人の動きを追っていた。
「くはっくはっ、ふふぁ。面白い。
非常に面白い。内に秘められた
その力ゆえに余裕があるのか?
まあ、余興だ、教えてあげましょう。
貴様たち、召喚者は、本来、自然の魔素を
集めて、召喚される。それは自然の魔素には、
純粋な思いも邪な思いも無いからだよ。
そして、一人の強い思いがその魔素に注がるとき、
その一つの思いで魔素が染まる。
そして、その思いを実現せし者が召喚される。
人から集められた魔素は、既に人の思いに
染まっているから、魔晶に色々な思いが混ざり、
どのような者が召喚されるかわかならないのだよ。
お前らがそれだよ」
会話を楽しむ魔人だった。
「ありがとうございます。
それとなぜ私たちを食べるんですか?
おいしくないですよ」
と九之池が続けると、流石にその内容ゆえか、
他のメンバーが九之池の方に視線を向けた。
「さあ?強き者を取り込むと、
強くなるらしいと言われているからだよ。
魔神に成り上がった者たちが
そう言っていたらしい。
さして、美味くもないお前らを
喰う目的なんて、そんなもんだ。
さて、そろそろ、会話も飽きた。
軽い運動と食事にするかな」
と魔人が話を切った瞬間、才籐が
手に持っていた魔石を方々に投げ捨てた。
そして、メープルの右腕が
鞭のようにしなりながら、魔人の方へ伸びた。
右の拳が魔人の左頬を殴りつけた。
ぐぎっぃと魔人が唸り、その場を動こうとするが、
その動作は非常に鈍かった。
「おっさん、でかした!」
と才籐が言って、今度は魔石を魔人の
周りに巻いた。
その直後、メープルの右拳が
再び、魔人の顎を打ち上げた。
魔人はふらつきながらも倒れずに
その場にただずんだ。
そして、何かを念じていた。
「今ので、気絶をしませんか、困りましたね」
とメープルがため息をついた。
魔人の周りの地面が盛り上がり、
幾匹かの頭部に小さな角の生えた虎のような獣が現れた。
「ふう、森の獣の雛型ですか」
とメープルが更にため息を重ねた。
「くはっくはっ、奴を知っているのか。
進化なのか退化なのかわからぬが、
とにかく失敗した奴を」
と魔人が言った。
「ええ、倒しましたから」
とメープルが魔人に聞こえるように言った。
「なめるなっ。貴様ごときに倒せる奴ではないわ。
やれっ、召喚者どもを喰い殺せ」
と魔人が命じると獣たちが一斉に
九之池と才籐に向かって、動き出した。
右腕を突き出したままのルージェナが
その瞬間、魔術を解放した。
彼女の青い瞳が凛然と輝いていた。
そして、彼女の後方から、蒼白い焔が
槍のように7つ飛翔した。
九之池と才籐はその焔の色を見て、
溶断の炎を思い出しした。
蒼白い焔は獣に突き刺さり、即死した。
魔人の右腿に穴が開き、熱でその周り炭化していた。
そのためか派手な出血はないようだった。
ルージェナはその場に片膝つき、
息を整えようとしていた。
魔人は、憤怒の表情でルージェナを
睨みつけると、また、何かを唱え始めた。
九之池は魔人よりヘーグマンの
発する殺気に恐怖した。
普段は、ちょっと厳しいことを言うが、
良い方向に導いてくれるヘーグマンの
変わりように彼は言いようのない恐怖を感じていた。
無言のまま、大剣を振りぬいた。
その後に続いて、エドゥアールが死角から、刺突した。
魔人はなんとか躱したが、胸から腰にかけて、
大きく刻まれ、血が噴き出していた。
「ぐぎゃ」
と一言、そして、この一帯を
覆う淀んだ空気が魔人に吸い込まれ始めた。
才籐の投じた魔石がピシッピシッと
鋭い音を立てて、割れていった。
「おいおい、ヤバイ雰囲気ビンビンに
なってきたぞ。司祭、さっさととどめを刺せって!」
と才籐が絶叫した。
「この辺りを覆う結界を失うのは惜しいが、
お前らでおつりは来るな。
知っているか、喰う前に苦痛を
与えると食材がうまくなることは」
と魔人がにやりと笑い、つぶやいた。
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